【詳細】映画「トリガール!』 土屋太鳳&間宮祥太朗 Wインタビュー

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2017-09-09 09:00:00
作家の中村航が、母校芝浦工業大学の人力飛行サークル“Team Birdman Trial”をモデルに描いた青春部活小説「トリガール!」が、大ヒット映画「ヒロイン失格」の英勉監督の元、土屋太鳳が新境地となる“人生流されっぱなしの毒舌女子大生”を演じ、間宮祥太朗&高杉真宙、池田エライザ、ナダル、矢本悠馬という、今最も勢いのある若手キャストを迎え実写映画化!!

生きたアドリブが飛び交う本編に、早くも、ゆきなと坂場先輩のやり取りが面白すぎると話題沸騰中!パワフルな毒舌全開!汗と笑いと絶叫の先に、恋よりもトキメク最高の夏がある!人力飛行サークルを舞台に描く、空飛ぶ青春エンターテインメントが誕生だ!

そんな話題作で、TBT初の女性パイロット・ゆきなを演じた土屋太鳳と、絶大なパワーを持つTBTのエースパイロット・坂場先輩を演じた間宮祥太朗の今をときめく注目の2人に、笑いあり、涙ありのアドリブ噴出の気になる撮影秘話について、お互いの驚きの第一印象についてなどなど、豪華対談インタビュー!
Q.完成した映画を観た感想は?

土屋太鳳(以降:土屋):「もう、本当に間宮祥太朗くんが最高!と思って。観終わった後にすぐに伝えたくらい、それくらい祥太朗の魅了が詰まっている作品だなと思います」

間宮祥太朗(以降:間宮):「正直、撮影している時から面白い映画になるなって確信はあったので、観た時も自分の撮っていた時の感触というか、みんなで撮影していた時の感触を超えて面白いなと、自分が出ているにもかかわらずそう思える映画っていうのはやっぱりいいなって思いました。あとは、老若男女誰でも楽しめるエンターテイメント性もすごく感じて、ラブコメといいつつ、スポコンでもあり、青春の群像劇でもあって、本当に作品としての間口が広いなっていうのも思いましたね。一緒に観た僕の事務所のマネージャー陣も、女性なんですけど心から凄い面白かったって言ってくれたんで、本当に観てくださった方には楽しんでいただけるんじゃないかなって思っています」
Q.観て改めて印象に残ったシーンは?

土屋:「ラストのコックピットのシーンが印象に残っていますね。その後に、2人でヨットに乗っているシーンも凄く印象的でした」

間宮:「印象に残ったというか、僕が個人的にいい時間だったなと思うのは、プラットホームで2人で座っているシーン。想像してください。土屋太鳳とプラットホームで、めちゃめちゃいい景色、いい夕日。あのいいムードの時間の中、ドローンで撮影している時は、全くスタッフの方が周りにいないという。これは…恋かな?って」

土屋:「恋じゃないよ(笑)」

間宮:「(笑)いやでも、この時間一生続いてもいいなって思うくらい。そこでsecret baseがかかって。よかったですね」

土屋:「プラットホームの夕日のシーンは鳥人間コンテストが行われていた日で、あとだったんです。泣きながら(機体を)引っ張っていたり、反省会をしていたり、そういうのを拝見したので凄い身が引き締まったというか。より切なかったよね、あのシーン」

間宮:「まぁ、ゆきなも言っていますからね。「フライトはもう始まっているような気がする」って。で俺も「フライトはまだ続くような気がする」って。鳥人間コンテストの番組では、やっぱりそこのメインのところしか見れないんですけど、この作品の言いたいことって、鳥人間コンテストに出場するチームに関わらず、ある目的を達成するまでには、ちゃんと助走があるんだって。なかなか見れない、そういうところを、セリフ的には訴えていると思うんです。それも含めて見れるのはいいですよね」
Q.初共演ということで、最初に会った時のお互いの印象は?

