【詳細】映画『アキはハルとごはんを食べたい 2杯目!』赤澤遼太郎&高橋健介 Wインタビュー

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2024-06-13 13:00:00
ごはんものの新鋭・たじまことによるBL漫画「アキはハルとごはんを食べたい」。周りから“ゼロ距離”と言われるほど仲の良い大学生のアキとハル。暖かみのある一軒家でルームシェアをする二人のほのぼのとした日常と誰でも簡単に美味しく作れるレシピで、読者の心と胃袋を掴んだ話題作の実写映画が帰ってくる!映画『アキはハルとごはんを食べたい 2杯目!』が、2024年6月14日(金)よりシネマート新宿ほか2週間限定公開!

前作に続き、料理担当のアキ役を演じるのは、「マッシュル-MASHLE-」THE STAGEやMANKAI STAGE『A3!』など2.5次元舞台・ミュージカルを中心に活躍する、赤澤遼太郎。片付け担当のハルは、初主演のテレビドラマ「ウルトラマンX」以来、ドラマや映画だけでなく、ミュージカル『刀剣乱舞』や『ワールドトリガー the Stage』など2.5次元作品に出演し話題の高橋健介が演じる。就職活動に奔走する二人。大学生活も残りわずか。愛おしく心温まる“おいしい毎日”は卒業とともに終わってしまうのかー。

今回本作で、料理担当のアキを演じた【赤澤遼太郎】と、片付け担当のハルを演じた【高橋健介】を直撃!公開を迎える今の気持ちや、映像作品ならではの難しさを感じた部分、体型を維持するために行ったこと、就職活動のシーンの撮影秘話のほか、普段癒しを感じる瞬間や、大学生活を振り返ってみて、好きなファッションなど、秘エピソードが盛りだくさん!
Q. 2023年に公開された映画の続編で、公開記念舞台挨拶の際に続編の製作決定が発表されたそうですが、出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

高橋健介(以下、高橋):前作の舞台挨拶で『2杯目!』の公開を発表させていていただいて、前作のリアクションがまだない中での発表でした。作品が続くのはありがたいことなので、驚きもありつつ、嬉しさもあました。

赤澤遼太郎(以下、赤澤):座組みの雰囲気がすごくよかったので、またこの関係値で2杯目に臨めるという安心感と喜びを感じました。

Q. 前作が公開された際、ファンの方から言われて嬉しかった言葉はありますか?

赤澤:「お腹がすごく空きました」「ほっこりしました」とか。僕らが作中で作ったのと同じ料理を作って、写真を撮って送ってくれたりとか。

高橋:「おかわりして2回目を観てきました」とか。1回目を観てよかったから、もう1回スクリーンで観てくれるのは、嬉しいです。

赤澤:上映期間の延長もあって。

高橋:仕事の延長は嫌ですが、こういう延長は嬉しい(笑)。ありがたいですね。
Q. 前作の舞台挨拶の時点で『2杯目!』の撮影は終わっていたそうですが、そこから1年経ってようやく公開を迎える、今のお気持ちを教えてください。

高橋:僕らは舞台に出演することが多いので、舞台はその場でやってその場でお客様からリアクションをもらえます。ですが、映画は撮影してから公開されるまでが長くて、タイムラグがあるので、撮影期間を思い出すという印象が強いです。

赤澤:インタビュー動画を観ながら「こんなことを言っているな」と思い出していました。

高橋:全編関東で撮っていたのですが、一か所だけ大阪のシーンがあって。「前作の舞台挨拶で大阪に行った時に撮ったのでは?」と思うシーンもあります(笑)。

赤澤:舞台挨拶の合間に抜けて撮影しに行ったんです(笑)。監督と僕とマネージャーさん、3~4人くらいで行って。撮影中、周りの方からは「YouTuberかな?」みたいな感じで噂されて(笑)。ぜひ楽しみにしてほしいです(笑)。
Q. 普段は舞台で活躍されていますが、映像作品ならではの難しさを感じた部分はありますか?

