【詳細】映画『悪鬼のウイルス』村重杏奈 インタビュー

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2025-01-23 20:00:00
人気作家、二宮敦人の累計8万部突破の大人気ホラー小説を原作に、『オカムロさん』で鮮烈な監督デビューを果たした26才の気鋭、松野友喜人がメガホンをとる衝撃のイニシエーション・ホラー『悪鬼のウイルス』が、2025年1月24日(金)より丸の内TOEI、イオンシネマほか全国100館超で劇場公開。

本作のヒロインを務めるのは、バラエティを中心にモデルとしても活躍中の村重杏奈。映画初主演となる本作で、惨劇に見舞われる主人公・日名子を体当たりで演じる。また、日名子の友人・智樹を映画やドラマで活躍中の太田将熙、颯太を注目のダンス&ボーカルグループ「WATWING(ワトウィン)」の桑山隆太、奈々枝をNetflixドラマ「シティハンター」でも注目を集めた俳優、モデルの華村あすか、旧石尾村で戦う女子高校生マイを映画、ドラマ、モデルでも活躍目ざましい吉田伶香等、フレッシュな顔ぶれが演じる。

映画主題歌は関連動画総再生回数25億回越えのクリエイターユニット「HoneyWorks」がサウンドプロデューサーを務め、デビュー2周年記念 ZeppTOURを敢行、人気絶好調の高嶺のなでしこが初担当、切なくも力強いロックバラード「アイのウイルス」で映画をドラマティックに盛り上げる。

今回、本作で主人公・日名子を演じた【村重杏奈】を直撃!初めての演技で大変だったことや、千葉県の山奥でのロケの思い出、You Tuber役の太田将熙、桑山隆太らとの共演秘話のほか、ご自身の思う「大人」についてや、日々「死に物狂い」で努力していることについてもたっぷりと語ってくれたよ☆
Q.映画初主演が決まった時のお気持ちを教えてください。

村重杏奈(以下、村重):やはりびっくりしましたね。私が演技をしているイメージ、お芝居しているイメージってあまりないと思うのですが、急に主演のお話をいただいて緊張しましたし、不安でした。生きていて不安になることってあまりないのですが(笑)、「大丈夫かな?」と初めて思いました。バラエティやモデルのお仕事が多かったので「え?女優?」みたいな。でも、ムラシゲのモットーが「いただいたお仕事は全力でやりきる」なので、せっかくどなたかが期待して「ムラシゲがいいんじゃない?」と言ってくださったということは、頑張るべきだと思ったので、苦手意識はありましたが、これをきっかけにもしかしたら何か変わるかもしれないし、新しい発見かもしれないと思って、挑戦してみようと思いました。
Q.初めての演技で、日名子役をどのように捉えましたか?

村重:日名子はお嬢様で、私と真逆なんですよ。そもそも私、お芝居をしたことがないから「役を落とす」という意味すらわかってない状態だったので「何をしたら日名子になれるんだろう?」とかも考えていなかったのですが、撮影が始まっていくにつれて、周りのみんなが役について話している中で、とりあえず自分の思う大学生でお上品な感じ、でもハラハラする人生を送りたがるみたいな、そういうイメージをして頑張りました。あとは智樹役の太田(将熙)くんや颯太役の桑山(隆太)くんなど、周りの子たちに聞きましたね。「これってどんな感じだと思う?」とか「みんなが思う日名子ってなんだと思う?」とか。
Q.千葉県の山奥の方でロケをされたそうですが、印象に残っていることを教えてください。

村重:田舎すぎて、何もなかったことです(笑)。

一同:(笑)。

村重:「どう生活するの?」というくらい何もなくて。あんなに東京が恋しかったのは初めてです(笑)。コンビニを見るだけでテンションが上がるくらい(笑)。役もハラハラするような究極の設定でしたが、現場も究極で何もないんですよ。撮影期間中、どの瞬間も怖かったですね。宿泊したホテルも怖かったし、撮影現場もハラハラドキドキでしたし。壮絶な場所でした。2023年の10月か11月くらいに撮影したのですが、山奥だから寒くて。東京の暖かさと話が違うくらい寒くて、みんなでストーブの前で丸まりながら「さむ!」と言っていました。血を浴びるので寒い、血が冷たいんですよ。「うわ、こんなに過酷なんだ」と思いました。普段自分が何気なく観ている映画って「大変そう」と思いながら観ないじゃないですか。普通に作品として観ているけど「うわ、こんな大変なんだ」と思って。普段観ている作品に対して「ありがたいな」と思うようになりました。
Q.かなり血しぶきの多いホラーでしたが、もともとホラーはお好きだったのですか?