間宮:「会った時は率直にちっちゃいな!っていう。一番最初に土屋太鳳ちっちゃいな!って思ったのは覚えてますね。でも、今回一緒にやるっていうのと、がっつりバディになるっていうのがあったので、撮影に入る一ヶ月くらい前に太鳳の映像を観ていました。それもあって、どんな人なんだろうと思いつつも、なんとなくイメージはある段階で会えたので、スッと入れた気はします」

Q.土屋さんは?

土屋:「なんだろう?怖いっていうイメージもないし、顔がキレてる?」

間宮:「顔がキレてる!?(笑)俺の顔キレてるの?(笑)」

土屋:「強面?顔にキレがある!そんな強そうなイメージがありました。でも、強かったり豪快な部分もあるんですけど、凄く知的で、繊細さもあるし。何度も言わせていただいているんですけど、幕末の武士のような感性を持たれた方で」

間宮:「幕末の武士のような感性!俺、攘夷の精神持ってないよ(笑)」

土屋:「幕末の武士のような佇まいといいますか、凄く和が似合うといいますか。撮影中にちょっと時間が空いて、京都に一緒に行かせていただいたんですけど、京橋が凄く似合うんですよ。ビールを持っているのを撮った、京橋と犬と祥太朗みたいな一枚があって、それが和だなぁ、武士だなぁって思いました」

間宮:「俺は武士じゃねぇ(笑)」
Q.毒舌キャラだったりと今までにない土屋さんの魅了が引き出された作品だったと思うのですが、改めて、共演された間宮さんから見た土屋さんの魅力は何ですか?

間宮:「コメディっぷりというか。本当に反射神経とエネルギッシュさが女優さんの中でもかなりズバ抜けてるなって印象があります。まだ、太鳳と一緒に仕事してない同じ年くらいの役者には、本当に「一緒に仕事すると楽しいですよ」っていうのは言っていて」

土屋:「嬉しい…!でも祥太朗が拾ってくれるからだと思います。」

間宮:「それもあって(笑)。俺がこういう性格なんで、太鳳が気を使われているというか優しく優しくされているのを見ると、もっといじっちゃえよって思っちゃうんだよね、俺はね(笑)」

Q.ちょっとSっ気がでていますか?

間宮:「いや、本当にいじればいじるほど、面白いというか。その返しも、また凄い愛嬌があって(笑)」
Q.今回土屋さん自身が新しい役柄だったと思うんですが、今後挑戦してみたい役はありますか?

土屋:「あまり他の役と何かが変わったっていう違いは実はあまり感じていなくて。パワーを出す方向が違うだけで。やりたい役というよりかは、女優さんって資格もないし、試験もないし、だから修行が凄い必要だなって思っていて、演じれば演じるほど、自分の未熟さも感じてくるし。だからこういう役がやりたいというよりは、今は、いろんな役をやって修行をして、いっぱい経験をして、一つ一つを大事にしていれば、その時の自分に合った役がくるのかなって思っています。こうやってトリガールで祥太朗と出会えたように、一つ一つを大切にやっていけば、今回のような役にも出会えるのかなと思います」

Q.撮影中、間宮さんに振られて、何か困ったアドリブはありましたか?

土屋:「毎日困っていました。笑いを堪えるのが大変で。その場に合ったアドリブ、ちゃんと的に当ててくるというか。生きたアドリブ、生き物のようなアドリブを振ってくるので、つい笑わないよう、笑いを堪えるのが大変でした」

間宮:「いや、堪えられてないってば(笑)」

土屋:「堪えたんですけど、堪えきれない、お腹の底から笑うようなアドリブをしてくださるので、それに必死で返すといいますか。負けてられない!って思って(笑)」
Q.アドリブが多かったということですが、最も印象に残っているアドリブのシーンは?

