【詳細】映画『カメの甲羅はあばら骨』栗田航兵&四谷真佑 Wインタビュー

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2022-10-24 19:00:00
動物たちの体のしくみが、人間の体を変形させることでよくわかる動物図鑑「カメの甲羅はあばら骨」。インパクト抜群な動物人間たちは話題を呼び、図鑑ジャンルで異色のヒットとなった本作が、動物園でもアマゾンでもなく “ごくごく普通”の高校を舞台に映画化。2022年10月28 日(金)に劇場公開される。

主人公・カメ田カメ郎役は、NHK 朝ドラ「おかえりモネ」、劇場アニメ『映画大好きポンポさん』では声優初挑戦ながら主演を務めた清水尋也。クラスメイトのカエル川エル隆役に『東京リベンジャーズ』『劇場版 きのう何食べた?』『PLAN75』など話題作への出演が絶えない磯村勇斗。磯村は声優初挑戦となる。若手実力派の二人が、骨個性豊かなキャラクターたちに命を吹き込む。他にも、担任教師・ウサギ林ウサ蔵をベテラン俳優のでんでん、学校のマドンナ・フラミンゴ塚フラ美をアンジュルムの上國料萌衣がアニメ声優に初挑戦。学園のスーパースター・ライオン寺ライ王には江口拓也、キリン沢リン太郎に野津山幸宏、ウマ渡ウマ龍馬を森本晋太郎(トンツカタン)。ワニ渕ワニ平、ワシ崎ワシ也には、人気急上昇中のダンスボーカルグループ OCTPATH の栗田航兵と四谷真佑と、豪華メンバーが集結!

監督は、映画館でおなじみのショートアニメ「貝社員」を生み出したモリ・マサ。脚本には「チーム・バチスタ」シリーズ、「時効警察はじめました」の田中眞一。気鋭クリエイターの化学反応で、唯一無二の劇場アニメが誕生!

今回、声の大きさと勢いで人気者然とする・ワニ渕ワニ平を演じた【栗田航兵】と、自信家のナルシスト・ワシ崎ワシ也を演じた【四谷真佑】を直撃!本作が声優初挑戦となる2人。一緒にアフレコをした感想や、友達に支えられた経験、好きなファッション、10代のうちにやっておいたほうがいいことなどについて、たっぷりと語ってくれた!

劇場アニメ『カメの甲羅はあばら骨』OCTPATH栗田航兵&四谷真佑 アフレコメイキング映像



Q.本作が声優初挑戦とのことですが、出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

栗田航兵(以下、栗田):僕は演技自体が初めてだったので「声優のお仕事が来たよ」とマネージャーさんから伝えられた時「え?うそー!」と思いました。衝撃の方が大きかったです。自分が声優をしているイメージもなかったので「どうして僕に声のお仕事が来たんやろ」と思ったのですが、ワニ渕ワニ平という役柄を見て、僕と合うところが多いなと感じました。監督さんとの顔合わせの時に「声量で制圧するキャラクター」だと説明していただいたのですが、僕も声が大きくて、ワニ渕のお調子者な部分が共感できるので「ベストな配役やな」と思いました。

四谷真佑(以下、四谷):僕はお芝居の経験が少しあるのですが、声だけのお芝居は初めてでした。声優のお仕事をしている友達から難しさを聞いていたので、楽しみではありつつ、不安要素もありました。

Q.友達からアドバイスをしてもらったのはどのようなことですか?

四谷:抑揚の付け方や、細部の息の出し方を教えてもらったのですが、すぐに言えるのは、服装です。レコーディングの時にシャカシャカと音のする服を着ないのが鉄則らしくて。それを偉そうに収録の前日、栗田に教えました(笑)。

Q.話題の“体感型”動物図鑑が原作ですが、作品全体についてどのような印象を受けましたか?

