【詳細】映画『雪の華』登坂広臣&中条あやみ Wインタビュー

Interviews 映画
2019-02-04 18:42:00
世代や国を超えて愛され続ける冬ラブソングの名曲、中島美嘉の「雪の華」が、5年ぶりの恋愛映画出演となる登坂広臣、そして今最も注目される女優・中条あやみの主演で映画化。 映画『雪の華』は2月1日(金)より公開される。

本作は、余命1年を宣告され全てをあきらめかけた美雪(中条あやみ)と、一見ぶっきらぼうでありながらひた向きに夢を追い続ける悠輔(登坂広臣)の運命の出会いから、1ヵ月という期間限定の儚くも美しい、2人の一生に一度の恋を描いたラブストーリー。

ラブストーリーの舞台は、東京と北欧フィンランド。本編の半分は、フィンランドで撮影され、夏の色鮮やかな街並みや、冬の息をのむほど美しい雪景色、そして葉加瀬太郎が演奏する名曲「雪の華」が、2人に心境に寄り添い、愛の行方をしっとりと彩っていく。1つでも欠けては完成しなかった、最高のキャスト・最高の音楽・最高の映像の融合も見所だ。

本作で期間限定の恋人を演じた、三代目 J SOUL BROTHERSボーカルとしても活躍する【登坂広臣】とモデルとしても活躍する【中条あやみ】。本インタビューでは、東京とフィンランドでの撮影秘話、互いの印象や互いの役で惹かれるポイント、恋=ファッションについてなど、本作の魅力と共に、活躍の幅を広げるお2人の魅力もたっぷりとお届けする。
Q.オファーをいただいた時の素直なお気持ちと、脚本を読んだ時の感想をお聞かせください。

中条あやみ(以下:中条):「「雪の華」は私にとっても小さい頃から聴いていた曲で、日本国内だけではなくて、色んな国の方がカバーをしていたり、色んな国の方から愛されて、現在もみんなが知っている曲なので、そんな名曲の映画はどんな物語になるのか楽しみだった一方、演じる上での責任感が凄くありました。そして脚本を読んでみると、本当に真っ直ぐな恋愛物語で、今まで美雪のような女の子を演じたことがなかったので、演じるのがとても楽しみになりました。」

Q.今まで演じたことがない役柄だったということで、美雪を演じてみていかがでしたか?

中条:「撮影に入る前は、美雪を中島美嘉さんのような大人な女性のイメージで演じていこうと思っていたんですけど、本読みの時に監督が描いている美雪はちょっとあどけない感じというか私が思っていたものと違うことに気が付いて、そこからちょっと軌道修正をしました(笑)。」

登坂広臣(以下:登坂):「「雪の華」は、僕も青春時代に聴いていた曲だったので、それを映像化するとオファーをいただいた時、どんな世界観になるんだろうと凄く興味が湧きました。そして脚本を読ませていただいた時、美雪に余命があったり2人の恋愛に障害はありますけど、凄く美しくてストレートな恋愛物語だなと感じました。

また、撮影に入る前にプロデューサーの方が、フィンランドの雪景色やオーロラなど、映像美を映画の見所の一つにしたいとおっしゃっていましたし、僕自身も脚本を読んだ時にイメージしていたフィンランドの景色と楽曲が自分の中で凄くキレイに重なり合ったのを感じていたので、素敵な映画になるなという確信がありました。」

Q.では、早く撮影に入りたいなという感じだったのでしょうか。

登坂:「そうですね。フィンランドは今回初めて訪れた国だったんですけど、凄く寒くて、風景を楽しむというより本当に全力で撮影に望みました(笑)。なので、試写で改めて美しいフィンランドのシーンを観て、キャストやスタッフと一丸となって寒い雪の中頑張った甲斐があったなと感じました。」
Q.改めて、ご自身が演じた役柄について教えてください。

登坂:「僕が演じたのは悠輔という役です。本当にまっすぐでぶっきらぼうで、ストイックな一面もある男らしい男だと感じました。セリフ一つ一つ、行動一つ一つに男らしさを感じるキャラクターでした。」

中条:「すごく勇気を持っている女の子で、私の残り僅かの命をどう生きるかというのを、強い意志を持って行動に移している子だなと思います。私だったら、いきなり悠輔に声をかけることなんて出来ないし、ポジティブな方に考えることは多分できないと思います。でも美雪は何でも私の力で、良い方に良い方にもっていこうとして、悠輔や色んな人をうまく巻き込んで奇跡を起こしちゃうような、すごくパワーのある女の子だなと思います。」

Q.演じる上で、気を付けたことはありますか?

