<ライブレポ>シド、結成十五周年記念公演 「シド初め」元日からシドギャ大熱狂!「勉強、仕事、他のバンドとか考える暇を全く与えないくらい“シド染め”な1年にするので覚悟していてください。」

カルチャー
2018年01月16日 19時29分

2018年1月1日(月・祝)元日、Zepp Tokyoにて『シド 結成十五周年記念公演 「シド初め」』が行われた。

この公演は、今年2018年に結成15周年&メジャーデビュー10周年を迎えるシドのスタートとなる最初の公演だ。

記念すべき15周年イヤー一発目のこの日、元日であってもやはりSOLD OUTの激戦となった本公演。場内には溢れんばかりのファンが全国から集まり1階スタンディングから2階席までもがびっしり埋まる超満員。すでに熱気が凄い。

場内に入ると、開催日2018.1.1の数字と時刻を知らせる数字が秒単位で投影された白幕がステージ上で待ち受けていた。そして開演予定時刻17時の5秒前、客席から「ゴー!ヨン!サン!、、、」とカウントダウンが起こり、「ゼロ!」17:00:00を示したその時!時刻を知らしていた幕が落ちると、すでに定位置にはシド4人の姿が。興奮を掻き立てるスペシャルな登場に湧き上がる大歓声の中、即座に疾走感のあるナンバー<chapter 1>の演奏がスタートし、15周年の始まりを告げる。サビ手前「お待たせ!いくぞ!」とマオが叫び、曲ラストまで駆け抜けていく。
2曲目<ANNIVERSARY>のコールとともに、赤と銀の紅白カラーの銀テープが会場に舞い落ちると、銀テープをゲットした拳がリズムに合わせて振り上げられ、15周年を祝うようにキラキラと赤が揺らめく絶景を見せる。

「頭からとばしていけるかー!行くぞー!」と呼びかけ、アルバム「NOMAD」の収録曲<XYZ>へ。お立ち台を飛び越え一糸乱れる客席にダイブする勢いで挑発するマオ、「あけましておめでとう!」と明希が叫び、続けて“オイ!オイ!”と煽ると、会場中から歓声と拳が上がる。

4曲目は<アリバイ>。ラストサビの“バイバイ!”のフレーズでオーディエンスが一斉に手を振りながら跳ねる!そのパワーアップしたノリのまま<V.I.P>へ入り、ラストのマオの声量、どこまでも伸び続ける気持ちのいいロング・トーンに魅了される。体を動かさずにはいられないアッパーなナンバー<MUSIC>では、オーディエンスがビートに合わせてジャンプを繰り返し、「もう一発いけるか!」と煽り、メンバー紹介へ。紹介ときたら次はあれでしょ!と気付く観衆の咲きながらメンバーを呼ぶ声にも自然と気合いが入る。そしてマオのタイトルコールで<循環>へ!

“循環ってます。循環ってます。”スクリーンにはピンクの渦がグルグルと曲に合わせて回り、“もっとこい!”と言わんばかりにくるっと回ってみせるShinji。今日のShinjiはいつもにまして激しく感じる。最後はドラム前にマオ、Shinji、明希が集まり、ゆうやがスティックを大きく振りあげたのを合図にするように気持ちよく締め、MCへ。最初に口を開いたのは明希。「すげー面白いセットリストになっているからな。このタイミングで回ったことないでしょ(笑)そういう面白い要素がたくさんあるんで最後まで盛り上がってください!(観客「いえーい!」)2階も(1階)後ろの方のお前らの顔見えてるからな、聞こえてるからな!」と後半のセットリストも期待させる。
Shinji「ビックに行きましょうよ!15周年はビッグに行くぞ!」
Shinjiは「いえーーい!あけましておめでとう!(観客「おめでとうーーー!」)テンション高いね君ら。嬉しくなっちゃた。元旦から君たちに会えるのは初めてだよね、嬉しいです。今年は15周年なんですけど戌年ですか。昔実家でまあまあデカかったんですけどチビちゃんっていう犬を飼っていたんだけど、今年は15周年なんでねチビちゃんなんて言っていられないですね。ビックに行きましょうよ!15周年はビッグに行くぞ!」と愛犬トークで和ませながらも、テンション高めに15周年の抱負を語る。
ゆうや「2018年一発目からこのカッコイイ顔がみれるなんて、テンション上がって仕方ない人!」
ゆうやは「2018年一発目からこのカッコイイ顔がみれるなんて、テンション上がって仕方ない人!(観客「はーい!」)一曲目からテンションガンガン上がっている人(観客「はーい!)この後も、このテンションずっと続けていける人(観客「はーい!」)えらい!!」とファンとの見事な掛け合いをみせ、「2018年15周年今日からスタートですね。今日のスタートで2018年の出来が決まるんじゃないかなんて自分にも言い聞かせながらライブやっています!カウントダウンのボードが逆だったとかいうな!そんなこと忘れた!(笑)今日からスタートだ!盛り上がっていこうぜ!」と気合十分!
マオ「今日はシド4人がお前えらを酔わすから!(観客「きゃーー」)」
最後はマオ。「トウキョウ!盛り上がっているかい!!(観客「いえーい」)知ってる(笑)今日は凄いねみんな熱が。お酒入っているんじゃないの?お酒は入ってなくても今日はシド4人がお前らを酔わすから!(観客「きゃーー」)じゃあ引き続きみんなを犬みたいにキャンキャン言わそうかな。(観客「きゃーー」)犬みたいにキャンキャン言うの?(観客「いうー」)男は黙ってワンワン言っとけ!(男「おおおー!」)」と煽るも、「おい!次はバラードだったよ(笑)寝てねーんだよこっちは!」と朝方にCDTVに生出演してから一睡もしていないことを明かし苦笑い。「寝ないで元日からライブっていかれてていいよね。バラードいくぞ!」と続けて、笑いと熱狂的な歓声が届く中、ガラッと雰囲気を変えしっとりとした切なくも優しいナンバー<ハナビラ>へ。先ほどのかみつくばかりの歓声が嘘のように静まり返り、マオの切ない歌声、Shinjiのアコースティック・ギターの心地よい音色が心の奥底にゆっくりと溶け出していくようだ。ラストは力強くも繊細にドラムを演奏していたゆうやが指先で、ウインドチャイムの「流れ星」のようなきらびやかな音色を奏で、場内を優しい余韻へと導く。