栗田:デモ映像をいただいて2回観たのですが、1回目は生態についてずっと観ていました。「この動物はこういう特性があって、人間に置き換えられたらこうなる」というのを考えるのが楽しかったです。動物の生態の勉強もできて、青春や友情などストーリーとしてもワクワクできる、満足感のすごく高い一石二鳥な映画だと思いました。

四谷:原作は骨や生態の話なのですが、映画では青春学園ものの要素も加わっています。くりちゃんが言ったように、1回だけだと物足りなくて、何回も見返すことで発見や気づきを得られる作品、何度も楽しめる作品だと思います。

Q.完成した作品を観て、お気に入りのシーンについて教えてください。

栗田:カメ田が自分のあばら骨を「骨琴(こっきん)」として演奏するシーンの音がすごく好きです。あばら骨で演奏するカメ田も可愛かったですが、音がすごく魅力的で、中毒性でもないですが、すごく魅かれました。

四谷:もともとあまり前に出るタイプではなかったカエル川が、ライオン寺のようなスクールカースト上位のグループに入ったことによって、葛藤する場面が青春だと思いました。「人間の心情をすごく細やかに表しているな」と感じました。
Q.普段同じグループで活動されていますが、共演してみて「ここが素敵だった」「お互いが演じたからこそ役のイメージが広がった」などについて教えてください。

四谷:最初に監督さんたちとの顔合わせがあり、2人とも不安が大きかったのですが、みなさんまだ右も左もわからない僕たちを全肯定してくれました。くりちゃんの声の大きさは、ワニ渕に似ている部分があるなと思いました。役に寄せるというよりかは、くりちゃんのいいところを出して演じていたので、一緒にやっていてやりやすかったです。

栗田:僕も四谷も声優は初めてでしたが、四谷は演技の勉強をしていて。一緒のブースで収録をしている時に横を見たら、四谷がたくましく見えました。こういう演技系のお仕事の時にそばにいてくれたらやりやすいし、頼りになるし、落ち着くし・・・。

四谷:もっとちょうだい(笑)。

栗田:(笑)。「いいな」と思いました。別の一面、普段とは違う姿を横で感じられたのでよかったなと思います。

四谷:初めての経験だったので、同じブースにメンバーがいるというのは安心感がありました。

栗田:いい意味でリラックスしながら、楽しく、最初から最後までできた現場でした。周りにすごく支えられたなと思います。

Q.今回高校生役ですが、ご自身は振り返ってみてどのような高校生でしたか?

栗田:何に対しても興味のある子でした。楽しいことが一番。明日のことなんか関係ない。今を楽しく生きよう精神で、幼稚園の年少さんから高校3年生まで過ごさせていただきました。「今をどれだけ楽しめるか」というのを常に意識していました。

四谷:外で友達と遊ぶというよりかは、ゲームが好きだったので、家に帰って友達と一緒にゲームをすることが多かったです。たまに学校帰りに友達とラーメンを食べに行っていました。そんなに頻度が多くなかった分、一回一回が思い出に残っています。
Q.ご自身は、友達の存在が支えになったり、友達の言葉に救われたりした経験はありますか?

四谷:学生時代は自信がなくて、自分からどんどん前に行くタイプではなく、自分のことがあまり好きではない時期がありました。ですが、友達に「自分に一番甘くしたほうがいいよ」と言われて、そこから自分が好きになり、ポジティブに考えられるようになりました。

栗田:「友達がそばにいてくれたらいいな」と思います。言葉ではなく、いてくれるだけで落ち着きます。自分は積極的に悩みを話すタイプではないので、聞かれても本当に悩んでいることを言えなくて。友達がそばにいてくれるだけで、全然違う話や関係のない話をして気を紛らわせてくれます。OCTPATHのメンバーも、無理に悩みを聞いてくるのではなく、代わりにそばにいてくれて。いい巡り合わせというか、昔も今もいい人しか周りにいないなと思います。

Q.SGSの読者は10代から20代の原宿系ファッションが好きな女の子で、原宿ではマメシバカフェやフクロウカフェなどが人気ですが、動物と触れ合えるカフェで行ってみたいところはありますか?

