【詳細】マハラージャン 新シングル「くらえ!テレパシー」インタビュー

Interviews 音楽 新発売
2023-03-03 17:12:00
2023年1月4日(水)からTOKYO MX他にて放送中のTVアニメ「トモちゃんは女の子!」。オープニングテーマを担当するマハラージャン書き下ろしの新曲「くらえ!テレパシー」のシングルが、2月15日(水)より発売中。 5月27日(土)には、マハラージャン ワンマンライブ「日比谷大宴会~外~」が日比谷公園大音楽堂にて開催される。

今回、SGS編集部がマハラージャンを直撃!社会⼈になってから感じた強烈な劣等感や耐えがたい苦悩、屈辱に苦しんだ結果「スパイス × ダンスミュージック」という現在のスタイルに辿り着いたマハラージャン。働き方改革が問われる現代が産み落とした、スパイス香るアジアの異端児として話題になっている。インタビューではTVアニメ「トモちゃんは女の子!」イチオシのキャラクターや、みんなの記憶に残るために工夫していること、好きなファッション、学生時代の思い出、これから芸能界を目指す読者に向けたメッセージなど、貴重なお話をたっぷりと語ってくれた!

TVアニメ『トモちゃんは女の子!』ノンクレジットOP映像|マハラージャン「くらえ!テレパシー」



Q.新曲「くらえ!テレパシー」は、テレビアニメ「トモちゃんは女の子!」のオープニングテーマだそうですが、主題歌に決まった時どのようなお気持ちでしたか?

マハラージャン:自分がこれまで作ってきた楽曲の作風を振り返ると「主題歌に起用するのは難しそうだな」と思っていたのですが(笑)、アニメの主題歌は素直にやってみたいことだったので、お声がけしていただいてとても嬉しかったです。

Q.「トモちゃんは女の子!」のストーリーや世界観について、どのようなイメージを持ちましたか?

マハラージャン:正直ラブコメに全然触れてこなくて、こういうマンガを読んだことがなかったんです。原作を読ませていただいて、4コママンガなのですが、毎回キュンキュンさせられて。「この物語めっちゃすごいな」と思いました。キャラクターの心理描写も巧みで、キャラクターそれぞれが生きているなと思いました。
Q.イチオシのキャラクターはいますか?

マハラージャン:トモちゃんが思いを寄せている淳一郎です。物語のカギになっているのは「淳一郎がトモちゃんの気持ちに気づかない」というところなのですが、気づかないというよりは、うまく表現できないというか「まだ友達でいたい」という気持ちもあるし、トモちゃんのことを多分好きなんだけど、その感情をうまく出せないところがすごく文学的です。アニメの第一話で、淳一郎がみすずに「トモちゃんにもし彼氏ができたらどうする?」と言われるシーンがあるのですが、淳一郎はみすずを雨の中に突き飛ばすんですね。その時何も言わないのですが、淳一郎の気持ちを物語っていて、そういうところがものすごく味わい深いと思います。

Q.トモちゃんのようなボーイッシュな女の子についてどう思いますか?

マハラージャン:トモちゃんみたいな人がいたら魅力的だと思います。可愛くて元気でまっすぐなところがすごくいいと思いますね。

Q.「くらえ!テレパシー」についてメロディ、歌詞、全体の世界観、歌い方など、特に注目してほしいポイントはどこでしょうか?

マハラージャン:この曲に関しては、アニメの世界観を描きたくて。ドタバタした楽しさがありつつも、思いが伝わらないもどかしさを歌っています。もどかしい思いを一番爆発させるのがサビなのですが、そこで一番声が張るように作っています。歌い方に関しては、サビの部分を大きい声で歌えたと思います。キーや、裏声をどこで使うかなど、すごく考えて今の歌い方にしました。

Q.どんな人、どんな時に聴いてほしいなどをイメージしましたか?

