スケッチに向かった先で、一家殺人現場に遭遇し犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾(やましろけいご)を演じるのは、第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を始めとする各映画賞を総なめし、若手屈指の演技派俳優として活躍が目覚しい菅田将暉。お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩する才能のない漫画家が、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻弄されていく姿を、確かな演技力で繊細に演じる。
山城と出会い、運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(モロズミ)を演じるのは、本作が俳優デビューとなる SEKAI NO OWARI のボーカル・Fukase。今年、メジャーデビュー10周年のアニバーサリーを迎えた SEKAI NO OWARI。アーティストとして多くの人を魅了してきた彼が俳優として、全てが謎に包まれる両角を、独特の存在感と美しさで熱演!
『世界から猫が消えたなら』(16年)、『帝一の國』(17年)、『恋は雨上がりのように』(18年)など、作品ごとに新しい映像世界を作り上げてきた永井聡が監督としてメガホンを取る。
そして今回、小栗旬、高畑充希、中村獅童の本作への出演が決定。また、本編映像を使用した特報も解禁!!
特報ロングバージョン
小栗と菅田はドラマ「獣医ドリトル」(10年)、「リッチマン、プアウーマン」(12年)、映画『銀魂』シリーズ2作(17年・18年)に続く5度目の共演、高畑と菅田はNHK 連続テレビ小説「ごちそうさん」(13年)、ドラマ「問題のあるレストラン」(15年)以来3度目の共演、獅童と菅田は映画『デスノート Light up the NEW world』(16年 ※獅童は“リューク”役の声での出演)以来、2度目の共演となる。
小栗が演じるのは、山城が描いた漫画と事件の関連性にいち早く気づき、その真相を探る刑事・清田俊介(せいだしゅんすけ)。そして、清田の上司・真壁孝太(まかべこうた)を中村獅童、漫画家として鳴かず飛ばずの山城を陰で支える恋人・川瀬夏美(かわせなつみ)を高畑充希がそれぞれ演じ、エンタメ界を牽引する実力派超豪華キャストが集結した。
小栗と菅田の2人が初めて共演したのはドラマ「獣医ドリトル」。菅田は小栗に大きな影響を受け、その後も自身主演作『共喰い』(13年)クランクイン前日に小栗を訪ねて、背中を押してもらったと語るほどの仲。映画『銀魂』シリーズなど、これまでは小栗主演作での共演だったが、今回は菅田主演作での共演。「共演するたびに俳優として成長していて、その成長に触れられることは幸せなこと」と語る小栗が座長・菅田を大きくサポートする形となる。その小栗が演じる清田は「完全に当て書き。出演していただけると信じて清田のキャラクターを作り込み、描き出した」とプロデューサーの村瀬は明かす。このように作り上げられた「王道主人公キャラの刑事・清田」を演じる小栗に対して、永井監督は「渋くてカッコいい小栗さんが欲しい」とリクエストしたという。「いつもより声のトーンも落とし、恥ずかしいくらいカッコつけたイメージで演じた」と役作りを振り返る小栗。「ぶっきらぼうではありますが、もともと持ち合わせている優しさや刑事としての優秀さがうまく伝わってくれれば嬉しい」と自身の役柄をアピールした。
その小栗とコンビを組む真壁を演じる獅童は、なんと15年ぶりの共演。獅童は小栗を「とても懐かしく、一緒にいて心地よく安心できる存在」だと話す。真壁は暴走族だった清田を警察官にすることで救い出し、刑事として上司と部下という関係になっても、昔のままタメ口を許す懐の深い男。撮影現場でも現場の雰囲気を和ませていた獅童と、その場に立っているだけで凛とした空気が生まれる小栗、2人が演じる清田と真壁のコンビネーションにも注目だ。
そして、山城を支える恋人・夏美役の高畑は久しぶりに共演する菅田を「かつての鋭さを残しながらも柔らかく、頼もしいたたずまいの座長」と表現。初共演のFukaseや、大先輩の小栗、獅童に囲まれて「目指せ良い奥さん」をモットーに演じたという。紅一点の高畑はこの映画において「最高の華やかさと煌びやかさをもたらしてくれた」と村瀬も太鼓判を押す。
昨年、映画化発表するや否や、大きな話題を呼び、さらに小栗、高畑、獅童と、普段は自身が主演を務めるほどの超豪華俳優陣が主演の菅田と初芝居にチャレンジする Fukase 2人の脇を固める映画『キャラクター』。初の漫画家役にチャレンジする菅田、殺人鬼役で驚きの怪演をみせるFukase、新キャストの小栗・高畑・獅童の5人がスクリーンに放つ強烈なインパクト、そして、全編クライマックス級の息もつかせぬ怒涛のストーリー展開に注目だ!
小栗旬/清田俊介(せいだ・しゅんすけ)役 コメント
じっくりと映画に入るのは久々だったので、「やっぱり現場はいいな」と思いながら撮影を楽しみました。事前に監督から“渋くてカッコいい小栗さんが欲しい”とリクエストをされ、敢えていつもより声のトーンも落とし、恥ずかしいくらいカッコつけたイメージで清田を演じています。ぶっきらぼうではありますが、もともと持ち合わせている優しさや刑事としての優秀さがうまく伝わってくれれば嬉しいです。菅田さんは共演するたびに俳優として成長していて、その成長に触れられる事は幸せなことだと思います。そしてFukaseさんとはご一緒するのは初めてなのですが、作品のキーとなる両角のキャラクターに彼の持つ独特の存在感がぴったりとはまっているなと感じました。また、約15年振りに共演した獅童さん。真壁と清田のコンビネーションにもご注目頂ければなと思います。
高畑充希/川瀬夏美(かわせ・なつみ)役 コメント
初めての永井組。そして紅一点。
ソワソワしながら現場に入りましたが、温かく迎えていただけて、とてもホッとしたことを覚えています。菅田くんとは久々の嬉しい再会でしたが、かつての鋭さを残しながらも柔らかく、頼もしい佇まいの座長で、私は助けてもらいっぱなしでした。そして初映画とは思えない存在感の、チャーミングなFukaseさん、大先輩の小栗さんや獅童さんに囲まれて、『目指せ良い奥さん』をモットーに夏美さんとして過ごした、大変豊かな時間でした。
真綿で首を絞められ続けるようなザワザワをエンターテイメントに昇華した、最近の邦画では珍しい作品になりそうな気がしています。個人的には、体験した事ないほどの血糊に、すこし興奮しました。完成がとっても楽しみです。
中村獅童/真壁孝太(まかべ・こうた)役 コメント
ナチュラルかつ全体のバランスに溶け込むよう自分の立ち位置を考えながら演じました。
また亡き義父が警察官だったこともあり、どこか意識をしたかもしれません。
小栗さんとは、15年ぶりの共演なのですが、とても懐かしく、一緒にいて心地よく安心できる存在です。
菅田さん、高畑さんもとても注目していた役者さんなので、この作品に出演させていただく決め手にもなりました。
菅田さんは、撮影中に何度か小栗さんと自宅に遊びにきてくれて、趣味も似ているということもあり色々な話をしました。
私の舞台も観に来てくれ、初めての歌舞伎にもかかわらず、笑ったり泣いたりと素晴らしい感受性で楽しんでくれ大変嬉しかったです。
普段ミュージシャンのFukaseさんも役者としてどのように表現するか楽しみにしていました。
個性豊かな役者たちの化学反応を、見逃さないでください!