“涙よりも切ない”恋愛小説として、発売以来SNSを中心に反響が広がり続けている原作ベストセラーを、第43回日本アカデミー賞・最優秀作品賞を始め6部門を受賞し、映画『ヤクザと家族 The Family』でも高い評価を受ける藤井道人監督が待望の映画化。そして実写映画としては初めて、RADWIMPSが全編にわたり音楽・主題歌を手掛けた。20歳で 不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた茉莉(小松菜奈)。生きることに迷いながらも茉莉と出会い、恋に落ちていく和人(坂口健太郎)。彼らの人生が交わるとき、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す――茉莉と同じく難病を抱え、 小説の文庫化を待たずして亡くなった著者の想いを引き継ぎ、最旬実力派の2人が全身全霊で演じる、この春一番の感動作。
今回、小松菜奈と坂口健太郎が全身全霊で演じた茉莉と和人に迫るキャラクター予告が解禁!!
解禁となったのは小松、坂口が全身全霊で演じ切った【自らの余命が10年であることを知り、生きることに執着しないために恋はしないと心に決めた茉莉】、【茉莉と恋に落ちることで自らの運命を大きく変えていく和人】に迫るキャラクター予告だ。
【茉莉編】
20歳にして難病を発症し、自らの余命が10年であることを知った茉莉。
【茉莉編】は、どこにでもいる20代の女の子として友人との再会を楽しむ茉莉を映したシーンから始まる。“余命10年”という現実から、生きることに執着しないため、終わりの見えている恋はしないと決めていた茉莉だったが、中学時代の同級生・和人と再会することで、彼女の運命は大きく変わっていく。自らが病に侵されていることを隠しながら、和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。2人の楽しい思い出が増えるたびに、ありふれた日常が愛おしくなっていく茉莉の「彼女にしてくれて、ありがとう」という言葉の先にあるものとは―。
【和人編】
茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る和人。
【和人編】は、生きることに迷い、影のある表情をした和人の姿から始まる。“死にたい”とさえ考えていた和人は茉莉と恋に落ちることで生きる希望を見つけ、新たな一歩を踏み出すことに。茉莉と和人、タケル(山田裕貴)と沙苗(奈緒)の仲良し4人組が春夏秋冬それぞれの季節を楽しみ、輝きだした日常。そして、茉莉と過ごす時間がなによりも幸せな和人は「今が楽しいから、このままがずっと続けばなって」と想いを明かすが、思い出が増えるたびに失われていく時間。そして映像の最後で和人が流した涙の理由とは―。
本作は初共演にしてW主演を務めた小松菜奈&坂口健太郎と藤井道人監督をはじめとしたスタッフ陣が一切の妥協なく、全身全霊で作り上げた意欲作だ。減量にも向き合いながらヒロインの茉莉を演じた小松は「減量もあって集中力と体力が切れる瞬間もあったけれど、茉莉の気持ちに辿り着くまであきらめたくはありませんでした。撮影中は『新鮮な気持ち、新鮮な気持ち』と自分に言い聞かせながらお芝居をしていました」と本作に込めた想いを明かす。一方で坂口は「僕はシンプルに茉莉を愛することにウソをつかないようにと思って演じていました。和人が変化したのは茉莉に出会ったからこそ。人として茉莉のことをちゃんと愛し抜こうと思っていました」と茉莉への想いを軸に役作りに挑んだと語る。