登坂:「撮影全体を通して、毎シーンごとに監督とセリフの話や、キャラクターの作り方を相談させていただいたので、その環境がありがたかったです。監督も僕と一緒に悠輔を作り上げてくれました。今作はオリジナルストーリーで、キャラクターは一から色を付けられるので、「悠輔ってこういうこと言うのかな?」って思う部分は、疑問が生まれたらすぐに監督と相談しました。「僕だったらこう言いたいんですけど」って。監督も僕の意思を聞いて尊重してくれたので、一緒に作り上げたという感じです。そして中条さん演じる美雪と出会うことで、どんどん新たな人間性が見えてきました。今回、特に周りの方々に引き出してもらって悠輔というキャラクターが生まれたように思います。」

Q.今まで演じたことがない役だったということですが、難しかった部分はあったのでしょうか?

中条:「私にはないポジティブさだったり・・・。この映画には、悠輔と恋に落ちるというのも勿論そうだし、美雪にとって初めての感情が沢山あります。色んな感情を、一回私とは別の所に置いて、美雪の気持ちを考えながら台本を読んだり台詞を言ったりしていました。いつもはわりと私が役に溶け込んだり、役に寄せていく方だったんですが、今回は、溶け込むというのは勿論ですが、演じるというイメージも強かったかなと思います。」
Q.お2人がそれぞれに好きなシーンを1つあげるとしたらどのシーンですか?

中条:「クランクアップの頃に撮影をした、ふいに手を繋いでしまったまま、少し日が沈んだフィンランドの街を2人照れながら歩いてるシーンが好きです。公園の水辺で手を繋いで歩いているシーンがフィンランドっぽくて、景色も綺麗で印象的でした。」

登坂:「僕もフィンランドのシーンです。夏のフィンランドの市場で手を繋いで歩いているシーンや、フィンランドの街を2人で手を繋いで歩いているシーンも好きですね。期間限定の疑似恋愛をしている2人が、異国の地に行ってからより気持ちが通い合い、自分の想いに気づきつつも素直になれない悠輔と美雪の戸惑いが伝わってくる重要なシーンでもあると思うので、夏のフィンランドのシーンが一番好きですね。」

Q.印象に残っている撮影時のエピソードはありますか?

中条:「手を繋いで夏のフィンランドを観光した後、ホテルの部屋の前で繋いでいた手を放してそれぞれの部屋に戻るシーンがあるんですけど、カットがかかった瞬間監督が、「もう付き合っちゃえよ~!」って言ってたのが凄く面白くて覚えてます(笑)。」

登坂:「確かに、そんなに別れ惜しいんだったらもう付き合おうよって思うよね(笑)。」

一同 (笑)

Q.冬のフィンランドロケの思い出はありますか?

登坂&中条:「といかく、寒い!(笑)」

一同 (笑)

Q.そんな寒いフィンランドでの撮影はいかがでしたか?

中条:「本当に声も出ないくらい寒かったです。うっすら明るくなった時間を狙って撮影をしていたので、朝の5時半~6時半の1時間にかけて撮影をしたり。」

登坂:「あったね。」

中条:「そんな絶妙な時間に撮影をする期間が続いたのは、初めての経験でした。あとは、雪しかないフィンランドで自由時間を過ごすのが大変でした(笑)。」
Q.撮影期間は一緒の期間?

登坂:「一緒でしたね。」

Q.自由時間はみんなで過ごされたり?

登坂:「みんなで一緒にご飯に行ったり、次の日が遅いスタートだったり、撮休が一日入っていたりする時は、スタッフのみなさんとビリヤードをやりに行ったりしました。あと、みんなでご飯も行ったよね。」

中条:「行きましたね!」

Q.寒い冬のフィンランドのシーンでいえば、登坂さんが雪の中を走るシーンがとても印象的でしたが、やはり撮影は大変でしたか?

