【詳細】TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」川島零士 インタビュー

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2023-04-14 12:03:00
週刊少年ジャンプ(集英社刊)にて⼤好評連載中の、甲本⼀による⼤⼈気コミック「マッシュル-MASHLE-」。魔法界を舞台に繰り広げられる個性豊かなキャラクターたちの友情や戦いとシュールなギャグによって⽣まれるギャップに話題沸騰、⽇本をはじめ、世界各国・地域でも⼈気を呼んでいる。そんな筋⾁×魔法の独特な世界観が繰り広げるアブノーマル魔法ファンタジーが、TVアニメとして4月7日(金)24:00より放送開始2023年TVアニメ化!!

今回、本作でフィン・エイムズを演じた【川島零士】を直撃!マッシュとは寮で相部屋。ツッコミ兼マッシュの初めての友達という役どころだ。フィンに共感する部分や、ツッコミ役を演じるにあたって勉強したこと、お気に入りの筋肉シーンのほか、好きなファッションや高校時代の思い出、SGS読者に向けたフィンの魅力についても語ってくれた!
Q.「少年ジャンプ」のコメディ系作品には馴染みがありましたか?

川島零士(以下、川島):子どもの頃父親がジャンプなどの週刊誌を買っていて、僕もずっと読んでいました。転生系はよく聞くのですが「マッシュル-MASHLE-」はそうではなく、魔法学校を舞台にしていて、このような作品は久しぶりな気がします。僕らが子どもの頃に感じた魔法の魅力みたいなものがリバイバルして2023年、もう一度心をつかまれるタイミングなのかなと思います。昔感じていた魔法の魅力に、筋肉でぶっ壊すという要素がプラスされ、一周回って来たような感じがして面白いです。

Q.川島さんが感じたフィンの印象を教えてください。

川島:みなさんが感情移入するのは、どちらかというとマッシュではなく身近なフィンになる方も多いのではないかなと思います。一般的には主人公に感情移入する作品が多いと思いますが、マッシュには、ある意味感情移入をさせないような雰囲気もありますよね。とはいえフィンが主人公ではないから、演じるとなったら主役を立てるところは立てて、邪魔にならないようにすることに難しさを感じていました。

Q.主人公はマッシュですが、読者としてはフィンに共感する場面が多いです。フィンは最初ヘタレですが、その後熱いストーリーが満載で、いろんな側面が描かれていきます。フィンを演じるにあたって、ご自身の中で意識したことについて教えてください。

川島:音響監督の本山さんから「フィンは劣等生で、うまくできない中で一生懸命もがいて、という感じのキャラだから、余裕のある感じを出さないように気を付けて」といったディレクションをいただいたので、いつもその点を忘れないよう意識していました。
Q.フィンに共感する部分はありましたか?

川島:今回、たくさんの先輩方が出演していて「やばい。ツッコミ役初めてだけど、先輩たちから面白くないって言われたらどうしよう」と思い、ドキドキしました。フィンの臆病なところと僕のドキドキ感が似ていて、共感しました。

Q.フィンはとにかくいろんなツッコミを披露します。いろんなパターンのツッコミを開発しないといけなくて、大変だったのではないでしょうか?

川島:おっしゃるとおりです。先輩方は、無駄のない、切れ味がスパッとしたツッコミをやられている印象があって。僕が新人だからこそやれるツッコミってなんだろう?フィンだからこそやれるツッコミってなんだろう?とがむしゃらに全力でやっている感じです。

Q.小林千晃さん、石川界人さん、江口拓也さん、上田麗奈さんとは共演されていかがでしたか?