赤澤:舞台だと、始まったら最後までやり切るみたいな流れですが、今回は映像なのでカット割りがあって、最初はハルの表情、アキの表情と撮っていって、最後に全体を撮って。同じ芝居を3、4回短いスパンで繰り返さないといけない難しさがあります。今回感情を吐露する大事なシーンの時に、先にハルから撮ったのですが、僕の表情はその時カメラに抜かれていなかったんですよね。抜かれているわけではない時にバーッと感情を出してしまって。感情にふたをして、とどめておかないといけない。自分がカメラで抜かれるまで待っておかないといけない。そういう難しさがあって、映像作品ならではだな、と思いました。健介くんをはじめ、スタッフさんのおかげで乗り切れて、いい画が撮れたと思います。

高橋:普段、舞台では稽古を重ねてどんどん役作りや関係値を築いていきますが、映像の方は時間がタイトなので、関係づくりを瞬発的にやっていかなきゃいけない。映像ならではの難しさだと思いました。順撮りではなく、終わりのほうから撮ることもあって。役を演じていく中で気づいた発見を、終わりのシーンに持っていけないこともあって。そこは難しさを感じます。

赤澤:健介くんはすごく頼もしかったです。映像作品にも出演されているから、つながりとか、どっちの手で持っていたとか、スタッフさんと逐一コミュニケーションを取っていて。舞台だけやっているとなかなか意識しない部分にまで気を配っていて、すごいなと思いました。
Q. 特に注目してほしいシーンについて教えてください。

赤澤:たくさんありますね(笑)。アドリブ感のあるシーンが盛りだくさんです。僕と健介くんだからこそ出せるアキハルの空気感。そこは観てほしいです。クスッと笑えるシーンや、僕が水をかけられるところとか(笑)。楽しんでもらえたらと思います。

高橋:最近Creepy Nutsさんのラップがすごく流行っていますが、それを超えるアキのラップシーンがあります(笑)。ぜひ観てほしいです(笑)。

赤澤:あのラップ、1分くらいやったのですが、使われたのは数秒でした(笑)。

Q. ほかの作品でも共演経験が多いそうですが、アキ、ハルとして今回再共演していかがでしたか?

赤澤:とてもやりやすかったです。健介くんのハルならここはこう言うな、こう来てくれるだろう、と台本を読んだ時に想定していて。見事にラリーが続きました。
Q. 食事するシーンが多いですが、満腹になって苦しかったなどはありますか?

高橋:料理がとても美味しくて。湯気の出具合を撮ったりするほうが大変ではないかと思います。

赤澤:リアリティのある表情をするために、あまりごはんを食べないようにしていました。食べる時にパスタの麺を取りすぎたとか、うどんの麺が切れないとか、そういう苦労はありました(笑)。

高橋:今回は食べるシーンが2人とも同じくらいあって。前作はアキが作ってハルが食べるという感じでした。片方が食べて片方が見ていたら、食べている側も焦りがあるのですが、今回は2人とも食べているので、その辺は楽しかったです。

Q. 体型を維持するために、行ったことはありますか?

赤澤:ちょうど別の役で筋肉ムキムキの役をやらないといけなくて、鍛えていました。僕はめちゃめちゃ筋肉が付きやすくて、一日5分筋トレするだけでしっかり筋肉がついてしまうくらいで。軽い食事制限と筋トレをやるくらいでした。お菓子など、余分なカロリーは摂らないようにしていました。

高橋:男としては筋肉があったほうがいいですが、『2杯目!』のアキは可愛げがなかったです。筋肉が付きすぎて(笑)。

赤澤:肩幅とかガッチリしてしまって。筋肉ってすぐに落ちないから、体系を維持するのは難しいですよね。

高橋:僕は、前作では海水浴のシーンがあって一応気にしていましたが、今回は台本を読んだ時点でそういうシーンはなかったので、何も気にしていなかったです(笑)。顔にはまったく出ませんが、太るとお腹に肉がついてしまうので、今は怠惰なお腹です。

一同:(笑)。
Q. アキは料理担当、ハルは片付け担当ですが、ご自身はどちらが得意ですか?

