【詳細】映画『ゴーストブック おばけずかん』柴崎楓雅&サニーマックレンドン Wインタビュー

Interviews 映画
2022-07-29 09:00:00
『ALWAYS 三丁目の夕日』で懐かしい昭和の風景を、『DESTINY 鎌倉ものがたり』で妖しくも美しい黄泉の国を圧倒的なVFXで映像化して観るもの全ての心を奪った日本を代表する映画監督・山崎貴の最新作『ゴーストブック おばけずかん』が7月22日(金)より公開中! “どんな願い事も叶えてくれる一冊の本=おばけずかん”を手に入れた子供たちを待ち受ける、数々の試練、新たな出会い、そして別れ――。「大人が知らないベストセラー」として子供たちに愛される児童書「おばけずかん」の世界を圧倒的なVFXで映像化して、手に汗握る冒険と、子供たちの成長物語を描く。

本作の主人公は、総勢500人以上の中からオーディションで選ばれた城桧吏(じょうかいり)、柴崎楓雅(しばざきふうが)、サニーマックレンドン、吉村文香(よしむらあやか)という運命の子供たち…!山崎監督に見出された4人がおばけに立ち向かう子供たちを体当たりで演じた。さらに先生役として4年ぶりの映画出演となる新垣結衣が、子供たちが「おばけずかん」を手に入れるために訪れた古本屋の謎の店主役として神木隆之介が出演。

今回、本作で大人に心を開かない、何でもできちゃう少年【工藤太一】を演じた柴崎楓雅と、クラスのムードメーカーであり、誰にでも愛される少年【飯田サニー宗佑】を演じたサニーマックレンドンを直撃!城桧吏、新垣結衣、吉村文香との共演秘話や、VFXを使った撮影で「すごい」と思ったところのほか、プライベートでワクワクする瞬間や仲間に助けられた経験、忘れられない夏の思い出など、素顔が垣間見えるお話も満載♪
Q.今回、500人以上のオーディションから選ばれた運命の子供たち4名が集結したと伺いました。出演が決まった時どのようなお気持ちでしたか?

サニーマックレンドン(以下、サニー):映画出演自体が初めてなので「どんな感じなんだろう?」とワクワクしていました。

柴崎楓雅(以下、柴崎):オーディションの時に、桧吏くんとサニーと僕は一緒でした。桧吏くんは『約束のネバーランド』でも共演して、サニーとは初めて会いましたが、オーディションの時から「もしかしたら一緒になるかもしれないね」と話していました。3人が一緒に受かって、本当に嬉しかったです。

Q.城桧吏さん演じる一樹と、新垣結衣さん演じる瑤子先生と、吉村文香さん演じる湊との5人のチーム感がとても素敵でした。海辺の街でのロケでしたが、撮影中の思い出で印象に残っていることはありますか?

柴崎:海辺を子供たち4人で歩くクランクアップのシーンと、僕の誕生日がちょうど重なって。スタッフさんたちにお祝いをしていただいて、みんなからも手紙をもらったのがすごく嬉しかったです。

サニー:海辺の撮影の日は快晴で風も強くて、自分が撮った一反木綿のシーンも、釣り竿が引っ張られて大変でしたが、楓雅くんの誕生日と重なったのもあって、すごく楽しかったです。
Q.今回VFXを使っていて、何もない所を相手に演技をしなければならなかったそうですが、どのような点に難しさを感じましたか?一番印象的だったのは、どのおばけと戦っているシーンですか?

柴崎:見えないものと戦わなければならないので、おばけとのシーンは全体的に難しかったです。助監督さんに「ここにおばけがいるから、目線はこれくらいの位置で」「ここをおばけが歩くから、みんなで一斉に見てね」と言われて。テストの時はおばけの代わりに人形が置いてあったのですが、本番になると何もなくなってしまうので、本当に難しかったです。

Q.新垣さんと共演して勉強になったことはありますか?何かアドバイスはされましたか?

サニー:とにかく演技がうまくて。新垣さんの演技を見習って、自分も最初よりは上達できたのではないかと思います。

柴崎:僕は撮影で失敗した際に「すみません」と言うのが口ぐせになってしまって。ですが、新垣さんから撮影の合間に「同じ作品を作るチームだから、『すみません』じゃなくて『もう一度お願いします』とか『ありがとうございます』と言ったほうがいいよ」と言われました。本当の先生のような方でした。

Q.瑤子先生のような、子供たちと同じ目線で考え一緒に行動し、一緒に成長していこうとする先生についてどう思いましたか?学校で新垣さんのような先生がいたらどう思いますか?

