TVアニメ第3期のその後の物語を描いた「かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-」がTV放送に先駆け、2022年12月17日(土)より劇場にて特別上映される。
第1期となる「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」(2019)の放送開始とともに、丁寧に描かれる四宮かぐやと白銀御行の頭脳戦はもちろん、YouTube上ではおよそ3,000万回もの再生数を誇る第3話のエンディング映像「チカっとチカ千花っ♡」など、ハイクオリティなアニメーションが話題を呼ぶ『かぐや様』シリーズ。制作を「ソードアート・オンライン」や「リコリス・リコイル」でも知られるA-1 Picturesが手掛け、第2期「かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」(2020)ではなんと「ニュータイプアニメアワード2019-2020」にて作品賞を含む10部門で1位を獲得!今年4月に放送された第3期「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」は海外においても高い評価を得るなど、世界で人気のラブコメディ作品としてさらにその勢いは増すばかり。
最新作となる「かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-」は、TV放送に先駆けて劇場のスクリーンでの特別上映が決定!2人が過ごす特別で、普通なクリスマス。この冬一番のラブコメディに期待が高まる!
今回、将来を期待された秀才達の集う名門校・秀知院学園の生徒会長・白銀御行を演じた【古川慎】を直撃!特別上映が決まった時の気持ちや、白銀御行のキャラクターとしての魅力のほか、学生時代やクリスマスの思い出、芸能界を目指す読者に向けたアドバイスなど、貴重なお話が盛りだくさん!
Q.本作では生徒会室がみんなの居場所となっていますが、古川さんが学生時代、校舎内や学校周辺で「落ち着くな」と思った場所や、友達とみんなで集まっていた場所について教えてください。
古川:階段の踊り場です。よくみんなで弁当を広げて飯を食べていました。みんなでmp3プレイヤーで音楽を聴いたり、マンガを回し読みしたり、そんなことをやっていた記憶があります。野郎が5、6人集まって、ひたすら黙々とマンガを読んでいるだけなのですが(笑)。
Q.本作はクリスマスが舞台ですが、古川さんご自身のクリスマスの思い出を教えてください。
古川:小学校の頃英会話教室に通っていて、そこでクリスマスパーティーをやっていたんです。僕は「サンタさん信じてなかった勢」というか、親が早々にネタバラシをしてしまって、「サンタさんなんていないよね」というのが根付いた状態からの、海外式のクリスマスパーティーだったんです。講師をしていた外国人の男性の先生が、アメリカンサイズの体型だったのですが、しばらくして「ハッピークリスマス!」みたいな感じで出てきたんです。180cmくらいあったのですが、白いひげをつけてサンタの格好で登場して、その時は「サンタっているんだ!?」と若干思いましたね。「クオリティ高いな」と思いました(笑)。
Q.話題作に多数出演されていますが、本作のような学園もの、青春ラブコメディの魅力は何だと思いますか?
古川:くっついちゃったら面白くないので、くっつかないことじゃないですかね。ラブコメに関しては(笑)。「絶対にこの2人ってお互い好きだよね。じゃあくっつくよね。邪魔される。ぐぬぬ。」みたいな感じのやり取りを、どこまでいろんなシチュエーションでやっていけるか。それが面白さの指標になる気がして。だいたいそこでやきもきするけど、「くそー、続きが気になる!」となるじゃないですか。で、キスするかしないかみたいな感じのところで画面が引きになって終わってしまい、「次週に続く!」みたいな。次回予告で次はけんかして、みたいな(笑)。「どうなるかわからないけれど、彼、彼女たちを応援したいな」という気持ちが、視聴者側にも強くあるのではないかと思います。
Q.SGSの読者層は10代から20代の原宿系のファッションが好きな女の子なのですが、渋谷や原宿周辺で思い出の場所はありますか?
古川:20歳の時、初めて行った竹下通りで圧倒されました。いろんなファッションの人たちが闊歩していて。クレープ屋が鬼のようにあって、タピオカ屋もあって、熊本県出身なので、あそこまで年がら年中お祭り感のある、縁日みたいな通りってないだろうと思いました。毎日大道芸の人がいたり、ケバブの屋台があったり、初めて行った時ものすごく楽しかったから、落ち着いたらまた竹下通りをゆっくり歩いてみたいです。
Q.古川さんご自身は、普段どのようなファッションがお好きですか?
古川:ゆるっと着られるものがいいですね。なるべく締め付けのないものが好きです。ワイドパンツとか、サルエルとか、あまりビシッとしていない、オーバーサイズのものを好んで着ています。
Q.クリスマス前から特別上映開始の予定ですが、冬に着たいファッションについて教えてください。
古川:ファッションに多感な皆様に言うのは恐れ多いですが、新しいダウンが欲しいです(笑)。ダウンとか、毎冬寒くなってくると、新しいレザーが欲しいなと思います。冬はレザーファッションというか、革ジャンを着てみたり、ライダースを着てみたり、そんな感じで過ごせたらいいなと思います。
Q.これから声優やモデルなど芸能界を目指す読者に向けて、アドバイスをお願いします。
古川:この世界に入ると、最初のキラキラした気持ちはどうしてもなくなっていき、擦れていってしまうんです。「ああこんな感じか」と思ってがっかりしたり。でも、自分が最初に「これ楽しいな」と思った感覚は決して嘘ではないので、「やはりこういうことをするのは楽しいな」とか「この表現って楽しいな」と思えるものが絶対に一つは見つかると思うんですね。それを大事にしてほしいなと思います。自分が「楽しいな」と思うことに関しては、嫌でも自分の体が「もっとこういうふうにしたらいいんじゃないか」とポジティブな反応を示そうとします。それを続けられれば、芸能界のお仕事自体も長く続けられるんじゃないかな。自分の「楽しい」という気持ちを、偽らずにずっと大切に持っていくことが一番いいと思います。
ありがとうございました。
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[プロフィール]
古川慎
1989年9月29日生まれ。熊本県出身。2011年に声優デビュー。2013年、「ゴールデンタイム」の多田万里役でテレビアニメ初主演。2016年、声優の小林裕介と共にパーソナリティを務めるラジオ『なんでもヒーロー! ゆっけとまーぼー』の放送を開始。2018年に歌手デビュー。2020年、第14回声優アワードで助演男優賞を受賞。