村重:全然好きじゃなくて。ですがなぜか心霊ロケによく行っています(笑)。苦手ではあるのですが、バラエティ的にはまだ頑張りたいから行きたいなという気持ちはあるので。今回ホラー映画と聞いて「え。こわ!上手にできるかな」「キャーとか言っちゃわないかな」と心配だったのですが、ホラーのお仕事をたくさんいただけるのは何かのご縁かなと思いまして、好きになるよう努力してみたのですが、全く無理でした(笑)。

Q.心霊ロケの経験が、今回の作品に役立ったのではないですか?

村重:そう思うじゃないですか。1ミリも役立たないんですよ(笑)。お化け系じゃなくて鬼の話なので。心霊ロケにも行っているし、暗闇にも慣れているかなと思っていたのですが、超怖くて。廃校や廃屋、教会にも行ったのですが、暗いと不気味なんですよね。移動する時もみんなで一緒に移動して、撮影期間中一人になる瞬間は一回もなかったです。
Q.撮影の順番は、いわゆる「順撮り」でしたか? You Tuberとして現地に来るところから撮ったのでしょうか?

村重:全く順撮りではなく、ごちゃまぜでした。昼間撮れるものは全部撮ってしまおうみたいな感じで。私の演じた日名子は、太田さん演じる智樹のことを好きな役なのですが、「もう智樹のことをがっつり好きなのかな?」みたいな感じを出したかと思ったら、次は「僕たちYou Tuberでーす!」みたいな、現地に着いてすぐのシーンを撮るから、訳がわからなくなりましたね。導入部分はテレビ番組のロケドキュメンタリーみたいな感じで、私たちがYou Tuberとしてカメラを回して撮っている映像が全部使われているので、そちらの方がやりやすかったのですが、終盤に差し掛かるにつれてシリアスなシーンが増えていくんです。シリアスなシーンを撮り終わった後に、You Tuberのみんなで「イェイ!」みたいなシーンを撮ることもあって。

Q.テンションの持っていき方が難しいですよね。

村重:脳みそが何個あっても足りなかったです。
Q.演じていて大変だったシーンについても教えてください。

村重:一番ドキドキしたのは、智樹とのラブシーンです。私が積極的に智樹の服を脱がしに行くシーンは緊張で吐きそうでした。「え?これどんな感じなんだろう?」みたいな。でも太田くんが演技のプロだったので「ここは大胆にやってもらって大丈夫だから。俺、対応するから」と言ってくれたので助けられました。「ではもう、いきます!」みたいな感じで勇気を出してやったのですが、初主演、ほぼ初芝居、初のちょっとピンクなシーンというのは緊張しましたね。

Q.ご自身が演じている姿を実際に映像で観ていかがでしたか?

村重:めっちゃ恥ずかしかったですし、やはり一年前なので顔も幼くて「こんな感じだったんだ!」と思いました。普段自分がテレビに出ているのを観るのは好きなのですが、バラエティって自分そのままじゃないですか。でも巨大スクリーンに自分が映って、日名子として出ているから、そわそわする感じがしましたね「智樹―!」と言っているシーンも「もうちょっとトーン上げられないの?」と思ったり(笑)。反省点が多かったです。
ヘアメイク:YUMBOU(イルミニ)
スタイリスト:櫻井かおり

Q.SGSは10代から20代までの原宿系ファッションが好きな女の子が読者です。今日(取材日)の衣装はどんなイメージで選んだのでしょうか?

村重:今日はやはり女優ということで(笑)、大人コーデにさせていただきました。

Q.普段はどんなファッションをよく着ていますか?

村重:最近はストレートめなデニムが自分の中ではお気に入りですかね。あとは、少し前まではメンズライクなファッションが好きだったのですが、最近ガラリと変わって、シックなファッションが多いですね。色も黒やネイビー、ボルドーを選ぶようになって。最近はブラウンにハマっていて、もう26歳なので大人っぽくいたいけど、甘めのコーデがしたい時は積極的にブラウンを取り入れるようにしています。

Q.You Tubeの「たのしげCh」でご家族やお友達と過ごしている様子や、メイク、ダンス企画を楽しんでいる様子を拝見しました。「たのしげCh」で「ホラー企画」をやってみたいなどは考えていますか?

村重:全くないですね(笑)。幸せハッピーなチャンネルなので、ホラー系要素はプライベートに取り入れたくないです。怖い話をしているとお化けが寄ってくると言いますし。自分のチャンネルにお化けが寄ってきたら嫌なので、そこはスルーさせていただきます(笑)。
Q.映画のキャッチコピーが「オトナになったらあの世行き。」ですが、村重さんはどういう人が大人だと思いますか?