柴崎:小学校の先生で、担任ではなかったのですが、いろんな相談にのってくださる先生がいて、お芝居のお仕事と勉強の両立の話などを教えてくださいました。いろいろなお芝居のアドバイスをしてくださった新垣さんが、その先生と似ているなと思いました。

サニー:新垣さんが担任の先生だったら、尊敬します。クラスの全員に優しく教えてくれそうなので。

柴崎:緊張しちゃうな。自分だったら(笑)。「1年間、新垣さんが担任の先生」となったら最高です(笑)。
Q.柴崎さんの演じた工藤太一は「大人に心を開かない、なんでもできちゃう少年」、サニーさんの演じた飯田サニー宗佑は「クラスのムードメーカーで誰にでも愛される少年」という設定でしたが、役作りをするうえで工夫した部分や、難しかった部分はどういったところでしょうか?

サニー:とにかく誰にでも愛されるキャラだったので、本当に誰にでも優しく裏表がなく、いつもの自分を出していました。現場でも明るさを意識して役作りに励みました。

柴崎:等身大の普通の男の子を演じた経験があまりなかったので、逆に難しかったです。太一は率先しておばけと戦っていく男の子なのですが、僕はゲームで毎回前に突っ込んでいってゲームオーバーになってしまうか、逆に敵をすごく倒すか、どちらかなので、そうしたところが太一と「似ているな」と思いました。

Q.お互い共演してみて、どのような印象を受けましたか?初めて会った時と、撮影を終えた後とで印象の変化はありましたか?

サニー:みんな年上でしたが、本当に「大人だな」と思いました。楓雅くんは僕に合わせてくれるような感じで、僕が話し始めるとそれに合わせてノッてくれるような、本当に優しい男の子。桧吏くんは引っ張ってくれる頼もしい存在。文香ちゃんは唯一の女の子でしたが、自分から積極的に話してくれて楽しかったです。

柴崎:最初にオーディションで会った時は、サニーはすごく緊張して固まっていました。撮影を終えてみると、撮影の待ち時間でゲームをしている時姿を見て「裏表のない素のサニーになったな」と思いました。「ありのままの、見たままのサニーだな」と思います。
Q.おばけたちがVFXでリアルに表現されていて、迫力満点でした。完成した作品を観ていかがでしたか?

柴崎:撮影した数十分後に、VFXができ上がっているのを見させていただいて。「うわ、すごいな」と思いました。「こんな一瞬で作れるんだ」「白組(映像制作プロダクション)さんすごいな」と第一に感じました。サニーが乗っている一反木綿のシーンを見せてくださったのが、すごく印象に残っています。

サニー:とにかく驚きました。演技で「こうやるんだよ」と言われたところも、実際にそうやったらおばけとピッタリ合っていて。ジズリと戦うシーンも、撮影した数分後くらいに仮のCGが完成していて。「すごいな」と思いました。

Q.もともと幽霊やおばけ屋敷は好きでしたか?

サニー:僕はおばけを信じるタイプで。おばけ屋敷も「本当におばけが出るのかな?」と興味津々です。

柴崎:おばけは怖いですが、行くならみんなで行きたい派です。もし『ゴーストブック』の子供たち4人でおばけ屋敷に行くとしたら、僕が先に入って、みんなも強制的に参加させたいです(笑)。「よし、行くぞ!」みたいな空気を作ってしまえば、みんな優しいので「よし、じゃあ行くか」みたいになると思うんです。結局みんな、「怖かったけど楽しかった」みたいな感じになるんじゃないかな。
Q.みんなで力を合わせて、おばけに立ち向かっていくシーンもとても印象的でした。ご自身は、仲間に助けられた経験や「友達っていいな」と思った経験はありますか?

サニー:友達と遊園地に行った時に怖すぎて何も乗れなかったのですが、友達が「一緒にジェットコースターに乗ろうよ。怖くないよ、楽しいだけだよ」と言ってくれて。乗ったら怖かったのですが、本当に楽しくて。「友達がいるからこそ楽しめたんだな」と思います。

柴崎:僕は部活の入部がすごく遅かったんです。バレーボールを中学1年の3学期に始めました。みんなが仲間としてでき上がっているところに僕が急に入ったので、最初は慣れなかったし、「僕がいていいのかな」と思ったのですが、みんなが「楓雅ならいけるよ、大丈夫だよ」と言ってくれて。そしたら本当にできるようになり、みんなが「すごいじゃん!」と言ってくれてました。「この部活に入ってよかったな。すごく楽しい空間だな」と思いました。

Q.山崎貴監督から言われたことで心に残っている言葉はありますか?

柴崎:僕が小6から中学生に上がる時に「今が正念場だよ。引き算ができる俳優になってください」という手紙を渡してくださいました。その言葉を胸に、今お仕事を頑張っています。

サニー:演技が失敗した時に、どうすればいいかを監督に聞いたら「自分が思うようにやってくれればいいよ」と言ってくださって。「台本に書いてある通りにやらないと」と思ったのですが「それを少し変えてでも、自分のやりたい風にやればいいよ」と言ってくださって。それが一番心に残っています。
Q.ワクワクするシーンもたくさんありますが、日常生活の中で何をしている時が一番ワクワクしますか?

