【詳細】TVアニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』芹澤 優 インタビュー

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2024-12-27 20:00:00
『週刊少年マガジン』(講談社)で好評連載中、累計190万部突破の大人気ラブコメディ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』(作・久世蘭)がTVアニメ化!2025年1月6日(月) 24:00よりテレ東系列にて放送開始となる。

容姿端麗でスタイル抜群!息をするようにモテる⼥、川井モナ。しかし、そんな彼⼥に⾒向きもしない転校⽣・黒岩メダカの登場で、モナの学校⽣活は⼀変。あの⼿この⼿でメダカをオトそうと⼤奮闘︕時にはちょっぴりカゲキなことも!? モテ⼥⼦×禁欲男⼦のラブコメディ。

主⼈公の黒岩メダカには岩崎諒太、川井モナには芹澤 優。 二人を取り巻く4人のヒロイン・旭を雨宮 天、つぼみを花澤香菜、朋を矢野妃菜喜、美波を前田佳織里が演じる。監督は奥村よしあき、シリーズ構成・脚本は筆安⼀幸、キャラクターデザインは渡辺まゆみ、⾳楽は⽴⼭秋航、アニメーション制作はSynergySPがそれぞれ担当する。

今回、本作で川井モナを演じた【芹澤 優】を直撃!アニソン・ヴォーカル・アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」のメンバーとしても活動する芹澤。出演が決まった時の気持ちや、岩崎諒太が監修したという関西弁での演技、メダカとモナそれぞれの可愛らしさ、普段の生活の中で「こういう女の子可愛いな」と思う瞬間、モナと旭がコスプレで看病するシーンについてどう思ったかのほか、原宿の思い出や「高校時代にこれをやっておいてよかった」と思うことについてもたっぷりと語ってくれたよ♪
Q. 原作は『週刊少年マガジン』で好評連載中の大人気ラブコメディです。出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

芹澤 優(以下、芹澤):オーディションで初めて原作を読ませていただいて「モナの気持ち、めっちゃわかる!」と思いました。私も自分のことが好きだし、歌いながら道を歩くタイプの人間だよなと思って。「この子を演じられたら嬉しいな」という気持ちでしたが、やはり関西弁のセリフが大半を占めていて、関西出身の声優さんもたくさんいらっしゃるので、そういう方が受かるのかなくらいの気持ちでした。ですが、マネージャーさんから受かったという電話がかかってきて、思いが通じたと思って嬉しかったです。

Q. 音響監督や監督から「こういうところ、芹澤さんがピッタリだよ」と言われたそうですね。

芹澤:「この作品が魅力的なのはモナが可愛いからだよ。芹澤さんが魅力的だからだよ」と言われて嬉しかったです。
Q. キャラクターPVやティザーPVが解禁され、話題になっています。ファンの方からの反響をどのように受け止めていますか?

芹澤:「芹澤さんのキャラに合っているね」と一番言われます。そもそもモナちゃんのキャラクター性があまり他では見ない、「こんなに可愛いのになんで落ちないんだ」というところから始まる物語なのですが、私も“セリコイズナンバーワン”という格言を使っていて、ナンバーワン精神で生きてきたので「すごく合ってるね」という言葉を一番いただきました。あとは、PVで関西弁を少し喋っているのですが「結構いいじゃん」と言っていただいて。東京生まれ東京育ちの私が今回関西弁に食らいついてみたので、関西弁に厳しい関西の方からもいい評価をいただけたらと思います。

Q. モナは「大阪出身のモテ女子」で、心の声は関西弁、セリフは標準語です。メダカ役の岩崎諒太さんは関西出身ですが、関西弁での演技について何か教わったりしましたか?

芹澤:岩崎さんが一番厳しくて。全部のセリフを関西出身の女性の声優さんが読んでくださって、その音源を聞いて練習したのですが、ニュアンスの違いなどはほぼ岩崎さんが監修されて、師匠でした。愛のある厳しさで、岩崎さんが関西弁に対して真剣なのがすごくわかりました。関西弁を愛してらっしゃるんだなと。視聴者の方々が「違うな」と思う前に、厳しい関門を突破している、岩崎先生のお墨付きをいただいていると思ったら、安心感がすごくあります。アニメ本編をぜひ楽しみにしてほしいです。
Q. 原作マンガを映像化するにあたって、魅力がアップしたのはどのような点だと思いますか?

