【詳細】『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』水上恒司 インタビュー

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2025-05-02 11:00:00
1978年の発売から47年。長らく愛され続ける国民的おかし「たべっ子どうぶつ」は、さまざまな動物をかたどったビスケットにその動物のアルファベットが記され、「おいしく、楽しく、食べて学ぶ」をテーマに、日本はもとより世界20カ国以上で販売されるギンビス社のロングセラー商品。パッケージにあしらわれたどうぶつたちのキャラクター商品は、近年若者を中心に爆発的人気を誇り、ついに「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」として、絶賛公開中!

本作でアニメ声優として初主演を飾るのは、Travis Japanの松田元太!アイドルグループとしての活動はもちろん、俳優・声優業やバラエティ番組でもひっぱりだこな松田が、たべっ子どうぶつたちのリーダー・らいおんくんを元気いっぱいに演じる。

さらに、ぞうくん役に注目作への出演が続く水上恒司が本作で声優初挑戦、映画オリジナルキャラクターとなるぺがさすちゃん役に2025年後期放送のNHK連続テレビ小説でヒロインを演じる高石あかりが決定!

さるくん役には藤森慎吾、かばちゃん役には蒼井翔太、うさぎちゃん役には小澤亜李、ねこちゃん役には水瀬いのり、きりんちゃん役には東山奈央、わにくん役には立木文彦、ひよこちゃん役には間宮くるみと、人気・実力を兼ね備えた錚々たる面々が勢揃い!

ひょんなことからたべっこどうぶつたちと行動を共にすることになる、おかしが大好きで食いしん坊な女の子・ペロ役に、大野りりあな。らいおんくんと訳あって一緒に行動することになる、見た目はかわいいが口の悪い小さなわたあめ・ゴッチャン役に、関智一。ペロと共に暮らしていて、おかしが大好きだが、いつもムスッとしていてあまり笑顔を見せない。頭脳明晰なスイーツランド大学の教授・マッカロン教授役に、大ベテランの大塚明夫。更に、本作のヴィランでこの世から、わたあめ以外のすべてのおかしを排除し、世界征服を目論む恐るべき巨大な最凶わたあめ・キングゴットンを、これまた大御所声優である大塚芳忠が演じる。かわいいだけが取り柄のらいおんくんたち、たべっこどうぶつは、果たして、キングゴットンの陰謀を止めることができるのか!?

今回、本作でぞうくんを演じた【水上恒司】を直撃!ぞうくんの魅力や注目してほしいポイント、声優に初挑戦するうえで意識したこと、松田元太、髙石あかりの声の印象のほか、ご自身の推しキャラクターや好きなお菓子、普段癒しを感じる瞬間、禁止になったら困るものなど、ファン必見のマル秘エピソードが盛りだくさん♪
Q.今回演じたぞうくんの印象や、魅力について教えてください。

水上恒司(以下、水上):ぞうくんは、らいおんくんの後ろを3歩下がってついて行くキャラクターです。僕はよく「昭和の香りがする」と言われるのですが、昭和の作品では「女性は2、3歩下がって男性の後ろをついていく」という姿が描かれています。令和の今の時代からするとあまり良くない考え方なのですが、その中にも美学があるというか、描かれてきたドラマがたくさんあって。ぞうくんはいい女房というか、らいおんくんが道を間違えないように、時にはバシッと指摘して、間違った道に行くほうがらいおんくん自身のためになる場合は、放置して。「こういうキャラクターがいてくれたら嬉しいな」と思います。
Q.水上さんとぞうくんとの共通点や、逆に「違うな」と思った部分について教えてください。

水上:僕はこんなに知性、ないですね(笑)。知的ではないので。でも、僕は(野球で)キャッチャーをやっていたので、周りが見えているというのはわかる気がします。ただ、視野の広さをぞうくんはきちんと活用できているので、そこは僕と違いますね。

