【詳細】MBSドラマフィル「コールミー・バイ・ノーネーム」工藤美桜&尾碕真花 Wインタビュー

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2025-01-14 19:00:00
ミステリー小説の名手・斜線堂有紀による人気ガールズラブ小説「コールミー・バイ・ノーネーム」を実写ドラマ化。MBSドラマフィル枠にて2025年1月9日(木)から放送中。

W主演に迎えるのは、工藤美桜と尾碕真花。工藤は「魔進戦隊キラメイジャー」、尾碕は「騎士竜戦隊リュウソウジャー」にて、それぞれ1期違いのスーパー戦隊シリーズでピンクを演じて大きな注目を集めたコンビ。本作がともに初主演となる2人が、切なさ迸るガールズラブミステリーに挑む!

琴葉との出会いから初めて恋を知り、翻弄されていく大学生・世次愛(よつぎめぐみ)役に、ドラマ『院内警察』『マウンテンドクター』や映画『赤羽骨子のボディガード』『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』など数々の作品で注目を集める若手人気俳優・工藤美桜。また名前を変え、自らの“宿命”と戦いながら生きるミステリアスで美しい大学生・古橋琴葉(ふるはしことは)役に、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」朝ドラ「虎に翼」Netflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」など、話題作に出演し、確かな演技力と鮮烈な存在感で印象を残す若手実力派俳優・尾碕真花が務める。

絶対に幸せを諦めない女と、近づけば離れていく女を巡る、切なく美しい恋模様に注目だ!

今回、本作で愛を演じた【工藤美桜】と、琴葉を演じた【尾碕真花】を直撃!原作や脚本を読んで魅力を感じた部分や、演じたキャラクターへの解釈、お互い助けられたなと感じた部分、ガールズラブストーリーを演じていてドキドキしたシーン、「これがあるから頑張れる」と思うものについてなど、和気あいあいとした対談インタビュー♪
Q. 原作や脚本を読んだ感想と、魅力を感じた部分について教えてください。

尾碕真花(以下、尾碕):原作を読んで、繊細な作品だと感じました。言葉にはしていないけれど、奥底に眠っている感情が止めどなく溢れているような印象を受けたので、それを表現するとなった時に、すごく難しいだろうなと思いました。古橋琴葉役で出演するというお話をいただいてから原作を読ませていただきました。原作を読んでいるうちに、自分で気づいていないような、深層心理みたいなところから救われる感覚になる作品だという風に思いました。自分を認めてあげたくなる作品で、そこが魅力なのではと思いました。

工藤美桜(以下、工藤):確かにこれを表現するのはとても難しいし、きちんと向き合わないといけないなと思いました。ですが独特の数学的な言い回しなど、物語にどんどん引き込まれていきますし、すごく面白いなと読んでいて思いました。琴葉は愛(めぐみ=メグち)に救われていきますが、私が愛を演じることで、果たして琴葉を救える存在になっていけるのだろうか、大丈夫かなと思いました。
Q. お2人とも本作がドラマ初主演でW主演ということですが、お話が決まった時のお気持ちを教えてください。

尾碕:緊張しましたがすごく嬉しかったですし、任せていただくからには最高のパフォーマンスをしたいと思いました。

工藤:真花ちゃんとは一度共演したことがあって、しっかり中身を知っているわけではないですが、やはり安心感があって。真花ちゃんとならきっと頑張れるかなと思って挑みました。
Q. 女性同士のラブ・ミステリーに臨むにあたって、役作りで特に意識したことはありますか?

尾碕:特段ガールズラブだと意識をすることはなく、純粋なラブストーリーとしてお芝居と作品に向き合いました。

工藤:私自身もガールズラブだからと言って何かしたわけではなく、役として素直に向き合ったり、感じたものを出していったりしました。
Q. 大学の同級生・束役の中井友望さんと早苗役の三原羽衣さん、村田役の橋本涼さんとは共演されていかがでしたか?

