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【詳細】過激な内容と独特すぎる世界観から映像化不可能と言われた丸尾末広のカルト漫画『少女椿』が中村里砂、武瑠(SuG)などらでついに実写映画化!

1984年に原作が発刊されて以来、アニメ化や舞台化はされていたものの、実写映画化は30年もの間、数々の試みがあったものの、その独特すぎる世界観を描き出す難しさから、実現されずにいた作品。
特に難しいとされたのが、主人公のみどりが14歳とい妙齢な点と、エログロを含む過激すぎる内容の表現が映像化を困難とし、92年にはアニメ「地下幻燈劇画 少女椿」として映画化されたものの、その過激さ故に海外の一部地域では上映禁止になったほど。
<ストーリー>
ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていた。ある日、家に帰ると母親は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎に拾われる。
地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座、美少年のカナブン、蛇使いの紅悦、足芸の鞭棄、異人の海鼠、蟻男といった個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、苛めにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。
そんなある日、団長の元に大きな荷物が届く。荷物を解くと大きな瓶の中に一人の男が入っていた。皆の前で瓶から抜け出た男はワンダー正光と名乗った。苛めにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけて、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。
不思議な力で瓶を出入りするワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。
だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、みどりを苛める。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。一方、鞭棄もみどりのことを密かに思っていたが、力づくで彼女をものにしようとする。それを見たワンダー正光は激怒し、超能力で鞭棄を砂地獄に落として殺害する。その光景を見たみどりはワンダー正光に恐怖を覚え、避けようとするが…。

浮世絵のような作風で国内外で人気を博す作品。現在は改変版が発売されているが、1984年の原作がオススメ。

また、本作でのもう一つの注目は、SuGの武瑠(Vo)が俳優として出演。そのほかにも演技派として高い評価を受ける風間俊介、注目の若手俳優の深水元基、作家としても活躍する中谷彰宏といった個性あふれる面々が脇を固める。

映画概要
【少女椿】
5月21日(土)より、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:TORICO
出演:中村里砂、風間俊介、森野美咲、武瑠(SuG)、佐伯大地、深水元基、中谷彰宏
原作:丸尾末広「少女椿」(青林工藝舎)
主題歌:「あの子のジンタ」チャラ・ン・ポランタン(avex trax)
©2016 『少女椿』フィルム・パートナーズ
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