川島:収録に行くたびに先輩方の技を吸収して、自分の演技に生かして、この作品を通して成長していくぞ、という気持ちです。勉強させていただきつつ、あと単純に仲良くなりたいなと思っています(笑)。
Q.筋肉にまつわるシュールなギャグが作中に多数登場します。川島さんのお気に入りの筋肉シーンを教えてください。

川島:マッシュとファルマン教頭のシーン。教頭のリアクションがめちゃくちゃ好きなんですよね(笑)。「マジでやめろ!マージでマジで!やめろっっっ!」という(笑)。

Q.もし魔法が使えたら、どんなことをしてみたいですか?

川島:瞬間移動して、パスポートを使わずにピュンと海外に行きたいです。インドに行くと人生観が変わるらしいので、ガンジス川に行ってカオスなところを見てみたいです。

Q.この作品のためにお笑いを研究されたそうですが、具体的にどのようなことをされたのですか?

川島:ネタ作家の方が書いた「面白い話し方」みたいな本に「コミュニケーションに使う時のツッコミの極意」が書いてあって。「いやいや、コミュニケーションでツッコミがそんなにうまくいく?」と思ったら、意外と面白くて。「なるほど!ツッコミってそういう仕組みか」と考えたらけっこう見え方が変わりました。別の感情と掛け合わせて突っ込むとより面白くなる、だからツッコミって怒りながらとか、負の感情と混ざっている時のほうが面白く感じるそうです。フィンのように怯えている感情とツッコミを掛け合わせたものがなかなか見つからないので、そういうお笑い芸人さんがいたら、ぜひ教えてほしいです(笑)。
Q.アドリブもあるそうですね。

川島:アドリブがかなりあるんですよ。数人でガヤガヤしゃべったり、みんなでグダグダ言ったり。上田さん演じるレモンちゃんと一緒に怯えているシーンがけっこうあって、カオスな感じなのですが、放送ではどうなるのか気になります。1人でやるよりも、上田さんと一緒にやると相乗効果が高まるというか。アドリブ合戦が楽しいです。

Q.川島さんご自身は、プライベートでもツッコミ気質ですか?

川島:ツッコんだりもするし、天然で抜けているところもあるし、毒っ気もあるらしくて。

Q.本を読んで研究して、普通の会話でもツッコミをするようになりましたか?

川島:恥ずかしながらなりましたね(笑)。日常から使っておかないと、瞬発的な感覚が薄れちゃうかな、と思って。久しぶりに会った友達と街を散策しながら「ここ○○のお店なんだよ」と話していた時に「えー、そうなの!」と返したら「めちゃめちゃ綺麗なツッコミするじゃん」と言われました。勉強の成果が出ているかも知れないです(笑)。
Q.SGSは原宿系のファッションサイトで、10代から20代までの女の子が読者層です。川島さんご自身もファッションがお好きだそうですが、好きな色やお気に入りのファッションアイテムについて教えてください。

川島:モノトーンに原色を合わせるのにハマっています。ユニクロのタートルネックと靴下を、赤×赤、青×青など、原色で合わせて統一しています。

Q.渋谷や原宿周辺で、好きな場所はありますか?

川島:イラストを描くのを毎日の習慣にしていることもあり、原宿はいつもどこかで個展をやっていて、面白いです。好きなイラストレーターさんの個展に行ったら、隣で別の個展をやっていることもあって。原宿の小道を歩くのが楽しいです。休みの日は外に出たい派なので、外出して気分転換をしています。

Q.魔法学校でのエピソードが楽しく描かれていますが、川島さんご自身はどのような学校生活を過ごしていましたか?

川島:身だしなみ検査との闘いでした。通っていた高校は、校則が厳しくて。髪は伸ばしちゃダメ。前髪が視界に入ったらダメ。シャツを出していたら怒られます。ベルトも黒かブラウンじゃないとダメ。校則を気にしつつ、ファッションを楽しんでいました。
Q.本作は王道の少年マンガのストーリーですが、女性が観るとしたら、見どころはどういった部分だと思いますか?

