【詳細】映画『超・少年探偵団NEO-Beginning-』高杉真宙&板垣瑞生Wインタビュー

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2019-10-25 11:21:00
江戸川乱歩の大ベストセラー「少年探偵団」シリーズを原案とした、新感覚学園ミステリー映画『超・少年探偵団NEO-Beginning-』が、2019年10月25日(金)より公開される。

主人公は、少年探偵団初代団長・小林少年のひ孫である芳狼(高杉真宙)。親友のワタリ(佐野岳)や明智小五郎のひ孫である小夜(堀田真由)とともにごく平凡な学園生活を送っていたが、ある日を境に学園に次々と起こる怪事件に巻き込まれていく。そして、ミステリー同好会メンバーのクロサキ(長村航希)、夢野正太郎(板垣瑞生)、塚原舜(前田旺志郎)とともに、怪事件の謎解きにのめり込んでいくが・・・。

2017年に撮影され、2年の時を経てついに公開を迎える本作。今回、怪人二十面相に引き寄せられていく小林芳狼役を演じた主演の高杉真宙さんと、ミステリー同好会メンバーで全国学生電人コンテストで優勝するほどの天才・夢野正太郎役を演じた板垣瑞生さんにインタビュー!! 久々の役衣装に身を包んだ2人の、同世代ならではの和気あいあいとしたトークはファン必見♪
Q.高杉さんは脚本段階から、板垣さんはオーディションからと入り方の違いはあると思いますが、今回のお話を受けた時の感触を教えていただけますか?脚本を初めて読んだ時の感想なども。

板垣瑞生(以下、板垣):「オーディションを受けた時には、(夢野)正太郎という役のこともまったくわからなかったですし、ただ学園ものということしかわからなかったんですよ。

脚本はとにかくブッ飛んでいたので、演技でも中途半端にブッ飛ぶのはすごくダサいなと思って、やるんだったらとにかく1から100までそれまでの振り幅でお芝居したいな、と思いました。あんなにテンションの高い役というのを当時やったことがなかったんです。まだ撮影時は16歳とかで、プライドとかも出始めちゃってて(笑)。それが自分の中ですごくダサいなと感じていたところに、ふざけられる仕事をいただいたので、めいっぱいふざけたいな、と。

高杉さんとは2回目のお仕事で、『おお、真宙くんとまたやれるんじゃん』って。これは楽しみだなあという気持ちもあったし、(塚原舜役の前田)旺志郎も同い年だったので、自分にとっては同世代と仕事をするのも、このとき楽しみでしょうがなかったです。」

高杉真宙(以下、高杉):「お話をいただいた時に江戸川乱歩の少年探偵団シリーズと聞いて、自分が昔読ませてもらっていた、昔からある作品に関する仕事をするというのは嬉しいと同時にプレッシャーもあるな、と思いながら脚本を読ませてもらったのですが、読んでみると元の小説はあくまで原案ということで、まったく違うものになっていました。内容は本当に新しい少年探偵団という形ができていて、ひ孫だったり、(佐野岳演じる)ワタリくんだったり、とにかく色濃いキャラクターが出てくるし、アニメやCGをけっこう使うということも聞いていて、『ああ、それだったら全然違う面白いものが作れるんじゃないかな』と感じてやらせていただくことになりました。」

Q.脚本を読んでみて役柄に無理なく入っていけましたか?原案の小林少年を意識したりはしましたか?

高杉:「そこはバッサリとわけましたね。全然違うキャラクターを一から作っていくという感じで。(今回演じた小林 芳狼は)人と会話をする時にズレが生じる子だなあ、と。すごく自己中なところがあるキャラクターで、そういったところからズレができていく感じを意識して演じていきました。」

Q.お2人で仕事をされたのは、撮影が行われた2017年当時で2回目だったとのことですが、本作で共演してみてどのような印象でしたか?

