【詳細】『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』城桧吏 インタビュー

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2025-06-27 20:00:00
Z世代を中心に多方面で大ウケの深夜ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(通称:おっパン)の映画化が決定!2025年7月4日(金)より全国公開。

2024年1月に東海テレビ・フジテレビ系の土ドラ枠で放送されるやいなや、「TVer」初回再生回数が1週間で89万回を達成し、東海テレビ制作史上歴代1位(2024年1月当時)となる大記録を打ち立てた“おっパン”。それだけにとどまらず、「2024年日本民間放送連盟賞」において、テレビドラマ部門 優秀賞を受賞したほか、練馬ジムによる原作も国内累計閲覧数 8,400 万回以上(2025年3月時点)を誇るなど、まさに社会的話題を集めた。

世間の古い常識や偏見で凝り固まった昭和の“おっさん”が LGBTQ+、推し活、二次元 LOVE、メンズブラ……といった新しい“常識”に出会ったことで、少しずつアップデートしていくロールプレイング・ドラマとして、大きな話題を呼んだ本作。映画版でも、絶賛アップデート中の主人公・誠を演じる原田泰造を始め、「おっパン」ファミリーが総登場!誠との友情関係により、彼をアップデートさせたゲイの大学生・大地を演じる中島颯太(FANTASTICS)。誠の息子でメイクや可愛いモノ好きの高校生・翔を演じる城桧吏、誠の娘でBL 好きな大学生・萌を演じる大原梓。めでたく大地とパートナーとなった円を演じる・東啓介。大地の母・美穂子を演じる松下由樹。誠の妻で、ボーイズグループ推し活中の美香を演じる富田靖子らが続投。新たなアップデートに挑むオリジナルストーリーが展開される。

映画版からの新キャストとして、大地(中島颯太)がアルバイトを始めたペット用品店「エルモッサ」の店長・佐藤に曽田陵介。誠のさらなるアップデートに、大きな鍵を握る人物となっている。また、進路に悩む萌に影響を与えることとなる伝説の編集者・鎌田陽一役には、ロックバンド・ウルフルズのボーカルとして、アーティストとしても第一線で活躍を続けるトータス松本が決定!ウルフルズは主題歌「青春」と挿入歌「おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!」の2曲を担当する。

今回本作で、主人公・誠の息子 翔(かける)を演じた【城桧吏】を直撃!翔を演じて勉強になったことや、演じていて印象的だったシーン、ご自身がアップデートしたいことのほか、「好きって難しい」と感じる瞬間や、10代のうちにやっておきたいこと、Z世代の読者に向けた見どころについても語ってくれたよ☆
Q.映画化が決まったときのお気持ちを教えてください。

城桧吏(以下、城):「ついに映画化するんだ」と思い、本当に嬉しかったです。 それぞれのキャラクターがどのように成長しているのかがすごく楽しみでした。現場に入って、ドラマ版と同じ監督さんや、馴染みのあるスタッフの皆さんの顔が見られて、本当に嬉しくて。「おかえり」と迎えてくださって、温かい現場だなと改めて思いました。

Q.沖田家の愛犬・カルロスとの再会はいかがでしたか?

:僕のことをめちゃくちゃ覚えてくれていて(笑)。カルロスは「こまち」という名前なのですが、「こまち!」と呼びながら会いに行ったらこっちに走ってきてくれて、本当に可愛かったです。
Q.映画版では、翔は繊細さを残しつつも自分から行動を起こせるようになっていて、ドラマ版からの成長が感じられます。翔の魅力はどういうところだと思いますか?

:芯の強さというか、相手に何を言われてもぶれない軸が翔の中にあって。そういう芯の強さがあるからこそ、ドラマ版から映画版で成長が見られたのではないかと思います。

Q.翔を演じて、自分の中で勉強になったことや、気づきみたいなものはありましたか?

