【詳細】新世代スター ノア・ジュプ初主演作! 映画『ハニーボーイ』全国で順次公開♪ 父とのトラウマを乗り越え、新たな世界へと踏み出す物語 。

Culture 映画
2020-07-06 10:30:00
映画を愛する者の聖地サンダンス映画祭で審査員特別賞に輝き、トロント国際映画祭でも称賛され、その後もヨーロッパからインドやアジアまで、世界各国の映画祭に招かれ34ノミネート9受賞を果たし、辛口映画批評サイト Rotten tomatoesでも 94%(2020.3.27 現在)を弾き出した、本年度最高の注目作がいよいよ日本にも登場。映画『ハニーボーイ』が、2020年8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国で順次公開される。
ハリウッドの人気子役として活躍する12歳のオーティスは、いつも突然感情を爆発させる前科者で無職の“ステージパパ”ジェームズに、振り回される日々を送っていた。そんなオーティスを心配してくれる保護観察員、安らぎを与えてくれる隣人の少女、共演する俳優たちとの交流の中で成長していくオーティスは、新たな世界へと踏み出すのだが──。

12歳のオーティス/ノア・ジュプ

12歳のオーティスには、「衝撃的な才能」「次世代最高のスター」とメディアが絶賛の言葉を競い合うノア・ジュプ。『ワンダー 君は太陽』『クワイエット・プレイス』『フォード vs フェラーリ』と異なるジャンルの傑作でキャリアを積み、出演作『サバービコン 仮面を被った街』の監督を務めたジョージ・クルーニーに「最高の子役だ」と言わしめた逸材だ。家族や周りの大人たちとの葛藤を乗り越えようと、背伸びして頑張る姿を演じ、愛らしく切なく健気な瞳で観る者の胸を締め付ける。

10年後のオーティス/ルーカス・ヘッジズ

10年後のオーティスには、やはり若くしてその演技力と存在感が群を抜き、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズ。

父ジェームズ/シャイア・ラブーフ

父ジェームズには、映画界の“問題児”シャイア・ラブーフ。実は『トランスフォーマー』シリーズで一躍スターとなった後、飲酒などのトラブルで世間を騒がせてきたラブーフが、リハビリ施設で治療の一環として書き上げた自伝的脚本を映画化したのが本作なのだ。自身の“トラウマ”の原因である父親を自ら演じるという荒療治を成し遂げ、鮮やかに返り咲いた。

隣人の少女/FKAツイッグス

また、12歳のオーティスが心を慰められる隣人の少女役に、新世代のディーヴァとの呼び声も高いシンガーソングライターのFKAツイッグスが扮しているのも話題だ。監督は、ドキュメンタリー作品で数々の栄誉ある賞を受賞しているアルマ・ハレル。
どんな役にでもなれる天才子役が唯一演じられないもの、それは<現実の自分>だった。それでも懸命にトラウマを乗り越えて、父からもらった<痛み>だけは抱きしめたまま、光さす方へと歩き出す物語。

<ストーリー>
若くしてハリウッドのトップスターに躍り出たオーティス(ルーカス・ヘッジズ)は、撮影に忙殺されるストレスの多い日々の中で、アルコールに溺れるようになっていた。2005年のある夜、泥酔して車を運転し事故を起こしたオーティスは、「逃げ出したら4年間の服役」を条件に更生施設へ送られる。そこで PTSDの兆候があると診断され、「まさか」と驚くオーティス。原因を突き止めるために、今までの思い出をノートに書くようにと言われたオーティスは、過去の記憶を辿り始める。

真っ先に思い出すのは、父のこと。1995年、12歳のオーティス(ノア・ジュプ)は子役として働き、そのギャラで狭いモーテルに二人で暮らす父のジェームズ(シャイア・ラブーフ)を養っていた。かつては道化師の仕事をしていたが、酒とドラッグでトラブルを起こし離婚した父は、禁酒会に通いながらオーティスのマネージャー役を務めていた。

地域の子供たちのケアをしている政府の職員のトムが、そんなオーティスを心配して、何かと力になってくれる。だが、父親の座を奪われると思ったのか、ジェームズは息子に近づくなとトムを威嚇し、プールに突き落とす。いつも突然、感情を爆発させるジェームズに振り回されるオーティスの安らぎは、隣人の少女(FKA ツイッグス)との交流だった。

ある時、テレビ映画の撮影で、カナダへ行くことになったオーティスは、離れて暮らす母に電話でパスポートを頼む。すると母は、ジェームズは前科のせいで国を出られないのではないかと指摘する。息子に知られたくなかったジェームズは激怒、電話の向こうとこちらで両親が互いに罵り合う言葉を、オーティスが伝えるという役目を負わされる。

もちろん、イヤな思い出ばかりではない。撮影所からの帰り道、父のバイクの後ろに乗って、大きな背中につかまるのはいつだってうれしかった。だが、過去が蘇るにつれ、オーティスの苛立ちは募り、治療を拒否するようになる。

映画概要


【ハニーボーイ】
公開日:8月7日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:アルマ・ハレル 
脚本:シャイア・ラブーフ
出演:ノア・ジュプ『フォードVSフェラーリ』
ルーカス・ヘッジズ『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
シャイア・ラブーフ『トランスフォーマー』シリーズ
原題:HONEY BOY
2019年/アメリカ/95分/シネスコ/5.1chデジタル
字幕翻訳:栗原とみ子/PG12
配給:ギャガ

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