【詳細】映画『胸が鳴るのは君のせい』浮所飛貴インタビュー

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2021-05-31 10:00:00
累計発行部数250万部を突破する名作コミック「胸が鳴るのは君のせい」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)原作、すべての恋する女子の共感ポイントにあふれた、親友のように仲が良い友達への“片思い”を描いた青春ラブストーリーが遂に映画化!2021年6月4日(金)より全国公開される。

主人公の有馬隼人を演じるのは、ジャニーズ Jr.で唯一「VS 魂」のレギュラーメンバーに抜擢されるなど、今年最もブレイクが期待される浮所飛貴( 少年/ジャニーズ Jr.)。本作で映画初主演を果たし、その活躍に更に期待が寄せられている。そして、ヒロイン・篠原つかさに白石聖、2人の恋のライバルに板垣瑞生、原菜乃華と今注目のキャストが勢揃いし、甘酸っぱくも切ないラブストーリーを彩る。

今回、普段はクールで飄々(ひょうひょう)としているが、時折見せる優しさやはじけるような笑顔が魅力で、原作でも絶大な人気を誇る【有馬隼人】を繊細に演じた浮所飛貴を直撃!!「スーパー胸キュン(笑)」だという本作の主人公・有馬について、共感できるのは「視野がすごく広いところ」、ありえないと思うのは「女の子を振るところ」だと語る。その他、髙橋洋人監督や白石聖との撮影秘話や、オンライン授業での友達の作り方、「VS魂」のメンバーや「 少年」のメンバーとの関係、グループで担当した映画主題歌「虹の中で」への思い入れなど、素顔が垣間見えるエピソードも満載♪
Q.今回映画初主演ですが、お話をいただいたとき、どのようなお気持ちでしたか?

浮所飛貴(以下、浮所):正直信じられなかったです。自分が主演の映画をやらせていただく、というのが信じられなくて、「本当ですか?」と二度聞きしました。ドラマ「真夏の少年~19452020」でグループ全員で主演をやらせていただいたものの、その直後に主演の映画をやらせていただくなんて夢のような世界で。聞いた時はもう、嬉しさしかなかったです。正直、不安は一切なかったです。僕は、不安とかはあまり考えないタイプで。いただいたものは絶対チャンスに変える、つかみ取る、というようにプラスに考えて、ポジティブシンキングをモットーに、19年間生きてきました。みんながキュンキュンするような素敵な映画になればな、というか、しなきゃな、という使命感がありました。せっかくいただいたチャンスを素敵なものにして、期待していただいたものを倍にして返せればな、という気持ちでこの作品に臨みました。

Q.原作の少女マンガを読んで、どのような感想を持ちましたか?

浮所:スーパー胸キュン(笑)。本当に読んで幸せになりました。同時に、「こんな恋をしたい」と思いました。男でもそう思う、というのがこの作品のすごいところだなと思います。少女マンガというと、女性が読むものという認識が強いし、僕もそう思っていたのですが、男の自分が読んで「こんなにもキュンキュンするの?」というくらいキュンキュンしました。5冊の原作を通して、僕が演じた有馬君の変化やキャラクターの成長が描かれているというのが素敵だと思いました。

Q.キュンキュンする作品を演じるうえで、心がけたことはありますか?

浮所:3次元と2次元は、なかなか合わせるのが難しいと思うのですが、いかにそれを納得できるものにするか、というのが僕の課題でした。「マンガも好き。でも映画もよかった」と言ってもらえるのが僕の最終目標というか、それを心がけてやっていました。
Q.演じるにあたって、有馬という役をどのように分析されましたか?ご自身と共感できるところや、「ありえないだろ」と思うところを教えてください。

浮所:僕自身はクールな性格ではなく、クールとかけ離れてしまっているので、こだわった役作りは、ある意味していないです。いつもより口数を少なくしたり、常に広く周りを見たりしました。有馬君は一歩引いて見るというか、視野がすごく広い人で、有馬君の思考回路に切り替えるでもないですけど、ちょっとずつ寄せて行きました。有馬君のありえないと思うところは、女の子を振るところです。

一同:笑

浮所:オッケーしろ、と言うわけではないですけど「もう少しいい振り方あるでしょ」という。僕も演じていて、「イケメンはこうやって振るんだ」と思いました。僕がいつかそんなときが来たら、お手柔らかに断ろうと思います。「友達としか見れない」とはちょっと言えないかなあ、という感じです。もう少しいい振り方をしますね。「すごく嬉しいけど、もっとお互いを知ってからお付き合いしよう」とか。

Q.有馬の共感できるところは、視野の広さですか?