高杉:「最初に仕事した時は、年齢いくつだったっけ?」

板垣:「若かったなあ。」

高杉:「俺、19歳だ。20歳になる年の4月。」

板垣:「その撮影は、ガッツリお芝居するという感じではなかったんですけど・・・。当時の印象は『優しい兄ちゃん』という感じでした。」

高杉:「あら・・・嬉しい。」

板垣:「ノリがいいからしゃべりもやってくれるし、だから今回主演をやられる作品でご一緒させてもらえるということで本当に楽しみでしたね。一回お仕事をさせて頂いた信頼できる人がいたからこそ、今回僕は全力でやれたというのはありましたね。真宙くんのおかげでやれました。」

高杉:「うまいこと言った(笑)。」

板垣:「うまいこと言った。いや、嬉しかったのでちゃんと覚えてるんです(笑)。」

高杉:「さすがですわ、もう(笑)。いや、でもこちらもその撮影の前に板垣くんのことを知ってて、映画で。『いつか仕事できたらいいな』と思ってたんで。」

板垣:「ほんとですか!?」

高杉:「それでその時はいろいろ話もしてある程度は仲良くなりましたけど、2日間とか3日間とかそれぐらいだったので。だからもうちょっとガッツリやりたかったなあと思っていたら、今回一緒にやれたんで。それ以外にも今回は本当に知ってる人が多くて、あえてそうしてくれたのかと思うぐらい、やりやすい現場だったんですけど。同世代といっしょに演技ができるという幸せを改めて感じました。」
Q.映画の中で『相反するから惹かれ合う』というセリフが印象的に使われていますが、お2人の日常で『自分とは相反するから惹かれちゃうんだよね』というものはありますか?

高杉:「ああ、俺はめっちゃインドアなのに、なぜかロッククライミングやりたいんだよね。ロッククライミングに惹かれてる。」

板垣:「やってはないんですか?」

高杉:「やってはいないんだけど。室内じゃなくて、崖のやつ。知り合いの方でやっている人がいて、『絶対にやったほうがいい』って強く勧められていて。『合うと思うから』って。このインドア(な自分)が、ロッククライミングですよ(笑)。」

板垣:「指が強くないとだめなやつですよね!いやでもやって欲しいなあ。そしたら僕もいっしょに行きたい。」

高杉:「いっしょにやりたいよね。おもしろそうだし気持ち良さそう。」

Q.板垣さんはどうですか?相反するけど惹かれるものはあります?

板垣:「僕は・・・なんだろな。インドアでもアウトドアでもないし、外にも出るし、漫画も読むし、アニメも観るし、特徴ってあるのかな・・・。」

高杉:「あれじゃない?都会育ちだけど田舎が好き。」

板垣:「ああ、それですね。田舎大好き!東京生まれなんだけど、地方の自然が多いところに住みたいんです。木とか森とかすごく好き。・・・惹かれますねえ。」

Q.今回は、何かにのめり込んでいる学生という役柄ですが自分でも実際に学生時代にのめり込んでいたものはありますか?

高杉:「学生時代というか今も変わらずです。ずっと趣味ですね。ゲーム、漫画、アニメ、その3つ。3日間ぐらい家から出ないもん。部屋の中で全部完了する。部屋の中に俺の希望があるから。」

板垣:「それは携帯で買うんですか?」

高杉:「いや、買いにいくよ。俺、ネットショッピングできないから。」

板垣:「え?家にいて届くのを待ってたらいいじゃないですか(笑)。」

高杉:「わかんないから。あれ、怖いでしょ。だから、買い物は行く。ちゃんとコンビニとかで2日分ぐらい食料を買い込んで。」

板垣:「それあれですよ、ずっとひたすらパソコンでゲームやってるみたいな(笑)。知らない人とネットでゲームしてたりするんですか?」

高杉:「知らない人とだね。」

板垣:「すごいすね!そこにコミュニティがあるんですもんね。僕も教えて欲しいなあ。連絡します。」

高杉:「うん、待ってるわ。」

Q.板垣さんはどうですか?のめり込んできたものといえば。

板垣:「うーん、なんだろな・・・。ずっと映画が好きで・・・。趣味ですね、僕も。ゲームはあまりやらないですけど、漫画、アニメ、映画。ひたすら観てるみたいな時期があって、とりあえず数をこなすとかありましたね、高校時代とか。なんか観ないとお芝居がうまくならないと思って、『もっと(演技が)うまくなりてえ、観なきゃ観なきゃ』って。」

高杉:「・・・偉いなあ。」

Q.今回の映画はミステリー小説が原案になっていますが、おすすめのミステリー小説はありますか?

