【詳細】映画『恋わずらいのエリー』原 菜乃華 インタビュー

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2024-03-11 19:00:00
累計発行部数210万部突破の藤ももによる大人気少女コミック 「恋わずらいのエリー」(講談社「デザートKC」刊)が宮世琉弥と原 菜乃華のW主演により実写映画化、2024年3月15日(金)より全国公開。原作は、2011年にデザート新人まんが大賞優秀賞でデビューした藤ももの初連載作である同名コミック。2015年より連載を開始し、2018年には第42回講談社漫画賞少女部門にノミネートされ、「爆笑しつつキュン死にできる」、「見事にドはまり」、「共感しかなくて元気出る」などティーンの心を鷲掴みにした傑作少女コミックが、満を持して映画化となる。

表の顔は学校イチのさわやか王子だが、実は口の悪いウラオモテ男子のオミくんを宮世琉弥が、そんなオミくんを眺めながら彼との妄想を“恋わずらいのエリー”の名前でSNS上でつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリーを原 菜乃華が演じる。

さらに西村拓哉、白宮みずほ、藤本洸大、そして綱 啓永、小関裕太という最旬キャストが大集結!
恋も妄想も止まらない、ノンストップ♡ミラクルラブストーリーがこの春、誕生。

今回本作で、妄想大好き女子・エリーを演じた【原 菜乃華】を直撃!恋愛映画 初のヒロイン役で大変だったところや、コミカルな演技をするうえで意識したことのほか、高校時代の思い出や普段妄想していること、妹との日々の交流、映画『すずめの戸締まり』の収録秘話など、気になる素顔が垣間見えるお話が盛りだくさん♪
Q.恋愛映画で初のヒロイン役ですが、ご自身のお芝居で大変だったところや、頑張ったところについて教えてください。

原 菜乃華(以下、原):妄想中、変顔というか顔芸をしなきゃいけないシーンがたくさんあって。とにかく多いので、パターンが決まってしまい、難しかったです。監督から「もう少し別のパターンで。そろそろ飽きてきたな」みたいに言われて(笑)。「よし、じゃあ次はどうしようか」と自分で模索しながらやっていました。毎日監督から挑戦状を叩きつけられて、「よし、やってやろう!今日もモニターの前にいる監督を笑わせてやろう!」みたいな気持ちで現場に入っていました。鏡を見て変顔の練習をしましたし、顔のストレッチをして「あいうえお」と大きい声で言って、表情筋を動かしてから現場に入ったりしていました。

Q.エリーはどういう女の子だと感じましたか?

:私と似ているなと思いました。好きなものに入り込んで熱量が高いところとか。純粋でとにかく行動力があって、引っ込み思案だけど思い切りの良さがあるところは憧れるし、彼女の魅力だと思います。
Q.初めての挑戦だなと思ったことや、新たに発見したご自身の魅力について教えてください。

:ここまで表情を動かすと思っていなくて(笑)。コミカルなシーンが満載で、ここまでコメディに全振りというのはやったことがなかったので、難しかったです。

Q.コミカルな演技をするうえで、どのようなことを意識しましたか?

:原作マンガを台本と照らし合わせて読んだのですが、オミくんもエリーも、照れ顔がすごく可愛らしくて、キュンキュンポイントだと思いました。エリーの照れ顔に、乙女の可愛らしさみたいなものを感じたので、再現できたらいいなと思いながら演じました。映画の出演情報が解禁された時に、中学時代の友達から「一番好きなマンガを一番好きな友達が演じてくれるのがとてつもなく嬉しい」と連絡が来まして。たくさんの方に愛されている作品だと思い、改めて身が引き締まりました。
Q.オミくん役の宮世琉弥さんと3回目の共演をされていかがでしたか?

:初めて共演させていただいた時から、誰に対しても壁を作ることなくフレンドリーに接してくださって、現場の雰囲気を明るくしてくれる、太陽のような存在だと思っていたので、現場に入るのが楽しみでした。

Q.宮世さんと2人で相談して決まっていった部分はありますか?

:2人のシーンがすごく多かったので、テストをやった時に、「ここ少しやりにくいからこういうふうに変えてもいい?」みたいなことを、気軽に相談できました。
Q.ほかの共演者の方とはいかがでしたか?

:エリーは一番ほかの共演者の方とご一緒していて(笑)。 皆さん濃いキャラクターで、1人1人が主役級で、クセの強さがあって、みんなが好きになれるキャラクターだと思います。

Q.エリーは地味で透明な存在というか、友達を作るのがあまり上手ではないキャラクターです。原さんご自身は学校の中でどんなポジションだったと思いますか?

:狭いコミュニティで楽しくやっていました(笑)。友達がたくさんいるタイプではなく、結構人見知りですし、狭く深くというか、自分の波長の合う子と一緒にいる感じですね。意外と一人でいることも好きです。

Q.エリーのようにたくましく妄想することもありますか?

