【詳細】映画『帝一の國』菅田将暉 インタビュー

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2017-04-28 12:49:00

集英社から発行されている月刊漫画雑誌「ジャンプSQ.」で2010年から6年間連載された、古屋兎丸による同名の漫画作品『帝一の國』が、菅田将暉を主役に迎え2017年4月29日(土)より公開される。

また帝一のライバルとなる超個性的な生徒の面々を演じるのは、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら主役級の若手俳優陣。さらに永野芽郁、吉田鋼太郎らが共演する。監督は『ジャッジ!』『世界から猫が消えたなら』など話題作を手掛けてきたCM界の鬼才・永井聡。脚本は『ROOKIES』のいずみ吉紘。主題歌はクリープハイプが書き下ろす。まさに異色にして破格のコメディ・エンターテインメントが誕生する!!

美麗な作画と異色の物語のギャップが漫画ファンのハートを掴み、2014年には舞台化も実現。某野球ドラマよりも熱く、某医療ドラマよりも汚い、生徒会における頭脳戦と権力闘争が描かれるサバイバルコメディ作品だ。

そんな話題作で、生徒会長選挙に命をかける主人公・赤場帝一を演じ、もともと原作の熱心な読者だったという今最も勢いのある若手俳優の一人である菅田将暉に、今回の作品にかけた想い、共演者との撮影エピソード、さらに女の子の好きなファッションや、自身で今流行っているファッションのこだわりについても、魅力を余すことなくインタビュー!
Q.出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。

菅田将暉(以下:菅田):「元々原作ファンだったので、嬉しかったですし、この役は他の人に演じられていたら悔しいなって気持ちが勝手にあったので、よし!って感じでしたね。元々古屋先生の漫画が大好きなので、これは自分が役者をやってなくても好きな作品だったんですよ。必ずしも好きな漫画の役を全部やりたいとは違うんですけど、その中でも「帝一の國」って作品は古屋先生の作品の中でもちょっと異色で、ちゃんとエンターテイメントをしていて、そしてどこか明るい作品で。実は地味な生徒会選挙って戦いなのに、古屋先生のキャラクター達の濃さと、表情と、物語によって、エンターテイメントになっているっていうところが、今っぽくもあるんですよね。そして、帝一のビジュアルも含め、這いつくばっている感じ が、なんか好きで。帝一って、家柄も申し分なし、容姿端麗、成績優秀だし、普通に生きようと思えば普通に生きれるんですよ。でも、それじゃダメだって、総理大臣に、トップを目指して僕の國をつくるんだって、ある種自分でどんどん、狭き門、狭き門って、苦しいところに身を置こうといている帝一がなんか好きで、演じたいなって思っていましたね」

Q.完成した映画を観た感想

菅田:「確かなのは、全員が全員、暑苦しくて本気なんだなって伝わってきたことがよかったことですかね。その、パワーの出所を気にしなくていいくらいみんな本気で。それがビシビシ伝わって来たので、まずはそれでよしかなって思いました。勿論笑い所もありますし、笑ってたらいつの間にかほろっと来るところもあるし、ちゃんとエンターテイメントになってるな、良かったっていうのが今の感想です」

Q.野村さんと古屋先生と並んで観たってTwitterで拝見しました。何か話されましたか?

菅田:「そうですね。ずっと僕と周平がゲラゲラ笑ってて、さぞかし古屋先生は観にくかったと思います(笑)古屋先生からは、面白かったよとか、凄く帝一だったねっとか、沢山嬉しいことを言っていただいて。原作者と主演者とは思えないくらい他人行儀にこの映画のことを語れたのでよかったですね」

Q.演じる上で、好きな作品だったからこそ大変だったことはありますか?

菅田:「そうですね。先入観がいっぱいあるので、それは良くないなと思っていて。だから、なるべく監督やプロデューサー、周りの人のオーダーを聞くようにして、客観視することを凄く大切にしました。でも永井監督には全て任せられたので、あとは、やるだけって感じでしたね。あとは、髪型の七三1つにとっても、僕が普段する七三と逆なんですよ。そんな大した問題に聞こえないかもですけど、これが結構な問題で。髪って生え方があるので、なんか違和感があって、言ったら後ろ向きに歩けって言われているようなものなんですよ。そのストレスとか、原作を好きがゆえに、そこは忠実にしたいけれども、どっか自分の肉体は疲労していく感じが随所にあったので大変でしたね」

Q.それは、監督に委ねることによって乗り越えていったんですか?

