【詳細】テレビアニメ「先輩はおとこのこ」蒼井咲役・関根明良&大我竜二役・内田雄馬 インタビュー

Interviews コミック アニメ
2024-07-23 19:00:00
「第5回アニメ化してほしいマンガランキング」1位受賞。「LINE マンガ」にて1億8,000万ビュー(※2024年1月時点)を突破した話題作が、ついにアニメ化!

男だけど可愛いものが大好きで、女の子の姿で高校生活を送る“男の娘”・花岡まこと。
ある日の放課後、まことは、“女の子だと勘違いしたまま”の後輩女子・蒼井咲に告白をされる。
「実は自分は男の子なのだ」と打ち明け、告白を断るまこと。
しかしまことの予想に反し、咲はあきらめるどころか、 「男女両方の先輩が楽しめる」とテンションアップ!
さらに、「私が先輩の初恋の人になってみせます」と宣言して......。

可愛いものが大好きな、まこと。
まことに恋をする、元気いっぱいの後輩・咲。
まことを近くで見守り続けてきた、幼馴染の竜二。
3人の、恋と友情と、成長の物語がはじまる――。

今回、本作で蒼井咲を演じた【関根明良】と、大我竜二を演じた【内田雄馬】を直撃!原作マンガを映像化するにあたってさらに魅力がアップした部分や、役作りで意識したこと、梅田修一朗と3人で共演してみての印象、思春期に家族に隠れてこっそりやっていたことなどについて、たっぷりと語ってくれた!
Q.原作はLINEマンガで本編完結済み(前日譚を描く「出会い編」が現在連載中)、第5回アニメ化してほしいマンガランキングで1位を受賞した人気作品です。出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

関根明良(以下、関根):オーディションを受けさせていただく際に原作を拝読したのですが、なんて素敵なお話なんだと読みすすめたことが印象深いです。電話で咲役に決まったと報告を受けた時、外に居たのに思わず大きな声が出て、マネージャーさんの耳を攻撃してしまいました(笑)。

一同:(笑)。

関根:嬉しいと同時に、とても繊細なお話なので頑張らねば、と思いました。

内田雄馬(以下、内田):オーディションの時に初めて原作のことを知りました。女の子の恰好をする男の子のお話がどんなふうに描かれるのか、すごく興味があって。実際に台本をいただいて読んでいくと、「自分らしさ」と向き合っている部分があり、いろんな気づきみたいなものがある作品だと思いました。この役を演じられて嬉しかったですね。
Q.原作マンガを映像化するにあたって、さらに魅力がアップしたのはどのような点だと思いますか?

関根:とても愛いっぱいな作品なので全て、と言いたいのですがPVで流れているBGMが個人的にとても好きで。まだアニメ放送前のため、他の楽曲はどんな感じなのだろうととても楽しみにしています。ぱいのこアニメの楽曲を聴きながら漫画を読んだり、お散歩してみたりなど没入感を味わってみたいなとわくわくしています!

内田:透明感のあるBGMですよね。作品の優しい雰囲気を表現してくださっている感じがしました。アニメーションになって、まこと、咲、竜二3人のあったかい空気もより感じることができるのではないかと思います。だからこそ、お互いがそれぞれ持っている自分への問いかけや悩みが浮かんできた時、胸がギュッとするんですよね。ぜひ楽しみにしてほしいです。
Q.関根さんの演じる咲は「フラれてもめげない元気いっぱいな女の子」ですが、共感する部分はありましたか?

関根:普段の関根はそんなにテンションが高めではなくて(笑)。

内田:(笑)。

関根:でも本当に一生懸命な女の子なので、共感というよりは見習うところがたくさんあるなと。応援したくなるキャラクターと言いますか、「この子を愛さなければ!」と思えるようなキャラクターで、ともに歩みたい、愛したいキャラクターだと思います。

Q.テンションの高めな咲を演じるにあたって、どのように気持ちを持っていきましたか?

関根:あまり考えたことはないです。今日は咲ちゃんとしてテンションを上げていくぞ!という訳でもなく。現場はいつも学校の教室のような、優しくてにぎやかで楽しい雰囲気で。素敵な先輩を演じてくださっている梅田さんと、師匠としてしっかり支えてくれる内田さん、2人からいただいたものに返していったら自然とテンションが高くなっていったのかなと思います(笑)。
Q.内田さんは、咲のような後輩の女の子がいたらどう思いますか?