:あると思います(笑)。ネガティブなことをぐるぐる想像してしまったり、この先起こりもしないような不安なことを考えてワーッとなってしまったり。くだらないことで言うと(笑)、甘い食べ物としょっぱい食べ物って、交互に永遠に食べられるけれど、最初にそれを考えた人って誰なんだろう?とか。ポテトチップスにチョコをかけたお菓子はすごく美味しいけれど、「チョコがけポテチ」に代わる新たな甘じょっぱいお菓子って何だろう?発明したいな、とか(笑)。
Q.エリーはスマホを肌身離さず持ち歩いて、日々妄想を投稿していますが、原さんご自身が毎日欠かさず持ち歩いているものはありますか?

:のど飴です。お菓子がすごく好きで、飴やガムなど、口寂しくなった時に食べられるものを常備しています(笑)。ミントガムにハマっていて、ボトルで持ち歩いたり(笑)。

Q.エリーみたいに文章を書いたり、毎日こまめに記録したりするのは好きな方ですか?

:映画を観終わった後、その感想を一行でも書くようにしています。

Q.映画の口コミはチェックしますか?

:映画を一本観終わったら、レビューサイトで絶対ほかの人の感想を読みます。自分がなんとなく思っていた気持ちを上手に言語化してくださっている方がいて(笑)。レビューを書いている方って、文章力がお上手だから(笑)。そういうのを見て「私の今感じているモヤモヤって、言語化されたらこういうことだ。こういう解釈もあるのね」とか「こことここ、映像的にこういう仕掛けがあったんだ」とか、一回観ただけでは意外と気づかないところがあって。作品に対する理解がより深まると思うので、見るようにしています。

Q.口コミやレビューが、ご自身の演技にも生かされていると思いますか?

:はい。「こういうふうにやったら、こういうふうに見えてしまうかも」とか「こういうふうに感じる人がいるかも」とか、物語の全体を多角的に見られるようになれたらいいなと思いながら勉強しています。
Q.胸キュンシーンも満載ですが、演じていて印象に残ったシーンについて教えてください。

:(ジャージ越しにキスをする)「ジャージキス」というのがありまして(笑)。恋愛映画で今までに観たことがないシーン。面白かったですし、新しいなと思ったので、ぜひ注目していただけたら。

Q.毎日妄想に夢中なエリーですが、原さんご自身がお芝居や映画、アニメ以外で夢中になっているもの、熱くなっていることについて教えてください。

:あまり趣味がなくて。とにかく睡眠が好きで、睡眠にこだわっています。寝る前に軽くストレッチしたり、お風呂に入ったり。あとは妹が好きなので、妹と話すのが日々の癒しです。

Q.妹さんとはどういう感じで交流されているんですか?

:11歳下なのですが、生意気で可愛いです(笑)。寝ている時などに妹のことをいじると、嫌がって「うざい」と言われてしまうのですが、それを楽しんでいます(笑)。誕生日プレゼントも、何個も買ってしまうんですよね。ネット通販で一つ買うと、関連でおすすめのものが出てきて「これもいいじゃん」と思って。とんでもない量になってしまいます(笑)。
Q.SGSは10代から20代の女の子に向けた、原宿系のファッションサイトです。原さんは振り返ってみてどんな学生時代を過ごしていましたか?

:友達と好きな作品やアニメの話をして、アニメのグッズを買いにお店に行っていました(笑)。

Q.好きな色や、お気に入りのファッションアイテムはありますか?

:私服は黒ばかりで、それしか着ないくらい黒が好きです(笑)。赤も好きなので、差し色で赤を使っています。

Q.メイクでこだわっているポイントや、集めているコスメについて教えてください。

:チークを濃く入れるのが好きなので、ポイントとして、がっつりチークを入れたいです。リップは何本持っていても欲しくなってしまいます。

Q.オレンジ系とピンク系だったらどちらがお好きですか?

:ブラウンが好きです。ブラウンリップとか。彩度の低いものが個人的に似合うかな、と思います。
Q.オミくんとエリーが国語科準備室で話すシーンも登場しますが、原さんご自身が学校で友達とこっそり会っていた場所や、みんなで集まっていた場所について教えてください。

:お気に入りのお菓子や食べ物が売っている自動販売機の前にたむろしたりとか、一日限定10個の肉まんを手に入れるために猛ダッシュしたりとか(笑)。 何かあるたびにご飯を買いに行っていたので、学校内にある学食や売店は思い出深いです。

Q.成人の日に、Instagramで振袖姿も拝見しました。原さんは今20歳ですが、ご自身はどういう人が大人だと思いますか?

:どういう人が大人なんでしょう?まだわからないですが(笑)、視野を広く持って、人のために何か行動できる人は大人なのかなと思います(笑)。

Q.10代のうちに、やっておいた方がいいことについて教えてください。

:制服でいろんな場所に出かけて、たくさん写真を撮るとか。学生時代の友達は大切にした方がいいなと、はたちを迎えてすごく思いました。学生時代毎日何があっても学校に行き、友達に毎日会うという環境がものすごく恵まれていたと思います。それだけ毎日一緒にいれば、気の合う友達や、波長の合う友達が見つかりますし、どういう人なのかな、こういうところが好きだな、というのも見つかります。なかなかそこまでずっと一緒にいる人って、学校を卒業したらいないなと思って。学生時代の友達とは、定期的に会った方がいいと思います。
Q.エリーはオミくんと関わり始めてから人生が好転していきますが、原さんご自身は人生が変わるような衝撃的な出会いをしたことがありますか?

