【詳細】「WOWOW オリジナルドラマ オカルトの森へようこそ」飯島寛騎 インタビュー

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2022-07-21 19:00:00
WOWOWが白石晃士監督とタッグを組んで贈るオリジナル企画「オカルトの森へようこそ」。WOWOWにて、2022年7月22日(金) 午後11時30分より放送・配信スタート。本作はホラー映画を得意とする白石晃士が監督・編集を務めるオリジナルPOV(ポイント・オブ・ビュー=主観視点)ホラー。監督はこれまでも「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」シリーズなどで自身がカメラマンとなり、POVで展開する臨場感あふれる映像を届け、ファンから支持されているだけに本作は待望の新作となる。

“オカ森”を冒険するメンバーとして、主人公の助監督・市川美保役に堀田真由、オラオラ系の美しきカリスマ金髪霊能者・ナナシ役に飯島寛騎、映画監督・黒石光司のファンであり、恐ろしい体験の発端となる精神錯乱気味の美女・三好麻理亜役に筧美和子、行方不明の女の子を捜索中に黒石たちと森で出会い行動を共にする“自称・正義の味方”のスーパーボランティア・江野祥平役に宇野祥平、そして監督の黒石光司役には白石晃士監督本人が扮する。

異界と繋がる祟りの森を舞台に、黒石光司率いる5名が次々と迫りくる恐怖から逃げ惑い、時に立ち向かう。黒石のカメラが恐ろしい出来事を撮り続ける、ノンストップ・ジェットコースター・ホラー・アドベンチャー。

ドラマ版では放送されない特別なプロローグシーンを加えた劇場版「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」も8月27日(土)より公開が決定!また、「ひかりTV」でも見逃し配信が決定!WOWOW放送と同時スタート!

今回、本作でオラオラ系の美しきカリスマ金髪霊能者・ナナシを演じた【飯島寛騎】を直撃!上から目線で絶対的に強い存在であるナナシ。森の中にいそうもない人物である「異物感」を意識し、35度の酷暑で足元が悪い森の中での撮影だったが、白石晃士監督や2度目の共演となる宇野祥平らとともに、一つ一つのシーンを現場で作り上げていったという。また、中学生の時に経験した恐怖体験や友達とお祭りに行った思い出、普段のファッションのこだわり、日々全力で楽しんでいることなど、気になるプライベートのお話もたっぷりと語ってくれた。

ドキドキ、ハラハラ、ヒヤヒヤ、クスクス。この夏はいろんな緩急のある「オカルトの森」の世界を存分に楽しんじゃおう!
Q.本作の企画を聞いてどのような印象を持ちましたか?

飯島寛騎(以下、飯島):僕がやったことのないテイスト、キャラクターの作品だったので、「どうやってお芝居をしようかな」というワクワクが常に現場でありました。昨年の夏に撮影して、完成するまでに1年かかっているのですが、ドキュメンタリー風の作品なので「どんな感じになるんだろう」と、撮影が終わってからも楽しみでした。

Q.白石晃士監督の世界観に没入していかがでしたか?

飯島:白石さんはすごく真摯な方でした。細かいディレクションなど、白石さん自身がカメラで撮影しながらも、全部白石さんの頭の中で完成しているんですよ。ちょっとの画角のミスでも「こうしたいんだよね」とはっきり言ってくださるので、やりやすかったです。「ここはもっと長めに」「ここは気迫で、でもうるさすぎない程度に」みたいな会話をしていましたね。現場で作り上げたという感じです。

Q.森の中での撮影で、走って逃げたり何かと格闘したりするシーンも多いですが、撮影中大変だったことや難しかったことについて教えてください。

飯島:全部大変でした(笑)。地盤というか足元が悪い中での撮影で、35度の酷暑の中、日差しもあり、湿度も高くて、環境的には体力を持って行かれるような撮影でした。ですが、そこが勝負ということで、キャストやスタッフさんたちと歩きながら何テイクもやり、一つ一つみんなで話し合いながらできたので、楽しかったです。

宇野祥平さん演じる江野と、坂道をダッシュするシーンが多かったのですが、本当に足がきつい時は、座ってゆっくりしました(笑)。朝山登りから撮影がスタートしたので、大変でしたね(笑)。

Q.撮影中楽しみだったことや、息抜きのためにやっていたことはありますか?

飯島:食事はすごく息抜きになりました。森の中で、みんなでトークをしながら食べました。差し入れもいただき、すごくリフレッシュになりました。
Q.「オラオラ系の美しきカリスマ霊能者」という盛り盛りの設定ですが、演じてみていかがでしたか?

飯島:盛り盛りですよね。情報量が多いんです(笑)。台本にも「金髪ホスト風の男が煙草をくわえて歩いてやってくる」みたいな感じで書かれていました(笑)。霊能者という、森の中にいそうもない人物である「異物感」を、唯一キャラクターで出せる役でした。戦う時や徐霊する時は静かにギアを上げてかき乱す、でもそれが普通ですよ、という役柄を、ポイントポイントで率先して演じることができました。

Q.霊能者役での出演というお話を聞いた時はいかがでしたか?