内田:僕は、咲みたいに明るい人って、何も考えてないわけではないと思っていて。明るくすることによってみんなに楽しいと思ってほしいとか、思いやりのある人が多いのではないかと思うんですよね。周囲に気を遣って、明るく振る舞っている場合もあるだろうと思います。咲はいつも笑顔なのですが、それって気遣いや防衛本能でもあったりもするよな、と思って。一人にしておけない子のような気がしてしまいますね。

Q.竜二は咲の頼れる師匠ですが、内田さんは役作りでどのような部分を意識しましたか?

内田:等身大なキャラクターでした。年頃ならではの悩みはありますが、ほかの2人に比べるとそんなに複雑ではないと思います。ただ、その悩みに対してのぶつかり方が激しいというか、ガッと悩んで、ガッと引いて、差し引きのある人物ではあります。ちゃんと気も遣うし、自分なりに反省もするタイプ。いい人だなと感じていました。ちゃんと2人のことを見てしっかり会話をすれば、役としてできあがっていくなという感覚があったので、僕自身はこう見せようとか、こうしようとかはそこまでなかったです。まことと咲と一緒に作っていったキャラクターです。
Q.竜二が、まことと咲が仲良くなるきっかけを作るシーンもありますよね。

内田:竜二は、この人はこういうふうにしたいのかな、と察するのが得意なのだと思います。自分の気持ちを言うのはあまり得意ではないですが。人を見る分たくさんいろんなことを考えるし、でもこうしたほうが相手にとっては嬉しいだろうな、と選べるような優しい人。竜二はずっとまことの隣にいたから、そういう優しさが生まれたのかなと思います。

Q.「3人の、恋と友情と成長の物語」ですが、お互い共演してみていかがでしたか?

内田:基本的には3人揃って収録しています。みんなの空気感がいいですよね。

関根:全体的にほわほわで、優しい空間ですね。

内田:梅田くんも関根さんも気遣い屋さんで、優しい現場だと思います。時間をかけてしっかり録っているというのもあって、間の時間は結構しゃべっています。
関根:休憩というか、録った後チェックの時間があるのですが、ご飯の話や、筋トレ、ダイエットなど話は尽きず、いつもわいわいしています(笑)。もちろん作品についてや、キャラクターたちについても話していて、「まこと先輩も咲ちゃんも師匠も、みんな幸せになってー!!」「笑顔でいてー!」と収録の度に話している気がします(笑)。

内田:繊細なお話なので、丁寧に収録しています。僕らが演じる3人に絞って物語が描かれているので、誰かと一緒にいる時のオンの状態と、一人でいる時のオフの状態と、その日一日のその人を演じるという感じで、一人の人生がしっかりと描かれています。収録はかなり集中してやっているのですが、収録が止まったらみんなで息を抜いて、切り替えながらやっています。お互い支えてもらっている感じです。

関根:個人的にみなさんのキャラクターとしての笑いのアドリブが私は大好きです。師匠のまこと先輩への笑いにはとても愛がこもっているなと感じていて。隠しきれない気持ちが師匠の純粋さだったり、素直さだったりの人となりを感じさせてくれて、まこと先輩と師匠が会話するシーンでは後ろでしみじみしています。まこと先輩、咲ちゃん、師匠の三角関係は優しくあたたかな所もあるけれど、やっぱり複雑で繊細で、とても切なくなってしまう事もありますね。
Q.まこと役の梅田修一朗さんは、女の子姿のまことと、男の子姿のまことと演じ分けをされていますが、共演されていかがでしたか?

