エロとグロ、双方を併せ持ちながらも、その引き込まれる独特な世界観とストーリー展開で1984年に原作が発刊されて以来、アニメ映画化や舞台などで高い評価を受けてきた丸尾末広原作マンガ「少女椿」が本作で初主演となる中村里砂、そして監督にファッションブランド「ミーウィーディンキー」のトータルディレクター&デザイナーでもあるTORICOがメガホンをとってついに実写映画となって、2016年5月21日(土)公開される。
「MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)」や「縷縷夢兎(るるむう)」「ANREALAGE(アンリアレイジ)」などに衣装協力を依頼し、作品の昭和90年代という架空の日本を忠実に表現するために、古いものと現代のものをミックスしたスタイルングを考え、古着や着物、デザイナーズブランドを組み合わせたものを使用するなど、随所に細かなこだわりが詰め込まれている。
そして今回、ファッション雑誌でも活躍中のモデルにして、ファッションブランド“E hyphen world gallery BonBon”のディレクターを務める中村 里砂と、ファッションブランド“MEEWEE DINKEE”のデザイナー&ディレクターも努め、初監督短編映画が7カ国11ヵ所の映画祭に招待上映、国内映画祭で準グランプリを受賞したTORICOが監督を務め「少女椿」の世界観をファッション性も高い作品に作り上げた。
「MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)」や「縷縷夢兎(るるむう)」「ANREALAGE(アンリアレイジ)」などに衣装協力を依頼し、作品の昭和90年代という架空の日本を忠実に表現するために、古いものと現代のものをミックスしたスタイルングを考え、古着や着物、デザイナーズブランドを組み合わせたものを使用するなど、随所に細かなこだわりが詰め込まれている。
そして今回、ファッション雑誌でも活躍中のモデルにして、ファッションブランド“E hyphen world gallery BonBon”のディレクターを務める中村 里砂と、ファッションブランド“MEEWEE DINKEE”のデザイナー&ディレクターも努め、初監督短編映画が7カ国11ヵ所の映画祭に招待上映、国内映画祭で準グランプリを受賞したTORICOが監督を務め「少女椿」の世界観をファッション性も高い作品に作り上げた。
Q. 本作では、どのような経緯で監督を務めることになり、中村さんに主役のオファーをしたのでしょうか?
TORICO:「元々、私自身が“少女椿”のコアなファンで、原作を読んだ瞬間に「私、この作品の監督がしたい!」って思っていました。その頃の私は、ほとんど自主映画を撮っていたかいなかったかという頃で、その当時、原作権を持っていた出版社へ直接出向いて、「映画化したいんです!」って言ったところからはじまりました。そこで、熱意が伝わり、映画化できる事が決まったんです。
映画化が決まり、いざ脚本を書きながら原作の“少女椿”のビジュアルに凄く似ている女の子の顔をずっと探していました。キャスティングする時は基本的に複数人の人の中から選びますが、色んな女の子を見ている中で、やっぱり中村さんの顔が一番みどりちゃんに似ていたというのが全てのきっかけでしたね。」
Q.それを聞いてどう思われましたか? また原作はお読みになりましたか?
中村里砂(以下:中村):「凄く嬉しいですね。初めてこのお話しをいただいた時に、長編映画の作品も、演技もはじめてだったので、とにかく自分にこの役が務まるのか、お話しをいただいた時は本当に自信がなくて不安しかありませんでした。
原作は、実写化のお話しをいただく前に読んだことがあって、結構ショッキングな内容なので、もちろん最初読んだ頃は、実写化することも、まさか自分がやるなんてことも想像していませんでしたね。なので、お話しをいただいて、私がみどりちゃんを演じ、それが映像化されるということが全く想像できなかったです。」
Q.みどりちゃんを実際に演じてみて、いかがでしたか?
中村:「みどりちゃんは、自分が言っていることと、思っていることが真逆になってしまう子なので、その言葉自体が本音じゃない部分が多く、そこの演技がとても難しかったです。けど、女の子として共感できる部分は多々あったので、そういう意味では“みどりちゃん”という女の子を理解することが出来ました。」
Q.監督から見て、中村さんが演じる“みどりちゃん”の印象や頑張っていた点などありますか?
TORICO:「いつもの中村さんのスタイルは把握しているので、衣装を着て、髪型を変えて、メイクをすると、スイッチが切り替わるところは、やっぱり女優さんだなって思いました。何歳かは言えませんが設定上“みどりちゃん”は凄く幼い少女なので、中村さん演じる“みどりちゃん”をどこまで幼く見せる事ができるか、メイクやヘアメイクだったりと中村さん自身も色々と考えていたと思いますが、見た目では中村さん自身のお肌がもともときめ細かくて綺麗ですし、幼い顔立ちへと気持ちから全てを切り替えてくれたので、絵的にも、とても助けられました。」
Q..中村さんが“みどりちゃん”とご自身を見比べて、似ていると思ったところはありますか?
中村:「ビジュアルで似ているというより、特に私だけがっと言う訳ではないと思いますが、どんどん欲が出てきちゃうところとかは似てるかも。それでいて、作中に出てくる人たちより凄く人間らしくて、誰もが持っているとは思いますが、人間味というかある意味では素直を言うか(笑)。あと、かわいそうな自分が好きっていう、これは自分自身がって訳ではなく、かわいそうだと思える自分が好きというか」