【詳細】映画『Gメン』りんたろー。インタビュー

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2023-08-24 13:00:00
問題児ばかりが集う武華男子高校1年<G組>に転入してきた主人公・門松勝太が、<G組>メンバーや上級生といった仲間たちと全力で生きる姿を、大興奮のアクションとアツい友情で描いたこの夏最高の青春エンターテインメント、映画『Gメン』が8月25日(金)より全国公開!

原作は、学園をモチーフにした青春作品を数多く手掛ける小沢としおの人気コミック『Gメン』。連載終了後の今もなお新たなファンを獲得し続ける人気コミックを、『おっさんずラブ』『極主夫道』シリーズやドラマ「unknown」(23)など、多岐にわたるジャンルをエンタメ作品として昇華させる手腕で最注目の瑠東東一郎監督が、待望の映画化!全力だけど空回りな“熱きおちこぼれ“ヒーロー・門松勝太を体当たりで演じるのは、本作が映画初主演となる岸優太。そして、G組メンバーを演じる竜星涼(瀬名拓美役)、矢本悠馬(肝田茂樹役)、森本慎太郎(梅田真大役)、りんたろー。(薙竜二役)に加え、恒松祐里(上城レイナ役)、吉岡里帆(雨宮瞳役)、高良健吾(伊達 薫役)、尾上松也(加藤侠介役)・田中圭(八神紅一役)という、最旬で超豪華なキ ャスト陣が出演することでも話題となっている。

今回、本作で薙竜二役を演じた【りんたろー。】を直撃!パリピヤンキーの高校生を演じてみた感想や、岸優太、竜星涼らとの共演秘話、撮影現場で感じた芸人文化との違いのほか、忘れられない夏の思い出、もし高校生に戻れたらやりたいことなど、ファン必見の秘エピソードが満載☆
Q.映画初出演ですが、出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

りんたろー。:「ちょっと遅いかな、やっと来たか」という感じでした(笑)。

一同:(笑)

りんたろー。:肩は温まっていて、この2、3年でいつでも行ける状態を作っていました。

Q.「お笑い芸人だからこそできる演技をしたい」という気持ちで臨んだのでしょうか?

りんたろー。:今回はやはり俳優として。クランクアップした時に「俺、お笑い芸人だったな」と思い出しました。いち俳優として参加していました。

一同:(笑)
Q.パリピヤンキーの高校生という役どころでしたが、役作りとしてどのような準備をしましたか?

りんたろー。:僕自身はパリピなんですけど、ヤンキーではない(笑)。自分が高校生だったのは20年ほど前なので、ビジュアルをどこまで高校生にできるか、ということで美容鍼を25,000本打ちました。

Q.りんたろー。さんのアドリブ演技もあったそうですが、薙役を演じてみていかがでしたか?

りんたろー。:原作マンガの薙のよさも残しつつ、僕本人の要素も入っていたのかな。カメラが回ってからは一言も台本通りにはやらなかったです(笑)。瑠東東一郎監督が現場だからこそ生まれるものを大事にされている方で、けっこう自由にやらせてくださって。「りんたろー。くんの普段の感じが出るように」と言ってくださったので。その場で降りてきた言葉を素直に発する、というふうにしていました。「ドライリハーサル(※カメラなしで行う稽古のこと)」では、全部違うことをやっていました。どのバージョンの演技が本番で使われるんだろう、という楽しみもありました。
Q.薙が両手に松葉杖を持って闘うシーンがかっこよかったです。りんたろー。さんのアイディアで決まったのですか?

りんたろー。:そうですね。僕が監督に「今までと違うアクションをやりませんか?」と提案し、松葉杖いいな、となりました。アクションシーンをあまりやったことがないのに、松葉杖を使ってやるというのは、すごく難しかったです。一応木村拓哉さんを意識して。「GOOD LUCK!!」というドラマで、木村さん演じる新海元がケガをするシーンがあるのですが、それを何回も見直して。なるべく新海元に近づくように演じていました(笑)。

Q.薙の顔がアップで映されることも多いですが、表情の部分ではどのような工夫をしましたか?

りんたろー。:木村拓哉さんと薙を混ぜつつ、コミカルなシーンとシリアスなシーンとで、表情を使い分けながらやらせていただきました。

Q.G組5人の空気感や友情を表現するために、工夫したことはありますか?

りんたろー。:G組5人の中では僕が一番年上なので、引っ張っていけるように全員をまとめていました。全幅の信頼をおかれていたのではないかと思います。

5人の中では、竜星涼くんがけっこうフレンドリーなんですよ。「ウエイ!みんな友達でやろうよ!」みたいな。グッと距離感が縮まって、最初は少し戸惑っていたのですが、日が経つにつれてだんだん慣れてきて。撮影中より撮影の合間の時の方が話していたんじゃないか、というくらい仲良くなっていました。
Q.岸優太さん演じる勝太は、ケンカの強そうな相手に果敢に立ち向かっていき、相手を倒します。そんな勝太のキャラクターについてはどう思いましたか?