浮所:好きな子に対して、無意識だけどいじわるをしてしまう、というところが有馬君にはあって、僕も幼い頃そうでした。ちょっかいを出したくなってしまうというのは、話したいからなのですが、有馬君は無意識にそういうことができていて、すごく器用だと思います。
Q.浮所さんから見て、髙橋(洋人)監督はどんなキャラクターの方でしたか?

浮所:監督は、すごく頼りがいのある方でありながら、実は可愛い面もありました。僕とつかさ役の白石(聖)さんと監督の3人で一緒に写真を撮ろうというときに「監督、真ん中にどうぞ」と言ったのですが「いや、いいです、いいです」と遠慮して、恥ずかしがっている感じが、可愛い、と言ったらあれですけど、そんなふうに感じました。でもやはり演技となると雰囲気が変わって、納得のいくような指導をしてくださいました。きれいな絵や景色を撮られる方で、爽やかという作品のイメージそのままだな、と思いました。それは監督のカット割りや運び方、編集の仕方によるもので、さすがだな、と思いました。優しくて、自然とみんなをまとめてくださる方だと思います。

Q.監督からの言葉やアドバイスで、心に残っていることはありますか?

浮所:まず自分の演技を見せてから、監督がどう考えているかを聞きに行く、ということをよくしていました。(板垣瑞生さん演じる)長谷部と僕が白熱するシーンで、僕は長谷部に近寄って、威圧でもないですけど、バチバチ感を出したいと思ったのですが、監督は「離れてやってもいいんじゃないか」とおっしゃって。でも「有馬役の浮所君がそう思うなら、絶対近寄ってやったほうがいい」と言ってくださったので、自分の思う演技をやりました。

Q.クライマックスのキャンプファイヤーの場面は雨でしたが、もともとのアイディアから、天気を利用してさらに良い場面に変更されたと伺いました。演じていていかがでしたか?

浮所:雨を生かすという考えが生まれることがすごいな、場数を踏んだ知恵なのだな、と思いました。キャンプファイヤーの直後は、感情的なシーンなので、天気が逆に味方をしてくれたのかな、と僕は思います。感情的だから雨が降って、楽しいから晴れている。僕自身晴れ男なので、わりと晴れることが多いのですが、雨を生かす切り替えはさすがだな、と思います。白石さんがたぶん雨女です(笑)

一同:笑
Q.中高生の保護者世代の目線で観ると「恥ずかしい。何十年も前、こんなだったかな。正視できない」と顔を赤くして下を向くような場面もあります。実際に作品の中で「これはないな」とか「恥ずかしいな」と思った場面はありましたか?

浮所:恥ずかしいところは一切なかったですね。でも、「恥ずかしいな、こんな頃あったな」と思ってもらうのが僕の狙いです。「こんなことあったな」、それこそ、高校生時代、中学生時代を思い出してくれたらいいな、と思っています。キュンキュン系の演技は、まったく恥ずかしいと思うことはありませんでした。いざ自分が映画館に行って観るとなると恥ずかしいかも知れませんが。まったくもって、演じているときは恥ずかしくはなかったですね。白石さんがリアクションをリアルにやってくれた、というのもあるのですが。

Q.ご自身の高校生時代の体験も演技に生かされていますか?

浮所:僕は中高男子校だったので、あまりキュンキュンというのはなかったです。撮影の中で、シンプルに共学の世界を楽しんでいました。

Q.小中学生がこの作品を観たら、どのような反応になると思いますか?

浮所:憧れるでしょう、これは。「中学生、高校生になるのが楽しみだな」「恋愛が楽しいな」と思ってくれる子たちが増えたらいいな、と思います。同時に、ジャニーズも知ってもらえる機会だな、と思います。作品を観た子が「いつかジャニーズに入りたい」と思ってくれたらな、きっかけになるような作品になったら、僕はすごく嬉しいです。
Q.今、「VS魂」にレギュラー出演されていますが、最近ご自身の身の回りで起きた、「胸が鳴るようなドキドキしたできごと」があれば教えてください。

浮所:「VS魂」メンバーの相葉(雅紀)君や風間(俊介)君は、僕と19歳~20歳差なのですが、僕がジャニーズに入る前から知っている大スターと同じ番組に出させていただいて、ましてや同じチームとして話すということが、僕はすごくドキドキしています。嵐さんの相葉君、演技の風間君、そういう方たちと一緒に相手チームと戦える、ということがすごく嬉しいことで、本当にそれが現実なのか、と思うぐらいドキドキして、収録を楽しんでいます。

Q.今回、主演のお話をいただいたことについて「VS魂」のメンバーや「美 少年」のメンバーからはなんと言われましたか?

