【詳細】NHK夜ドラ「ワタシってサバサバしてるから」丸山礼 インタビュー

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2023-01-06 19:00:00
丸山礼がドラマ初主演を務める 夜ドラ「ワタシってサバサバしてるから」が、2023年1月9日(月・祝)より放送スタート。

“自称サバサバ女”の主人公・網浜奈美(丸山礼)の周りには、魅力たっぷりなキャラクターが勢ぞろい。網浜の第一のライバルで、仕事も恋もスマートにこなす”本物のサバサバ女”・本田麻衣役にトリンドル玲奈、網浜の最強のライバルで、網浜にそっくりな”自称サバサバ女”・早乙女京子役に栗山千明、網浜が猛烈アタックする営業部のエース・山城達也役に犬飼貴丈、アメリカの大手ネット通販会社 CEO・ジェームズ役に栗原類、網浜の行きつけのスナックのママ役に山田真歩、そして謎の“お魚さん”(ストーリーテラー)をアンミカが演じる。

今回、本作で網浜奈美を演じた【丸山礼】を直撃!ものまねタレントとして、バラエティ番組やYouTubeで活躍する丸山。自分自身と網浜との共通点や、丸山の考える「愛され力」のほか、自己肯定感を高めるためにやっていることや、女優になってみての感想をたっぷりと語ってくれたよ。

たとえどんな窮地に陥っても、あきれるほどの自己評価の高さとポジティブ思考で、困難を乗り越えていく網浜。ラスト、あなたも必ず、彼女を好きになる!

Q.原作のマンガを読んで、どのような感想を持ちましたか?

丸山礼(以下、丸山):「網浜奈美ってすごくウザーッ!」と思いました。「めっちゃむかつく、この女」と思ったけど、網浜がしたことを考え直すと、的外れなことは言ってないのかな。こういうふうには生きられないけど、生きづらい世の中をスイスイ生きていて、羨ましいなと思いました。そういう人物として演じられたらと思いました。

Q.「網浜は愛され力が強い」と感じました。丸山さんも、視聴者から愛されているイメージがすごくあります。丸山さんは「愛され力」について、どのように考えていますか?

丸山:私は、思ったことを素直に言っています。みんなが思っているけど言いづらいことを、ポップに言ってしまえばなんとかなるし、自分の気持ちも晴れるので。愚痴を言われても「今のすごく傷つきましたー!」「ハートがぶち壊れています。パリーン!」と言ってしまいます。言わないで目で訴えたりもしています。あまり気負いすぎないというか、素直でいることが大事なんじゃないですか。素直な人のほうが親近感がわくというか、人間らしさが出ているほうが愛されるんじゃないかと思います。

Q.「網浜は自分らしさを貫いていていいな」と思いました。主人公の網浜奈美と丸山さんの共通点について教えてください。

丸山:私は欲のままに生きますね。食べたい時に食べて、眠たい時に寝て、買いたい物を買って、遊びたい時に遊びます。座右の銘は「欲のままに生きる」なので、そこは網浜と共通点があるかも知れないです。ストレスって吹き出物として出たり、体調が悪くなったり、人に災いをもたらしたり、伝染力が強いので、なるべく自分の中で消化するようにしています。

Q.網浜の空気の読めない感じや、勘違いが入っている部分を、丸山さんはどのように工夫して演じましたか?

丸山:「わかっているけど、それを認めない」という時もあるし、本当にわかっていない時もあるので、そこの使い分けがめっちゃ難しくて。表情とかポカン顔かな。顔の筋トレをめっちゃしますね。台詞が多いので発声練習もしますし、怒鳴る場面も多いから、声が結構枯れてしまいます。網浜さんを演じるにあたって、口腔関係が大荒れするので(笑)、ケアしています。

Q.「呆れるほどの自己評価の高さとポジティブ思考」が網浜の魅力ですが、丸山さんが自己肯定感を高めたり、自分に自信を持ったりするために、やっていることがあれば教えてください。

丸山:寝る前に鏡を見て「今日も可愛い、お疲れ様!」と言っています。疲れ切ったままだとリラックスしづらいので、そういうことを言って、自分の心を自分でなでるようにしています。やはり緊張する場面が多い仕事ですし、肩がずっと張ってしまうので「大丈夫、失敗しても、今こうやって学んだから次に生かせばいい」と自分に言い聞かせています。

Q.お笑いでパワフルなキャラになりきることも多いと思います。「ワタサバ」のドラマでの演技とお笑いでの演技で、違うと感じる部分はありますか?

丸山:私は割とお仕事の時、素の自分よりギアを全開にしているので、そういった面では似ているところもあるかも知れないです。今回は主演なので台詞もシーンも多いのですが、やりがいはめちゃくちゃあります。毎回得るものも多いし「こういうふうに表現するんだ」「こういう顔にしたらいいんだ」など、新しい自分を教えてもらえるので、この経験を次のお仕事にもつなげていきたいです。

Q.台本でもものまねするシーンがありますが、アドリブ演技を入れながら演じているのですか?