りんたろー。:原作のマンガを読ませていただいて、まっすぐで魅力的なキャラクターだと思っていたのですが、それにピッタリというか、小沢としお先生が当て書きをしたのではないかというくらい、はまる感じがしました。勝太は、まっすぐで純粋で友達思いで強くておバカ。ほぼ岸くんのままやっていたのではと感じるくらい素敵なキャラクターで、まさにハマり役でした。

Q.校舎の裏や喫茶「GOD」がみんなの居場所になっていますが、りんたろー。さんが学生時代、学校周辺で「落ち着くな」と思った場所や、友達とよく集まっていた場所について教えてください。

りんたろー。:サッカーをやっていたので、高校の時から寮生活でした。母親の手料理を食べる機会があまりなかったので、学校の近くの定食屋さんで手作りのごはんが食べられるというのがすごく嬉しかったです。寮生にサービスをしてくれる、あったかい場所でした。ギットギトの焼肉とか、オレンジ色のドレッシングがかかったキャベツとか、なんだか美味しいんですよね。大人になって高級なものも食べられるようになりましたが、その味が今でも忘れられないです。
Q.もし高校生に戻れたら、やりたいことはありますか?

りんたろー。:頭髪検査がすごく厳しくて。髪が耳にかかっちゃいけないとか、襟足を伸ばしちゃいけないとか。僕が高校生の時はギャル男ブームで、サーフ系の私服を着ていたのですが、髪型は角刈りで。「角刈りのサーフ系」になってしまっていました。前髪をL字バングにしたかった、襟足はこういうふうにしたかった、(竜星さん演じる)瀬名みたいに髪をいじりたかった、と後悔しています。

Q.瀬名が女の子にキャーキャー言われるシーンはどう思いましたか?

りんたろー。:めちゃめちゃ憧れますよね。僕20歳くらいまで、めちゃくちゃモテていたんですよ。だから、自分のことを世にいうイケメンだと思っていて。その後NSCに入ったら、めちゃめちゃいじられるんですよ。ワニとか、体がでかいとか。「俺イケメンなのになんでだろう?」と思って、そこでイケメンじゃなかったことに気づいたんです。俺、人柄だけでモテていたんだ、と思って。瀬名はドストレートのイケメンであんなに女の子が集まって来て、いいなあと思いながら観ていました。
Q.芸人として活動するのと、お芝居をするのとで、共通点や「違うな」と思う点について教えてください。

りんたろー。:すべての部分で違ってくる。僕はすごく自然な間(ま)で話しているつもりなのですが、カットがかかると「少し早いね」と言われて。モニターで自分のシーンの映像を観てみると、やはり早いんですよ!ほかの人はこういう間(ま)で話さない。漫才師やお笑い芸人は間(ま)を恐がるというか、間(ま)を詰めるんだな、と改めて感じて。「一般の方はこんなスピードで話さないよ」ということを、お笑い芸人さんたちに言いたい(笑)、と改めて感じました。

芸人はネタ合わせをたくさんするのですが、ずっと小声でするんですよ。その後舞台に出た時に「マンキン(※本気で取り組むこと、全力でやり抜くこと)」で演じるんです。そのノリでドライリハーサルに臨んで、周りを見たらリハーサルの時から既にフルの状態でした。多分、役者さんからしたらフルではなく、70~80%でやっているのかも知れないですが、僕から見たら100%に見えてしまって。「声、小さいぞ。とにかく声を出せ」と注意されました。芸人文化との違いに驚いて、慣れるのが大変でした。

Q.20代や30代の年齢的には大人の俳優さんたちが高校生役を演じていて、幅広い世代の方に楽しめる作品に仕上がっています。本作のような学園ものや、青春エンターテインメントの魅力について教えてください。

りんたろー。:学生時代、わりと優等生だったので、薙たちGメンとは真逆ですが、こういう世界観は誰しもが憧れると思います。G組の教室や学校のセットもリアルだったので、没入していく感じ「うわ、青春しているな」みたいな感じがすごく楽しかったです。映画を観ながら自分の青春時代にタイムスリップすることができるし、こういう道を通って来なかった人も、各々のキャラクターを通して「こういう青春体験したかったな」という感じで映画の世界に入っていけると思います。
ヘアメイク Maaya(Ari・gate)
スタイリスト Yahaba Sayuri

アップリケシャツ/29,700円
シャンブレーカーゴパンツ/34,100円/共に&ellecy
その他スタイリスト私物

Q.SGSは15歳から25歳までの原宿系ファッションが好きな女の子が読者層です。原宿周辺で思い出の場所はありますか?

りんたろー。:僕らが10代の頃は裏原系が流行っていました。今はネットで注文できますが、当時はネットが普及していなかったので、かっこいい服がリリースされると、みんな店舗の前に長蛇の列をなして、ゲットしに行っていました。

Q.今日(取材日)の衣装はどんなイメージで選びましたか?