菅田:「そうですね。とりあえずなんでもやってみようって現場だったので、引き算の現場というか。もうやり過ぎ、やり過ぎで、後は編集がどうにかしますっていう現場でした」
Q.この映画に臨む前に野心というか意気込みというか、こういう風にやりたいって思って臨まれたことはありますか?

菅田:「1つは、果たし状じゃないですけど、他の同世代の役者が観た時に、うわ出たかったなって、なんで俺出てないんだろうって思わせる作品にしたいなっていうのがありました。そして、恐らくこれだけ20代前半の男で、その中でもただアンダーグラウンドなものだけをやっている奴らじゃなく、いろんなところに怖気づかず飛び出している奴らが集まって。そいつらが、中心で頑張る映画って、今ないと思うんですよ。なんかそういう意味での果たし状というか、こんな奴らがいますよって。観ている人にも、記憶にドーンって残せたらなって思っています」

Q.実際作品が出来上がって、その手応えはありますか?

菅田:「手応えはありますね!誰も埋もれてないですし、みんなちゃんと記憶に残るし。特にこのメンバーは、このキャスティングで大成功ですし、みんなハマってる。多分それぞれがそれぞれ、パーソナルな部分でもハマっているんでしょうね。(役者の世界は)嫉妬の世界でもあるので、よくあの役が良いなとか昔だったら多かったと思うんですけど、今回に関しては誰もないと思うんですよ。それぞれがそれぞれ自分がこの役にハマっているって自覚していると思いますし、それを楽しんでやっているのが見えたので。バランスが凄くよかったと思いますね」
Q.菅田さんが「帝一を演じるのは自分しかいない」っておっしゃっていると耳にしたんですが、それはご自身と近い部分があるからってことですか? 

菅田:「大分、それは飛躍されてますけどね(笑)でも、同世代で一番、七三を愛してやっているのは断トツで僕だと思います!(笑)あと、帝一と同じで、野心の塊であったり、帝一の人前に出た時にそんなに感情を出さず、家とか誰か信頼できる人となにか企んでいる時が一番テンションが上がるっていうのは凄くわかりますね(笑) 役者業ってあくまで役を演じるだけで、プライベートは見せなくていいんですけど、帝一の人前に出た時に感情を見せないところをみると、気質が役者っぽいのかなって思います。あとは、どこか身を削って、例えばローランドの下につく時はそれに徹するとか、一方菊馬には負けないようにするとか、その辺の小器用なところもぽいなって思いますね」

Q.帝一の好きなところは?

菅田:「靴まで舐めてっていうか、要は勝ちゃいいんだよっていう本気なところ。でも勝ちゃいいっていうだけじゃなく、自分なりの美学をもってやっているところが好きですね。あと、帝一って間違っていることはちゃんと謝るし、素直なんですよ」

Q.その帝一に感じられた美学ってどういう所ですか?

菅田:「帝一の美学は、勤勉で、ちゃんと真面目に一生懸命頑張るところじゃないですかね。元々父から続く因縁を背負い、何が何でも一番を目指す。そのために、日々を全部費やすって、なかなか出来ないことだし。平成世代にはどこにもいない生き方ってところになんか憧れもあります」

Q.ビジュアル面も忠実に再現されているなと思ったのですが、劇中のローランドに対しての、あなたの犬になりますの目はどう意識してやられたんですか?

菅田:「眼球自体には感情ってないんですって。要は光量の調節だけなので、科学的には。目の周りの筋肉や、瞼とかで感情が出てるみたいです。よく目のお芝居とかいうんですけど、あれは目を意識するだけじゃダメだったり難しいんですよ。でも、間宮祥太朗って男自身が、僕にとっては同世代で、学年でいうと1個下なんですけど、普段から頼り甲斐のあるライオンのような男で、絶対王者のような感じがあるんですよ。だから、僕も純粋についていきますって表現できんだと思います」

Q.象徴的なシーンで靴を舐めるシーンがあると思うんですけど、ちなみに菅田さんは今までの人生の中でそこまでしてもいいって思ったことはありますか?