:僕は今年高校を卒業したのですが、翔の性格が、自分の中に少しずつ入っているなと感じています。映画版でも、翔がいろんな人に話しかけていたり、相手のことを気にかけていたり、そういうシーンが見られます。僕も翔に出会ったことで、友達に自分から話しかけに行くけるようになりました。同年代の人たちに話しかけにいくのが苦手だったのですが(笑)、結構話せるようになってきて、翔を演じて自分の性格も少しずつ変わっているのではないかと思います。
Q.沖田家でのシーンや学校のチャリティイベントのシーン、バーベキューのシーンなど、楽しいシーンも盛りだくさんです。演じていて印象的だったシーンについて教えてください。

:僕、食べるシーンが大好きなんですよ(笑)。単純に美味しいからなのですが、バーベキューのシーンでも、監督に「まだ食べちゃダメだよ」と言われて(笑)。食べるシーンの時はいつもスタッフや共演者の皆さんに「このシーンが終わったら食べていいからね」と言われていて、甘やかされているなと思います(笑)。

Q.どんな食べ物がお好きなんですか?

:お鍋が好きです。豆乳鍋とかキムチのお鍋とか。辛い食べ物が大好きなので、プライベートでも韓国料理屋さんによく行っています。

Q.食卓のシーンでお鍋が出てくることもありますよね。

:お鍋が出ると、テンションが上がりますね。お鍋ってみんなで囲んで食べるじゃないですか。やはりそれが一番楽しいなと思います。
Q.ドラマ版のクランクアップの時に大号泣してしまったそうですが、映画版ではどういう感情が押し寄せていましたか?

:「クランクアップです」と言われて、コメント撮りをして「よし、今回泣いてないぞ」と思っていたんです。でも最後のほうで監督の話を聞いていたらやはり泣けてきてしまって(笑)。ドラマ版からスペシャルドラマ、映画と撮影して、スタッフさんたちとキャストの皆さんたちとの仲が良かったからこそ、お別れするのがすごく悲しくて。だから泣いてしまったのかなと思います。

Q.「おっパン」という作品は、城さんの中でどういう存在になっていますか?

:自分自身演じていて勇気づけられ、そして自信もついた大切な作品の一つになっています。そして、素敵なキャラクターがいて、観ていても楽しくて、温かさを感じることができる作品です。
Q.本作は原田泰造さん演じる誠が価値観をアップデートしていくお話です。城さんご自身は「自分のこういうところをもっとアップデートしたい」などはありますか?

:僕、「話すと子どもっぽいね」とよく言われるんですよ。もう18歳になったので、大人っぽく振る舞えるようになりたいと思います。

Q.「敬語をきちんと使えるようになりたい」などですか?

:もちろんそういう部分も学んでいかないとと思うのですが、僕は、会話に本当にしょうもないボケを挟んで話してしまうので、友達から「小学生みたいだね」とよく言われて。小学生の弟がいるのですが、弟と話が合うので、本当に小学生みたいなところがあるんだなと自分でも思います。なので、そろそろ大人になりたいなという思いがあります。
Q.弟さんや自分より年下の人に対して、ジェネレーションギャップを感じたり、「今の小学生、こんな感じなんだ」と驚いたりなどはありますか?

:今の小学生って、僕が小学生の時と変わらないんだなと思いますね。僕が小学生の時に流行った遊びだったり、ネタであったり、年代が変わってもずっと引き継がれるんだなと思いました。「今これが流行っているんだよ」と弟から教えてもらって、「それ、僕が小学校の時も流行っていたよ」と言ったら「お兄ちゃんの時もあったの?」みたいな。本当に変わらないなと思います。

Q.昔から「ゲームが好き」とお話しされていましたが、今でもゲームがお好きなのでしょうか?

:ゲームは大好きです。ゲームをしている時は幸せですね。友達と一緒に武器を持って闘うゲームをよくやっています。

Q.可愛いものも好きで、「ペンギンのぬいぐるみを集めている」というお話もしていましたが、まだ継続しているのでしょうか?

:継続中です。全く同じ種類のペンギンのぬいぐるみを弟と一緒に集めていて、家に10個くらいあります。母親から見たら、どれがどのペンギンなのかわからないらしいのですが(笑)。

Q.同じぬいぐるみでも違いがあるのでしょうか?