:映画『すずめの戸締まり』で、新海誠監督とご一緒させていただいた時に、もともと私は声がコンプレックスだったのですが、この声をすごく褒めてくださって、声のお芝居や、声の使い方を『すずめの戸締まり』のチームの方が教えてくださって、本当に楽しくて。自分のコンプレックスが払拭されて、前向きに明るくなれたな、と思って。すごく大切な出会いでした。

映画『君の名は』が本当に大好きで(笑)。まさか自分が新海監督の作品に出られると思っていなくて、夢のような経験でした。役者としても一人の人間としても、宝物のような作品に出会えたなと思います。

Q.エリーが文化祭で奮闘する姿を見て、応援したくなりました。原さんご自身がリーダーとして周りを引っ張っていった経験や、奮闘した経験はありますか?

:ないです(笑)。リーダーなんて性に合わなくて(笑)。人を引っ張っていくみたいなことがそつなくできたらかっこいいのですが。これから少しずつ大人になって、人を引っ張っていけるような役者さんになれたらと思います。
Q.原さんと同世代の読者に向けて、見どころや作品の魅力を教えてください。

:主人公の2人がとても可愛らしくてピュアで、ストレートに思いをぶつけることの尊さが描かれていると思います。ありのままの自分を受け止めてくれる人は貴重な存在だと思いますし、友達でも恋人でも、お互い高めあえる存在を大切にしたいなと思える作品です。こういう恋愛って素敵だなと思うし、たくさん笑ってドキドキできる、前向きになれる作品で、新生活を迎える方にもピッタリです。春休みにたくさんの方に観に来ていただければと思います!

ありがとうございました。


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[プロフィール]
原 菜乃華
2003年8月26日生まれ、東京都出身。
2009年に芸能界入りし子役からキャリアを重ね、『はらはらなのか。』(17)で映画初主演を果たす。2020年公開の映画『罪の声』では物語の鍵となる役柄を演じ存在感を発揮。「ナイト・ドクター」(21/CX)、「真犯人フラグ」(21/NTV)、「ナンバMG5」(22/CX)、「村井の恋」(22/TBS)など話題作への出演を重ね、2022年公開の新海 誠監督アニメーション映画『すずめの戸締まり』ではヒロイン・鈴芽役に抜擢され、一躍脚光を浴びる。2023年に出演の映画『ミステリと言う勿れ』でも、物語のキーパーソンとなる役をオーディションでつかみ、ロングランヒットを記録。NHK大河ドラマ「どうする家康」では千姫を演じ、幅広い世代からも注目を集め、確かな実力とフレッシュさを併せ持つ若手女優。本作で宮世と共にW主演を務めると同時に、恋愛映画で初のヒロイン役となる。

♡STORY

学校イチのさわやか王子・オミくん(宮世琉弥)を眺めつつ、彼との妄想を“恋わずらいのエリー”の名前でSNS上でつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリー(原 菜乃華)。ところが、パーフェクトだと思っていたオミくんは、実は口の悪いウラオモテ男子だった!
しかも、超恥ずかしい妄想が彼にバレてしまい、絶体絶命の大ピンチ・・・のはずが、「その妄想、叶えてあげてもいーよ?」と、オミくんはエリーを面白がり、まさかの急接近!
最初こそオミくんの裏の顔にショックを受けたエリーだったが、彼の飾らない素の部分を知っていくうちに恋心も妄想も、さらに膨らんでいく。
さらに、オミくんをきっかけに、美少女だが現実の男子には興味がない同級生・紗羅(白宮みずほ)や、見た目はヤンキーだけど、一途に紗羅に想いを寄せる先輩・礼雄(綱 啓永)など、初めての友達ができてエリーは現実も妄想も絶好調!
そんなある日、ちょっと変わったクラスメイト・ 要くん(⻄村拓哉)にも “恋わずらいのエリー”であることがバレてしまう。
エリーに興味を持った要くんまで急に距離を詰めてきて、まさかの三角関係?!
果たして、オミくんとエリーの恋の行方は...?

本予告


映画概要


【恋わずらいのエリー】
2024年3⽉15⽇(⾦) 全国公開
原作:藤もも『恋わずらいのエリー』(講談社「デザートKC」刊)
出演:宮世琉弥 原菜乃華(W主演)
西村拓哉 白宮みずほ 藤本洸大 ・ 綱 啓永
⼩関裕太
監督:三⽊康⼀郎
脚本:おかざきさとこ
音 楽:林イグネル小百合
主題歌:NiziU「SWEET NONFICTION」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:松⽵株式会社

公式サイト:映画『恋わずらいのエリー』
公式X:@_lovesickellie_
公式Instagram: @_lovesickellie_
公式TikTok: @_lovesickellie_

©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社

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