間宮:「アドリブに失敗した話なんですけど」

土屋:「そんなのあったっけ?」

間宮:「トンネルが2つあってさ。そこの前に俺が先にバイクでついて、後から(土屋さんが)きて隣に止まって「ビンディング外せるようになりました」みたいことを言いながら俺の周りをクルクルクルクル回りながら、カチャカチャカチャカチャ、ビンディングを外したり付けたり外したり付けたりするシーンがあるんですけど。それがあるテイクで全く外したり付けたりができなくて。上手くいっていないのに「上手くいってるでしょ」って言ってきたから、これ言ってみたらどうなるんだろうって思って「全然上手くいってねぇじゃねぇか!」って言ったら、凄い食い気味に「ごめんなさい!!」って返ってきたのが、面白かったですね(笑)あれは、現場も笑いに包まれて(笑)。あのシーンは英監督も好きだって言っていました」

土屋:「2つトンネルの入り口があるのを別れて進んでいくんですけど、別々で行った時の(間宮さんが)「なんでそっち行くんだよー」っていうのもアドリブだったよね」

間宮:「あれもともと別れていく予定だっけ?別れて行った、太鳳がそもそもアドリブじゃない!?」

土屋:「あ、そうだ!」

間宮:「トンネルが2つあって、別々じゃなく2人で同じトンネルから行けばよかったんですけど。多分一番最初は、たまたま別々に行っちゃって、それを「なんでそっち行ってるんだよ」って俺がツッコんだら、英監督がそれ面白いねってなったんだよね」

土屋:「それで別れて行こうってね。ほかにも、現場で生まれたことを凄く大切にしてくださる監督で、現場も本当に笑いであったり、笑顔で包まれているんですけど、ただ笑っているだけじゃなくて、それをむしろ燃料にするというか。本番でよりリアルを求めていこう、って思える緊張感もありましたね。だから、一人一人のスタッフさんも凄くプロフェッショナルで、カッコいいっていう言葉が似合う、そんな現場だったと思います」

[プロフィール]


土屋太鳳
1995年2月3日生まれ
東京都出身
2005年「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」で最年少にして審査員特別賞を受賞。2008年に「トウキョウソナタ」でスクリーンデビューを果たし、「釣りキチ三平」(09)のゆりっぺ役に抜擢されるなど本格的に女優の道を歩き始める。その後NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)、「鈴木先生」(11・TX)、「日輪の遺産」(11)などを経て、2013年『果てぬ村のミナ』で映画初主演。2015年から放送されたNHK連続テレビ小説「まれ」のヒロイン=津村希役をオーディションで射止め、一躍国民的人気女優に。以降、映画、ドラマ、CMと幅広い活躍を続けている。主な出演作に映画「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」「人狼ゲーム ビーストサイド」(いずれも14)、「図書館戦争 THE LAST MISSION」「orange」(共に15)、「金メダル男」「青空エール」(共に16)、「PとJK」「兄に愛されすぎて困ってます」(共に17)など多数。また「8年越しの花嫁」(12月16日公開)が待機している。

間宮祥太朗
1993年6月11日生まれ
神奈川県出身
中学生時代から雑誌モデルとして人気を博し、2008年「スクラップ・ティーチャー~教師再生~」(NTV)で俳優デビュー。ドラマ、舞台と精力的に活動し、2012年に「ヴァージン 30代篇「ふかくこの性を愛すべし」」で本格的に映画初出演を果たす。主な出演ドラマに「ヤンキー君とメガネちゃん」(10・TBS)、「3年B組金八先生ファイナル」(11・TBS)、「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(11・CX)、「山田くんと7人の魔女」(13・CX)、「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(14・NTV)、「水球ヤンキース」(14・CX)、「学校のカイダン」(15・NTV)、映画では「ライチ☆光クラブ」「高台家の人々」「黒い暴動」「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」(いずれも16)、「帝一の國」「お前はまだグンマを知らない」(共に17)など話題作に続々出演している。また、「不能犯」(2月1日公開)が待機している。


映画概要


【トリガール!】
9月1日(金) TOHOシネマズ新宿、他 全国ロードショー!
出演:土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙、池田エライザ、ナダル、矢本悠馬 ほか
監督:英勉(「ハンサム★スーツ」「高校デビュー」「ヒロイン失格」ほか)
原作:中村航(「100回泣くこと」「デビクロくんの恋と魔法」ほか)


[HP] 映画『トリガール!』公式サイト


©2017「トリガール!」製作委員会

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