村重:ムラシゲの思う大人ですよね?やはり落ち着いて喋れる人、感情の起伏が激しくない人は大人だなと思います。私はまだまだ子どもな部分があって、キーキービービーなってしまう瞬間もあり、そういう時に周りのマネージャーさんが「まあまあ落ち着いて」みたいな感じで言ってくれるから落ち着けるのですが、感情のコントロールを一人でできるようになったらいいなと思うので、そんな大人に憧れます。

Q.撮影中、キャストの中で落ち着いていた方はいましたか?

村重:桑山くんです。多分撮影期間中はまだ19歳だったのかな。私と太田くんと華村あすかちゃんは割と子どもっぽいというか、ワイワイするタイプなのですが、桑山くんだけは遠くから見つめてフッて笑うような感じで(笑)、大人だなと思いました。冷静にツッコミを入れたり、落ち着いたコメントをしたりする方です。
Q.作中では、死が身近に迫ってくるシーンの連続でした。村重さんご自身が、今まで「死に物狂い」で頑張って努力したことについて教えてください。

村重:やはり人生、死に物狂いですね。毎日いろんなお仕事をさせていただいて、必死に生きている感じがします。この前テレビ番組の企画で「運試しロケ」をしたのですが、気づいたらジェットコースターに乗せられていたり、いきなりイカ墨をかけられそうになったり、普通に生きていたら絶対あり得ないような仕事をしているので、そういう面では毎日死に物狂いです。

Q.バラエティ番組で鍛えられて、ハードな日々を過ごしているのですね。最後に、10代から20代の女性に向けて、作品の見どころを教えてください。

村重:ホラー映画が苦手な方もいるかと思うのですが、今回は初心者向け、若者向けなんです。You Tuberが出てくるなど、みんなが作品の内容に入っていきやすいのかなと思うのでぜひ観てほしいです。やはり若者って都市伝説が好きじゃないですか。気安く都市伝説を調査しに行くとこうなっちゃうよ、というのをぜひ体験してほしいなと思います。

Q.「安易に心霊スポットや廃墟に行かないほうがいいよ」とか。

村重:やはり大人に「ダメ」って言われていることは基本ダメですから。「ブワン」みたいに「こわっ!」と思うシーンもあれば、ほっこりするシーンもあったりして、ジェットコースターみたいな作品、ハラハラドキドキが楽しめる作品になっていると思います!

ありがとうございました。


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[プロフィール]
村重杏奈
1998年7月29日生まれ、山口県出身。
2021年12月にHKT48を卒業。日本とロシアのハーフタレントで、家ではロシア語で日常会話も完ぺきにこなすというバイリンガル。持ち前の明るい独特なポジティブなキャラクターを生かしてバラエティーからワイドショーまで出演の幅を広げて活躍。またハーフならではの、容赦を生かしてモデルとしてもファッション誌やイベントでの活躍も注目が集まる。

<INTRODUCTION・STORY>

主演 村重杏奈。
二宮敦人原作、衝撃のホラーサスペンス小説「悪鬼のウイルス」完全映画化。
早くも、中高生を中心に話題沸騰

『旧石尾村って知ってる?』
YouTuberの内川智樹(太田将熙)は 都市伝説調査の動画を撮るために、仲間の日名子(村重杏奈)、颯太(桑山隆太)、奈々枝(華村あすか)を連れ出して、神隠しの噂があるという旧石尾村へ向かったが、その後全員が消息不明になる。
数日後、村外れのトンネル付近で4人が借りていたレンタカーが警察に発見され、現場に落ちていたビデオカメラには驚愕の映像が残されていた。
施錠された家々、武装した制服の子供、監禁された大人、そして新月の夜に発症する奇病「腐り鬼」に侵される大人たち・・・・・・。この村では一体何が起こっているのか!?

この冬、忌まわしい伝説の扉が開く……。

予告


映画概要


【悪鬼のウイルス】
2025年1月24日(金)全国公開
出演:村重杏奈
太田将熙 桑山隆太 華村あすか 吉田伶香
大熊杏優 町田大和 角由紀子 鳥之海凪紗 田中要次
プロデューサー:山本清
監督・編集:松野友喜人
脚本:山本清史、小田康平
原作:二宮敦人「悪鬼のウイルス」(TO文庫刊)
主題歌:「アイのウイルス」高嶺のなでしこ(ビクターエンタテインメント)
2025年/日本映画/99分/スコープサイズ/5.1ch/
配給:イオンエンターテイメント
PG-12

公式サイト:映画『悪鬼のウイルス』
公式X:@demonvirus2025
公式Instagram: @demonvirus2025
公式TikTok: @demonvirus2025

©2025二宮敦人・TOブックス/映画『悪鬼のウイルス』製作委員会

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