丸山:必要以上にアドリブをしています。本当に大変です(笑)。「果たしてどこが使われるんだろう」とハラハラしながら。とにかくカットがかからないので、なにかやり続けないといけない。この前ついに「もう早く終わろうよ、このシーン!」と言ってしまいました(笑)。

一同:(笑)。

丸山:だって、カットがかからないんですもん(笑)。素晴らしい共演者の方々が付き合ってくださって、アドリブ合戦みたいになって、いい感じになった時に「はい、カット!」となります。監督から「カットをなるべくかけないで、丸山さんの面白いところを引き出すようにします」と先に言われていたので、そこに全力でのっかろうという気持ちです。

Q.今回の主演に関して、周りの友達からどのような反響がありましたか?

丸山:「え?あのマンガ読んでたんだけど!」という声をめっちゃもらって。「網浜役をやるの?ついに来たね。礼ちゃん、主演だよ。張り切っていきな」とか。私、結構エンジン系の友達が多いので、そういうふうに言ってもらいました。

Q.友達からお仕事に対してもらう声を、どのように捉えていますか?

丸山:すごく糧にしています。年齢を重ねるにつれて、ポジティブなことを言ってくれる友達が増えました。「仕事が決まった」と言うと「すごい、最高!拍手、イエーイ!」みたいに踊り出したりとか「でも大変だよね」と気遣ってくれたりとか。お互いそういう言葉をかけますね。「大好き」とか、なかなか言いづらいですが、人生いつどうなるかわからないから、そういう言葉をすごく大事にしています。それが人間関係で大事かなと思うし、そういうことを気兼ねなく言ってくれる友達が多いので、自分も言うようになりました。

Q.ご自身の性格を分析して「サバサバしていると思うところ」「ネチネチしていると思うところ」について教えてください。

丸山:サバサバで言えば、去る者は追わないタイプですね。「私のこと傷付けたんだ、さよなら!」という感じです。シャットダウンはけっこう早いかも知れないです。復讐とかしないタイプ。「あ、さよならー!」で締めちゃうタイプです。ネチネチしている部分は、(自分が言ったことに)「今の言い方、間違えましたよね?ごめんなさい、傷つけましたよね?」と人に言ってしまう。「言わなくていいかな?」と自分でも思うのですが、気になって、言ってしまうかな。

Q.丸山さんは周りの方からサバサバ系とネチネチ系、どちらに見られることが多いですか?

丸山:しつこくねばっこく生きてきたし、ものまねするにしても、人の癖が気になってネバネバ生きてきたから・・・。ネバネバかも。ネチネチじゃなくてネバネバ。オクラとか納豆が好きだし。粘り強いネバネバ女子です(笑)。

一同:(笑)。

Q.「意外とこういうところがうまくできるな」など、撮影の中で新しく気づいたことはありますか?

丸山:私、声が大きいので、それが生きていますね。野球部の応援をしていたので、学校のグラウンドの端から端まで声が届くんです(笑)。吹奏楽も水泳もやっていたから肺活量があるんです。網浜は声が大きくて怒られるので、そこは生かせたかな。あとはやはり、服やメイクを身につけるとキャラに入りやすいというのはありました。

Q.本作に主演して「女優」という肩書が増えましたが、女優さんになってみていかがですか?

丸山:小学生の頃、かすかに「女優になりたい!」みたいな夢があって、自分の心の瓶詰にしまっていたのですが、それが解き放たれて雲の上にふわふわとなっているかのごとく、自分に降り注いでいます。女優という夢がこんなふうに叶うんだ、というか。あの時絶対に無理だと思っていたことが、叶ったというのがビックリですし、自分の心のどこかで「そういう職業につきたい」という思いはあったんだろうな。そのために動いてきて、ご褒美みたいな感じです。「こんな仕事もできるようになったよ、私。ここまで来れたんだ」というのが本当にすごいことなので、自分を褒めてあげたいです。

Q.本作は出版社の編集部、人材開発室、大手アパレル通販会社、3つの職場が舞台となっています。丸山さんがもし芸能界以外で働くとしたら、どんな会社でどんなお仕事をしてみたいですか?