尾碕:中井さんと三原さんはあまりお芝居を一緒にするシーンがなくて、寂しかったですね。基本ずっとメグちと琴葉のシーンだったので。大学生役だったから、もっと大学生を謳歌したかったです(笑)。

工藤:そうだよね。私は束と早苗とは同じ学部のメンバーとしてずっと一緒にいて。3人でいると、意外とフラットなメグちでいられるから楽でした。本気で向き合ってくれる友達だったので、その存在があることで私自身も救われましたし、メグちがより強くなれました。束とは 2人きりで会話して、琴葉と向き合う前に背中を押してもらうシーンもあるのですが「なんていい友達なんだろう」と思うくらい心が揺さぶられました。ですが、村田はむかつきました(笑)。琴葉にあんな酷いことをして。

尾碕:私は村田とは唯一お芝居を一緒に行う場面があります。私も村田に結構怒っているんですよね。村田は怒られ役でした。

工藤:村田は初めてメグちが全力でぶつかった、怒りをぶつけた相手だったのですが「なんで琴葉にあんなことをしたんだよ」と、素で怒りをぶつけることができたのが印象に残っています。

Q. そのシーン、楽しみにしています。

尾碕:私も楽しみです(笑)。
Q. ラブストーリーを演じていて「このセリフキュンとしたな」「このシーンにドキドキした」みたいなものがあれば教えてください。

工藤:私は琴葉に不意の行動をされて、ドキドキするシーンが多かったです。最初の方でアゴをクイっとされたことがあって。本当に、琴葉に翻弄されているなと。

尾碕:私はドキドキさせる側だったので。逆に、メグちだけでなく、視聴者の方にもドキドキを感じさせられているのかな、大丈夫かなと不安に感じてました。「伝わっているのかな」と。ドシンと構えて、自信を持ってカメラの前でやるんですけど、やりながらも何度か不安に思ったことがあります。

工藤:キュンキュンしたよ(笑)。
Q. 「それが視聴者にも伝わればいいな」という感じですね。今回、それぞれ演じたキャラクターへの解釈と、監督やプロデューサーと相談した上で、演技プランとして意識したことについて教えてください。

尾碕:琴葉としては、余裕を持つことです。内心自分に近づいてほしくないから、メグちを遠ざけようとしてしまう部分もあるのですが、装っている部分ではすごく落ち着きがあり、余裕がないとできない行動ばかりするので、自分自身余裕が生まれるように意識して役作りしていきました。やはり余裕がないと、こういう行動でキュンキュンさせようという余白がなくなってしまうと思ったので。

工藤:「メグちは視聴者の方に対しても琴葉に対しても、救いの存在であってほしい」と監督やプロデューサーさんから言われていて。最初は弱くて繊細な一面もあったのですが、琴葉と出会っていくにつれて、だんだんいろんなことを経て強くなっていくメグちをきちんと表現していきたいなと思いました。自分自身と向き合わないとそうなれないので、撮影期間中は自分と向き合いつつやっていました。
[工藤美桜]
スタイリスト:石川美久
ヘアメイク:澤西由美花

[尾碕真花]
スタイリスト:村松栞奈
ヘアメイク:Otama

ジャケット 66,000円(税込)、スカート 55,000円(税込)/ともにMIKAGE SHIN(MIKAGE SHIN,INC)
トップス 12,980円(税込)/SORIN
ピアス 15,400円(税込)、リング(右手) 14,300円(税込)、リング(左手) 22,000円(税込)/以上Aulu.
ネックレス(チェーン) 30,800円(税込)、ネックレス(ボール) 40,700円(税込)/ともにMAR.03(アクセサリー全てunigem)
ローファー 29,700円(税込)/ALM.
ソックス/スタイリスト私物

Q. 実際にお芝居をしていて、お互い助けられたことや、安心してお芝居ができるなと感じたことについて教えてください。

尾碕:美桜ちゃんはなんでも受け止めようとしてくれるし、すごく懐の広い方でした。今回初めて台本と違うことをしてみたのですが、そういったアクションを起こすことって勇気がいりますし、今まであまりできたことがなかったんです。「本番でこういうことをやってみたい」と思いついてもやはり怖いな、足がすくむ、ということがあったのですが、今回の作品ではそれがなくて。美桜ちゃんの人柄や雰囲気には「私がこれをやっても受け止めてくれるだろう」という安心感がありました。いろんなシーンで怖がらずに何回か挑戦させてもらえたのがありがたかったですし、助けられました。

工藤:私は本当にずっと、助けてもらってばかりでした。最初の頃、心の中では感情が湧き立っているのに、それをうまく出せなくて「大変だ、めげそう」となった時に、琴葉がメグちに対して仕掛けてくるというか、翻弄してくれて。目の前の琴葉から感じたものを出していけばいいんだという安心感があって、ずっと信頼していました(笑)。
Q. 作品の持っているテーマ性について、どう解釈されましたか?