登坂:「足を取られるほど積もった雪の中を走るのは、体力的に本当に大変でした。「引きの走っている画を撮りたいので、めちゃくちゃ走ってください」と指示があったので、結構長い間走ったんですけど、全然カットが掛からなくて(笑)。もしかして自分が気づいていないだけでもうカット掛かってるのかな?と思いながらも、まだ回っているかもしれないので、200~300メートルくらい走りました(笑)。そこでさすがに長すぎるなと思い、後ろを振り返ったら「カットかかってます!」ってスタッフさんが全速力で追いかけてきていて(笑)。そのくらい夢中で走りました。

東京でコンクリートの上を走るのとは全然違くて、雪に足を取られるので走りづらいですし、スノーブーツも履いていないので滑りますし、そういうシーンが多かったので大変でした。だから思い入れもありますし、凄く印象に残っているシーンです。」

Q.夏と冬。1つの作品でフィンランドの季節を2つ楽しまれたということで、贅沢ですよね。

登坂:「そうですよね。フィンランドの2つの顔をみさせていただきましたけど、全然違う景色でした。」
Q.今フィンランドの好きなシーンが出ましたが、東京での撮影で大変だったり、楽しかったり、印象に残ったシーンはありましたか?

登坂:「美雪と出会った橋の上のシーンですね。2人の出会い方も特殊で(笑)。本編でもいちばん最初に悠輔が出てくるシーンだと思うんですが、悠輔の第一声や行動、美雪へかける言葉や態度が、悠輔の人間性が出ているなと思いました。美雪のカバンを盗んだひったくりを追いかけ、カバンを美雪に返して、「声出していけよ!声!」と投げかける、悠輔の強さと優しさとがぎゅっと凝縮されているシーンだと思います。中条さんもあのシーンは苦労したと思いますが、お互いにやりづらいところはないか話し合いながら演じました。映画の冒頭部分、観客の方も注目するシーンだと思うので一番気を使った部分だと思います。」

Q.そのシーンの最後、橋の上で止まって叫ぶところがとても印象的でしたが、いかがでしたか?

登坂:「やりたいようにやらせてくれる監督で、役者が「このセリフを、どう行動して演じるか」を見たいタイプの方でした。橋の上のシーンも台本はありますが「その先は悠輔として考えてください」というパスをいただいたので、無駄なことは考えずに美雪への思いだけを考えて演じることができました。」

Q.中条さんはいかがですか?

中条:「私も橋の出会いのシーンが一番印象に残ってます。100万円を渡した後にデートをすることになるんですが、美雪は、来る気がしない、もしかしたら来ないんじゃないか、とどこかで思っていました。悠輔がちゃんと待ち合わせ場所に来てくれたと思ったら、返事はぶっきらぼう。でもその後に乗った船では、緊張しながらも付き合っている人ってこんな気持ちなんだなと思ったり、デートしているカップルを見ながら羨ましい、私には程遠いと思っていたのに、本当のものではないと分かっているけど、それでもデートができたという幸せな気持ちになったり・・・。そういう部分が私自身ともマッチしたというか、美雪を演じていて美雪の感情に私も温かくなりましたし、悠輔もぶっきらぼうながらにお弁当を食べてくれたりもして楽しかったなと覚えています。」
Q.妹弟とのシーンもありましたが、演じてみていかがでしたか?

登坂:「(僕自身は妹も弟もいないんですが、)悠輔は両親もいなくて、さらに僕が経験したことのない妹弟関係があって、「親代わりの兄貴」ってどんな感じなんだろうと考えました。僕のイメージでは両親がいない分、より兄妹弟の距離が近くてとっても仲良しというイメージだったんですが、2人が緊張しているのが伝わったので(笑)、どうすればその関係性がうまく表現できるかなと考え、思っている以上にもっとグッと距離を詰めたほうがいいと思い、台本にはない弟の頭を引っ叩いたりアドリブを入れました。弟くんには申し訳なかったですが(笑)、2人とも可愛かったです(笑)。」

Q.悠輔の家のシーンで、弟や妹と一緒にいる時の登坂さんがすごくお兄さんっぽかったですよね、中条さんは近くで登坂さんのお兄さん姿を見られてどうでしたか?