マハラージャン:通勤など、どこかに行く時に聴いてもらえると、気分が上がっていいと思います。アップテンポで明るい曲なので、元気になれると思うんです。オープニング曲として作っているので、始まる感じも出ています。

Q.今回のミュージックビデオで、こだわったポイントについて教えてください。

マハラージャン:「セーラ☆ムン太郎」や「君の歯ブラシ」「その気にさせないで」でお世話になったZUMI監督がまた演出をしてくださいました。ZUMI監督のマハラージャン愛をものすごく感じています。アニメーションがあったりダンスがあったり、映像としてかなり面白い作品になっています。僕も出演しているのですが、監督の思う世界観にどっぷり浸りました。

マハラージャン / セーラ☆ムン太郎 [Maharajan/Sailor☆Mun-Taro] Official Music Video



Q.YouTubeでほかのミュージックビデオも拝見し、動画として見ごたえのある、独特の世界観だと思いました。「人と同じことはしたくない」というお話をほかのインタビューで拝見したのですが、みんなの記憶に残るために、工夫していることはありますか?

マハラージャン:僕の場合楽曲のタイトルが大事になってくるので、それを人一倍考える、そこにすごく悩んだりします。最近思うのは、自分らしさが出る瞬間って会話の中なのではないかと思って。自分が誰かと話している時に出てくる、自分の反応の中からヒントを得ています。

Q.人との会話の中で歌詞のフレーズがひらめく、という感じですか?

マハラージャン:誰かと話していて「それって○○だよね」と相手に言った時に「あ、この表現いいな」と。自分で言ってみて思ったりするんです。

Q.曲作りの際に必ず使っている道具はありますか?

マハラージャン:僕はパソコンとスマホでメモをして歌詞を作っています。ですが、楽器はアナログにこだわっていて。なるべくアナログのシンセサイザーを使ったり、レコーディングもなるべく生の楽器を使ったりするよう心がけています。

Q.初の全国ツアー「夢」を終えたばかりですが、経験してみていかがでしたか?

マハラージャン:「自分が成長できて、いいLIVEができたな」というのが率直な感想です。やはりワンマンLIVEだとお客さんがすごくウエルカムというか、マハラージャンのことが好きという濃度がめちゃくちゃ濃いので、やっていてそれが伝わってきました。僕も今まで結構LIVEを経験してきて、どんどんいいLIVEができて、いい歌ができて、いい演奏ができて、となっていく中で、お客さんとも一体になることができました。

Q.現地の写真を撮る、ご当地グルメを食べる、お土産を買うなど、地方公演の合間に息抜きとしてやったことはありますか?

マハラージャン:行った先の街でこの衣装を着て、もっと写真を撮ればよかったと思います。福岡県の大型ショッピングモールのベンチに座って写真を撮ったのですが、ほっこりした空間にガチで勝負しにきている衣装でいるのが、違和感があって面白かったです。この次はもっとパンチのきいた衣装を用意して、街で写真を撮りたいと思います。

Q.5月に日比谷野外音楽堂でワンマンLIVEが予定されていますが、意気込みを教えてください。

マハラージャン:自分で言うのもなんですが、全国ツアーをやって、すごく実力がついたと思っていて。日比谷の野外音楽堂は夢のステージなので、今までマハラージャンを応援してくれてきた人たちと音楽をやれるのはすごいことだと思います。野外は初めてなので楽しみです。
Q.SGSは原宿系のファッションサイトなのですが、好きな色やお気に入りのファッションアイテムについて教えてください。

マハラージャン:古着が好きで、最近「この店」と決めた店でしか買わないことにしています。個人経営でやっている古着屋さんって、オーナーの人のセンスがいいと、そのお店のセンスが統一されているんですよね。そこでオーナーの人と話しながら買うと、ものすごくいいものが買えるというか。自分に合ったものが買えるので、最近はそのお店でしか買っていなくて。オーナーの才能を信じている感じです。

Q.原宿周辺や都内で思い出の場所はありますか?

マハラージャン:下北沢ですかね。僕がインディーズの頃に出ていたライブハウスが下北だったので、けっこう買い物も下北に行くことが多いです。古着屋さんも下北のお店に行っています。

Q.音楽やファッションのほか、恋愛映画についての情報も発信していますが、好きな恋愛映画について教えてください。

マハラージャン:ウディ・アレン監督の「アニー・ホール」という1977年の映画がありまして、芸術的でめちゃくちゃよかった印象があります。映像のギミックがすごく気が利いています。ウディ・アレンは恋愛についてこじらせている人で、その感情が映像でうまく描かれています。

Q.中高生、大学生の読者も多いですが、ご自身は振り返ってみてどんな学生時代を過ごしていましたか?

