【詳細】「恋愛ドラマな恋がしたい ~Kissing the tears away~」中村加弥乃 インタビュー

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2021-12-29 22:00:00
インターネットテレビ局、AbemaTVのABEMA SPECIALで配信されている恋愛バラエティ番組「恋愛ドラマな恋がしたい ~Kissing the tears away~」。『恋愛ドラマの共演をきっかけに恋は生まれるのか?』をテーマに、若手俳優と女優がキスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、その恋模様も追いかけるリアリティショー。

メンバーは役作りとして、約一ヶ月の共同生活をしながら全6本の恋愛ドラマの撮影をする。番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、選ばれた男女1組だけ。役を勝ち取る為に、相手役と稽古を重ねながら、台本に用意されている様々なキスシーンを演じていく。20代/30代大人女子人気NO.1の「ドラ恋」シリーズ第8弾が、2021年10月31日(日)より、毎週日曜22:00~Abema、ABEMA SPECIALにて配信中!織田奈那、川合ルイ、島津見、大地伸永、永岡拓真、中村加弥乃、夏目アミリア、吉永アユリ(五十音順)が出演している。

12月19日(日)の放送回では、オーディションでかやのが主演を勝ち取り、相手役にたくまを指名。12月26日(日)の放送回では、恋愛ドラマの役作りのため通常男女1人ずつの2人で一夜を過ごすはずの同棲ハウスに、たくまとかやのに加えてナナが現れ、3人で過ごす波乱の展開に!同棲ハウス3人バージョンは「ドラ恋」史上初となる。

今回、SGS編集部はかやのこと【中村加弥乃】を直撃!子役時代から注目を集め、AKB48初期オープニングメンバーとして活躍、NHK 連続テレビ小説「エール」や映画『サイレント・トーキョー』など、数多くの作品に出演。恋愛リアリティーショーへの出演で学んだことや、相手役を指名する際の葛藤、恋愛観や失恋の乗り越え方のほか、中村家秘伝のお好み焼きのレシピも教えてくれたよ!「傷を負ったその先で、人の痛みもわかるようになれるし、人に優しくなった人がいる未来って、絶対最強だと思います」「これだけの人口がいて、何千人の人がいる中から、好きになれたことが奇跡」など、ポジティブな言葉の詰まったインタビューは必見♪
左から、中村加弥乃、永岡拓真

Q.今回、恋愛リアリティーショーへのご出演ですが、お話が決まった時どのようなお気持ちでしたか?

中村加弥乃(以下、中村):「嬉しかった」という気持ちがもちろん大きかったですが、自分がドラマを撮れないかもしれないし、恋愛もできないかもしれない、という不安のほうが大きかったので、始まるまでずっと悪夢を見ていました。誰も好きになってくれないし、誰も好きになれない、という夢を見ていました。

Q.2歳から芸能活動をされていますが、恋愛ものとそれ以外でどちらがやりやすいとか、感情移入しやすいなどはありますか?

中村:ラブストーリーがメインの作品をほとんどやったことがなかったので、「やりやすい」というよりは、新しい挑戦、新しい気持ち、という感じでした。

Q.ほぼ初対面の方々とラブシーンやキスシーンを演じられていましたが、撮影現場はどういった雰囲気でしたか?

中村:けっこうサバイバルゲームみたいな雰囲気でした(笑)。ある意味「イカゲーム」のように、どんどん追い詰められていくから、人間の本質のようなものがどんどん出てくるな、と思いました。カメラが回ってないところでは、人間関係がどんどん動いていくし、カメラが回っているところでも、20時間ぐらい回っていたのですが、放送になるのは45分間、8人分を描かないといけないので、描き切れていない部分もたくさんあります。本当に濃い時間でした。

Q.撮影中の思い出で、特に印象に残っていることは何でしょうか?

中村:バーベキューやプール、浴衣を着るなど、夏らしいことができました。夏を堪能できたのが、すごく楽しかったです。みんな世代も価値観も違うので「何、その考え方!?」というのを初めて知ることが多かったです。
Q.演技指導の澤田育子先生から言われたことで、勉強になったことや、心に残っていることは何でしょうか?

中村:2話のオーディションの後に、私だけ先生から何も言われなかったんです。本当に何も言われなくて、ダメだったので「どうしよう」と思っていたら、先生とすれ違った時、見たことがないくらい優しい顔で「お風呂入ったの?」と声をかけてもらって。バーッと涙が出てきたのですが「かやのちゃんが一番お芝居のことをわかっているのに、相手のことを信用してないでしょ」と言われたんです。そんなつもりはなかったのですが、確かに、6回しかドラマを撮るチャンスがない中で、相手に毎回「やりきった」と思ってほしいじゃないですか。自分一人で戦っているわけではなくて、相手との戦いなんだ、というのをすごく意識してやりました。

Q.5話で見事主演を勝ち取りましたが「相手役がたくま(永岡拓真)さんだからこそこんなお芝居ができた」「たくまさんとやれてよかった」と思った部分はありますか?

