【詳細】映画『ある閉ざされた雪の山荘で』重岡大毅の“カラー”は黄色?個性的なメンバーたちの性格を映し出すキャラクターカラーに注目!

Culture 映画
2023-12-30 11:00:00
著作の国内累計発行部数が1億部を突破した東野圭吾の長編小説『ある閉ざされた雪の山荘で』が、重岡大毅主演で実写映画化。共演には、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、間宮祥太朗ら超豪華キャストが集結し、1月12日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国公開。

本作は、“国民的作家”である東野圭吾が、1992年に発表した『ある閉ざされた雪の山荘で』の実写映画化作品。登場人物が全員役者であり、彼らが挑む新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考が、“大雪で外部との接触が断たれた山荘”という架空の密室空間で行われる設定で、書籍発売当時大きな話題となった。ところが映像化については、トリックや人物描写の複雑さから不可能と長年思われていたことに加え、東野自身も「想像もしていなかった」と語るように、今回の実写映画化の仕上がりに不安を覚えていたことを明かしている。

しかし試写での鑑賞後、「それは全く杞憂でした」と言い切り、映画の完成度の高さを絶賛。原作者も「見事」と唸るサスペンス・エンターテインメントが誕生した。

主人公・久我和幸を演じるのは重岡大毅。数多くの映画やドラマに出演し、確かな演技力を発揮。映画単独初主演となる本作では、オーディションに参加する俳優の7人の中で唯一、異なる劇団から参加した“部外者”である久我を熱演。原作からはキャラクター性が異なる主人公を、“重岡ならでは”の表現に落とし込み、見事に演じ切った。

さらに、共演には、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、そして間宮祥太朗が決定、今をときめく同世代の人気俳優たちが大集結!彼らは、同じ劇団に所属する役者たちを演じ、一癖も二癖もあるキャラクターたちを好演している。そして、メガホンを執ったのは、2012年の監督・脚本作『荒川アンダーザブリッジ』で注目を集めて以降、『ステップ』(20)、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(21)など様々なジャンルの話題作を手掛けてきた飯塚健。密室内で仕掛けられた複雑なトリック、疑心暗鬼に陥っていく登場人物たちの心
情、後半にかけて怒涛の展開を見せる本作を高いクオリティで描き切り、原作者の東野にも、「トリッキーな世界観を完璧に成立させている」と言わしめた。

同世代の豪華俳優陣が集結している本作だが、本予告の公開でファンから注目を集めたのが、それぞれのキャラクターカラーの配色だ。先日開催されたジャパンプレミアでも、それぞれのイメージカラーを身につけた衣装での登場となり、豪華キャストが集まったステージでも華やかさを増していた。そんなキャラクターカラーの配色には、実は各キャラクターの性格やイメージが反映されている。
普段、グループでは赤色を担当している重岡大毅扮する久我和幸は、劇団唯一の部外者でありながら、新作舞台の最終オーディションに意欲的に参加し、周囲を巻き込むポジティブなパワーを感じさせる黄色がパーソナルカラーとして選ばれた。特に映画冒頭では、黄色の衣装と過剰に前のめりな様子が印象的に描かれていて、登場シーンで即刻「嫌いなタイプだわ」と劇団女性陣から言い放たれる。

また、間宮祥太朗演じる本間雄一は、華と実力を兼ね揃えた劇団のトップ俳優という設定ゆえ、常に冷静で思慮深く、落ち着いた印象を与えるグリーンをセレクト。中条あやみが演じる中西貴子は、朗らかで仲間想いだが、公演直前に主演の座を奪われた経験があり、自身の地道な努力が報われず内心くすぶっているという役どころ。役者として個性や存在感を追い求め、嫉妬心を燃やす紫色となった。
岡山天音が演じる田所義雄は、知性的だがクセが強く、誰も本心を読み解けないという所から、どこか不穏でダークな印象を与えるネイビーを。そんな田所が唯一分かり易く好意を寄せる、西野七瀬が演じた元村由梨江は、資産家の親が劇団の出資者である事から役を得ていると、劇団員から疎まれている設定ゆえ、嫉妬と注目を集める華やかなピンクが選ばれた。

堀田真由自身も「だいぶ場をかき乱すような役柄」と語る笠原温子は、役を得るためなら何でもするという勝気な性格である事、常に自分が輪の中心でありたいという我の強さ、そして劇団水滸の演出家・東郷陣平と恋人関係を噂される程の魔性の女ぶりを感じさせる赤色が選ばれた。

戸塚純貴扮する雨宮恭介のパーソナルカラーは。誰よりも優しいリーダーではあるが、皆を引っ張るというタイプではなく、役目を押し付けられがちで、周囲にかき乱されやすく、場の状況に流されて何色にも染まってしまう白だ。雨宮もまた、田所と同様、由梨江に好意を寄せている。

そして森川葵が演じた、劇団の圧倒的天才女優・麻倉雅美には、雨宮とは真逆で何色にも染まらず、自我の強さと存在感を放つが選ばれ、劇団員から憧れと嫉妬の眼差しが常に向けられ、それにも屈しない堂々としたオーラを放っている。
豪華俳優陣が役者を演じる本作だけあって、強烈な個性を放つキャラクターに仕上がっている登場人物たち。山荘の中で4日間の共同生活を送りながら、密室空間で連続殺人事件が起こったという架空の想定の元、彼らはここで主役の座を賭けた最終オーディションに挑むことになる。

ところが、翌朝実際にメンバーの一人が姿を消し行方不明に。もしやこれは本当の“殺人事件”ではないのか?と残されたメンバーたちが疑惑を抱き始めるが、お互いの行動や発言もまた“演技”なのかもしれないとなかなか本心を明かせない久我たち。それぞれの思惑が交錯し、やがて誰もが秘密にしていた劇団の過去が明らかになっていく…。

スクリーンに映る全てが伏線。二重三重に張り巡らされたトリック。演技と嘘、そして隠された過去が交錯し、 “謎解き”の枠を超えた、衝撃のラストが訪れる本作。彼らのカラーや衣装など細かい部分にも注目しながら、“謎解き”の枠を超えた、衝撃のラストが訪れるサスペンス・エンターテインメントを楽しんでほしい!

<物語>
劇団に所属する役者7人に届いた、4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。
新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件。
出口のない密室で一人、また一人と消えていくメンバーたち。
果たしてこれは、フィクションか? それとも本当の連続殺人か?彼らを待ち受ける衝撃の結末とは――

映画概要


【ある閉ざされた雪の山荘で】
1月12日(金) TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
重岡大毅
中条あやみ 岡山天音 西野七瀬
堀田真由 戸塚純貴 森川葵
間宮祥太朗
原作:東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」(講談社文庫)
監督:飯塚健
脚本:加藤良太 飯塚健
主題歌「FICTION」(WEST.)
音楽:海田庄吾
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:ファインエンターテイメント

ハッシュタグ
#ある閉ざされた雪の山荘で
#閉ざ雪
#事件が始まる

©2024 映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 ©東野圭吾/講談社

この記事の関連キーワード

映画

以下のハッシュタグを付けてツイッターに投稿すると、その投稿内容が自動で抽出されこちらのページに表示されるようになります。

Tweet - 0

Tweet Loading

Related News

News Categories

News Search

Coming Up