りんたろー。:大好きな猫ちゃんとハート。地味な衣装もけっこう好きなのですが、地味な衣装を着ていると母親に心配されて。なるべく「EXIT」らしい派手な衣装を着続けたいと思っています。プライベートでは地味なブラックコーデ。なるべく都会の喧噪に紛れるような恰好をしています(笑)。

Q.お洋服でONとOFFを切り替えているのですね。

りんたろー。:それが僕のスイッチです(笑)。

Q.10代や20代のうちにやっておいたほうがいいことは何だと思いますか?

りんたろー。:「選択肢を増やしておいた方がいいよ」と思っていて。経験が浅いと選べるものが少なくなってしまう。大学、専門学校、就職という選択肢になると思うのですが、いろんなことを経験していると「その中でも私はこういうジャンルに興味があるんだ」「私はこういうところで輝けるんだ」というふうに、だんだん自分の興味に気づいていきます。とにかくいろんなことを経験してほしいです。
Q.8月25日(金)に映画が公開されますが、忘れられない夏の思い出はありますか?

りんたろー。:僕はチャラ男なのですが、紫外線アレルギーなんですよ。海ではなくナイトプールオンリーで来たので、夏の思い出というとナイトプールやフラミンゴの浮き輪。今年の夏は『Gメン』に捧げようと思っているので、「G」というタトゥーシールを貼ってナイトプールに行って「あのGなんだろう?Gメン!?」という感じで積極的に宣伝していきたいと思います。

Q.りんたろー。さんオススメのシーンを教えてください。

りんたろー。:笑えるシーンもありますが、僕は逆にシリアスなシーンでめっちゃかっこつけているので、それを観てほしいです。実はこういうのがやりたかったので、シリアスなりんたろー。を観てほしいです。

Q.「このシーン感動した、グッと来た」などはありますか?

りんたろー。:田中圭さん演じる八神と、高良健吾さん演じる伊達、先輩2人の友情も好きです。屋上でのやり取りとか、アクションシーンもかっこよくて。伊達が屋上から飛ぶシーンは、高良さんご自身がスタントマンなしで演じているので、注目してほしいです。
Q.最後に、公開を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。

りんたろー。:男同士の友情を描きつつ、熱い部分もありつつ、いろんな要素が詰まった映画です。自分たち役者ができることをすべてやり切ったので、映画館で観てほしいです。上映中の録画・録音は犯罪になりますので、心のデータホルダーに閉じ込めて。「NO MORE映画泥棒」と伝えたいです。

一同:(笑)

りんたろー。:真面目な話でいうと、キャラクター一人一人の個性がはっきりしていて、激しいアクションシーンもあって。熱いんだけどすごく爽やかな映画になっているので、注目して観てほしいです。

Q.ありがとうございました。


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[プロフィール]
りんたろー。
1986年3月6日生まれ、静岡県出身。相方の兼近大樹とともにお笑いコンビ・EXITとして活動。本作が映画初出演となる。

<あらすじ>

名門・私立武華男子高校。4つの女子高に囲まれ、入学すれば“彼女できる率 120%”はカタいというこの高校に、「彼女を作る!」という理由ただ一つで転校してきた高校1年生の勝太。しかし、勝太のクラスは、校舎も隔離され教師たちも怯える、問題児集団=【1年G組】だった。荒れ果てた校舎とクセが強すぎなクラスメイト達に唖然とする勝太。自らを“校内の肥えだめ”と自虐するクラスメイトたちに、「もっとプライド持てよ! 這い上がってやろうじゃねえか!」と吠える勝太は、彼女が欲しいという一心だけで、転校早々G 組をひとつにしていく。

学年トップクラスA組のエリートで校内イチのイケメン・瀬名との出会い、勝太を目の敵にするレディース集団・多摩黒天使(ブラックエンジェル)のヘッド・レイナとのロマンス(?)、色々な意味で勝太に迫る2年の伊達、何かと訳知り顔で見守る3年の八神――“モテたい”だけが目的だった勝太だが、空回りしながらも友達想いのまっすぐな勝太の性格に惹かれた仲間たちとなんだかんだで楽しい日々を過ごしていく。しかしそんな勝太たちに、今や都市伝説と化している不良グループ=Gメンが死闘の末に潰したはずの凶悪組織=天王会の魔の手が忍び寄っていた――。

本予告


映画概要


【Gメン】
8月25日(金)全国公開
出演:岸優太 竜星 涼 恒松祐里 矢本悠馬 森本慎太郎 りんたろー。/ 吉岡里帆 高良健吾・尾上松也 田中 圭
原作:小沢としお『Gメン』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)
監督:瑠東東一郎
脚本:加藤正人、丸尾丸一郎
主題歌:「ランラン」ザ・クロマニヨンズ(HAPPYSONG RECORDS / Sony Music Labels Inc.)
配給:東映

公式サイト:映画『Gメン』
公式Twitter:@gmen_movie
公式TikTok: @gmen_movie

©2022「Gメン」製作委員会 ©️小沢としお(秋田書店)2015

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