中条:「確かにお兄さんっぽかったですね!設定では悠輔が親代わりなんですが、本当に2人のお兄ちゃんに見えたというか、すんなり役に入っていくところが登坂さんは凄いなと思いました。弟や妹とはそこまで沢山のシーンを重ねていないはずなんですが、すっと家族になっていくスイッチの早さというか、馴染み方の早さは本当にすごいなと思いました。」
Q.悠輔が働いているカフェのシーンはどれも素敵だったのですが、先輩役として出演されている浜野謙太さんとの共演はいかがでしたか?

登坂:「沢山笑わさせていただきました(笑)。ずっとふざけてくるので、カメラが僕にしか向いていないときにもずっとふざけてきていました(笑)。先輩役の決定が遅かったんですが、僕(悠輔)にとっては、とても大事な人物なので誰になるんだろうとずっと気になっていました。浜野さんとは現場で初対面だったんですが、リハやテストを重ねて「あっ、こういうかんじか!(笑)」と(笑)。悠輔がカフェボイスで、素を見せられるのもあの先輩のキャラクターあってのことだと思うので、とてもしっくりきました(笑)。雰囲気も含め、あの先輩のキャラクターがこの作品のアクセントにもなっていると思うので、感謝しています。」

Q.中条さんは、浜野謙太さんとの共演はいかがでしたか?

中条:「他の映画に出ている浜野さんも見たことがあるんですが、変わらなくて、どこでもああいう楽しい浜野さんなんだなと思って嬉しくなったりもしました。この映画の新たなスパイスというか、面白いスパイスだと思います。浜野さんがいて和んだりもしましたし、美雪も初めて紹介された身内の人なので、浜野さんを見ると嬉しいです。」
Q.儚く切ない物語でありながらも、2人のキャラクター凄くチャーミングなので笑顔になれるところが凄く多くて、素敵な作品・キャラクターだなと思ったのですが、お2人が互いの役で魅力を感じる・惹かれる部分はありますか?

登坂:「ひったくりされた時に悠輔がかけた言葉をきっかけに、美雪は自分の余命という命の限りを感じて焦りながらも、自分の気持ちを素直に勇気をもって伝えてきてくれるじゃないですか。最初は悠輔も、100万円を渡すから「一ヵ月、私の恋人になってください。」と言われて不思議だったと思います。でも会っていくうちに、デートの後にくるこの寂しさは何だろうとか、美雪に惹かれて変化していく自分の気持ちにも戸惑い、素直になれない自分にイライラしている悠輔を演じて、美雪のようにストレートに想いを伝え続けてくれる女性は凄く素敵だなと男として思いました。あんなにかわいい子にストレートに想いを伝えられて、さぞかし悠輔も嬉しかっただろうと(笑)。」

一同 (笑)

Q.中条さんと美雪のハマり度というか、どこか重なるなと思った面はありますか?

登坂:「中条さんは、初めてお会いする前まで、モデルさんでクールなイメージがあったんですけど、実際に会ってみると、現場の雰囲気を凄く明るくしてくれるし、大阪のチャキチャキな感じで面白いですし、凄く人懐っこくて可愛らしい方でした。

そういう中条さんの人懐っこいところは、美雪と似ているんじゃないかな。ある意味、美雪も凄く人懐っこくないと悠輔に声をかけられないじゃないですか。犬っぽい可愛らしさがあるというか。」
Q.中条さんが思う、悠輔の魅力的なところは?