川島:女性的には、筋肉で全部ぶっ壊していくのってどう思うんだろう(笑)?甲本一先生いわく、極端なキャラを出すようにしているそうなので、「マッシュル-MASHLE-」の中で推しキャラを探しながら観よう、とかですかね。

Q.フィンはツッコミキャラですが、女性に向けてフィンの魅力をアピールするとしたら、どういった部分でしょうか?

川島:ツッコミは「いくらでも汚い声出すぞ」くらいの感じで激しくやっているのですが、日常生活ではバランスを取るために、自分で言うとあれですが(笑)、可愛らしい、あどけない感じを出しています。そういう部分をどう思ったか、感想をいただきたいです。

Q.フィン推しの子を増やしたいですよね。

川島:マッシュたちには負けたくないです(笑)!トレンドを左右する女子高生が選ぶとしたら、イチオシは誰になるんだろう?ドットが一番男子高校生っぽいですよね。「うざい!」とか言うから。女子から「男子うるさ!」みたいに言われるキャラクター。

Q.放送を楽しみにしている読者に向けて、メッセージをお願いします。

川島:僕らの世代が大好きだったものが、凝縮された作品です。複雑で難しい作品が多い中、これだけわかりやすくてシンプルでストレートなものをみなさんがどう感じるか気になります。個性的なキャラがたくさん登場してわちゃわちゃして、何も考えずに笑って観られる作品だと思います。

ありがとうございました。


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[プロフィール]
川島零士
11月30日生まれ。愛知県出身。
2021年、TVアニメ『不滅のあなたへ』のフシ役で初主演。2022年、第16回声優アワードにて新人男優賞を受賞。趣味はファッション、旅行、カメラ、読書、美術館巡り、心理学、観葉植物、自然に行く。特技は洋服のコーディネート、服・物のリメイク、ラグビー、水泳、情報収集、食べ物を美味しそうに食べる、場を和ませる。

ストーリー

ここは、魔法界。
ここは、魔法が当然のものとして使用される世界。
そんな魔法界の深い森の中で、一人筋トレに励む少年。
その名はマッシュ・バーンデッド──彼の秘密は、魔法が使えないこと。
家族との平穏な暮らしを望む彼だったが、ある日、突然命を狙われ、
なぜか魔法学校に入学し、トップである「神覚者」を目指すことに。
彼の鍛え抜かれた筋肉は、精鋭の魔法使いたちに通用するのか...!?
鍛え抜かれたパワーがすべての魔法を粉砕する、
アブノーマル魔法ファンタジー堂々開幕──!!

作品概要


【TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」】
4月7日(金)24:00より、TOKYO MXほかにて放送開始
■キャスト
マッシュ・バーンデッド:小林千晃
フィン・エイムズ:川島零士
ランス・クラウン:石川界人
ドット・バレット:江口拓也
レモン・アーヴィン:上田麗奈
ナレーション:平田広明

レイン・エイムズ:梶裕貴
アベル・ウォーカー:梅原裕⼀郎
アビス・レイザー:七海ひろき

■主題歌
オープニング曲:岡崎体育「Knock Out」
エンディング曲:フィロソフィーのダンス「シュークリーム・ファンク」

■スタッフ
原作:甲本⼀(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:⽥中智也
シリーズ構成・脚本:⿊⽥洋介
キャラクターデザイン:東島久志
サブキャラクターデザイン:久松沙紀、後藤望
アクションディレクター:松⽥剛吏、合⽥浩章
⾊彩設計:武⽥仁基
美術設定:成⽥偉保
美術監督:伊藤友沙
撮影監督:鈴⽊彬⼈
CG監督:福⽥⼤輔
編集:吉武将⼈
⾳楽:横⼭克
⾳響監督:本⼭哲
⾳響効果:安藤由⾐
⾳響制作:INSPIONエッジ
制作:A-1 Pictures

公式サイト:TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」
公式Twitter:@mashle_official

©甲本 ⼀/集英社・マッシュル製作委員会

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