尾碕:やはり人に見せたくないものや、言いたくないこともあるし、弱い部分って絶対にあるよなと感じて。私もなるべく正解に近づいていたいし、間違いのない姿でありたい。割と理想を追うタイプなので、その理想から外れるのがあまり好きではないのですが、この作品から「そんなに綺麗に生きなくてもいいんだ」と感じました。弱い自分も自分なのだから、それを認めてあげられる人ほど強いのではないか。そういう風に感じられる作品だったので、私自身もハッとさせられました。

工藤:メグちは弱い部分も全部含めて、琴葉が好き。見せたくない姿や、向き合いたくないもの、弱いところも全て受け止めてあげる、そういう人ってとても素敵だなと。メグちを演じていて、自分もそうなれたらいいなと思いました。

Q. 愛と琴葉は、お互いなくてはならない存在になっていきます。ご自身が「これがあるから頑張れる」と思うものについて教えてください。

尾碕:やはり愛犬の存在はすごく大きいです。自分のためにというより「この子を幸せにしてやるんだ!」と思うと頑張れるので(笑)、愛犬が自分のエンジンになっていると思います。

工藤:私はご飯です。白米が好きで、お弁当でも白米ばかり食べて、おかずが残ってしまいます。

尾碕:綺麗に食べるよね。

工藤:やはりご飯を食べると元気が湧いてくるし、美味しいご飯が待っていると思うと頑張れるので、ご飯ですね(笑)。

ありがとうございました!


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[プロフィール]

工藤美桜(くどうみお)
1999年10月8日生まれ、東京都出身。
2015年の仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーゴースト」で俳優デビュー。2020年のスーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」でヒロイン役を務めた。
その後も「TOKYO MER」シリーズ(2021年)、ドラマ「院内警察」「マウンテンドクター」、映画『赤羽骨子のボディガード』(2024年)など数々の作品で注目を集める。
本作がドラマ初主演。映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』が2月21日(金)公開予定。



尾碕真花(おさきいちか)
2000年12月2日生まれ、高知県出身。
2012年「第13回 全日本国民的美少女コンテスト」審査員特別賞 受賞。
2019年のスーパー戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」でヒロイン役を務めた。その後もNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年)、NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」(2024年)、Netflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」(2024年)など、話題作に出演。確かな演技力と鮮烈な存在感で印象を残す。本作がドラマ初主演。

<全体あらすじ>
「最初から分かっていた。本当の名前を呼んでしまったら、この恋は終わるのだと。」
英知大学に通う世次愛(よつぎめぐみ)は、ゴミ捨て場に捨てられていた美しい女古橋琴葉(ふるはしことは)と出会う。掴み所の無い琴葉を自宅に招いたことをきっかけに友人になりたいと思う愛だったが、その提案はすげなく拒否されてしまう。そして琴葉という名前は改名後のものであることを知る。そんな琴葉が代わりに提案してきたのは、本当の名前を当てられるまで『恋人』でいること。そして、仮初めの交際の中で彼女の本名を当てられたら約束通り『友人』になるという奇妙な賭けだった。後に引けずその賭けに乗ることになった愛は、琴葉と『恋人』としてぎこちなくも関係を深めていくが、彼女の名前に隠された過去が現在に牙を剥くようになり──。
他人と向き合うこと、自分を受け入れること、幸せを知ること。
限られた時間の中で不器用な想いと切なさが迸る、新世代のガールズラブストーリー。

ドラマ概要


【コールミー・バイ・ノーネーム】
放送日:2025年1月9日(木)より、MBSドラマフィル枠にて放送中
<放送局情報>
MBS:2025年1月9日(木)スタート 毎週木曜 25:29~
テレビ神奈川:2025年1月9日(木)スタート 毎週木曜 25:00~
テレ玉:2025年1月13日(月・祝) 毎週月曜 24:00~
群馬テレビ:2025年1月14日(火) 毎週火曜 24:30~
とちテレ:2025年1月15日(水) 毎週水曜 25:00~
チバテレ:2025年1月16日(木) 毎週木曜 23:00~

配信
TVer、MBS 動画イズムで MBS 放送後に1週間無料配信
FOD 見放題にて独占配信決定!

キャスト:工藤美桜 尾碕真花
中井友望 三原羽衣 /さとう珠緒 /橋本涼
原作:斜線堂有紀「コールミー・バイ・ノーネーム」(星海社FICTIONS)
監督:枝優花
脚本:松ケ迫美貴
音楽:原田智英
プロデューサー:上浦侑奈、瀬島翔、馬渕修
インティマシーコーディネーター:西山ももこ
LGBTQ監修:五十嵐ゆり
制作:スタジオブルー
製作:「コールミー・バイ・ノーネーム」製作委員会・MBS

公式サイト:MBSドラマフィル「コールミー・バイ・ノーネーム」

©「コールミー・バイ・ノーネーム」製作委員会・MBS

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