中条:「悠輔の世話焼きでしっかりした部分と、ちょっと不器用なところ。両方を持っていて、そこが人間らしくて凄く素敵だなと思いました。

ひったくりをされて、落ち込んでしゃがみこんでいる美雪のカバンを取り戻してくれたと思ったら、「声出さねえとわからねえだろ。声出していけよ!声!」って、お説教をしてきたり(笑)。そういう兄貴肌で世話焼きな部分や全てを包みこんでくれるような優しさを持っていて、しっかり者の一方、実は私の気持ちに素直になれない不器用な部分があったり。

悠輔も美雪も本当はお別れしたくないのに離れ離れになってしまい寂しそうにしている所をみると、お互いに不器用で凄く可愛らしいなって思います。

登坂さんもきっと純粋すぎて不器用なところがあると思います(笑)。派手な見た目をしているけど、結構ピュアボーイなんじゃないかなって、共演して思いました(笑)。」

登坂:「バレた?(笑)」

一同 (笑)

Q.現場で登坂さんの優しさを感じる場面もあったんですか?

中条:「はい。本当にみんなに分け隔てなく優しいです。でも、損得とか考えずに優しいから、いつか誰かに騙されちゃいそう(笑)。」

一同 (笑)

登坂:「壺とか買わされそう?(笑)。」

中条:「そうそう(笑)。壺買っちゃいそう(笑)。」

登坂:「気を付けるね(笑)。」
Q.恋をしてから眼鏡を外したり、服装が明るくなったり、美雪の恋をしてからの変化がとても可愛らしかったのですが、お2人が恋をすると変化する部分はありますか?

中条:「私では気づいてないけど、周りの人が見たら絶対に好きな人いるんだろうなってバレてそう。」

登坂:「雰囲気で隠しきれない感じね(笑)。」

中条:「うん。ルンルンしてると思うし、服も無意識のうちに変わってるんじゃないかなって思います。」

Q.ちなみにどの衣装も素敵だったのですが、劇中で美雪が着用している洋服の中で、特に好きだったものを1つ教えてください。

中条:「恋してから凄くカラフルになって、お母さんも「お洋服変わったんじゃない?」って言うくらいわかりやすく変わりましたよね!どれも素敵だったので凄く悩みますけど・・・眼鏡を外した時に着ていた黄色いワンピースは、美雪にとっては相当頑張って着た色だったんだろうなって思うので、好きなお洋服です。」

Q.登坂さんは恋をして変わることはありますか?

中条:「変わらなそう(笑)。」

登坂:「変わらないですね(笑)。悠輔も見た目の面では変わらなかったように、多分自分も同じだと思います。変わった場面でいうと、フィンランドでスーツを着たシーンくらい。スーツもきっと悠輔的には着心地が悪かっただろうなって思います(笑)。そういう変化があったくらいで、悠輔は普段同じような服を着ているタイプだと思うんですよね。ガラス工芸や妹や弟以外には、興味がないというか。他にはあまりこだわりを持っていないキャラクターなのかなと思ったので、劇中で衣装を沢山変えることをしなかったです。」

中条:「ペアルックとかしたい?」

登坂:「したくない(笑)。というか、してもいいんだけどちょっと抵抗があるよね。」
Q.最近のペアルックだと、カラーやワンポイントでスニーカーだけを合わせたりとかありますよね。

登坂:「いやーしたことないですね。でも、たまたま被るのはいいですけど。がっつり被るのは少し恥ずかしくないですか?ボーダーを着て待ち合わせ場所に行ったら、彼女もボーダーみたいな(笑)。」

一同 (笑)

登坂:「革ジャンを着ていって、彼女が革素材を着てるならいいけど、ボーダーを着ててボーダーはちょっと・・・(笑)。」

中条:「でも結構、奇跡的なことじゃない?」

登坂:「でも、そういう被り方は恥ずかしいよ(笑)。」

Q.表情にもでないタイプですか?

登坂:「恋愛にあまり左右されないので、表情にもでないかな。」

Q.劇中ではMA1を着ていたりラフな装いが多いですよね。普段悠輔のようなファッションは着ますか?