菅田:「残念ながら、ないです(笑)帝一は、目標が明確にあるからでしょうね。自分も目の前にどうしても成し遂げなければいけないことがあって、この人の靴を舐めればいいってなったら舐めますけど、現実は他にも選択肢はあるので。あとはプライドの問題なので」

Q.劇中で同世代とのやり取りが多い中で、お父さん役の吉田さんとのシーンがアクセントになっていて、映画ではデフォルメされている部分もあって、とても面白かったんですが、あのシーンは菅田さんと吉田さんがぶつかり合ってるなって感じたんですけど、その辺のエピソードをお聞かせください

菅田:「いや、ほんと疲れました。この映画のクランクインが鋼太郎さんとの家のシーンから始まったんですよ。帝一って学校ではそんなに人前で感情を出さないんですけど、実は湧き上がる気持ちとか、感情ってものを人一倍持っているんです。実行している時は、意外と冷静なんだけど、それ(感情)が、見え隠れするのは作戦を練っている時なのかな。だからやっぱり、作戦を練っている家では、父の前では、情けない自分もスッと出せているんですよ。本当だったら、原作の父親とのお風呂のシーンとか、背中の悶々の下りとかやりたかったんですけど、それは2、3(続編)に乞うご期待ってことで(笑)でも、鋼太郎さんだったから僕もああいう風にできたんだと思いますね」

Q.鋼太郎さんの方から仕掛けてきた感じですか?

菅田:「それはありますね。2人でやっていって、どんどんヒートアップしていっていつの間にかあんなことに(笑) 」

Q.やる前にこうしようとか話していたわけじゃないですよね?

菅田:「そうですね。この映画のテストのくだりは、最初の大事な掴みなんで、あそこでお客さんがこいつら本当に本気なんだな、でもなんか馬鹿だなって、そういうことじゃないだろうって、そのくらい感じてくれたらいいなって思って演じてました。この映画は、小さなところに一喜一憂する帝一のリアクション芸みたいなところがあるんで。その一喜一憂の最初のくだりとして、鋼太郎さんがいるとていうのは凄く心強かったですね」
Q.同世代の出演者が多い現場だったと思うんですが、現場の雰囲気はどうでしたか?

菅田:「男子校ですね。箸が落ちても笑うような。バカばっかりなんで(笑)今回、みんなで裸になって撮影することが多かったくらいで、なんか本当に特段ここで喋るような内容もないんですけど、ただ楽しい現場でした。いまだに、グループLINEみたいなもので掛け合いがずっと続く現場っていうのも凄く珍しくて。元々みんなこの作品に入る前から知り合いだったので、このメンバーと、いったら普通の友達としても関係が成立しているメンバーと、大きな映画をやれるというのは嬉しいですけど、なんか変な感じもしましたね(笑) 」

Q.先ほどご自身を野心の塊だって仰ってましたが、皆さんはどうでしたか?

菅田:「似たように、みんな熱いというか。でもやっぱり、映画って1人じゃ作れないじゃないですか。なので、仲もいいし、でも勿論なあなあになることもないですし、距離感が程よいんですよね。お互いにプライベートのことはどうでもよくて、カメラ前でのやり取りを毎日ちゃんとしに来ている感じというか。でも、みんな生き生きとしてましたね」

Q.みんな仲良しということだったんですが、みなさん主演を張られるような方々だったじゃないですか、バチバチしたりとかはなかったんですか?

菅田:「本番中は、ある種バチバチだったりもしたんですけど、でも多分、共通認識として、お互いがお互いを蹴落とし合うというよりは、それぞれが好き勝手やって、作品がよくなればいいっていう解釈ですかね」

Q.映画の中で帝一と光明の信頼関係がよく描かれていたと思うんですけど、菅田さんにも光明のような存在はいますか?

菅田:「いますね。補佐の男ではないですけど、でもある種そういう技術を貸してくれるパートナーはいっぱいいて。例えば洋服作りの人であったり、音楽の人たちであったり。自分の知らないもので、僕がやりたいって思ったことを手助けしてくれる人は各分野でいっぱいいますね」

Q.そういった方々と信頼関係を築くことで、役者においても、プライベートにおいてもこの人たちと関わって良かったって思える瞬間ってありますか?

