「男女は1m以上離れる」「下着は白のみ着用可」「ペットボトルの持ち込み禁止」「学校で歌謡曲を歌ってはならない」「授業中のトイレは男子1分、女子3分以内」・・・など、生徒を必要以上に縛り付ける理不尽な校則。本当にそれは必要な教育なのか?もはや単なる学校の体裁を守るための「生徒いじめ」ではないか?
佐藤勝利(Sexy Zone)と髙橋海人(King & Prince)が“ブラックな校則”に立ち向かう、映画『ブラック校則』が、2019年11月1日(金)より全国公開される。劇場公開に先がけ、日本テレビにて連続ドラマが放送中、Huluでもオリジナルストーリーが独占配信中。
ヒロイン希央(まお)役のモトーラ世理奈をはじめ、田中樹(SixTONES/ジャニーズ Jr.)、箭内夢菜、堀田真由、葵揚、水沢林太郎ら、いま旬の若手人気キャストが勢揃い。更に、薬師丸ひろ子、成海璃子、星田英利、坂井真紀、光石研、でんでん ら実力派俳優が個性的な役を演じ脇を固める。
今回、一際存在感が無く空気のような存在ながら、500人の生徒の青春を取り戻すべく立ち上がる主人公・小野田創楽(おのだそら)役を演じた佐藤を直撃!! 髙橋ら共演者との撮影中のエピソードや、もし自分が校長先生だったら、作品への熱い思いなど、学生時代から芸能活動に全力で取り組み、校則と向き合ってきた佐藤ならではのインタビューは必見♪
Q.先生役の方々や、薬師丸ひろ子さんといったベテランの方々と共演してみて、学んだことや影響を受けた点はありますか?
佐藤:「それを考えないようにしていたというか。すごい役者さんだな、ともちろん思いました。でも思ったら負けかな、と。緊張しちゃうし、キャリアもそうだし、萎縮しちゃうので、創楽として、キャラクターと向き合うだけにしようかな、と。舞台挨拶とか製作発表とか何かのタイミングでみなさんが勢ぞろいする場面を自分の頭の中でパーって想像すると、めちゃくちゃ豪華じゃないですか。ぼくがそこの真ん中に立っているということを現場で思ってしまうと、芝居ができないので。想像すると怖い、怖いというか、豪華すぎて緊張しちゃいます(笑)。」
Q.『許可を出すのは自分自身だろ』という中弥の台詞がありますが、佐藤さんがご自身で許可を出して、思い切って決断したことというのはありますか?
佐藤:「10代の最後に一人旅をして、イギリス旅行をしたことぐらいかな。事務所に入ったのも親からだし、もちろん自分の意思でデビューしたわけでもないし。ぼくはいろんな人の影響でというか、スタートスイッチを押したのは周りの人だなと思っていますね。」
Q.今回、同世代の役者さんから影響を受けた部分はありますか?
佐藤:「創楽という役が、面白い芝居というか、動きのある芝居をやれないキャラクターなんです。周りの同世代の役者さんたちは個性のある役だから、いろんなアプローチをしてて、こういうやり方もあるんだな、とか、その人にしかない引き出しみたいなものは現場で見れているので、面白いな、と思っています。自分もやりたいな、と思うんですけど、(役として)やれないので。そこはもどかしいな、と思いながら。そういうキャラクターなので。」
Q.ご自身の学生時代に、『この校則があってよかった』『決まりがあってよかった』と感じたことはありますか?
佐藤:「そんな大人じゃなかったですね。校則ってうれしいものじゃないと思うので。恋愛禁止でしたね、うちの学校は。それはなんか、守られてたんじゃないか、って。大事な時期ではあったので。そのときに(恋愛禁止が)『いいな』と思ったわけではないですけど。」
Q.キャストの人と撮影の合間に人狼ゲームをやっていたそうですが、誰と一緒にやっていたんですか?
佐藤:「ほぼみんな、クラスメイトかな?人狼が2人までのルールで。ぼくと海人が人狼だったので、これは今までのチームワークを見せなきゃなって。ジャニーズ事務所のプライドをかけて(笑)。ジャニーズ代表として人狼に挑んで、海人がいろいろ仕掛けたりして。なるほど、こうやっていくんだ、みたいな(笑)。ぎりぎりまで勝ってたんですけど、最後の最後で負けちゃって。」
Q.佐藤さんと髙橋さん以外のメンバーで、勘が鋭かったな、みたいな人たちっていましたか?
佐藤:「七浦役の葵(揚)くんとか、ずっと笑っているんですよ。バレバレ、というか。絶対そうじゃん、みたいな。『ルールがわからない』って言いだして(笑)。それもちょっと学生感というか、青春感がありましたけどね。ぼくは芸能学校で、本当に仕事しかしてなかったから。実際高校生活が全然楽しめなかったから、こういう学園もので記憶を塗り替えよう、と(笑)。それをモットーに頑張っています(笑)。頑張れ勝利、みたいな(笑)。(この作品で)塗り替えられそうです(笑)。」
Q.監督に言われたことで印象的なことはありますか?
佐藤:「歌がうますぎる、かな?歌うシーンがあって、自分の中で7割くらいで歌ったつもりなんですけど、『ちょっとアーティスト感出てる』って(笑)。」
Q.今までいろんな作品を一つずつこなしてきて、一段一段上がってきていると思うのですが、今回初めての、映画、ドラマ、Huluをやり遂げたときに、どういう自分がいると思いますか?
佐藤:「もちろん、結果がよければ嬉しいです。そのときのために現場の雰囲気を覚えておこう、と。ただなんとなく記憶をするんじゃなくて、『あのときこうだったんだよ』、というふうに、目に焼き付けておこう、というか。作品の裏側って、ぼくらしかわからないし、『どうやったんですか』って聞かれるような結果を出したい。いい作品って、(後から)聞かれるじゃないですか。『どうだったんですか』『このとき、どういう撮影だったんですか』、って。そのときのために裏側を覚えておこうかな、という感じですね。そう思わせてくれる作品です(笑)。」
一同:(笑)
[プロフィール]
佐藤勝利
1996年生まれ。東京都出身。Sexy Zoneのメンバー。テレビドラマ「ハングリー!」(12/CX)、「SUMMERNUDE」(13/CX)、「49」(13/NTV)に出演し演技の経験を積み、2017年には 『ハルチカ』で映画初出演にして主演を果たす(※橋本環奈とのW主演)。以降も「99.9 –刑事専門弁護士- SEASON Ⅱ」(18/TBS)、「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」(18/NTV)などに出演。 本作は、映画単独初主演作となる。