【詳細】映画『四月は君の嘘』石井杏奈&中川大志Wインタビュー

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2016-09-10 04:27:00
2011年5月から2015年3月にかけて月刊少年マガジン(講談社)で連載され、全11巻で累計発行部数500万部突破(2016年7月現在)、第37回講談社漫画賞受賞、フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化(2014年10月~2015年3月放送)と話題を呼んだ新川直司による漫画『四月は君の嘘』が広瀬すず、山﨑賢人のダブル主演で映画化。公開に先駆け行われた出演者たちや監督が登壇する完成披露などの試写会では「キュンキュンできる!」「めちゃめちゃ感動して泣ける!」とラブストーリー好きの女の子達の間で話題沸騰に。

そんな話題作で、天才ピアニスト・有馬公生(山﨑賢人)の幼馴染み澤部椿と渡亮太を演じたE-girlsの石井杏奈と、NHK大河ドラマ「真田丸」への出演を控える中川大志の2人に作品について、さらに恋愛について対談インタビュー!

Q.まず、本作への出演が決定した時の気持ちはいかがでしたか?

中川大志(以降:中川):「僕は、普段から漫画などは読まないのですが、それでもこの作品の名前は聞いたことがあるくらいファンが多いことは知っていたので、その作品に出られると聞いて嬉しかったです。出演が決まってすぐに原作を読んで、そこで感じたストーリーの魅力が、台本にも反映されていたので、これは生身の僕たちがやることで、より身近でリアルな熱を観た人へ届けられたらいいなと思いました。

あと、他の3人のキャストを聞いた時にみんな知っていたので、このメンバーでこの映画を創る事ができるんだって、楽しみな気持ちがとても大きかったです。」

石井杏奈(以降:石井):「私はこの作品への出演が決定した時、まず漫画を台本を頂く前に読みました。すでにその時点で“椿”役であることも知っていたので、椿を重点的に読み進めて、ものすごく共感して感情移入してしまいました。でも、作品が出来上がって“公生”にも“かをりちゃん”にも感情移入できて、台本を読んだ時、私自身で描き出していた映像から何倍も何十倍も素敵にスクリーンに映し出されていたのに感動しました。

お話をいただいた時点では、漫画が原作なので、とてもプレッシャーでした。原作ファンにとってそれぞれに描き出す像があるわけで、それを私がどう表現すればいいのかってすっごく悩みました。

漫画を読んで、台本を読んで、その段階ではどんな風に映像化されるのか?って、キラキラしたストーリーや、友だちや恋愛などは想像できましたが、その中にある切なさはどう表現するのか。」
Q.年齢の近いほぼ同年代の人だけで創る作品と、先輩方とで創る作品だと気持ちの面で違いはありますか?

中川:「先輩方に囲まれる作品に出させていただく現場では、芝居だけでなく、現場での姿勢などを学ばせてもらうことが多いですね。同世代になると、僕の感覚的には、お互いが触発し合っているというか、意識し合っている部分が表には出さないけど、絶対みんなどこかしらに持っているから、お互いに探り合いながら自分の役を全うしていくっていう感じが楽しいです。同じ世代だからこそお互い意識してると思いますけどね。」

石井:「同じ世代の人たちで創られる作品って、みんなスタートがかかった時点で同じスタートラインに立っていられるから、その近さというか、距離感が近いので気持ち的にはリラックスして役に打ち込めます。先輩方とのお仕事だと、学べる部分が多いのでどんどん吸収してます。」

Q.自分の演じた役で演じる上で心掛けたことは?

石井:「元気で真っ直ぐで自分には鈍感な子な“椿”ですが、台本を読んでいて“椿”の背中を押してあげたいって私自身が思えたので、スクリーンで“椿”を観た人が背中を押したい!って思ってもらえるよう、全霊をかけて真っ直ぐに、ただただ純粋に真っ直ぐに演じました。」

中川:「“渡”は、サッカー部のエースで、凄く女の子からモテて、チャラチャラしてて、お調子者で、一見なにも考えていないようにしか目には映らないけど、実は人一倍みんなの事を見ていて、物事を客観的に冷静に見極められる大人な部分を持っているキャラだと僕は思いました。だから一番“かをりちゃん”“公生”“椿ちゃん”のことを思っていて、なにげないことでも、核心をついたことを言ったりするけど、「えっ? お前がそんなこと言えるんだ」ってギャップ感があったりして、そこがカッコいいなと僕は思えたので、そんな“渡”の友だち思いの熱い部分であったり、大人びた表情を出せればと思い心掛けました。」
Q.舞台が鎌倉でしたが、景色がすごく美しかったですが、お2人の心に残っているシーンは?

石井:「自転車の2人乗りのシーンが本当に綺麗で、海と空と青春を感じましたね(笑)」

中川:「うん、うん。しかも何回も何回も再撮して、200mくらいの距離を、返送車にカメラを乗せてそれを僕たちが自転車で追いかけながら撮影しました。スピードを合わせたり、距離感を合わせるのが中々に難しくって。何回も何回も撮影しては、アングルを変えてみたりなんかもして、走ってはまた自転車で戻って、また行って戻ってって。炎天下のなかでずっとやってましたね(笑)」

石井:「天気も良くって、行って戻ってを繰り返したのでそれがまた良い運動になって、それで余計、暑かったです(笑)」

中川:「でも、このシーンくらいでしか、というと変ですが、なんか体を張るところがなくって(笑)。すずちゃんはヴァイオリン、賢人はピアノで撮影がスタートする前から頑張ってて、なんかそんなことも考えてたら、がむしゃらに漕いでましたね。僕も頑張ってるよ!って、みたいな(笑)。」

石井:「そうそう(笑)。頑張って、きつくって、一番印象に残ってます。」

中川:「確かに。あと、落とさないようにって、神経も使いましたね(笑)。」

石井:「主演の命を預かってますからね(笑)。」

中川:「安全運転。でも爽快感も大事にしたかったから、結構なスピードを出してましたね。」

石井:「2人して本気で漕いでました。」
Q.ちなみに映画のタイトルにかけて、最近ついた“嘘”はなんですか?