菅田:「いっぱいあります。例えるなら飲みに行くようなもので。僕はあまりお酒は飲まないんですけど、お酒を飲む人だったら仕事が終わって、とりあえず飲みに行って、わーって喋って飲んでっていうのがモチベーションに繋がったり、なんか忘れられたり、活力になると思うんですよ。一見、何も生まれてないようで、どこか自分が大切にしている時間っていうか。そんな話を一回、祥太朗ともしていて、祥太朗たちが飲みに行く時間のように、僕は服をつくったり、音楽をやったり、真っ白なパズルをやったり。そういう時間って、ないとやっていけないと思うんです。僕が今日もこうやってここに起きて来れてるってことは、そういう人たちのお陰だと思います」

Q.白いパズルってなんですか?比喩ですか?

菅田:「現実にありますよ。絵柄がないんで、めっちゃ難しいです。150ピースくらいのものから2,000、3,000ピースのものまで売ってますよ。元々は、自分で絵を描いてやるものだったり、単純に地獄を提供したいっていう、ドMの人のものだったり(笑) 」

Q.何故それがお好きなんでしょう? 難しいところに身を置く帝一と繋がるところがあるとか?

菅田:「なんででしょうね。そんなストイックではないですけど、淡々と何かをやるのが好きなんだと思います。ちょっとでも時間が空くと色々考えてしんどくなるので、今は、無意識のうちに集中できる物があった方が1回脳を休められるからですね。結構大変なんですけど面白いんですよ。まずは、形状の類似したもので分けていって、そこから外のパーツだけを埋めて、1個1個地道にやっていくのが。でも一切やる必要はない(笑)まあ、こういう場で喋れるんで、報われたなって思います」
Q.タイプの異なった6人のキャラクターがいて、帝一は美美子や光明から凄く好かれてるんですが、もし菅田さんが女の子だったら好きになっちゃうなって思うキャラクターは誰ですか?

菅田:「恋愛でですか…誰もいないですね(笑) 」

Q.弾くんとか?

菅田:「弾はね、爽やかすぎるんですよ。ただ、旦那さんとしては凄く魅力的だと思いますよ。ちゃんと家事もできるし、人当たりもいいですし。それに苦労もしているから、旦那さんとしては凄く素敵だと思いますけど。他は森園かなー。他はしんどそうですからね(笑) 」

Q.同性だったら?

菅田:「男としては、帝一みたいな、菊馬みたいな人間は好きですけど。異性でみた時はもう、最悪ですよね(笑) 」

Q.帝一と光明の友情を超えたくらい仲が良いことが伝わる2人のシーンが映画で忠実に再現されていたんですが、実際打ち合わせもされたんですか?

菅田:「そんなに話し合ってはないです。志尊淳は可愛いですけど、あいつは根っからに男なんで、で僕も男なんで(笑)単純に一緒にいる時間は増やさないとなって思って、この中だと唯一、2人で飯行って、古着屋にも行きましたね」

Q.お2人のファッションの趣味が同じだったりするんですか?

菅田:「古着屋に普段あまり入ったことがないって言っていて、手は出したいけど、でも敷居が高く感じて難しいんですよって言っていたんで、じゃあ1回行ってみようかってなって一緒に行ったんですよ」

Q.そういったプライベートでの出来事もシーンに生かされましたか?

菅田:「それもありますね。あと、この世界にいると、役で男とキスをすることもあるので、カメラ前でのそういう抵抗感みたいなものはもうなくって。そこは、完全にボーイズラブにはしたくはなくて。いわゆる、女房役といわれる帝一にとっての光明は、男色ともまた違う信頼関係なんですよね。古屋先生の漫画ってそういう物が多いですけど、でも今回は、どこか観ているお客さんも純粋に感動できるハグがしたくて。美美子に助けてもらいながら「光明~~~!!」って(笑)、いくシーンもあるんですが、そのシーンもそれぞれが凄くピュアに大事に想っているからの行動だって表現できたので良かったです」

Q.劇中で帝一は昭和レトロなファッションを着ていましたが、実際昔流行ったファッションが復刻したりしますが

菅田:「ファッションはいつだって昔のリメイクですからね。時代がどんどん20年周期くらいで、あの時のあれかっこいいよねっていうように輪廻のようにまわっていって。そこにどこかその時の時代っぽさっていうのが加わっていく感じで」

Q.菅田さんは普段帝一のような昭和レトロなファッションは着られますか?

菅田:「帝一系のファッションが着たくてこの作品に出たんですよ。あのフレアとか、上下チェックのスーツとか」

Q.フレアの花柄のスーツの着こなしが素敵でした!