高橋:僕は実家暮らしなので、どちらもやっていません(笑)。得意とか不得意ではなく、経験していないので、未知数。もしかしたらどっちも得意な可能性もあります(笑)。

一同:(笑)。

赤澤:僕は片付けるのが結構好きなんです。料理はこの作品の撮影期間以外、そんなにやっていませんが(笑)。

Q. 「このレシピを作ってみた」などはありますか?

赤澤:撮影する前に「梅とろろうどん」や「たこ焼きパイ」を役作りもかねて作りました。コミックを読むだけでおいしく簡単にできるので、みんな真似しやすいと思います。僕でも作れたので(笑)。
Q. 今回は卒業を控えた2人を描くということで、面接の練習など、就活のシーンも描かれます。金髪でアキが面接を受けるシーンもありますが、どのような経緯で決まっていきましたか?

高橋:多分原作にはないシーン。悩んでいました。ギリギリまで。

赤澤:リアリティを出すためにどうするか。さすがに金髪で就活はおかしい。だけどそれを許容してくれる会社はないのか、なりたい自分を曲げてまで入りたい会社なのか。この作品のテーマの一つでもあるのですが「就活が大事なのではなく、会社に入ってからの方が長いんだよ」というハルの台詞もあって。まさにそうだな、と思いました。

高橋:ハルの台詞は追加したのだと思います。「就活なのに金髪で受けるのはどうなんだろう」みたいな話をしていて。アドリブで言ったわけではなく、台本として台詞を足してもらった記憶があります。

赤澤:打合せ、本読みか何かの段階で話した気がします。話し合いの中で生まれたシーンです。
Q. 観ていてほっこりできる、元気になれる作品ですが、普段ご自身が癒される瞬間や、心がほっこりする瞬間について教えてください。

赤澤:好感度を上げようとかではなく、ファンレターを読んでいる時(笑)。お芝居は観てくれる人がいないと成立しないし、自分が意識した細かい部分に気づいてくれて、その感想をしっかりと書いてくれている、それを読むのがすごく好きなので、嬉しいですね。

高橋:物理的に癒されるのは、月に1回整体やマッサージ、サウナに行くことです。達成感や幸福度で癒されるのは、ゲームをしている時です。無課金でやっているので、毎日ログインしてコツコツポイントを貯めています。僕は0と1は違うけれど、1と100は同じだと思うタイプなので、一回課金するとやりすぎてしまうので、絶対に無課金でやっています。ガチャを回して推しが出た時は、達成感がすごいです(笑)。
Q. SGSは10代から20代までの原宿系ファッションが好きな女の子が読者です。大学生の読者も多いですが、ご自身の大学生活を振り返ってみていかがでしたか?

高橋:僕は指定校推薦を使って大学に行きました。高校生の時に、内申点が学年で9位だったので、上位8名を全員探し出して。確実に推薦の枠を取るために「どこの大学に行きたいの?」と聞いていきました。

赤澤:賢いなあ(笑)。僕の通っていた大学は演劇系の授業が有名なので、そういう授業を取っておけばよかったな、と思います。学問より、いかに単位を取るかに注力していたから。

Q. 大学生活とお仕事はどのように両立させていましたか?

赤澤:めっちゃ大変でした。舞台の本番前に早めに楽屋に入って、レポートを書いたりとか。よくやっていました。

高橋:僕は大学3年生の時に「ウルトラマン」のお仕事が決まって。1、2年生の時に単位を取っていて、3年生さえ頑張れば卒業できる未来があったので、なんとかなりました。
Q. 本作では、学生から社会人になる期待や不安も描かれています。ご自身は大学を卒業して芸能一本でやっていくとなった時、不安でしたか?それとも目いっぱい仕事に打ち込める、とワクワクしましたか?