Q.今回声優初挑戦だそうですが、事前に準備したことや、声だけで表現するうえで難しかったことについて教えてください。

水上:より記号性が求められる世界だなと思ったので、その訓練をしました。あとはもう今まで実写でやったような役作りの仕方というか、アプローチの仕方をした感じです。

声優さんの熱心なファンの方々は、声優さんのSNSをチェックしたり、ラジオを聴いたり、作品以外の部分でも声優さんを追いかけていると思います。ですが僕はまだまだそこまで行かない人間だからこそ、顔や姿形は浮かんでこないけれど、キャラクターとして成り立つというところを目指しました。
Q.松田元太さん、髙石あかりさんの声の印象や、演技の印象について教えてください。

水上:松田くんは、らいおんくんそのままですよね(笑)。今の多様性の世の中、「人生の主人公は自分自身だ」という考え方が主流ですが、とはいえ、やはり人を動かしていくことができるのって、多分らいおんくんのような人だと思うんです。松田くんは、そういうキャラクターを演じるにふさわしいものをお持ちなんだろうなと思います。

髙石さん演じるぺがさすちゃんは、ひよこちゃんに対して「ちょっと何言ってるかわかんない」というセリフを言うときがあるんですね。ひよこちゃんがピヨピヨしか言わないから。ちょっと冷たいキャラクターになりそうなところを、母性というか、愛を持って伝えるというのを、22歳というご年齢で、しかも声の演技でやれてしまうんだというのが、僕はすごく印象的でした。

Q.お2人からかなり刺激を受けたのですね。

水上:そうですね。ご一緒することができて楽しかったです。実写の世界でも、またお2人とご一緒できたら面白いなと思います。
Q.完成した作品を観て「ぞうくんのこんなところにぜひ注目してほしい」と思った部分について教えてください。

水上:僕の感覚からすると、ぞうくんはアイドルグループである「たべっ子どうぶつ」たちの中でも黒子というか、裏方性が強くて品の良いキャラクターだと思います。僕は俳優として自分が表舞台に出ないといけない立場であるからこそ、裏方に徹する難しさというか、裏方の方々のおかげで僕は表舞台に立てているので、その方々の品性ってすごく好きなんですよ。「たべっ子どうぶつ」たちの中ではぞうくんが一番品性があるのかなと思い、僕はそれを大事に作っていきました。

Q.らいおんくんとぞうくんが、別行動するシーンもありますよね。

水上:ずっとらいおんくんの横にいたのに、一緒に行かんのかい(笑)、と思いました。
Q.ぞうくんを演じるときは、「たべっ子どうぶつ」のメンバーを包み込むような発声になったのでしょうか?

水上:僕は最初、大きい体の持ち主ということで、ぞうくんらしいというか、もう少しこもった声を出そうとしたんですよ。ですが監督には「君らしさのある声を出してほしい」と言われて。きっと監督は、包み込むような声を狙っていたんだろうなと思いました。

Q.魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、水上さんの推しキャラクターについて教えてください。

水上:キングゴットンがいるお城「スイーツランド城」に、砂糖漬けにされたキャラクターがいて。砂糖漬けにされてしまうキャラクターも演じてみたいなと思いました。メインではない役どころですが、やはり声優さんたちの技術がかなり盛り込まれていると思います。どういう風に演じたらいいか考えるのが好きなので、やってみたいです。
Q.本作の舞台はスイーツランドですが、水上さんご自身は甘い系やしょっぱい系など、どんなお菓子がお好きですか?

水上:僕はタルトが好きです。フルーツタルトとか、チーズタルトとか。サクサクした土台の部分にキウイとかグレープフルーツとか、酸っぱい果物を乗せたものが一番好きですね。甘いのと酸っぱいのを組み合わせた、甘酸っぱいものが好きです。
Q.SGSは15歳から25歳くらいまでの原宿系ファッションが好きな女の子が読者です。渋谷や原宿周辺で、好きな場所や思い出の場所はありますか?