芹澤:映像化することで揺れる髪の毛やお胸など、動いているモナちゃんが見られますし、コミックスはやはり表紙の質感や色味、肌の感じがすごく可愛いんですよね。原作マンガは白黒ですが、アニメ本編はパステルの柔らかい色味で続いていくので、素敵な青春を感じられます。柔らかい空気で進んでいくのがとても可愛くていいなと思います。
Q. メダカとの掛け合いや設定の面白さなど、ご自身の感じた作品の魅力や、惹かれる部分について教えてください。

芹澤:モナが「メダカを落としたい」ということで奮闘し、毎回一応メダカに届いてはいるのですが、方向がずっと間違っているんです。モナはたくさんの作戦、いろんな計画を練ってメダカを落とそうと頑張っているけれど、方向性がちょっとおかしくて。メダカにきちんと届かなくてモナが大騒ぎするところも込みで、ワンセットがすごく楽しいのかなと思います。押し引きというか、攻めて負けて、攻めて負けてがめちゃくちゃ魅力的だと思います。

Q. メダカとモナ、やきもきする2人の関係についてどう思いましたか?もしご自身の学生時代に、こんなラブコメ展開があったらどうなっていたと思いますか?

芹澤:自分の学生時代にこんな素敵なラブコメ展開があったら、アイドルをやっていないかもしれません(笑)。やはりこれだけ、ときめくことができて大好きだと思える人に出会えたことがまず素敵だと思いますし「結婚して幸せになって」と思います。メダカとモナについてはぜひくっついてほしいですし、どこまでも、死ぬまで一緒にいてほしいです。
Q. メダカもモナも可愛いキャラクターですが、2人のそれぞれの可愛らしさをあえて言葉にすると、どういうところがあると思いますか?

芹澤:モナの可愛さは、言葉にするといい意味で「アホさ」かな。アホと言うと悪いみたいになってしまいますが(笑)、視聴者が目を離せなくなる、モナちゃんのことを見守りたくなる、この感じが可愛さなのかなと。些細なことにも必死になっている姿とか、真剣に勘違いしている感じとか、ちょっとアホな部分が可愛さだと思います。

メダカの可愛さはツンツン頭(笑)。めっちゃ可愛いのですが「ツンツンの加減が難しい」と、原作の久世蘭先生もアニメーターの皆さんも言っていました。ツンツンが大きすぎると頭でっかちになるし、小さすぎるととんがりすぎてしまうし、バランスが難しいみたいです。あとは、メダカは田舎から出てきたので「東京の女の子怖い」みたいなセリフもあります。何にも染まっていないピュアさがメダカの可愛さだと思います。
Q. モナのようにはっちゃける感じ、ラフな感じで接してくれる女の子は、「i☆Ris」さんのように歌って踊れるアイドルにも繋がる可愛らしさだと思います。普段の生活の中で「こういう女の子可愛いな」と思う瞬間はありますか?

芹澤:目が離せない子は好きです。大事な生放送で眠そうな顔をしてしまう子とか(笑)、ちょっと抜けている部分がある子。赤ちゃんっぽい子、バブい子が好きです(笑)。

Q. 「i☆Ris」さんのメンバーで一番バブい子は誰だと思いますか?

芹澤:うちのユニットでですか(笑)?メンバーで一番バブいのは若井友希ちゃんかな。末っ子なのもありますし。うちのユニットは、意外とフリースタイルで生きている人が多いので、結構私はお姉ちゃんというか、ちゃんとしているほうだと思います(笑)。
Q. 岩崎さんの演じるメダカは「禁欲男子」で、「心頭滅却、心頭滅却」といったセリフが繰り返されたり、「(ドキッ)」「(ハアハア)」「(…)」「!?」など、言葉になっていないようなセリフが多かったりします。そういうセリフを岩崎さんが演じられているのを聞いていかがでしたか?