中川:「僕は、嘘をつかない人間なんで、ないです(笑)。」

石井:「嘘だ(笑)!」

中川:「はい!これでーす(これが嘘です)。あっ、これ良い答え方見つけた!めっちゃ良い逃げ方、思いついたかも(笑)。教えませんけどね(笑)。」

石井:「私は、ありますよ。しかもつい最近。私の誕生日が7月にあったのですが、その日、E‐girlsのリハーサルがあって、それが終わった後でみんなでご飯を食べに行ったんですが、実はそれが私へのサプライズパーティだったんです。でも実はちょっと気付いていたのを、気付いてないって嘘言っちゃいました(笑)。」

中川:「あー、何かあるな〜って無意識にかまえてたんだね。」

石井:「そうなんですよ!実はかまえてて。でも、知らないフリしてないと、どんな表情していいのか分からなかったので。そういう嘘をつきました。」
Q.普段の学校生活は?

中川:「仲の良いいつもの男3人のメンバーで、これまたいつも決まったルーティンで過ごしてる感じで、ごくごく普通ですね(笑)。最近はあまりやってないですが、“人狼ゲーム”とか流行ってた時はクラスみんなでやってました。今もたまにやってますね。」

石井:「へー。私は学校ではないですが、撮影現場とかで生徒役の同世代の子たちが多い現場の時とかは、結構“人狼ゲーム”が流行ってて、現場で10人くらいでやってるとものすごく時間がかかっちゃって(笑)。逆に学校ではそうでもなかったりして、普通に仲の良い子たちとおしゃべりですかね。」

中川:「流行ってるっていったら、流行ってるんだね。」

Q.お二人は普段どのようなファッションですか?

中川:「僕は、古着が多いですね。ストリート系ではなくて、シャツとか結構好きなので、シャツにスラックスとか合わせたファッションをしてますね。割と変わった形のものとかも好きなんですよね。」

石井:「最近は撮影とかになるとすぐに着替えてしまうので、着やすくて脱ぎやすいファッションが多いです。ワンピースはもちろん、カジュアルにTシャツとデニムとか、下はダボッとしたボトムスに、上はピチッとしたコーディネートが多いです。オフの日なら、この季節だと、花柄とか華やかな柄を取り入れて、でも良く歩いたりするので、基本的には動きやすいファッションです。」
Q.最後に、本作の見所についてお願いします。

中川:「同世代の女の子達に一番観てほしい作品に仕上がっていて、こんな青春をしてみたい、とか、こういう友だちを作りたいな、とか、そんな風に思って観てもらえたらすべてが見所ですね(笑)。あとやっぱり、タイトルにもある“ひとつの嘘”が暴かれた時に、今ある時間が当たり前じゃない、いつどんな風に無くなってしまうか分からないからこそ、今を当たり前に思わず全力に今しかない!と、4人みたいに楽しもうって思ってもらえたら、凄く嬉しいです。」

石井:「良いコメント!渡は、イイこと言うな〜(笑)。」

中川:「よっしゃ!」

石井:「私も、大志君と同じ思いなんです。中高生くらいの女の子たちにとって、結構いいセリフが沢山あるので、そのセリフに背中を押されたり、共感したりとか多いと思うので、ひとりひとりの感情に合ったセリフに注目してもらえたらと思います。」

[プロフィール]


石井杏奈
1998年7月11日生まれ
東京都出身
2010年、雑誌「ニコ☆プチ」モデルとしてデビュー。2011年に「VOCAL BATTLE AUDITION 3 〜For Girls〜」のダンスパフォーマンス部門に合格し、E-girlsのメンバーとなり、翌2012年日本テレビ系ドラマで女優デビュー。2017年春には映画「スプリング、ハズ、カム」で主演に抜擢。

中川大志
1998年6月14日生まれ
東京都出身
NHKドラマ「わたしが子どもだったころ」の再現VTRで俳優デビュー。2010年公開の「半次郎」にて映画デビュー。資生堂「シーブリーズ」でその爽やかな笑顔でたちまち女子高生たちに人気に。

ドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」と「南くんの恋人」で主要キャラを演じ、さらに2017年2月25日(土)より公開の映画「きょうのキラ君」で主役を演じる。


映画概要


【四月は君の嘘】
2016年9月10日(土) 公開
原作:新川直司 「四月は君の嘘」(講談社刊)
監督:新城毅彦
出演:広瀬すず、山﨑賢人、石井杏奈、中川大志、甲本雅裕、本田博太郎、板谷由夏、檀れい
主題歌:いきものがかり「ラストシーン」(EPIC Records Japan)

[HP] 映画『四月は君の嘘』

[Twitter] 映画「四月は君の嘘」

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©2016フジテレビジョン 講談社 東宝
©新川直司/講談社

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