【詳細】映画『ミンナのウタ』白濱亜嵐&早見あかり Wインタビュー

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2023-08-10 21:00:00
大ヒットホラー映画『呪怨』シリーズを手掛け、ハリウッドで自らリメイクした『THE JUON/呪怨』が、日本人監督として初めて全米興行収入1位を獲得!近年では『犬鳴村』など話題の「恐怖の村シリーズ」を手がけた、Jホラーの巨匠・清水崇監督の最新作『ミンナのウタ』が、2023年8月11日(金・祝)より全国公開。

人気ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS」(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)が全員本人役で出演する本作。小森がパーソナリティを務めるラジオ番組に届いた1本のカセットテープ。番組収録中に「カセットテープ、届き…ま…した…?」 という少女らしき声を耳にした彼は、突然姿を消してしまう。マネージャーの凛(早見あかり)に依頼され、探偵の権田(マキタスポーツ)が調査を始めるが、次第にGENERATIONSのメンバーが恐怖の連鎖に巻き込まれていく、という現実とフィクションが曖昧になった世界を描いた物語。

今回、本作で白濱亜嵐役を演じた【白濱亜嵐】と、マネージャーの角田凛役を演じた【早見あかり】を直撃!お互い共演してみての印象や、清水崇監督の作るホラー映画の世界に入った感想、GENERATIONSメンバーの撮影中の様子、中学生時代の思い出など、ファン必見の秘エピソードが盛りだくさん♪
Q.メンバー全員で、本人役で映画に出演すると決まった時、どのようなお気持ちでしたか?

白濱亜嵐(以下、白濱):本人役というのは全然想像がつかなかったのですが、せっかくジェネとして出演するので「ガチで怖くしたいです!」と情熱を伝えました(笑)。

Q.白濱さんご自身がアイディアを出した部分はありますか?

白濱:本人役なので、私服のシーンは私服で撮影しました。家で5ポーズくらい私服の写真を撮ってスタッフさんに送ったら「これとこれを持ってきてほしいです」みたいに言われました。
Q.早見さんはマネージャー役ですが、作品の概要を知った時の印象を教えてください。

早見あかり(以下、早見):まず、清水監督のホラー作品と聞いて私はホラーが苦手なので最初は構えましたが、内容に興味が湧きました。GENERATIONSさんたちがご本人役で怪奇現象に巻き込まれていく、という話が面白いし、今までにないな、と感じて。みんなは本人役だけど、私はマネージャー役をやる、というフェイクとリアルが混ざっている状況なので、すごく不思議な感覚だと思って台本を読み進めていました。文字で見てもすごく怖かったので、どういうふうに清水監督が映像にしていくのかな、とすごく楽しみでした。

Q.今回共演してみて「お互いが演じたからこそ役のイメージが広がった」「ここが素敵だと思った」という部分を、ぜひ教えてください。

白濱:僕はリーダーなのでマネージャーとの距離感が近い。メンバーの中で、マネージャーと一緒になるシチュエーションも一番多かったです。ため口で話せて「凛ちゃん」と呼ぶくらいの、昔から知っているマネージャーで、しかも注意もできるくらいの関係性、という設定だったのですが、早見さんだからやりやすかったです。

早見:最初の本読みの段階では、呼び方も正確に定まっていなくて「どう呼べばいいですか?」というところから始まって。亜嵐くんが「多分マネージャーとこういう関係性だと思う」と積極的に考えてくれて、すごく助かりました。私のことを「凛ちゃん」と呼ぶのが亜嵐くんとメンディーさん。でもほかのメンバーは「凛さん」。ちょっとしたことだけどけっこう大事だよね、という部分もちゃんと決めました。
Q.探偵役のマキタスポーツさんとは共演されていかがでしたか?

白濱:一番ムードメーカーでした。クランクインが車の中での3人のシーンだったんです。僕はシャイなわけではないですが、どういうテンションで行こうかと思った時に、マキタさんが何の色にも染まってないナチュラルな感じで、イメージ通りの方だったので安心しました。

早見:最初はスケジュールに余裕があったのですが、だんだんハードな感じになっていって。体力的にみんながしんどかった時に「ごんちゃんです!(探偵の権田)」「りんちゃんです!(角田凛)」「らんちゃんです!(白濱亜嵐)」みたいな他愛もないことを、みんなでふざけてやっていました。楽しかったし、そういう時間があったから3人の距離がぐっと縮まりました。

白濱:いやー、面白かった!最後の方はいいチームワークでした。スケジュールを調整するスタッフさんが電話で、各事務所のマネージャーさんとやり取りをしているのが僕らに聞こえてきて。その日撮り損なった分を明日に回すという話をしている時に、僕らに聞こえる声で「大丈夫です!それが役者の仕事なんで!待つのも耐えるのも役者の仕事なんで!」と言っていて。それを聞いた僕らが二度見するという(笑)。ビックリしましたよね。マキタさんが死ぬほど笑っていて、何かあるたびに「役者の仕事なんで!」と言う名台詞が生まれました(笑)。
Q.清水崇監督の作るホラー映画の世界に入ってみていかがでしたか?