菅田:「特に、あれはやっぱり他の人に着られたくないなっていうのが僕の中でありましたね。あれ作ってもらったんですよ。原作通りに上下花柄のスーツはどっかで着たくて、それにカラーのサングラスを合わせて、七三っていうのが帝一だなって。でも、探してもないから、衣装さんが昔のカーテンを使って作ってくれたんです」

Q.では、菅田さんのアイディアなんですね?

菅田:「そうですね。監督とも是非これはやりたいですねって話していて」

Q.他のコーディネートも菅田さんが提案して形にしていったんですか?

菅田:「パンツのシルエットとか。あと、今回は評議会員全員の制服をそれぞれのサイズでオーダーで作っているんですよ。だから、痩せていったら少しつまんで、綺麗に見えるようにとかやっていましたね」
Q.自身のファッションへのこだわりについて

菅田:「その時にやっている作品も結構影響してくるんですけど。やる気が起らない時は起らないので。例えば、地方泊まり込みで、場末の男の子とかやっていたら、バッチバチに決めたくなくなってくるんですよね。しんどいっていうか、役に迷惑というか。いちいち、家をでて現場ついて着替えてって時間が毎日あるので、出来るだけ役でいれる時間が長い方がいいなって。ただ、好きなことをしてもいいってなると、最近はエナメルだったり、パイソンだったり、ベロアだったり、目立つ素材ですかね。最近だとシルクのシャツとか流行っていたりするけど、なんかそういう素材が好きですね」

Q.劇中のデートシーンなどで美美子も昭和レトロな可愛らしい洋服を着ていましたが、女の子が着ていたらいいなと思うファッションはありますか?

菅田:「最近好きなのは、細いパンツにブーツを合わせるみたいな。でもどこか、ジャージで抜け感をつくっていたり、色があったりとか。ハードな雰囲気をかもし出しつつも、メイクや髪型なのか、肌のちょっとした露出なのか、どっかで丸みを感じたいというか。そういうのが好きですね。でも、結果これが私だっていう人が素敵ですね。ファッションを楽しんでるな!、ってくらいがいいです。」

Q. 最後に、本作の見所や読者の皆さんへメッセージをお願いします。

菅田:「ファッションにおいては、それぞれが割とこだわりを持ってやっています。菊馬の髪型とか、原作と比べても完璧ですからね(笑)!ビジュアルに関しては、それぞれが自分を鼓舞するための演出だったりするので、それがファッションとも似ていると思います。例えば、光明だったら目と唇に意識が向きやすい髪型になっていたり、ポージングになっていたりするんですよ。ファッションって要は、アイデンティティにするかなので。いろんなことをしたくなるのは分かるけど、一点集中の方がパンチとしては効くというか。そういう面では、キャラクターのビジュアルを観てファッションや、自分を表現することの参考にもなる作品にもなっていると思うので、ファッションが好きな方には自分の出し方というか、こういうところをみて欲しいっていうキャラクターの特徴みたいなものをビジュアル面からも感じ取って観て欲しいです。」

[プロフィール]


菅田将暉
1993年2月21日生まれ
大阪府出身
2009年、「仮面ライダーW」で俳優デビュー。2013年の主演作『共喰い』では、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作に『そこのみにて光輝く』(14)、『暗殺教室』(15、16)、『二重生活』(16)、『ピンクとグレー』(16)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『セトウツミ』(16)、『何者』(16)、『デスノート Light up the NEW world』(16)、『溺れるナイフ』(16)、『キセキ-あの日のソビト-』(17)、『銀魂』(17)、『あゝ、荒野』(17)、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(17・声優)、『火花』(17)。


映画概要


【帝一の國】
2017年4月29日(土)よりロードショー
出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎、木村了、鈴木勝大、萩原利久、岡山天音、井之脇海
監督:永井聡
原作:古屋兎丸「帝一の國」(集英社ジャンプコミックス)
脚本:いずみ吉紘
音楽:渡邊崇
主題歌:クリープハイプ(ユニバーサルシグマ)

[HP] 映画『帝一の國』

[Twitter] 映画「帝一の國」

©2017フジテレビジョン 集英社 東宝
©古屋兎丸/集英社

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Comment - 1

ゆー chanyu5/9
菅田くんへのインタビューは、本当に大好きです❤️sgsさんありがとうございます。これからもたのしみにまってます

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