:同じぬいぐるみでも一つ一つ形が違ったり、鼻の位置が違ったり、毛並みが違ったりするんですよ。ピヨ太郎とかピヨ次郎、ピヨマメ、ピヨノコと、「ピヨ」の付く名前をつけています。
Q.「好きって難しい」という本作のテーマが、映画版ではより強く出されていたと思います。城さんご自身は、これまでそういう感情を抱いたことはありますか?

:結構あると思います。お芝居はもちろん好きですが、やはり難しい部分がたくさんあるじゃないですか。得意な役だったり、少し苦手な役だったりはどうしてもあるので、演技は好きだけど難しいなと思います。

Q.城さんご自身が今一番好きなものや、大切にしていることについて教えてください。

:自分の時間を作るのは大切だなと思いますね。夜に自分の時間を作れたら、友達と話をしながらゲームをしています。
Q.SGSは10代から20代までの原宿系ファッションが好きな女の子が読者層です。城さんは今18歳だそうですが、10代のうちにやっておきたいことはありますか?

:最近「筋トレをしたいな」と思い始めたんです。現場でお会いした方で、鍛えている体格の良い方がたくさんいらっしゃって、それを見ていたら、今から始めたほうがいいのかなと思い始めました。

Q.「まずはこれから始めたい」などはありますか?

:まずは太るところからです。やせ型なのでたくさん食べて体重を増やして、基礎的な胸筋や腹筋を頑張って鍛えたいなと思います。

Q.「10代の読者のみんなは、これをやっておいたほうがいいよ」などはありますか?

:やはり大人になるとだんだん自由に遊べなくなっていくし、自由な時間も減っていくと思います。学生時代はその時しかないので、学校に行って、友達と話して遊んでというのが、何よりも幸せな時間になると思います。
Q.学校のシーンだと、野球部の人たちやギャルたちと一緒にいるシーンもありました。一緒に撮影していていかがでしたか?

:久しぶりに会ったのですが、前よりもさらに仲良くなったと思います。撮影が終わった後にみんなと食事にも行きました。

Q.ちなみに何を食べに行ったのでしょうか?

:韓国料理です。初めてイカの踊り食いを食べました(笑)。口の中に吸盤がくっついて、めっちゃ楽しかったです。

Q.本作はZ世代の方からも注目されている作品です。公開を楽しみにしているZ世代の読者に向けて、見どころを教えてください。

:「好き」を大事にしているところは、ドラマ版からスペシャルドラマ、そして今回の映画でも、本当に変わらないなと思います。この作品を観て、少しでも何かの力になれたら、勇気に繋がったらなと思います。見どころとしては、今回キャラクターそれぞれが本当に成長しています。翔が支えられる側から支える側へと成長していく部分も観ていただきたいなと思います。

ありがとうございました。


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[プロフィール]
城桧吏
2006年9月6日生まれ。東京都出身。
第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「万引き家族」(18)に主人公一家の長男・祥太役で出演し、世界中から注目を集める。
主な出演作に、大河ドラマ『西郷どん』(2018年)、映画『約束のネバーランド』(2020年)、主演映画『都会のトム&ソーヤ』(2021年)、『GHOSTBOOK おばけずかん』(2022年)、Netflixシリーズ『阿修羅のごとく』(2025年)など。
11月よりNetflixシリーズ『イクサガミ』が配信開始。ほか中国映画「ベストフレンド」へのトリプル主演も決定している。

本予告


映画概要


【映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!】
7月4日(金) 全国ロードショー
出演:原田泰造
中島颯太(FANTASTICS) 城桧吏 大原梓 東啓介
松下由樹 / 富田靖子
主題歌:「青春」ウルフルズ(Getting Better / Victor Entertainment)
オープニング:「アプデライフ」FANTASTICS(rhythm zone)
挿入歌:「おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!」ウルフルズ(Getting Better / Victor Entertainment)
原作:「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」練馬ジム(「LINEマンガ」連)
監督:二宮崇
脚本:藤井清美
音楽:鈴木ヤスヨシ
製作:映画「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」製作委員会
制作:東海テレビ放送 The icon
制作協力:ヒューマックスエンタテインメント
製作幹事・配給:ギャガ

公式サイト:『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』
公式X:@oppan_movie
公式Instagram: @oppan_movie
公式TikTok: @oppan_movie

©練馬ジム | LINEマンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会

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