関根:キャラクターを想い、試行錯誤しながらしっかり役に向き合っている方だなと思います。役を演じている時は真面目な印象が強いのですが、休憩中はいつもなにか食べている印象の方が強いかもしれません(笑)。

内田:よくしゃべる方です(笑)。人と話したり共有したりするのが、もともと好きなんだなと思います。そんな梅田くんの気遣いは、見ているこちらもほっこりします。いろんな人に話しかけてくれるので、新しく現場に来た人も話しやすい環境を作ってくれています。

関根:座長あっての優しい空気感だと思います。

内田:最初は心配性な部分があるのかな、と感じていたのですが、いろいろなことを考えているからこそ敏感なのかな、と。

関根:趣味も豊富なので話題も尽きず、いつも素直で笑ってくださっています。また根がとても素直で真面目なんだなといつも伝わってきます。

内田:そこが面白いところで。本人も繊細な部分がすごくある人。だからこそまこと役ができる部分もあると思います。
Q.咲&竜二の組み合わせは『師匠と弟子』『先輩と後輩』『どちらも主人公(男の娘)である花岡まことに想いを寄せている』という関係性があって、「この二人の関係も好き!」というファンも多いです。二人の関係についてはどう思いましたか?

関根内田:いやー(笑)。

内田:お互いに、まことが好きという気持ちがある中で、ライバルといえばライバル。同じことを思っているからこそ見える視点がお互いにあって。「私はあの人のここが好き」「僕はここが好き」みたいなのを共有できる関係性というのは、大事な気がします。相手がどういうことを考えているか、何となく察することができるような仲間関係が生まれていると思います。

関根:お互いが理解できる事があるからこそ、飾る部分は少ないところがあるのかなと…。優しい気遣い屋さんが多い中で、この2人は気を遣いすぎなくていい相手。現状では一番本音に近いことを話せる関係性なのかもしれません。

Q.咲&竜二のシーンでコミカルな掛け合いを繰り広げていますが、アドリブ演技はどれくらいありましたか?

関根:多かったですね。後ろで2人が喋っているようなシーンはアドリブなことが多いかもしれません。

内田:咲の反応がめちゃくちゃ面白いんですよね。関根さんはすごく引き出しの多い人。関根さんの演じている咲は、引き出しの多さが咲の中に根付いていて、一芸という感じではなく、咲の反応として息づいているのがすごく面白くて。鼻血を出すシーンや、ごはんを食べてワーッとなるシーンなど、自然と咲から出てきている感じがすごくいいなと思います。

関根:ありがとうございます!関根とてもご機嫌です!今日はよく寝られます。いい夢が見られます!
Q.「多様性」が話題になっていますが、まだまだ周りの目を気にしてやりづらいことも多いと思います。もしお2人が今と違う性別になれたとしたら、やってみたいことはありますか?

内田:そうですね。やりたいことはやるという自分でありたいと思っています。今の自分が何をしたいかが大事。もし女の子だったら、と大人になってから考えたことはあまりなくて。今の自分にできることで、好きなものは何だろうと考えるのが結構好きなんです。女の子じゃないとできないことがあるし、男じゃないとできないこともあるし、お互いにいいところを持っていて、リスペクトもありますが、もし今と違う性別になれたらと考えることはあまりないんですよね。

関根:私は頑固なので、女性であろうと男性であろうと、関根明良である限り考えることはそんなに変わらないのではないかなと思います。もし自分が男性になったとしても行き方は違っても、辿り着く先は同じになるのではと。多分声優になりたいと夢をもっただろうと思いますし。男性の関根明良も声優として精進するのだろうなと思います。

内田:自分を決めるのは自分。それは誰にも左右できないものだと思うんです。自分らしさとか、自分の思いとか、自分はこうありたいとか。こうしたいという思いは自分だけのものなので、それを大切にしたいですね。
Q.SGSは10代から20代までの原宿系ファッションが好きな女の子が読者層です。作中でまこと、咲、竜二が原宿で洋服を買ったり、動物のアイスやプレートのランチを食べたり、プリクラを撮ったりしています。「原宿でこれをやったことがある」「原宿で学生時代これをやってみたかった」などはありますか?

関根:学生時代は原宿に行ったことがなくて(笑)。あまり地元から出たことがなかったです(笑)。

内田:僕も学生時代は原宿に行ったことがない(笑)。秋葉原によく行っていました。買い物して家に帰ったらすぐゲームして(笑)。

関根:作中で原宿に行って、3人がとても楽しそうでキラキラしているのを見て「いいな!素敵!」と思いました!

内田:原宿で好きなのは、九州じゃんがらラーメンです。じゃんがらラーメンは秋葉原にもあるんですけど(笑)。
Q.まことは、自分の母親には可愛いものが好きなことを隠しています。お2人は「今となっては笑い話だけど、思春期にご家族に隠れてこっそりやっていたこと」はありますか?