柴崎:野球観戦が好きです。9回の裏まで負けていたのが、逆転してサヨナラ勝ちする瞬間を観た時は、発狂ですね(笑)。「やったー!!」と大きな声を出しすぎて、お母さんに毎回怒られてしまうんですけど。サヨナラ勝ちをしたところを観ると本当にテンションが上がります。

サニー:野球部に入っているのですが、キャッチボールやバッティングをするのが本当に楽しいです。最近始めたゲームでもワクワクしています。ガチャを回して強いキャラが当たると、うるさいくらいに発狂しています。

Q.7月22日(金)に映画が公開されましたが、ご自身の忘れられない夏の思い出について教えてください。

柴崎:毎回夏の暑さには耐えられていないな。家にいても「暑いな」と思います。学校は逆に涼しすぎて、寒いんです(笑)。授業中冷房ですごく寒くてジャージを着るのですが、暑くなって脱いで、また着てというのを何回も続けています。

サニー:プールがすごく好きで、友達とプールに行ってたくさんはしゃいでいます。あとは、もうすぐ始まる野球の大会で優勝して、仲間たちといっぱい思い出が作れればなと思います。

Q.今日(取材日)は七夕ですが、ご自身が叶えたい願いはありますか?

柴崎:身長を伸ばしたいですね。身長が高いといいなと思って。今桧吏くんがすごく身長が伸びているし、「小さいな」と言われたくないもんな。高校生になったら、僕たち桧吏くんを抜かそうな。

サニー:うん。僕はシンプルに、映画がうまくいってほしいです。

柴崎:いろんな人から「映画面白かったよ」とか、「サニー、楓雅よかったよ」と言われると嬉しいし、それを言われただけで僕たちは幸せです。

Q.SGSは、中学生から20代前半くらいまでの女の子が読者層なのですが、見どころや作品の魅力を教えてください。

サニー:子供たちが子供たちの力でおばけと戦うのが魅力的です。激しい戦闘もあれば、ちょっとした頭脳プレーで決まるところもあるので、本当にそこを観てほしいです。

柴崎:おばけが出てくるシーンがたくさんあって、小さいお子さんも観やすいです。VFXの迫力もすごいので感動するし、大人の方でも「面白いな」と思える作品だと思います。

ありがとうございました。


▼▼ [プレゼントの応募はコチラ] ▼▼

[プロフィール]

柴崎楓雅(しばざきふうが)
2008年4月22日生まれ。東京都出身。
代表作はドラマ「テセウスの船」、「岸辺露伴は動かない」、映画「明日の食卓」など。


サニーマックレンドン
2010年2月26日生まれ。神奈川県出身。本作で映画デビュー!

主題歌予告



<ストーリー>
学校中で噂になっている、夜中に子供たちの枕元に現れて「願いを叶えたいか?」と耳元でささやく、白い布をかぶった謎のおばけ。どうしても叶えたい願いがあった一樹(城桧吏)たちは、おばけに導かれるまま、どんな願いも叶えてくれるという「おばけずかん」を探すことに。臨時教員の瑤子先生(新垣結衣)と一緒に、あやしい店主(神木隆之介)のいる迷路のような古本屋で図鑑を手に入れるが、古本屋から出た外の世界は、もう彼らの知っている世界ではなかった――。図鑑の秘密を知る図鑑坊(CV:釘宮理恵)の力を借り、おばけたちを相手に命懸けの試練に挑むことになる子供たち。試練を乗り越えて、彼らはおばけを図鑑に封印することで願いを叶え、運命を変えることはできるのか?

映画概要


【ゴーストブック おばけずかん】
2022年7月22日(金)、全国東宝系にて公開中!
出演:城桧吏 柴崎楓雅 サニーマックレンドン 吉村文香 神木隆之介 新垣結衣
監督・脚本・VFX・ストーリー原案・キャラクターデザイン:山崎貴(『ALWAYS 三丁目の夕日』『DESTINY 鎌倉ものがたり』)
音楽:佐藤直紀
制作プロダクション:ROBOT
制作協力:TOHO スタジオ 阿部秀司事務所
配給:東宝
製作:東宝 講談社 白組 ROBOT 阿部秀司事務所ほか

©2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会

この記事の関連キーワード

映画

以下のハッシュタグを付けてツイッターに投稿すると、その投稿内容が自動で抽出されこちらのページに表示されるようになります。

Tweet - 0

Tweet Loading

Related News

News Categories

News Search

Coming Up