中村: 5話は個人戦で、私が主演をとり、相手役を誰にするか選べたのですが、オーディションのペアはたくまくんで、たくまくんだからこそ出た感情がいっぱいありました。前の回の放送で、たくまくんに「ナナと組みたい気持ちも出てきた」と言われた中でのあの個人戦だったので「この人は別の人と組みたいんだよな」とどこかで思ってしまった部分もありました。

そんな中で「誰と練習をしてもいい」と言われたので、最初にルイくんを誘ったんですよ。「一緒に練習しよう」と誘った時に「もっと相手がたくまだと思って、たくまへの思いをぶつけていいと思う」とルイくんが言ってくれたんです。それがすごくオーディションに生きたな、と思いました。

ルイくんは「この5話で、ほかの人とペアだったら主演がとれると思う」と言ってくれたから、「じゃあルイくんともやりたい」というか、恋もドラマもダメでボロボロなので「まだこうやって信じてくれるんだ」というのがすごく嬉しかったので、相手役にルイくんを選ぶ、というのもすごくよぎりました。

同じように、のぶなが(大地伸永)くんも「この役、かやのな気がする。かやのだとしか思えない」と言ってくれたので、そうやって解釈してくれた2人の顔がすごく浮かんで。でも、このドラマのオーディションで出てきた感情と言うのは、やはりたくまくんに対するものだから「これをドラマに撮るには、たくまくんしかいないよな」という思いで、泣きながらたくまくんを指名しました。短い間でしたが、葛藤がすごくありました。

Q.自分から指名をする時と、相手から指名される時とでは、どちらがドキドキしましたか?

中村:指名する時の方が、プレッシャーがすごくありました。待っている方は、諦めがつくというか「なるようになれ」と思えるんですよ。だけど「自分が指名しなきゃいけない」となると、そちらの方がしんどくて。それこそ中間告白も、指が痙攣して止まらなかったんですよ。「東京に帰ったら病院に行かなきゃ」と思っていたら、告白が終わった途端にピタッと止まって。「体にも出るくらいのプレッシャーだったんだ」と思って。それくらい、選ぶ側の方がしんどかったです。

Q.お芝居で相手の気持ちを盛り上げたり、ドキドキさせたりするために工夫したことはありますか?

中村:3話でたくまくんと組んだ時、お互い「こうやろうね」と言ったわけじゃないけど、突然台本に沿って、ある意味エチュードでもないですが、2人で台本にはないセリフを話し始めたんですよ。役として、出てくる登場人物としての会話が始まっていて。それがすごく不思議な感覚でした。一緒に音楽を聴いたり、「お腹がすいた」と言ったらお蕎麦を作ったり。本当の恋人同士みたいで、役作りという面で、お芝居にも影響が出たのではないかと思います。だからこそ、オーディションでダメだった時はしんどかったです。

Q.シェアハウスで共同生活をし、みんなで料理をするシーンもとても楽しそうでした。男性に作ってもらえたら嬉しい料理や、一緒に作りたい料理はありますか?

中村:一緒に作るなら、餃子とか楽しそうですよね。いろんな具材を入れたりして。「これはチーズが入っているけど、これは紫蘇を入れよう」とか。餃子って、その人が育ってきた家庭のこだわりもあるので、そういうのが知れたら嬉しいですね。

Q.共同生活を送る中で、男性のいろいろな仕草を見ることができたかと思います。「かっこいいな」と思った仕草はありますか?

中村:ルイくんと練習していた時に、虫に襲われたんですよ。ハチみたいな、ハエみたいな虫がリビングに襲ってきたのですが、ルイくんが体を広げて守ってくれたんです。危ない虫が来ていて、自分が痛い思いをするかもしれないのに、身を挺して守ってくれたのは、すごく嬉しかったし「かっこいい!」と思いました。
Q.ロマンチックな恋愛や情熱的な恋愛、現実的な恋愛など、いろいろな恋愛スタイルがありますが、どんな恋に憧れますか?

中村:やはりドラマみたいな恋は憧れますが、理想なのは、穏やかで、温かくて、幸せな気持ちになれる恋愛がしたいです。少し電車に乗っても、日々通勤ラッシュで戦いの日々じゃないですか(笑)。恋人と会っているときくらいは、お互い癒されるような関係だったら素敵だな、と思います。

Q.ご自身は、人を好きになったら、自分から積極的にアプローチをしていくほうですか?

中村:まったくできないです。まったくできないので、友達が「ドラ恋」を観たらビックリすると思います。けっこう番組では自分の意見をきちんと言っているじゃないですか。でも、実はものすごく頑張っていて「今言わなきゃ後悔する」と思うからこそ、普段できていないことを、「自分を変えたい」と思って「ドラ恋」で頑張ってやっている、という感じです。

Q.もし片思いをされたら、気がつく方ですか?