マハラージャン:中学、高校と吹奏楽部でトランペットを吹いていて、その頃から音楽をやりたくて。高校に入学してから、いろんな音楽を集めては聴いてということを繰り返していました。ストイックに音楽を集めたり勉強したりしていました。

Q.理系の大学に進学し、Instagramにイラストを掲載するなど、多彩な才能をお持ちですが、学生時代に好きだった科目、得意だった科目について教えてください。

マハラージャン:僕は音楽と美術が好きで、それ以外は正直そんなに勉強する気がなかったのですが、普通の大学を目指すことにした時に、理科系をいろいろ勉強して、物理が好きになりました。物理って意外と面白くて。数式や公式ってパズルみたいなところがあるんですよね。化学は覚えることがたくさんあって難しかったのですが、数学や物理は計算が得意でなくても大丈夫なんです。理論的に導ければ大丈夫なので、ロジックがしっかりしているかどうか、考え方が大事なんですよね。

Q.マハラージャンさんは「社会人なら共感必至のシニカルなリリック」が話題で、ご自身の社会人経験を生かして活動されていますが、これから芸能界を目指す読者に向けて、メッセージをお願いします。

マハラージャン:やりたい人は絶対にやったほうがいいと思います。一歩踏み出せるかどうかが最大の難関ですよね。例えば僕の場合は、音楽活動をするために会社を辞めたのですが、そういう一歩を踏み出せるかどうかがけっこう大きくて。モデルだったり役者だったりの世界に踏み込むのが、まずは大事ですね。あとは、自分のストロングポイントをちゃんと理解することが大事です。起用する立場から見たらどうか、そういう視点で見たほうがいいと思います。誰かと同じになってしまうと、良いほうの人が絶対に採用されます。「この人はこれだな」という自分の持ち味をなるべく人と被らないようにした方が、見つけてもらいやすいです。月並みなアドバイスで恐縮ですが、自分のストロングポイントをさらに磨くのがいいと思います。

マハラージャン - 僕のスピな人 [Official Music Video]



Q.今まで発表された楽曲で、若い女の子に特に聴いてほしいのはどの曲ですか?

マハラージャン:「僕のスピな人」かな。女の子はけっこうスピリチュアルが好きじゃないですか。僕の楽曲は、割と曲の立ち位置が社会的なのですが、「僕のスピな人」は恋愛よりの曲だと思います。

ありがとうございました。

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[プロフィール]
マハラージャン
東京都出身の男性ソロ・ミュージシャン。
大学院卒業後、CM制作会社へ就職。会社員として勤務する傍ら、日夜音楽活動に勤しみ、2019年11月にEP『いいことがしたい』をデジタルリリース。全くの無名ながら、その高い音楽性とユーモアあふれるリリックが話題を呼び、2021年3月に『セーラ☆ムン太郎』でメジャーデビュー。音楽番組や人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」への出演が大きな反響を呼び、同年7月リリースのメジャーデビューCD『僕のスピな☆ムン太郎』は、タワーレコードによる<タワレコメンアワード2021>の「アーティストオブザイヤー2021」を受賞。また第14回CDショップ大賞2022にもエントリーされる。2022年7月には2nd Album『正気じゃいられない』をリリース。メジャーデビュー後初となるワンマンライブをLINE CUBE SHIBUYAにて開催。11月からは、初の全国ワンマンツアー「夢」で全国5都市を巡った。

<マハラージャン>
オフィシャルHP:マハラージャン オフィシャルHP
YouTube: マハラージャン【公式】
Twitter:@MoeChu4
Instagram: @moechu4

新譜概要


【くらえ!テレパシー】
リリース日:2023年2月15日(水)
※TVアニメ「トモちゃんは女の子!」オープニングテーマ

■期間生産限定盤:SECL-2778
価格1,100円(税込)

[CD収録内容]
01 くらえ!テレパシー
02 Shangri-La (電気グルーヴ COVER)
03 くらえ!テレパシー Anime Edit
04 くらえ!テレパシー Instrumental

<ライブ情報>
【マハラージャン ワンマンライブ「日比谷大宴会~外~」】
5月27日(土) @日比谷公園大音楽堂
Open 16:30 / Start 17:30
チケット料金:6500円
チケット先行受付:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2238861

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