芹澤:めちゃくちゃ魅力的でした。原作で読んでいる時は、メダカって結構眉間にシワが寄って、暗い顔のイラストもすごく多くて「モナちゃん、なんでこんなにメダカを好きなんだろう(笑)?」と思っていたところもあったのですが、岩崎さんの演じるメダカは、思春期の男の子が女性的な魅力にやられてしまう可愛らしさと、男の子らしさの混ざり具合が本当に可愛くて。最強だなと思いました。皆さんも絶対キュンキュンすると思います。
Q. モナのセリフで台本に「(ハート)」とたくさん書かれていましたが、「(ハート)」の部分はどのように演じましたか?

芹澤:「(ハート)」の部分は、音響監督さんに「もっとキュルルンで」とよく言われて、「キュルルン」というイメージを大切にしました。イメージとしては上目遣いの感じです。まつ毛がくりっと上がっていて、下から覗き上げるような。セリフを言いながら「こう言っている私、可愛いよね」と自覚している感じをイメージしました。
Q. モナのライバルとして、クラスメイトの旭や幼馴染の朋などがいます。メダカとモナ以外で注目してほしいキャラクターについて教えてください。

芹澤:朋が一番意外でした。原作を読んだ時、朋はがさつで大雑把な感じというか、大味なイメージだったのですが、矢野さんの演じる朋ちゃんはすごくお姉さんで、私が想像していたよりもずっと達観していて。年齢は矢野さんの方が下なのですが大人っぽくて、私を包んでくれる包容力を感じました。矢野さんも関西出身なのですが、品のいい関西弁という感じがして素敵でした。
Q. アフレコを皆さんで一緒にやっていて、盛り上がったエピソードについて教えてください。

芹澤:とにかく仲良しな現場で、 みんなで話す機会も多かったです。作中、モナと旭がコスプレしてメダカを看病する回があるんですよ。2人がコスプレで看病しに来るのは、実際されたら嬉しいのかという話をして、みんなで盛り上がっていました。

Q. 皆さんの見解はどうだったのですか?

芹澤:どうだったかな。あまり肯定的じゃなかったです(笑)。

一同:(笑)。

芹澤:本当に具合が悪い時は、コスプレを見たいわけではない(笑)。

Q. ちなみに芹澤さんは看病される側として、もしコスプレをして看病しに来たらどう思いますか?

芹澤:嫌ですね(笑)。できるだけ早く帰ってほしいです。ボロボロの私を見られたくないので。

Q. 逆に、コスプレをして看病しに行くとしたらどういうコスプレで行きますか?

芹澤:体調が悪い時って弱っているから、やはりお母さんみたいな、あえて着飾らないお母さんぽい感じのコーデでお粥とかを作りたいです。普段料理をすごく作っていて、魚を捌いたりもしているんです。コスプレで見せるより、料理の技を見せていきたいです。
Q. SGSは15歳から25歳くらいまでの原宿系ファッションが好きな女の子が読者層です。原宿周辺や都内で、好きな場所や思い出の場所について教えてください。

芹澤:私は全然都会に出かけない地味な高校生だったのですが、原宿に以前avexのレッスン場があって、オーディションに受かってから1年くらいそこに通い詰めていました。夏休みは毎日そこに行って、朝からダンスやボーカル、声優のレッスンをして、という日々を過ごしていました。お昼になると、そこから一番近い吉野家に行って。そこの吉野家は何回行ったか数えられないぐらいです。

Q. お米とかお肉とか、ガッツリ系を食べていたのですね。

芹澤:歌ったり発声したりする時って、私は小麦よりお米を信頼していて。ひたすら牛丼を食べていました。思い出の場所は吉野家です(笑)。
Q. モナは「道行く人や犬までも振り向くような可愛さの女の子」ですが、ご自身はメダカのように、みんながキャーキャー言っているものに飛びつかない自信、我慢する自信はありますか?

芹澤:流行にはそんなに興味がないのですが、アニメを観ていると主役ばかり好きになってしまいます。一番人気のキャラを私も推してしまいますね。アイドルユニットを見ていてもセンターの子を好きになります。ヴィランが好きな子とか、端で輝くような子が好きな子もいますが、私はセンター、ど真ん中が好きなんです(笑)。

Q. みんなの注目がモナに集まるのも共感しますか?

芹澤:私も絶対モナを好きになっていると思います。だって輝いていますもんね。主役になるような器なんですよ(笑)。
Q. 高校生の読者も多いですが「高校時代にこれをやっておいてよかった、今役に立っている」と思うことはありますか?