浮所:「VS魂」のメンバーでは、(佐藤)勝利くんと岸(優太)くんとよく話すのですが、「観に行きたい」と言ってくれていて、期待してくれているのがすごく嬉しいです。「美 少年」メンバーも全員映画館で観に行くことになっていて、「全員」に僕も入っているんですよ(笑)

一同:笑

浮所:6人で観に行く、という話になっていて。絶対にバレないようにして(笑)、うまくみんなで楽しく行けたらな、と思っています。

Q.特に注目して観てほしい、イチオシのシーンはどこですか?

浮所:教室で真面目に授業を受けている有馬君が、意外とかっこいいです。ふとした瞬間の、真面目に勉強しているところがかっこよかったりします。授業のシーンは数回しかないですが、注目して観てほしいです。

Q.大学に通いながら芸能活動をされていますが、オススメの勉強法などはありますか?オンライン授業で新しい友達が作りづらいという話も聞きますが、いかがでしょうか?

浮所:僕の場合は、中学受験をして入学したので、中学、高校、大学と友達はエスカレーター式でずっと同じ学校にいます。新しい友達というのはできないにしろ、古くからの仲の良い友達が多いので、そこはそこまで困っていなくて。オンラインで直接会えない中、友達を作るというのはなかなか難しいし、レベルの高いことだと思うのですが、積極的に自分から行く、というのがすごく重要だと思います。「恥ずかしい」とか、そういう思いもあると思うのですが、そこは一発頑張れば、絶対に心は開けると僕は思います。殻を破って、相手の殻をぶち壊して・・・。言い方あれだな(笑)。ぶち壊さない程度に、いい具合にスッと仲良くなれたらいいのではないかな、と思います。

一同:笑

Q.本作の主題歌「虹の中で」を担当しているのもなかなかアツい話だと思うのですが、いかがですか?

浮所:激アツです。本当に、素敵な曲です。映画はもちろん、主題歌もすごく流行るのではないかな、と思います。ザ・ジャニーズという感じの王道ソング。爽やか系の曲で聞いていて爽快、すっきりするというのがこの曲の良いところです。やはり、ストーリーと曲が合うんですね。映画を見終わった後は、この曲を絶対に聴きたくなると思います。自分がメインでやらせていただいている映画の曲ということで、いつもより思い入れが強いです。すごくこだわり、自分のある技、すべて出し切った感じです。

ありがとうございました。

[プロフィール]
浮所飛貴
2002年2月27日生まれ。愛知県出身。ジャニーズJr.内のユニット、「 少年」に所属。2020年、雑誌「Myojo」の人気投票企画「第26回あなたが選ぶJr.大賞」の最注目となる「恋人にしたいJr.」部門で第2位を獲得。さらに、2021年1月からバラエティー番組「VS魂」のレギュラーに抜擢。「真夏の少年~19452020」(20)にて俳優デビュー。本作で映画初主演を果たす。

<ストーリー>

転校生の有馬に片思い中のつかさ。親友のように仲のいい2人は周囲からも「絶対に両思い」と囃し立てられ、ついに告白するつかさだったがまさかの玉砕。「これからも友達」として変わらず優しく接してくれる有馬に対し、つかさは変わらず思い続けることを決意するが、クラスメイトのイケメン・長谷部や有馬の元カノ・麻友の存在によって徐々に心を揺さぶられていく。そして、恋に前向きになれずにいた有馬も一生懸命に恋をするつかさの姿を見て、自分の本当の気持ちと向き合い始め、それぞれの恋と青春が動き出していく。

予告


映画概要


【胸が鳴るのは君のせい】
2021年6月4日(金)全国ロードショー
出演:浮所飛貴( 少年/ジャニーズ Jr.) 白石聖 板垣瑞生 原菜乃華
河村花 若林時英 箭内夢菜 入江海斗・浅川梨奈 RED RICE(湘南乃風)
監督:髙橋洋人
脚本:横田理恵
音楽:KYOHEI(Honey L Days)
原作:紺野りさ「胸が鳴るのは君のせい」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)
主題歌:「虹の中で」 少年/ジャニーズ Jr.
制作協力:ドリームプラス
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:東映

[HP] 映画『胸が鳴るのは君のせい』
[Twitter] @munekimi_movie
[Instagram]munekimi_movie

©2021 紺野りさ・小学館/「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会

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