中村:全然気がつかないです。「めちゃめちゃ鈍い」と言われます。今回も、初日2日目くらいから、誰が誰に矢印が向いているとか、人のことだったらすごくわかるのですが、自分の気持ちには疎いみたいで。自分のことになると、急にわからなくなります。

Q.SGSは10代から20代の女の子が読者層なのですが「こんな恋をしてほしい」などがあれば教えてください。

中村:私も今、恋もドラマもうまくいかなすぎて、壁にぶちあたるたびに、この世の終わりみたいな気持ちになって、ショックで傷つくのですが「今がすべてじゃないから」というのは忘れないでいてほしいです。傷を負ったその先で、人の痛みもわかるようになれるし、人に優しくなった人がいる未来って、絶対最強だと思います。

Q.10代から20代の女の子の恋愛は、片思いで恋が実らなかったり、相手とうまくコミュニケーションがとれず、すれ違いで終わったりしてしまうこともあるかと思います。失恋の悲しみの乗り越え方や、気持ちの切り替え方など、アドバイスをお願いします。

中村:私はあまり切り替えようとは思わないです。これだけの人口がいて、何千人の人がいる中から、好きになれたことが奇跡みたいに思っているので。無理に忘れようとせずに、いけない恋でないのであれば(笑)、蓋をしすぎずに、というタイプですね。もし素敵な人が現れたら、そちらにきっと素敵な出会いもあるかもしれないし。逆に、今気になる人が、自分に振り向く可能性も無きにしもあらずなわけで。自分の日々を一生懸命頑張って生きていれば・・・大丈夫な気がします!

Q.ご自身は仕事やプライベートで、何をしている時に幸せを感じますか?

中村:幸せを感じるのは、美味しいごはんを食べている時です(笑)。あとは、素敵な作品に関わらせていただいて、やっている間はプレッシャーが大きいので、見ていただいた方からの反応があったときは、やはり幸せかもしれないです。そこでやっと安心できるというか。「やってきたものが人のもとに届いたんだ!」という嬉しさがあり、幸せです。

Q.シェアハウスで食べたごはんで、美味しかったものは何でしょうか?

中村:お好み焼きを女の子で作っていたのですが、男の子たちも「一口食べる」と言ってくれて「美味しい」と言ってくれたのが嬉しかったです。隠し味を自分でおうちから持って行って入れたのですが、すごく好評でした。

Q.秘伝のレシピのような感じですか?

中村:隠し味が2つあるのですが、1つだけ(笑)。小麦粉じゃなくて、パンケーキの粉でお好み焼きを作ったんですよ。だから、ちょっと甘みがある感じで「美味しかった」とみんなが言ってくれました。

Q.番組の中で、心が揺さぶられる場面もたくさん登場します。ご自身は2021年、最も心が揺さぶられた瞬間は何でしたか?

中村:揺さぶられた、という意味では「ドラ恋」ですよね。ドラ恋の直前に、新しい事務所に移籍したばかりだったので、本当に新しいスタートでした。たぶん「2021年の」というよりも、今後の人生を考えても、振り返った時に「ドラ恋」というのは、自分の中で大きな、印象的な出来事になるだろうな、と思います。

ありがとうございました。


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[プロフィール]
中村加弥乃(なかむらかやの)
1994年2月10日生まれ。東京都出身。2005年~2007年元AKB48初期オープニングメンバー。映画では2011年『アバター』『青いソラ白い雲』、2014年『少女は異世界で戦った』『ら』、2015年『W?二つの顔を持つ女たち?』、2016年『何者』、2017年『新宿スワンII』、『きょうのキラ君』、『傷だらけの悪魔』、2020年『サイレント・トーキョー』。ドラマでは2007年テレビ東京「チョコミミ」、2009年TBS「小公女セイラ」、2010年NHK「ケータイ発ドラマ 激?恋…運命のラブストーリー…」、2011年TBS「3年B組金八先生・ファイナル~『最後の贈る言葉』」、2015年NHK「ぼんくら2」、2017年関西テレビ「嘘の戦争2時間スペシャル」、2020年NHK「連続テレビ小説 エール」など、数多くの作品に出演。
趣味は、舞台・映画鑑賞、写真、ギター弾き語り、韓国語・中国語の勉強。特技は、ダンス(ヒップホップ・タップダンス・ジャズダンス)、アクション、日舞(藤間流)、アルトサックス。

動画概要


【恋愛ドラマな恋がしたい ~Kissing the tears away~】
Abema、ABEMA SPECIALにて配信中
出演者(五十音順)
織田奈那、川合ルイ、島津見、大地伸永、永岡拓真、中村加弥乃、夏目アミリア、吉永アユリ
演技指導:澤田育子
主題歌:yama 『スモーキーヒロイン』/楽曲プロデュース:川谷絵音

番組公式サイト:「恋愛ドラマな恋がしたい ~Kissing the tears away~」
公式Instagram: @dorakoi_abema_official

©AbemaTV, Inc.

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