伝説的人気テレビアニメとして2005年より放映されて以降、「なかよし」で連載されたコミックをはじめ、テレビドラマ、ライトノベル、ゲーム、舞台、そして、遊技機など幅広く展開され、確固たる人気を博してきた『地獄少女』。玉城ティナを主演に迎えて満を持して実写映画化され、2019年11月15日(金)、新宿バルト9ほかで全国ロードショー!
午前0時に出現する≪地獄通信≫。そこに怨みし者の名を書き込むと、現世と地獄の間をつなぐ≪地獄の復讐執行人≫閻魔あいが地獄送りにする―。今回、畏怖するほど美しく、この世の者にあらざるほどの主人公・閻魔あいを演じた玉城ティナを直撃!! 日頃からモデルの仕事を通して、立ち居振る舞いや見られ方を意識しているという玉城。圧倒的な存在感を放つ役を演じるにあたって心がけた点や難しかったこと、もし≪地獄通信≫が実際にあったらどうするか・・・。子どもの頃から原作ファンだという玉城が語る、秘エピソードをお見逃しなく♪
Q.「かごめかごめ」や「通りゃんせ」など、童謡を歌うシーンがありますが、歌い方などはどのように意識されましたか?
玉城: 私自身も聞いたことはあるけれど、ちゃんと歌ったことがなかった歌もあって、現場でイントネーションやテンポを合わせるのがすごく難しかったです。結果的に歌は歌パートだけでアフレコをして、撮り直しをしたんですけど、本当に撮り直しができてよかった(笑)。 閻魔あいは、口をあまり大きく開けないようにしてしゃべっていたので、少しの口の開きで、お腹に力を入れて(歌と)合わせるのがすごく大変だったんです。難しかったところの一つが歌、ですね。
Q.「この歌の歌詞に驚いた」とか「歌詞やメロディからこんなイメージを持った」等あればお伺いしたいです。
玉城:童謡って、いろいろな世代から小さい子へ、覚えて歌っていく存在なのに、一歩間違えば、解釈によってはすごく恐ろしい歌に聞こえたり、歌い方によって変わっていくんだな、と思いました。私自身も小学校の頃、なんとなく「かごめかごめ」的な遊びをしていたのですが、そういう遊びみたいなものにも、日本のホラー感というか、上品な恐ろしさというものが現れているな、と思いました。
Q.演技をしているときとモデルのお仕事をしているときとで、何かご自身の中で意識の違いや、気持ちを切り替えている部分というのはありますか?
玉城:モデルは、「玉城ティナがこういう服を着ているんだ」というふうに見られます。演技の場合は「役として見られる」のが全然違うところだと思います。どちらにも面白みがあって、やはり写真を撮られるお仕事の時は、できるだけ可愛く写ろうとしているんですけど(笑)、映像を撮られるときは、まったくそういうものを頭から外している感覚はありますね。もちろん、あえてここは可愛らしい感じで、とかはあるんですけど。 どちらも表現をする、という意味では一緒だと思うし、どちらもやりがいがありますね。
Q.今回の閻魔あいという役柄を演じてみて、ご自身の中で心境が変化した部分や、俳優として成長した部分等について詳しくお伺いしたいです。
玉城:大人になって改めて読み返した時に、改めて知る「地獄少女」の本当に伝えたいこと、というのが、私にもなんとなくわかりましたし、私が感じたことを映画版で皆さんに届けたいですね。こんなに相手の目を見ない、というお芝居も初めてですし、そんなに動かないけど強い存在感と感情を出さなくてはいけなかったし、役の一つとして、すごくいい経験になったと思います。
Q.では、それをモデルや俳優など、今後のお仕事にどのように生かしていこうと考えていますか?
玉城:それぞれのキャラクターに合ったお芝居のやり方というものがあると思うので、閻魔あいならこうするかな、というのを考えられた時間が大切だし、そういう風に考えて、撮影期間を乗り越えられたということで、次の作品に達成感みたいなものを持ち込んで、よりいい方向に持っていけたらな、と思います。
Q.公開を楽しみにしている読者に向けてメッセージをお願いします。
玉城:自分の人生どうしようかな、とか、今も今で一生懸命楽しんでいると思うんですけど、これから先どういうふうに生きていこうか、という問いが常にあると思うんですね。もちろんこのお話はフィクションですけど、自分をどのキャラクターに当てはめるかというのもそうですし、ひとつのエンターテイメントとして見終わった後に、心に残るものがあると思うので、そこでなにを自分が思ったのか、ということを問いかけてもらいたいです。友達同士で見ても、「自分はこう思った」とか、「自分は(≪地獄通信≫に)アクセスするのか、しないのか」という話でも盛り上がると思うので、学校で話題になる作品になればいいなと思います。
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[プロフィール]
玉城ティナ
1997年10月8日生まれ
沖縄県出身
講談社主催の「ミスiD2013」で初代グランプリに輝き、14歳で「ViVi」の最年少専属モデルとなる。映画デビュー作は『天の茶助』(15)。『わたしに××しなさい!』(18)で初主演を飾る。主な出演作に、『オオカミ少女と黒王子』(16)、『貞子vs伽椰子』(16)、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(16)、『暗黒女子』(17)、『PとJK』(17)、『ういらぶ。』(18)、『チワワちゃん』(19)、『Diner ダイナー』(19)、『惡の華』(19)、『AI崩壊』(20)など。
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