水上:原宿の明治通りですかね。THE NORTH FACEやGoldwinの洋服が好きで、あの辺りによく出没しています。

Q.作中で、モフモフ可愛い動物たちに癒されるシーンがたくさんあります。ご自身は普段、何をしている時に癒しを感じますか?

水上:マッサージを受けている時ですね。

Q.キングゴットンによりわたあめ以外のお菓子が奪われ、笑顔の消えた世界が舞台です。水上さんご自身にとって「これがないと困るもの、禁止になったら困るもの」について教えてください。

水上:水を禁止されたら困りますね。暑がりだし、普段は水しか飲まないので。水以外だと黒烏龍茶やジャスミン茶が好きです。
Q.SGS読者に向けて、見どころを教えてください。

水上:僕らの世代は、小さい時から「たべっ子どうぶつ」に馴染みがあると思います。そんな「たべっ子どうぶつ」が映画化されるということで、僕の周りの同世代の方々もみんな公開を楽しみにしています。今日の取材で担当してくださったスタッフの方にも「どんな映画になっているんですかね?」と言われましたし、僕自身もグッズなどすごく欲しいなと思っています。皆さんもぜひ劇場に足を運んでほしいです。

ありがとうございました。


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[プロフィール]
水上恒司
1999年5月12日生まれ、福岡県出身。
映画『望み』(2020年)で日本アカデミー賞新人俳優賞、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(2023年)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。主な出演作に、「中学聖日記」(2018年)、『弥生、三月 -君を愛した30年-』(2020年)、「MIU404」(2020年)、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(2021年)、『そして、バトンは渡された』(2021年)、『死刑にいたる病』(2022年)、『OUT』(2023年)、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(2023年)、『熱のあとに』(2024年)、「ブルーモーメント」(2024年)、『八犬伝』(2024年)、『本心』(2024年)など。ボイスキャストは本作が初出演。

ABOUT THE MOVIE

武器なし、策なし、意気地なし!どうする?どうなる!?

仲間を助けて世界を救え!

おかしと人間が仲よく暮らすスイーツランドでは、歌って踊るスーパーアイドル「たべっ子どうぶつ」が大人気。しかし、この世の全てのおかしを排除し世界征服を狙う最凶の“わたあめ軍団”によって、ぺがさすちゃんが捕らわれてしまった!大切な仲間のため、モフモフカワイイだけで戦闘力ゼロのたべっ子どうぶつたちは、1000%不可能な“ぺがさすちゃん救出ミッション”に立ち上がる。絶体絶命の彼らが見つけた、大逆転の秘策とはーー!?

予告映像


映画概要


【たべっ子どうぶつ THE MOVIE】
絶賛公開中

<声の出演>
らいおんくん:松⽥元太
ぞうくん:⽔上恒司
ぺがさすちゃん:髙⽯あかり
さるくん:藤森慎吾
かばちゃん:蒼井翔太
うさぎちゃん:⼩澤亜李
ねこちゃん:⽔瀬いのり
きりんちゃん:東⼭奈央
わにくん:⽴⽊⽂彦
ひよこちゃん:間宮くるみ
ペロ:大野りりあな
ゴッチャン:関智一
マッカロン教授:大塚明夫
キングゴットン:大塚芳忠
主題歌:「Would You Like One?」Travis Japan(Capitol Records / ユニバーサルミュージック)
原作:ギンビス
監督:竹清仁
脚本:池田テツヒロ
企画・プロデュース:須藤孝太郎
アニメーション制作:MARZA ANIMATION PLANET INC.
製作幹事:TBSテレビ
配給:クロックワークス TBSテレビ

公式サイト:『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』
公式X:@tabekko_movie
公式Instagram: @tabekko_movie
公式TikTok: @tabekko_movie

公式ハッシュタグ
#映画たべっ子どうぶつ

©ギンビス ©劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会

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