白濱:僕は大のホラーファンなので、嬉しかったです。ホラー映画の面白さって、ほんのわずかな差で決まるので難しいと思いました。だからこそ怖いシーンにめちゃくちゃ時間をかけていますし、1カット1カットにこだわっているんだ、と感じられた撮影でした。

Q.監督から言われたことで、心に響いた言葉はありますか?

白濱:「僕、霊感ありません」がすごく覚えています。一番初めに言われて。本当に見えることもなく、おばけの存在を感じることもない、と言われた時に、それであんな怖い作品を撮っているのは、すごい想像力と技術力があるんだな、さすがだな、と感じさせられました。

早見:初歩的なことですが、私たちが怖いのに慣れていってしまって。最初に呪いのメロディーを聴いた時の本当に怖かった感覚が、だんだん撮影に時間をかけていくにつれて失われてしまって。「もうちょっとちゃんと怖がって」「怖いなという感覚を取り戻して」と言われて「その通りだな」と感じました。
Q.カセットテープなど、平成初期の世界観についてはどう思いましたか?

白濱:好きですね。ノスタルジックな感じ。さなが手紙を出した平成5年は僕が生まれた年なので、すごく興味深い年代。自分が体験してないからこそ行ってみたいですね、平成初期。混沌としているじゃないですか。

早見:スーツとか髪型とか、さなの担任の先生の衣装が好きです。

白濱:昭和じゃないけど、ちょっと古い。「そんな昔だっけ?」と思いました。俺が生まれた年からもう30年経つんだ、と実感しました。
Q.“最狂ホラークイーン”さなは「周りから認めてほしいと思っている中学生」ですが、ご自身は振り返ってみてどんな中学生で、どんな思春期を過ごしていましたか?

早見:小学6年生で事務所に入って芸能活動をしていましたが、高校を卒業するまで基本的に他人のことを信じられない性格で。今は、関わる人に柔らかいとか、仲良くしやすいと言ってもらえますが、中学生当時にお会いしていたら恐らく仲良くなれていないです。すっごく尖っていて、地元の友達に「丸くなった!」と言われるくらい。こんなにネアカではなかったです。

白濱:僕は中学生の時温泉が近所にあって、自転車を3回漕いだらその勢いで温泉に行けたんです。地元の友達みんな、毎日部活が終わってそれぞれ家で支度をしたらみんな温泉に集まるみたいな感じでした。歩行浴という外で歩ける場所があって、そこでみんなとコミュニケーションをとっていました。たまに隣の中学の人も来て、そこで仲良くなれました。
Q.GENERATIONSメンバーの演技を見て「こんな魅力を知った」「こんな演技をするのかと驚いた」部分について教えてください。

白濱:長年一緒にいますからね。僕はメンバーとお芝居をしたくないタイプだったのですが、意外とナチュラルにやれたな。距離感が近いから、兄弟みたいなものなんです。家族でもあり、親の前で演技をするのは恥ずかしいみたいな感覚に近くて。ですが、みんなも長年の経験で演技力が増してうまくなっていて、すごくやりやすかったです。

早見:ジェネの皆さんは全員初共演。撮影前に「お祓い」をしたのですが、それが雪の日で。みんな揃って黒のダウンコートで登場されたので「THE・LDH!」というオーラがありました。

一同:(笑)

白濱:確かにあの時みんな風格がありました。寒かったから(笑)。

早見:でも、いざ本読みや顔合わせで話していると、みんな優しくて柔らかい人たちで。長く一緒にいるのに、こんなに仲がいいんだと思うくらい、みんなそれぞれ個性があって性格もバラバラで、でもまとまっていて。カットがかかるまではアドリブでも会話が続いていたり、見ていて面白かったですね。きっとこうやってレッスンの時も過ごしているのかな、と想像できるというか。OFFじゃないけどONでもない、貴重な姿を見られて、ファンの方も楽しいんじゃないかと思います。
Q.GENERATIONSファンに向けた見どころと、ホラー映画ファンに向けた見どころの両方について教えてください。