丸山:小学生の時はOLさんに憧れていて、乳酸菌飲料のラベルを考えてみたかったです。好きな飲み物があって、その会社に入りたくて、パワーポイントを使う授業で飲料会社についてまとめたりしていました(笑)。小、中、高校生の時は、保健室に行く機会が多くて。自分が目立つキャラなので、良くも悪くも目立ってしまうんですね。それをよく思わない方たちと、クラスで対立してしまって、という場面が何回もあって。そういう時に保健室に遊びに行って話を聞いてもらい、元気になってまた教室に戻れる、ということがあって。自分もその立場になりたいなと思って、高校3年生で養成所のオーディションを受けるまでは、保健室の先生になりたかったです。そういう職業が気になっていたのかな。「みんなを元気づけたい」という思いは変わらなかったので「じゃあもっと多くの人を元気づけたい」と思い、この業界に入りました。

Q.共演者の方との撮影中のエピソードで、印象に残っていることを教えてください。

丸山:同僚の本田麻衣役のトリンドル玲奈さんにすごく憧れていて、インスタにもいいねして、写真を保存しまくっています。トリンドルさんがいると場が盛り上がるし、天使みたいな方です。白湯も飲むし、カフェの飲み物をテイクアウトして現場に持ってきます。私は現場に味噌汁を持って来るんですけど(笑)。そういった女性像としては「まったく役作りしてないんじゃない?本田さんそのものものなんじゃない?」というくらいピッタリでした。敵対するシーンは多かったですが、気づいたらふざけて私のことをにらんでいました(笑)。今度、一緒にホットケーキを食べに行きます(笑)。

Q.網浜が同僚と敵対するシーンも描かれていますが、丸山さんは周りの方と意見が合わない時、どのように乗り越えていますか?

丸山:自分で答えが出ない時は、母親など年上の人に相談して「こういうやり方もあるよ」というのを、人生の先輩に聞いてみます。素直な気持ちというか、なるべくことを荒立てないように慎重に伝えようと思います。「自分は今こう思っているよ」と、和解したい前提でお話をしています。

Q.本作は夜ドラとして週4日、午後10時45分から放映されますが、どのような気持ちで観てほしいですか?

丸山:これから寝る方も、出勤される方も、もうひと頑張り勉強する人もいると思います。私としては「お疲れ様です。ちょっと15分ブレイクタイムどうですか?」みたいな感じ。3つの職場を舞台に、それぞれの場所で敵対する人もいるのですが、そんな人たちとネチネチサバサバ対決みたいなものがあります。みなさん網浜のことがむかつくけど、なぜか憎めなくて好きかも、というふうになってしまう。番組の最後でも「網浜を好きになるまであと〇日」と入ったりして「なんか憎めなくて好きなんだけど、なんでだろう?」みたいな感じ。気楽に楽しんでもらえたら嬉しいです。

ありがとうございました。


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[プロフィール]
丸山礼(まるやま・れい)
1997年4月1日。北海道北見市出身。
デビュー直後、情報バラエティ番組のレギュラー出演を皮切りに、ロバート秋山竜次さんや土屋太鳳さん、アンミカさんなど、多彩なレパートリーのものまねで「令和のあるあるクイーン」として注目を集める。現在、フジテレビ「ポップ UP」、「新しいカギ」、TBS「王様のブランチ」など多数メディアに出演中。ものまねやキャラコントはもちろんメイクやファッションも発信しており、女子からの絶大な支持を受ける。自身のファッションブランドも手掛ける。YouTube チャンネル「丸山礼チャンネル」は登録者数 124 万人を突破、一般人のあるあるネタから ASMR、セルフメイクやコーデなど幅広い動画を配信中。 SNS 総フォロワー数は 250 万人を越える。

あらすじ


出版社に勤める網浜(丸山礼)は、「ワタシってサバサバしてるから」が口癖。周りなどお構いなしに、ズバズバと本音を言う異端児だ。そんな網浜は、新入りの本田(トリンドル玲奈)にライバル心を燃やし、何かとマウントを取ろうとする。だが、一方の本田も負けていない。天然キャラで網浜の攻撃をさらりとかわす。ある夜、網浜は強引に割り込んだ社内合コンで、営業部のエース・山城(犬飼貴丈)と本田が良い雰囲気なのを目撃。負けてはいられないと、山城に猛烈なアプローチをかけ、周りを巻き込み、網浜 VS 本田のバトルは、ますますヒートアップ。ついにトラブルを起こし、網浜は、人気アパレル通販会社の GOGOCITY に転職することになる。しかしそこでは、人気インフルエンサーで社長秘書の早乙女(栗山千明)が、圧倒的パワーを持ち君臨していた。世界的企業の CEO・ジェームズ(栗原類)や、網浜の唯一の理解者・スナックのママ(山田真歩)らも加わり、網浜奈美の波乱の人生が幕を開ける――。

番組概要


【夜ドラ「ワタシってサバサバしてるから」】
2023年1月9日(月) 放送開始
<総合>毎週月~木 夜10時45分(各話15分) 全20回
原作:とらふぐ 江口 心 「ワタシってサバサバしてるから」
脚本:福田晶平
音楽:信澤宣明
出演:丸山礼 トリンドル玲奈 犬飼貴丈 栗原類 鞘師里保 本多力 若月佑美 小林涼子 佐々木史帆/和田正人
マギー 山田真歩/栗山千明 笹野高史
“お魚さん”(ストーリーテラー) アンミカ
制作統括:中山ケイ子(FCC) 訓覇 圭(NHK)
プロデューサー:大瀬花恵(FCC)
演出:伊藤征章(FCC)

©NHK

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