父、母、兄、自分の4人家族を被写体に、“家族がなりたかったもの”“家族でやってみたいこと”をテーマに様々なシチュエーションでコスプレして撮影、ユニークな《家族写真》を世に送り出した写真家・浅田政志。普通の家族が、消防士、バンドマン、レーサー、極道、ラーメン屋・・・等々、全力でなりきった姿を収めた写真集「浅田家」は、思わず笑みがこぼれる仲睦まじい家族の光景として好評を博し、写真界の芥川賞ともいわれる第34回木村伊兵衛写真賞(2008年度)を受賞した。本作は、この写真集「浅田家」と、東日本大震災の津波で泥だらけになった写真を洗浄し元の持ち主に返すボランティア活動に参加した浅田政志が、作業に励む人々を約2年間にわたって撮影した「アルバムのチカラ」の2冊の写真集を原案に、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で、第41回報知映画賞作品賞、第40回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞ほか、その年の映画賞を総なめにした中野量太監督が、実話に基づき独自の目線で紡いだ、オリジナルストーリー作品だ。
写真家・浅田政志を主人公に、彼の人生と彼を支えた家族を、ユーモアたっぷりに温かく描き、なぜ彼が“家族”というあまりにも身近な存在を被写体として選んだのか、そして撮り続けるのか、一人の写真家の人生を通して、《家族の絆》、《写真が持つ力》を色濃く映し出す。
一枚の写真のチカラを信じて—――日本映画界を代表する超豪華キャストが集結
主人公・浅田政志を演じるのは、クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』(06)で国内外に鮮烈な印象を残し、『母と暮せば』(15)で第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞、『検察側の罪人』(18)で第43回報知映画賞助演男優賞、第42回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した、二宮和也。無茶で自由奔放ながらどこか許せてしまう人間味溢れるキャラクター・政志を、圧倒的な存在感と演技力で魅せる。共演に、『悪人』(10)、『怒り』(16)、『家族はつらいよ』シリーズなど、好青年から殺人犯まで幅広い役に常に全身全霊で挑む、妻夫木聡。『悪人』で第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、『怒り』では第40回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。確かな演技力で日本映画界を支えてきた妻夫木が、やんちゃな弟・政志を温かく見守る心優しい兄・幸宏を演じる。
そのほか、平田満、風吹ジュン、黒木華、菅田将暉、渡辺真起子、野波麻帆、北村有起哉と、日本映画界を代表する超豪華俳優陣が脇を固める。
「この夏、家族写真を撮ろう!キャンペーン」実施
そして今回、映画公開を記念して、一般の方々から“自慢の家族写真”をエピソードと共に募集する《映画『浅田家!』公開記念 この夏、家族写真を撮ろう!》キャンペーンを実施。コロナ禍で家族を見つめ直すきっかけができた今だからこそ、家族との時間を作ってもらいたい、また、せっかくの夏休みなのに旅行などには出かけづらい皆さんに、イベント感覚で、家族で参加してもらえたらとの思いを込めた企画だ。
「家族写真」がテーマの本作にちなみ、「〇〇家!」というタイトルをつけた写真を、映画公式ホームページ内の特設サイトから応募すると、あなたの家族写真が、映画本編映像と共に“特別プロモーション映像”に使用されるかも!? “特別プロモーション映像”は映画公式サイトにて期間限定公開予定。特別審査員を務めるのは、本作のモデルとなった写真家・浅田政志氏と中野量太監督。選ばれた写真は2人のコメントと共に公式ホームページにも掲載される。さらに、応募いただいた方の中から『浅田家!』オリジナルグッズが当たるチャンスが! そしてキャンペーン終了時には主演・二宮和也より総評も!? 本キャンペーン特設サイトには、二宮からの告知コメントもアップされているから、ぜひ特設サイトをチェックしてね☆