高杉:「推理というよりはサスペンスなんですが、ずっと東野圭吾さんが大好きですね。加賀恭一郎シリーズをずっと追っていて。ちょっと前の作品ですが、『眠りの森』というのがすごくおもしろかったのでオススメです。」
Q.最後になりますが、ストリートガールズスナップのユーザーに向かって何かメッセージをいただけたらと思います。

板垣:「こんにちは(笑)。

僕と同い年ぐらいの方たちが多いんですかね。子どもって言われたり、大人って言われたりよくわからない年頃ですよね。いろいろしんどかったり落ち着ける時間がなかったりすると思いますが、なにか没頭できた方が人は落ち着けるんじゃないかなと。だから今回ぼくらの映画とかを観て没頭したりするのはすごくいい時間だと思うので(笑)、お休みの日などに映画館に行ってみてください!」

高杉:「こんにちは(笑)。

この映画に取り組むときも原案の小説を読んでもらいたいなと思って始めたんですよ。映画もそうですが、お客さんが、読む人や観る人がいないと本当に無くなっていくもので、そういうものを伝えられる職業にせっかくつけたので全力で広めていきたいなと思います。原案とは異なり10代20代の皆さんがとっつきやすいように、ポップになったり、アニメが入ったり、音楽が素敵だったり、それに同い年ぐらいの役者がいっぱい出ている映画ですので、少しでも気になったら観ていただいて、また原案の小説も手にとってもらいたいと思います!」

ありがとうございました。

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[プロフィール]
高杉真宙
1996年7月4日生まれ
福岡県出身
2009年、舞台で俳優デビュー。 2012年『カルテット!』で映画初主演を飾る。2013年『仮面ライダー鎧武/ガイム』では仮面ライダー龍玄を演じる。2016年『闇狩人』で舞台単独初主演。2017年『逆光の頃』などで主演を務め、第9回TAMA映画賞最優秀新進男優賞。同年出演した映画『散歩する侵略者』では、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。2018年『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』『世界でいちばん長い写真』『虹色デイズ』など話題作に続々出演。本年も、主演作では『笑顔の向こうに』(モナコ国際映画祭最優秀作品賞)、『映画 賭ケグルイ』や『見えない目撃者』などの話題作に出演。他にも舞台『カリギュラ』など多くの出演作品が控えている。


板垣瑞生
2000年10月25日生まれ
東京都出身
2015年に映画『ソロモンの偽証前篇・事件/後篇・裁判』で約半年に渡る1万人を超える大型オーディションから準主役を勝ち取り、その演技が高く評価され、日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。2018年には映画『響-HIBIKI-』、本年では『僕に、会いたかった』『ホットギミック ガールミーツボーイ』で好演し、ネクストブレイク筆頭株として注目を集めているほか、『初恋ロスタイム』では初主演を務める。7人組ボーカルダンスユニットM!LKのメンバーとしても活動中。

本予告



<ストーリー>
怪人二十面相が姿を消して10年―。ついに、宿命の扉が開かれた!

初代小林少年のひ孫・小林芳狼(高杉真宙)は、親友のワタリ(佐野岳)、そして幼馴染にして明智小五郎のひ孫である明智小夜(堀田真由)とともに、ごく平凡な高校生活を送っていた。

そんなある日、芳狼の前に10年ぶりに怪人二十面相が姿を現す。

二十面相は「約束の時は近い」とだけ言い残し去って行く。果たして二十面相の言う「約束」の真意とは・・・?

同じ頃、学園には次々と怪事件が起こり、ミステリー同好会メンバーであるクロサキ(長村航希)、夢野正太郎(板垣瑞生)、塚原舜(前田旺志郎)は事件の謎解きにのめり込んでいく。

芳狼は、10年前のある出来事をきっかけに封印していた怪人二十面相との記憶を徐々に思い出し、自らの秘められた能力や宿命と向き合い始めるが、怪人二十面相に引き寄せられていく芳狼を心配するワタリや小夜との関係には不穏な空気が漂い始める・・・。 果たして、芳狼たちを待ち受ける運命とは!?

全ての謎が絡み合い、答えが見つかるとき、今こそあの『少年探偵団』が復活する!

その名も『超・少年探偵団NEO』!!

映画概要


【超・少年探偵団NEO-Beginning-】
10月25日(金)より全国公開
出演:高杉真宙
佐野岳、堀田真由
長村航希、板垣瑞生、前田旺志郎
神谷浩史(声の出演)/佐藤二朗/丸山智己
原案:江戸川乱歩「少年探偵団」シリーズ
監督:芦塚慎太郎
脚本:赤尾でこ、芦塚慎太郎
音楽:丸山獏(a crowd of rebellion)
主題歌:a crowd of rebellion『Calling』(Warner Music Japan Inc.)

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公式サイト:映画『超・少年探偵団NEO-Beginning-』
公式Twitter:@sbd_neo
公式Instagram: @sbd_neo

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