飯島:「おちゃらけ系なのかな?」と思ったのですが(笑)、逆に「ああ、そういう感じね」と思いました。「気になる謎の男、出会ったことないタイプの人物かな」と。「現場でどうやって異物で過ごそう?」と思いました。

Q.普通だったら「この人の言うこと信じられる?」と思うのですが、ナナシには妙な説得感がありますよね。

飯島:最初から上から目線ですよね。めちゃくちゃ強い設定なので、バスの中での撮影が特に大変でした。実際は作中の映像ほど「ワーッ!」とはならないのですが、けっこう揺れるので手すりにつかまっていないと、体勢が崩れてしまいました。でもナナシとしてぶれずに、揺れるバスの中で立っていなければいけないので、椅子と椅子の間に足をピッと固めていました。

Q.完成した作品で、飯島さんご自身が出演しているシーンを観て、どのような感想を持ちましたか?

飯島:「めちゃくちゃナナシ頑張ってるじゃん」と思いました。全員で映っているシーンで、ナナシ一人だけ「異物感」や気持ち悪さを感じて「よっしゃー」と思いました。
Q.助監督の市川役の堀田真由さんや、精神錯乱気味の美女を演じた筧美和子さん、“スーパーボランティア”役の宇野祥平さんと共演されていかがでしたか?

飯島:すごく楽しかったです。キャラクターがみんなバラバラすぎて、でも噛み合っている。堀田さんが演じた市川が一番まともな人間じゃないですか。「よくまとめてくれたな」と思います(笑)。ヒゲと金髪と美女、なかなか一緒にいないメンバ-ですよね(笑)。「普通に生活していく上では仲良くならないだろ」という。そのメンバーでお芝居をするのは、すごく楽しかったです。

宇野さんとは2回目の共演なんです。5年ぶりくらいに共演したのですが「白石組の作品で、飯島君はいいキャラだと思うよ。また作れたらいいね」と言っていただきました。

Q.過去の共演があったからこそ自然に演技ができたのでしょうか?

飯島:前回とは絡みが逆すぎて。前回共演した作品では、僕は優しいキャラ、宇野さんは僕よりひ弱なおじさんみたいなキャラクターだったのに、今回はお互いキャラとして強くなりすぎて(笑)。「バランスや温度感がわからない」と言っていました(笑)。宇野さんが現場を柔らかくしてくれた、という感じです。

Q.飯島さんご自身は、オカルトや超常現象は信じるほうですか?

飯島:怖いからあまり関わらないようにしてきました(笑)。

Q.ホラーは苦手なほうですか?

飯島:どちらかというと苦手です。昔インパクトの強い作品を観て、それが怖くて。オカルト全般というわけではないですが、あまり観ないようにしていました。何があるかわからないですから(笑)。

Q.ホラー的なことはどこまでなら許容範囲ですか?

飯島:生々しいほうが怖いかも。知らないうちにできごとが起きていて、時間が経ってから「おかしくない?」となる、ゾワー系のほうが怖いかな。

Q.ご自身は心霊現象や不思議な体験をしたことはありますか?

飯島:中学生の時に夜中に悪ふざけをして「幽霊が出るんじゃない?」と言われている病院の近くで友達とわきゃわきゃして「みんな逃げろ!」みたいにふざけて言っていたら、その瞬間外灯の灯りが「バーン!」と落ちて。「いや、やばいから!」みたいな感じになりました。
Q.登場人物たちの「決死の覚悟」が感じられる場面もありましたが、飯島さんご自身がこれまで「死に物狂い」「死ぬ気」で頑張って努力したことはありますか?

飯島:今生きていることが「死に物狂い」で、必死に生きているつもりです。だからこそ人生が楽しいです。僕は基本的に、興味があること以外はそもそもやらないのですが、好きなことをやっている時間や、一緒にいる人たちの時間を大切にしています。お金では買えないものだから死に物狂いで守ったり、もしくは全力で楽しんだり、ということを心掛けています。

Q.今一番ハマっていることは何ですか?

飯島:バイクやサウナが好きで、空いている時間、ひとときの時間に自分を高めています。「また明日も行きたいな。生きる糧になったな」とポジティブな気持ちになります。

Q.これまで「仮面ライダーエグゼイド」などの特撮作品に出演されていましたが、その経験は今回生かされましたか?

飯島:特撮とは違いましたね。今回は何もいないところで演技をする、という感じでした。特撮では敵が物体としてあって、モヤモヤと現れて、それを相手に戦えるじゃないですか。いない敵と戦うのはけっこう難しいなと思いました。「僕はこんな感じで強いから、こんな感じかな」みたいに、自分なりの感性を生かして想像しながらやっていました。
Q.監督から言われたことで特に心に残っている言葉はありますか?