登坂:「あまり着ることはないんですけど、今回は着ているものでも悠輔の印象付けをしたかったので、衣装選びでは違うアイテムでも同じような色で似たようなものを着たいと自分から提案をさせていただきました。」

Q.そうだったんですね。確かにジャケットの型が変わっていても全体的に色はカーキを着ている印象でした。

登坂:「そうですね。悠輔は、あまり沢山の洋服を持っているタイプではないと思いますし、生活環境をみても自分の手で弟と妹を生活させているという面もあるので、あまりそこにこだわりがないというのが人間味としてあるのかなと。だから、あえてこだわりを持たずに同じものを大切に着ている人物にしました。」
Q.最後、読者に本作の見どころとメッセージをお願いします。

中条:「この映画は、悠輔の「声出していけよ!声!」の言葉に、美雪が心を動かされて「一ヵ月 、私の恋人になってください。」と一生分の勇気をふり絞って、声を出すところから始まる物語です。私の大切な人にはなかなか言えないことや、ついつい伝え忘れてしまうことは誰しもあると思います。そんなみなさんの背中を押してくれる、ちゃんと声に出して想いを伝えないといけないなと思わせてくれる映画になっていると思いますし、映画を観た人も同じような気持ちになってくださったら嬉しいです。」

登坂:「中島美嘉さんの名曲「雪の華」がタイトルの通りテーマになっていますし、映像の中にはフィンランドで撮影をした綺麗な景色や、音楽では葉加瀬太郎さんが携わってくださっていたり、映像と音楽の綺麗な融合も見所です。

また、2人の間に余命という障害はありますが、三角関係になるわけでもなく、2人で始まって2人で完結していくような、今の時代珍しいくらいにストレートな恋愛物語になっているので、そこも見所として楽しんでいただけたら嬉しいです。」
[プロフィール]
登坂広臣
1987年3月12日生まれ
東京都出身
三代目 J SOUL BROTHERS ボーカルとして、2010年11月に「Best Friend's Girl」でデビューを果たす。2014年公開の『ホットロード』で映画初出演。熱演が話題を呼び、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞、第39回報知映画賞新人賞をはじめとする各賞を総なめにして華々しい俳優デビューを飾る。2017年7月からは、グループ活動のみならずHIROOMI TOSAKAとしてソロプロジェクトを始動。2018年8月からは、自身初となる全国ソロアリーナツアーを開催するなど、唯一無二の唄声を武器に、アーティスト・表現者としても活動の幅を広げている。

[キャラクター紹介]
綿引 悠輔(わたびき ゆうすけ)/ガラス工芸家を目指す青年


中条あやみ
1997年2月4日生まれ
大阪府出身
2011年よりモデルとしてのキャリアをスタートさせ、2017年からは女性ファッション誌「CanCam」の専属モデルに。映画・雑誌・TV・CMと幅広く活躍しており、女優としては2014年の映画『劇場版 零~ゼロ~』で映画初出演ながら初主演を果たす。その後も『セトウツミ』(17)で第71回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を、『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2018年は主演作が2本公開されるなど、今一番次回作が楽しみな女優のひとり。

[キャラクター紹介]
平井 美雪(ひらい みゆき)/余命宣告をされた少女


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映画『雪の華』予告編



<ストーリー>
「余命1年、私の夢――恋がしたい。」

東京-フィンランドを舞台に描かれる、一生に一度、運命の恋。

余命を宣告された美雪の夢は2つ――1つは両親が出会った〈約束の地〉フィンランドでオーロラをみること。そしてもう1つは、人生で初めての恋をすること。ある日、ひったくりにあった美雪はガラス工芸家をめざす青年・悠輔に助けられる。悠輔が男手ひとつで兄弟を育てていること、そして働く店が危機になっていると知った美雪は、「私が出します、100万円。その代わり1ヶ月、私の恋人になってください」と、期間限定の恋を持ちかけて――。

かけがえのない出会いが、美雪に一生分の勇気をあたえて、悠輔の人生を鮮やかに彩っていく。東京と<約束の地>フィンランドを舞台に描かれる、一生に一度、運命の恋。

映画概要


【雪の華】
2019年2月1日(金) 全国ロードショー
キャスト:登坂広臣、中条あやみ、高岡早紀、浜野謙太、箭内夢菜/田辺誠一
主題歌:中島美嘉「雪の華」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
監督:橋本光二郎
脚本:岡田惠和
音楽:葉加瀬太郎

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[HP] 映画『雪の華』

[Twitter] @yukinohanamovie

©2019映画「雪の華」製作委員会

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Comment - 1

ねるねる yoshi3293/1
臣君の恋愛感が聞けてよかったです!

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