【詳細】伊藤健太郎演じる現代のフリーターが突然、源氏物語の世界で陰陽師に!映画『十二単衣を着た悪魔』映画完成報告会イベント開催☆

Culture 映画
2020-10-20 20:49:00
多くの名作を生み出してきた脚本家・小説家の内館牧子が「源氏物語」を題材に、奔放で強い女性によって成長していく青年の姿を描いた長編小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を元に実写化、映画『十二単衣を着た悪魔』として、2020年11月6日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。

本作の主演は、ひっきりなしに出演作が続き、主演作の『今日から俺は!!劇場版』含む出演作が今年6本も公開となる若手実力派俳優伊藤健太郎。就職試験59連敗中の実家暮らしのフリーター・伊藤雷を演じる。そして、自身の美しさと比類なき意思の強さでまるで“悪魔”と例えられることもある弘徽殿女御には、『ダンスウィズミー』(19)、『犬鳴村』(20)、『Daughters』(20)など主演作が続く三吉彩花。そのほかに伊藤沙莉、戸田菜穂、ラサール石井、山村紅葉、笹野高史、そして田中偉登、沖門和玖、細田佳央太、先日発表された MIO、YAE、手塚真生、LiLiCo、村井良大、兼近大樹(EXIT)と若手実力派からベテランまで個性豊かな豪華キャストが集結し、現実と源氏物語の世界を華やかに彩る。今回、3週間後の全国公開に先駆け、映画完成の報告会イベントが行われ、主演の伊藤健太郎をはじめ、三吉彩花、伊藤沙莉、山村紅葉、笹野高史、黒木瞳監督が登壇した。
黒木監督は、「内館牧子さんが高校生の時に既に考えられていたということがまずすごい所なんですけれども、「源氏物語」桐壺帝の正妃でありながらも、悪役として描かれている、弘徽殿女御はこういった人だったのかもと考えられて書かれた物語で、現代に生きる自分の居場所がない、人と比べてうまくいかない、自分って何なんだろうと、ちょっとダメンズな男の子が、ひょんなことから源氏物語の世界にトリップ、弘徽殿女御をはじめとする様々な登場人物の輝く人生を見て成長するという希望のお話に惹かれました。」と長年の念願かなっての映画化に感無量の様子。主人公・雷との共通点を聞かれた伊藤は、「あの平安時代に急に飛び込んで、意外とすんなりと対応していく姿は、今自分が平安時代にタイムスリップしたら、最初は驚くだろうけど、対応するだろうなというところはちょっと似ているかも」と爽やかに答えた。

黒木監督は、「最初からスタッフの中で、伊藤健太郎さんでという想いがありまして、受けて下さるかしらと不安がありました。たまたま私が出演しているラジオ局の番組の収録にいく際に、エレベーターのドアが開くと、真正面にポスターが貼られていまして、エレベーターが開くと伊藤健太郎さんがいらっしゃる。この方が雷ちゃんを演じてくれたらなぁと思っておりましたが、念願かなって嬉しかったです。ずっと見つめて、いいえ、見つめられてて良かったです。」と伊藤(健)へのラブコールっぷりを語った。
本作でもひときわ美しさを放ちながらも、“悪魔”とも言われた弘徽殿女御を演じた三吉に演じた感想を聞くと、「弘徽殿女御は最初、すごく強くて一見怖く見える女性ではあるんですけれども、ここまで強い女性を演じたのは初めてなんですけれども、だんだん自分の息子の為にとか誰かのためにとか愛情をもって何を犠牲にしてでも貫いていく姿勢に、この人についていきたいなと自然に感じることができて、弘徽殿女御への熱い想いを聞かせていただいて愛着がわいてきました。監督からセリフの発声の仕方から、滑らかさ、強さ、高さなど、細かく指導していただきました。」と答え、それを受けて黒木監督は、「ヘア、十二単衣が似合う三吉ちゃん以外、弘徽殿女御はいないと思いました。」と三吉演じた弘徽殿女御をべた褒め。
伊藤健太郎との共演経験もある伊藤沙莉は、今回伊藤(健)演じる雷の妻役で登場。監督がテレビに出演する伊藤(沙)を見て是非倫子役にとオファーされたとのこと。これについて伊藤(沙)は、「凄くシンプルで嬉しかったです。現代を生きる女性は演じてきましたが、時代を超えて生きる女性を演じることが少なく、経験として踏まなければならないと思っていた時期にオファー頂いて、黒木組でその経験が出来たのがすごく嬉しかったです。」と笑顔で答えた。黒木監督は「連ドラに出ている沙莉ちゃんをみて、倫子がいると思ってテレビ画面を写メっていました。後日制作プロデューサーに沙莉さんを提案してみると、なんと制作プロデューサーも私に提案しようと思ってくださってたみたいで」とキャスティングの経緯を披露!

黒木監督はさらに、「とあるシーンで、ハプニングが起こりまして、めちゃくちゃ驚きました。お芝居でするのはずかしいと思いますし、是非そのシーンを探してほしいですね。でも、そのシーンの撮影の直後は、健太郎、ふざけた?本番なのに、何やってんの?とは思いました。」と正直な気持ちを暴露。伊藤(健)と伊藤(沙)の共演シーンで、台本にないアドリブがあることを明かした。
弘徽殿女御の身の回りの世話を任されている梅命婦を演じた山村は、「本格的な衣装を着たのは初めてで嬉しかったです。心を込めて主に寄り添った役はほぼやったことがなく、これが私の本当の姿だと知ってほしいです。現場では、こういうやり方もあるけどと、黒木監督がすっと実演してくださってとてもやりやすかったです」と答えた。
最後に、主演を務めた伊藤(健)は「こういった時期に、公開が近づいてきて、能楽堂という場所で、皆様に完成を報告する機会を設けられたことを、光栄に思っています。主人公の雷の様に、映画の中にタイムスリップしていただき、ちょっとした非現実的体験をご体験頂ければと思っております。公開しましたら、是非劇場に足を運んでくださればと願っています。」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。

<あらすじ>
現在、就職試験59連敗中!フリーターの伊藤 雷は文武両道な弟に引け目を感じていた。そんなある日、『源氏物語』に関するイベント設営のバイト帰りに、家の付近で激しい雷雨に見舞われ、バイト先でも目撃した不思議な光に吸い込まれて気を失った。目が覚めるとそこは何と平安時代、あの紫式部によって書かれた『源氏物語』の世界だった!タイムスリップしてしまった雷は、皇妃・弘徽殿女御と息子の一宮に出会う。口から出まかせで陰陽師“雷鳴”を名乗り、息子を帝にしようと野心に燃える弘徽殿女御に翻弄されながらも次第に触発され、一念発起する─。

映画概要


【十二単衣を着た悪魔】
11月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開!
出演:伊藤健太郎 三吉彩花
伊藤沙莉 田中偉登 沖門和玖 MIO YAE 手塚真生 / 細田佳央太 LiLiCo 村井良大 兼近大樹(EXIT)
戸田菜穂 ラサール石井 伊勢谷友介 / 山村紅葉 笹野高史
監督:黒木瞳
原作:内館牧子「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」(幻冬舎文庫)
脚本:多和田久美
音楽:山下康介
雅楽監修:東儀秀樹
主題歌:OKAMOTO’S 「History」(Sony Music Labels)
制作・配給:キノフィルムズ
制作:木下グループ

©2019「十二単衣を着た悪魔」フィルムパートナー

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