芹澤:やっていてよかったと思うのは、私、サングラスをかけて日傘をさして登校していたんです。自分が芸能人になることを見越して、日焼けだけはすごく対策していて。おかげで今シミがないので、あの頃の自分にありがとうって思います(笑)。

Q. 逆に「これをやっておけばよかった」みたいなことってありますか?

芹澤:体育祭や文化祭など、行事を楽しむことです。「大人になると、そういうものはもうないよ」と教えてあげたいです。

Q. 学校を卒業したら、自分たちで開かない限りイベントはやってこないですよね。

芹澤:やってこないし、イベントをわざわざ開催するのはとても大変です(笑)。文化祭、体育祭が卒業までに毎年必ずあるのは奇跡なので、本当に楽しんでほしいです。球技大会も、勝ちに行くべきです(笑)。みんな真剣に行事に向き合ってほしいです。
Q. 15歳から25歳の女性読者に向けて、注目ポイントを教えてください。

芹澤:女の子が観るとしたら、川井モナちゃんのことは真似しないほうがいいと思うのですが(笑)、何か好きなものにアタックして、それが返ってこなくても、落ち込むのではなくて、じゃあどうしたら振り向いてくれるんだろうとたくさん考えて、何度でもアタックする精神はモナのかっこいいところだと思います。原作マンガが16巻まで出ているのですが(※取材時)、まだ付き合ってないんですよ(笑)。

ずっとアタックし続けているモナの負けない心は、皆さんが見ていて「自分も頑張ろう」と思えるし、勇気が湧いてくるところだと思います。ぜひこのアニメを楽しんで観ていただきたいです。

ありがとうございました。

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[プロフィール]
芹澤 優
12月3日生まれ、東京都出身。
アニソン・ヴォーカル・アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」のメンバーとしても活動中。
2013年に声優としてデビュー。
2016年、第10回声優アワードにてi☆Risの一員として歌唱賞を受賞。
2019年、第13回声優アワードにて助演女優賞を受賞。
趣味・特技は料理、早口言葉。

本PV


アニメ概要


【黒岩メダカに私の可愛いが通じない】
2025年1月6日(月)よりテレ東系列にて毎週月曜24:00から放送!

テレ東
2025年1月6日(月)24:00〜/毎週月曜24:00~
テレビ大阪
2025年1月6日(月)24:00〜/毎週月曜24:00~
テレビ愛知
2025年1月6日(月)24:00〜/毎週月曜24:00~
テレビ北海道
2025年1月6日(月)24:00〜/毎週月曜24:00~
テレビせとうち
2025年1月6日(月)24:00〜/毎週月曜24:00~
TVQ 九州放送
2025年1月6日(月)24:00〜/毎週月曜24:00~
AT-X
2025年1月7日(火)23:00〜 ※地上波:1月6日(月)〜
毎週火曜23:00~
毎週木曜11:00〜 ※リピート
毎週月曜17:00〜 ※リピート
※放送日時は予告なく変更になる場合がございます。

<キャスト>
黒岩メダカ:岩崎諒太
川井モナ:芹澤 優
湘南 旭:雨宮 天
春野つぼみ:花澤香菜
難波 朋:矢野妃菜喜
白浜美波:前田佳織里
木戸 譲:畠中 祐
小早川 翔:山下大輝

<スタッフ>
原作:久世 蘭(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:奥村よしあき
シリーズ構成・脚本:筆安一幸
キャラクターデザイン:渡辺まゆみ
音楽:立山秋航
音響監督:小沼則義
色彩設計:山上愛子
撮影監督:西村徹也(スタジオ エル)
美術監督:三宅昌和
アニメーション制作:SynergySP

公式サイト:アニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』
公式X:@monaxmedaka

©久世蘭・講談社/「黒岩メダカに私の可愛いが通じない」製作委員会

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