関根:あまり隠しごとをしない家族で。学校であったことを話すタイプでした。

内田:うちも隠しごとは全然なかったなぁ。

関根:あえて言うのであれば我が家には小さい頃からずっと小鳥がいるのですが、その子に対しては猫なで声というか溺愛する声になってしまうのが恥ずかしくて、親がいるときにはツンとした感じに接してしまう事がありましたね。

内田:急にクール(笑)。そんな思春期だったんだ(笑)。

関根:溺愛っぷりを親に見せるのがやっぱり恥ずかしかったんですよね。声に関しては無意識に親の前でもやってしまっていたようで、当時から親にはバレバレでした(笑)。

内田:僕は小学校の頃塾に通っていたのですが、「お小遣いを何に使ったか言いなさい」と言われていて。塾に行く途中コンビニがあって、そこに売っているロースハムをどうしても食べたくて。こっそりロースハムを買っていた、ということがありました(笑)。

ありがとうございました。


▼▼ [プレゼントの応募はコチラ] ▼▼

[プロフィール]

関根 明良(せきねあきら)
12月16日生まれ。東京都出身。アプトプロ付属養成所3期生。
主な出演作品に、アニメ『杖と剣のウィストリア』(エルファリア・アルヴィス・セルフォルト)、アニメ『ひろがるスカイ!!プリキュア』(ソラ・ハレワタール / キュアスカイ)、アニメ『プリンセス・プリンシパル』(プリンセス)など。
趣味・特技はオーボエ演奏、戦国時代の武将や城、寺を巡り知識を得ること。


内田 雄馬(うちだゆうま)
9月21日生まれ。東京都出身。
2018年5月30日に歌手デビュー。伸びやかなヴォーカルとキレのあるダンス、人を惹きつけるパフォーマンスを武器に音楽活動でも幅広い表現力を発揮し、各方面から注目を集める。これまでにシングルを11枚、アルバムを3枚リリース。2022年開催、初の日本武道館公演は2daysともソールドアウトさせ、全国ツアーや多数のイベントに出演するなど、アーティストとしても精力的に活動中!
主な出演作品に、アニメ『マクロスΔ』(ハヤテ・インメルマン)、アニメ『ギヴン』(上ノ山立夏)、アニメ『地縛少年花子くん』(源輝)、アニメ『呪術廻戦』(伏黒恵)、アニメ『ブルーロック』(御影玲王)、アニメ『WIND BREAKER』(桜遥)など。
趣味・特技はドライブ、ゲーム、料理、焼肉。

アニメ概要


【テレビアニメ「先輩はおとこのこ」】
2024年7月4日よりフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて毎週木曜 24:55〜放送予定
※放送時間は変更の可能性がございます

Netflix/U-NEXT/アニメ放題にて2024年7月4日より毎週木曜25:25~見放題先行配信!
その他配信プラットフォームでも順次配信!

【CAST】
花岡まこと:梅田修一朗
蒼井咲:関根明良
大我竜二:内田雄馬
花岡美香:中原麻衣
大我小夏:前田佳織里
ほか

【STAFF】
原作:『先輩はおとこのこ』ぽむ(「LINE マンガ」連載)
監督:柳 伸亮
シリーズ構成:冨田頼子
キャラクターデザイン:新海翔斗
プロップデザイン:北山景子
美術監督:安田ゆかり(オリーブ)
美術設定:秋山健太郎(スタジオ Pablo)
色彩設計:鈴木ようこ
撮影監督:上條智也
編集:新沼奈美(グラフィニカ)
3D/CG:齋藤威志(WIRED)
音響監督:本山 哲
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:project No.9

公式サイト:テレビアニメ「先輩はおとこのこ」
公式X:@painoko_anime
公式TikTok: @painoko_anime

©pom・JOYNET/LINE Digital Frontier・「先輩はおとこのこ」製作委員会

以下のハッシュタグを付けてツイッターに投稿すると、その投稿内容が自動で抽出されこちらのページに表示されるようになります。

Tweet - 0

Tweet Loading

Related News

News Categories

News Search

Coming Up