栗田:カワウソカフェ。行ったことがないんです。ずっと行きたくて、タイミングを伺っている感じです。猫カフェや豆柴カフェは行ったことがあるのですが、珍しい動物のカフェに行ってみたくて。カワウソの顔が大好きなので、いつか絶対行けると信じて頑張っています。

四谷:小さめのオオカミが好きです。オオカミを赤ちゃんから育てたいんです。オオカミが成長して自分になついていたらカッコよくないですか?夜道とか守ってくれますし、カッコいいなと思います。
Q.お2人とも20代ですが、10代のうちにやっておいたほうがいいことは何だと思いますか?読者に向けてアドバイスをお願いします。

四谷:いい友達を作る。幅広くというよりは、本当に仲のいい友達を2、3人。大人になってもいい関係を築けている友達がいたらすごくいいと思います。仕事で何か壁にぶつかった時も、昔からの友達を頼れますし、そういった存在を作ってほしいです。

栗田:制服でたくさん遊んでたくさん写真をとってたくさん思い出を作ってほしいです。僕は高校生の時あまり制服が好きではなく「自分の好きな服を着たい」というのがあって、あまり制服を着なかったのですが、思い返すと制服の思い出ってとても大事。学生でこのインタビューを読んでいる方は、制服でいっぱい写真やプリクラを撮って、学生にしかできないことをしてほしいです。

Q.ご自身の好きな色や、お気に入りのファッションアイテムについても教えてください。

四谷:好きな色は緑です。くりちゃんも緑が好きなんですよ。

栗田:僕も緑が好きなんです。服として着るなら緑と青が好きです。その日によって気分が違うので、「今日はゆるめの恰好の日」とか、「ブーツを履きたいからキレイめな恰好にしよう」とか考えるのが好きです。前日に決めるのではなく、朝起きて服を見て、その日に着る服を決めています。いろいろなジャンルが好きなので、全部挑戦したいです。

四谷:僕はどちらかというとダボダボよりは細身の方が好きです。フレアパンツとか。自分の好きなファッションを着ている人は魅力的だし、素敵だなと思います。みなさんには自分の好きなファッションをしてほしいです。

ありがとうございました。


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[プロフィール]

OCTPATH
人気オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」元練習生から結成された8人組ボーイズグループ。グループ名には、「8人(OCT)ならではの道(PATH)をファンの皆様と共に歩み、固定概念にとらわれない変幻自在な活動をし、常に上の音域・領域(OCTAVE)への道(PATH)を追求していく」といった思いが込められている。今年2月に「IT'S A BOP」でメジャーデビュー。週間シングルランキング1位獲得、新人異例の2曲同時ドラマタイアップ。


栗田 航兵(くりたこうへい)
2002年1月27日生まれ。愛媛県出身。特技はホイッスルボイス、耳を動かせる。メンバーカラーはオレンジ。


四谷 真佑(よつやしんすけ)
2000年2月11日生まれ。神奈川県出身。特技は作詞&作曲、お芝居。メンバーカラーは黄緑。

<ストーリー>

カメ田カメ郎は、
冴えない学園生活を送るごく普通の高校2年生。
本音はあばら骨の中に隠して過ごしている。
ある日、親友のカエル川エル隆が
人助けをしたニュースが瞬く間に拡散し、
生徒会長を目指す学園のスーパースター、
ライオン寺ライ王たち上位グループの目に留まる。
突然彼らの仲間入りをしたカエル川、
嫉妬と劣等感に苛まれるカメ田。
2人の友情の行方は?そして生徒会選挙当日、
“骨と骨がぶつかる”セッションが始まる―!?

骨が変われば世界が変わる。
これは、とある高校生たちとあばら骨の、
葛藤と成長の物語。

本予告(90秒)


映画概要


【カメの甲羅はあばら骨】
10月28日(金) 全国ロードショー
キャスト:清水尋也 磯村勇斗 江口拓也 上國料萌衣(アンジュルム)
野津山幸宏 天月 栗田航兵(OCTPATH) 四谷真佑(OCTPATH) 森本晋太郎(トンツカタン) でんでん
主題歌:OCTPATH「Like」(YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.)
原作:川崎悟司「カメの甲羅はあばら骨」(SB クリエイティブ刊)
監督:モリ・マサ(「貝社員」)
脚本:田中眞一(「チーム・バチスタ」シリーズ、「時効警察はじめました」)、モリ・マサ
企画:Studio Outrigger
アニメーション制作:タイプゼロ
製作:カメの甲羅はあばら骨製作委員会
配給:イオンエンターテイメント、アスミック・エース

公式サイト:映画『カメの甲羅はあばら骨』
公式Twitter:@kame_abara
公式TikTok: @abaramovie

©2022 カメの甲羅はあばら骨製作委員会 ©川崎悟司 / SB クリエイティブ

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