飯島:「ナナシそういう方向性か!なるほどね!」と言われました。

一同:(笑)。

飯島:「まさかそういう感じで来ると思っていなかったから。びっくりした」と言われました。監督もそれですごく納得してくれていたのでよかったな。「僕なりのナナシの噛み砕き方ができて、ナナシを体現できたのかな」とその言葉をもらって思いました。

Q.SGSは原宿系のファッションサイトで、10代から20代の女の子が読者層なのですが、普段のファッションのこだわりはありますか?

飯島:僕のファッションに関しては、原宿系と言っても過言ではない(笑)。わからないですけど。いろんなジャンルを着ないと着られなくなってしまうから、衣装は派手なものを着たりしています。昔から好きなアメカジや古着などは1周2周と着回すので、そうした服を大事にしています。靴や小物もそうですが、その時のトレンドに合わせて組みかえても面白いんじゃないかと思います。着なくなった服をリメイクしたりもしています。

Q.7月22日(金)より放送がスタートしますが、飯島さんにとって忘れられない夏の思い出はありますか?

飯島:友達とお祭りに行ったことは今でも覚えていますね。この年齢になると時間を合わせて、というのが難しくなってくるので、みんなで見上げた花火は、夏の風物詩みたいで好きだな。花火を見ながら怖い話をしたり。あの時にしか作れない空間。今でも覚えています。

Q.10代のうちにやっておいたほうがいいことは何だと思いますか?

飯島:何でもやっておいたほうがいいです(笑)。最近ゆるくはなってきているみたいですが、どうしても会社に所属してしまうと、ファッションや髪形など、最低限これという決まりがあるじゃないですか。「自分の感性を大事に、人生を楽しんだほうがいいな」と思います。10代を楽しんだら20代はあっという間ですから。まだ僕は20代半ばですけど(笑)。「もう少し先でいいかな」と先延ばしにしていると、あっという間に過ぎてしまうから、今を全力で楽しんだほうがいいと思います。

Q.最後に、公開を楽しみにしている読者に向けてメッセージをお願いします。

飯島:「この夏はオカルトの森しかないっしょ!(笑)」というのは冗談ですが「ホラーの概念を少し変える、新しいジャンルのコンテンツだ」と作っている時からすごく感じていました。ホラーだけどSFでアドベンチャーチックで、コメディ要素もあります。怖いのが苦手な方も観やすいテイストになっています。友達と一緒に観て、ドキドキ、ハラハラ、ヒヤヒヤ、クスクス。いろんな緩急のある作品ですので、お時間のある夏の日に楽しんでもらえたらと思います。

ありがとうございました。
スタイリスト:中西ナオ
ヘアメイク:牧野裕大(vierge)

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[プロフィール]
飯島寛騎
1996年8月16日生まれ。北海道出身。2015年、大学在学中に第28回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。2016年「仮面ライダーエグゼイド」にて宝生永夢 /仮面ライダーエグゼイド役としてテレビドラマ初主演デビュー。2017年、オスカープロモーション創立47年にして初となる男性エンターテイメント集団男劇団青山表参道Xのメンバーとなる。
その後映画「愛唄-約束のナクヒト-」「ブレイブ-群青戦記-」、W主演ドラマ「悪魔とラブソング」(hulu)他多数出演。趣味はバイク・DIYなど。

<ストーリー>
ホラー映画監督の黒石光司(白石晃士)は助監督の市川美保(堀田真由)を引き連れて、実録映画の撮影のために山奥の家を訪れる。そこには黒石の映画のファンだという、精神錯乱気味の美女・三好麻里亜(筧美和子)がいた。彼女は必死に訴える、「私が体験した出来事は、監督の映画の内容そのものなの」と。そして不気味な麻里亜の家で、黒石のカメラが思いもよらぬ現象を捉え始める。事態はより恐ろしく、不可解で危険な方向へと猛スピードで向かっていく。
次々と恐怖が迫りくる森の中、“スーパーボランティア”の江野祥平(宇野祥平)に助けられ、さらにイケメン霊媒師・ナナシ(飯島寛騎)も加わり、カメラは絶えず恐ろしい出来事を記録していく。麻里亜を救うため、そして傑作映画を作るため、撮影隊の冒険が始まる。

番組概要


【WOWOW オリジナルドラマ オカルトの森へようこそ】
2022年7月22日(金) 午後11時30分放送・配信スタート [全6回]
第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】

映画概要


【オカルトの森へようこそ THE MOVIE】
8月27日(土)全国劇場【3週限定】公開&デジタル配信開始

番組サイト:WOWOW オリジナルドラマ オカルトの森へようこそ
総合サイト:オカルトの森へようこそ
公式Twitter:@okamori_jp

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