赤澤:僕はありがたいことに当時からお仕事をめちゃめちゃたくさん入れていただいたので、不安というよりも目の前のことをやっていくのに必死でした。とりあえず成立させよう、頑張ろう、不安というよりも必死でした(笑)。

Q. アキとハルの私服も本作の見どころの一つです。普段はどんなファッションがお好きですか?

赤澤:Instagramで韓国のファッションを見て、通販で取り寄せています。

高橋:僕はほぼジャージです(笑)。本作では絵替わりが多くて、ボーダーやチェックのズボン、だぼっとした服装などたくさんの服を着ているので、読者の皆さんがお好きな服があるのではと思います。

ありがとうございました。
ヘアメイク
SUGA NAKATA(GLEAM)

スタイリスト
小野魁人

[赤澤遼太郎]
ジャケット:57200円(税込)/Ohal(オーハル)/JOYEUX(ジョワイユ)
シャツ:30800円(税込)/SOL(ソル)/JOYEUX(ジョワイユ)
パンツ:23100円(税込)/MAISON SPECIAL
その他スタイリスト私物

[高橋健介]
カーディガン:39600円(税込)/ANEI/JOYEUX(ジョワイユ)
その他スタイリスト私物

JOYEUX
東京都港区南青山6-6-22 LUNA ROSSA南青山3階
03-4361-4464


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[プロフィール]

赤澤遼太郎
1997年1月11日生まれ。神奈川県出身。2015年、舞台「CHaCK-UP―Episode.0―」で俳優デビュー。「MANKAI STAGE『A3』」や「あんさんぶるスターズ」、「おそ松さん」などの人気演目に出演。世界的に人気原作となった「マッシュル-MASHLE-」THE STAGEの主演をはじめ、「コードギアス〜反逆のルルーシュ」や「HIGH CARD」などの主演を務める2.5次元界のトップランナー。初連続ドラマでは「救出劇」で主演を務めた。透き通る高音の歌唱力を持ってグランドミュージカル「チェーザレ 破壊の創造者」に出演するなど歌唱や踊り、演技力に定評がある。アニメ大好きの新時代の2.5次元俳優。


高橋健介
1994年12月24日生まれ。東京都出身。高校生の頃より、芸能活動を開始する。2015年、TX「ウルトラマンX」で、主人公・大空大地を演じる。2016年、ミュージカル『刀剣乱舞』~幕末天狼傳~で、蜂須賀虎徹を演じる。最近の主な出演作として、ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一蓮~(24)、舞台「赤ひげ」(23)、映画「ヒットマンロイヤー」(23)、CX「人志松本の酒のツマミになる話」(23)などがある。

STORY

高校の同級生の秋吉純太(アキ)と藤城春継(ハル)は別々の大学に進学するも、静かな住宅街にある一軒家でルームシェアをしていた。大学4年生になり、就職活動に勤しむ二人。写真家の道に進むことを決めたハルは写真スタジオに、アキはインテリア雑貨の会社に内定が決まる。米山と麦田、あずさ、雪乃を招いた就職祝いの「たこ焼きパイ」パーティで盛り上がったその夜、アキに一通のメールが届く。それは、勤務地が大阪に決まったという知らせだった。一緒に暮らせるのも卒業まで残りわずか。寂しい気持ちとモヤモヤを抱える二人の間には、どこかよそよそしい空気が流れていた。そんなある日、ハルの姉・立夏が結婚報告をしに会いに来る。結婚の決め手になった話を聞いたアキは、ハルに友情以上の感情を持っていることに気付く。しかしアキは、ハルにはこの感情を打ち明けないことを心に決める。一方、大阪への勤務が決まったと聞いた時から、ハルは心ここにあらずだった。このまま4年間暮らした一軒家を引き払い、穏やかで幸せだった同居生活は終わってしまうのか…。そして、社会人を迎えるアキとハルの行く末は…?

本予告


映画概要


【アキはハルとごはんを食べたい 2杯目!】
6月14日(金) シネマート新宿ほか2週間限定公開
出演:赤澤遼太郎 高橋健介
佐奈宏紀 櫻井佑樹 竹内星菜 伊織いお
青山ひかる 永山たかし 鎌苅健太
柴田理恵
原作:たじまこと「アキはハルとごはんを食べたい」(竹書房「bamB!」刊)
監督:川野浩司
脚本:川﨑龍太
音楽:西ヶ谷元紀
制作プロダクション:レオーネ
配給:クロックワークス
2024年/日本/97分/ビスタ/5.1ch

公式サイト:映画『アキはハルとごはんを食べたい 2杯目!』
公式X:@akiharumovie

©たじまこと/竹書房・「アキハル2杯目!」製作委員会

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