白濱:ジェネメンバーが揃って出演というのは珍しいし、ジェネの楽曲が違和感なく流れてくるのでそこも見どころだと思います。本人役なので「もしかしたら本当にさながいるかも?」と思ってしまうくらいリアルにホラー描写が混ざってくるというか、最後の最後まで見ると、それをより感じると思います。楽曲もこの映画に合わせて制作したのでそういうところも含めて観てほしいです。

ホラーファンに向けては、僕もホラーファンだからわかるのですが、久しぶりに面白いのが来ましたよ、と。久しぶりにガッツリ怖いのが来ましたよ、というのを伝えたいと思います。

早見:ホラーとなるとしんどいな、という人もいると思うのですが、面白い部分も結構あって。笑ってほしいなと意図があって作られているシーンもありますし、こちらが本気で演じたら、観る人によっては面白く感じてくれるのではないかというシーンもあります。もちろん怖いけれど、そういう緩急があって、ジェットコースターみたいな作品になっていると思います。ホラーというだけで避けてしまうのではなく、一歩進んで観に行こう、と思ってほしいです。

白濱:この作品は、次の日には残らない怖さです。たまに家に帰ってからも怖い作品や、お風呂に入っている時にすごく怖くなる作品もあるけど。僕のホラー感覚おかしいかな?

早見:私、夢に出てこなかったです。

白濱:じゃあ大丈夫。これは、その日限りのホラーです(笑)。次の日には大丈夫。今後さなにはホラー界で活躍してほしいですよね。制服のホラークイーンっていないじゃないですか。貞子、伽椰子に並ぶ、ニューヒロインになってほしい。3人で戦ってほしいですね。

早見:ビジュアルも印象的ですし、ホラー界で羽ばたいていってほしいな、と思います。

ありがとうございました。
白濱亜嵐
ヘアメイク:寺本 剛(JYUNESU)
スタイリスト:吉田佳輔
ジャケット¥61,600、パンツ¥31,900/ラッド ミュージシャン(ラッド ミュージシャン 原宿) その他スタイリスト私物

早見あかり
ヘアメイク:takane(アルール)
スタイリスト:坂井七帆
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[プロフィール]

白濱亜嵐
1993年8月4日生まれ、愛媛県出身。
2012年11月、GENERATIONSのパフォーマーとしてメジャーデビュー。2014年4月にEXILEに加入。
GENERATIONSのリーダーも務め、EXILE/PKCZ®と兼任しながら活動。
主な出演作には、「小説王」(19/CX)、「M 愛すべき人がいて」(20/EX)、「泣くな研修医」(21/EX)、『ひるなかの流星』(17/新城毅彦監督)、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(20/田中亮監督)、「10万分の1」(20/三木康一郎監督)など。
2021年にはForbes JAPANが選出する、世界に多大な影響を与える30歳未満の30人「30UNDER 30 JAPAN 2021」を受賞。さらに近年では楽曲制作も手掛けており、楽曲提供するなどマルチに活動の場を拡げている。



早見あかり
1995年3月17日生まれ、東京都出身。
2014年、NHK連続テレビ小説「マッサン」に出演。同年、映画『百瀬、こっちを向いて。』で長編初主演を務める。主演作はほかに「ラーメン大好き小泉さん」(15年~19年)、「福家堂本舗-KYOTO LOVE STORY-」(16年)、『夢の劇-ドリーム・プレイ-』(16年)、『女の機嫌の直し方』(19年)など。
近年では映画「シン・ウルトラマン」など話題作にも多数出演。現在は、ABCドラマ「何曜日に生まれたの」が放送中。

<STORY>

人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま、放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズと共に「カセットテープ、届き…ま…した…?」 という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。
マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判る。そして、リハーサル中に他のメンバーたちも “少女の霊”を見たと証言。ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり・・・。

一体、彼らに何が起こっているのか? この先に待ち受ける、想像を絶する結末とはーーー!?

『ミンナのウタ』本予告映像


映画概要


【ミンナのウタ】
2023年8月11日(金)全国公開
出演:GENERATIONS 白濱亜嵐 片寄涼太 小森隼 佐野玲於 関口メンディー 中務裕太 数原龍友
早見あかり / 穂紫朋子 天野はな 山川真里果
マキタスポーツ
主題歌:「ミンナノウタ」GENERATIONS(rhythm zone / LDH JAPAN)
監督:清水崇
脚本:角田ルミ 清水崇
音楽:小林うてな 南方裕里衣
製作:「ミンナのウタ」製作委員会
製作幹事:松竹 テレビ東京
企画・配給:松竹
制作プロダクション:ブースタープロジェクト ”PEEK A BOO films”
上映時間:102分
映倫区分:G

公式サイト:映画『ミンナのウタ』

©2023「ミンナのウタ」製作委員会

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