続けて披露されたのは、ファンにももっと浸透してほしいという曲<影絵>。今までの空虚感や冷淡なメロディーが嘘のように、最後には聖歌隊のようなコーラスとマオの歌声という予想超える盛り上がりを見せ、独特の世界観にオーディエンスを引き込む。少しのMCを挟み和やかな雰囲気を作り上げたあとは、イントロのShinjiのアコースティック・ギターを合図にメジャーデビュー曲<モノクロのキス>に突入。今年はシドがメジャーデビュー10周年の年でもある。そんなファン共に思い出の深い節目の曲を丁寧に演奏する。「最後までぶっ壊れていきたいんだけどいいかー!今年もシドに妄想しておけ!<妄想日記>」とタイトルコール。少し狂気的な歌詞に、リンクする細かな振りを見せるオーディエンス、インディーズ時代から変わらず人気のナンバーだ。曲中、明希とShinjiが向き合って熱くプレイする。

続けざまに、<dummy>の拳を振り上げながら“オイ!オイ!”の熱い掛け合いで、怒涛の盛り上がりへ突入。<プロポーズ>での“イエス!イエス!”のフレーズに合わせて拳ヘドバン、さらに熱を帯びていく観衆に、「一人一人が全力でかかってきなさい!」と<眩暈>を投下。“もっとこい!”と言わんばかりに客席に挑発してみせるマオと明希、激しくステージを動き回るShinji、より力強く荒々しくドラムをぶっ叩くゆうや、ラストまで攻めなセットリストで畳みかけ、オーディエンスのノリをヒートアップさせたままアンコールへ。

やむことのなかったアンコールの中、シドが再び登場。薄暗い照明の中ゆうや、Shinji、明希が定位置にスタンバイし、最後に少し遅れてマオがマイクの前に立ち止まると暗転して<必要悪>がスタート。そのレアな曲に一瞬歓声が上がる。中毒性のある一度耳にしたら忘れられない曲、ラストサビ後のShinji、明希の声がマオとハモり、心の奥底に突き刺さってくるようだ。そしてアンコール最初のMCへ。「どうもありがとう!久しぶりのスタンディングライブはやっぱり楽しいね。みんな狂気的でカッコイイよ!」とマオが感謝を伝え、お馴染みのグッズ紹介へ移る。

「物販に書初めがあったでしょ。それをタオルにしました。今日しか使えないと思うけど買ってください」とメンバーが直筆の書初めをプリントしたマフラータオルを宣伝するマオ。すでにゲット済みのファン達がタオルを掲げ白に染まる客席。メンバーが好きな言葉を書いただけあって、ファンなら誰しもがわかるフレーズを書初めしている中、ゆうやの言葉だけ意味がわからないと質問するマオ。そんなゆうやが書いたのは『続黒金の男』。ドラムの金と黒、髪色の金と黒のことだったらしい。そういえば、「~男」というネーミングは以前もゆうやの個人グッズであったなと懐かしくなった。

こうしてシドらしいMCでアットホームな雰囲気になったところで<Dear Tokyo>へと移る。明るく照らされた客席に、マオがマイクを向けると、オーディエンスもシドに手を広げ満面の笑みで大迫力の合唱!Shinji、明希、ゆうやも一緒に笑顔で歌っている姿が見える。1階〜2階奥の方まで目をくばるメンバーとオーディエンスが歌と笑顔で対話しているようでこの一体感は、シドがファンと過ごした15年の年月が見せてくれる絶景なのだろう。
<吉開学17歳(無職)>を急遽追加!最高のお年玉をプレゼント
「いつもの顔とどっちが本当の君たちなの?」とマオに言わせるほど盛り上がる<one way>へ。力強い拳とガンガンくるオーディエンスの声がマオの歌声を飲み込む勢いで攻めてくる。さらにモッシュにヘドバン。こんな絶景を見させられたら狂うほどの熱を帯びているのはシドも同じだ。

もっとほしいといわんばかりの盛り上がりに「次が最後の曲なんだけど、もう一発いく?」とマオ。急遽曲を追加することになり4人が背を向け集まりシド会議。メンバーの心にあった曲は一致していたようでものの数秒で観客に向き変えるシド。「みんなかなり覚悟決めてきてほしいんだけど大丈夫?一発でしとめるぞいいか?」とマオが煽り、シドが結成して一発目に出した音源<吉開学17歳(無職)>を、オーディエンスへ最高のお年玉をプレゼント。気持ちいいくらいに荒々しい盛り上がりを見せる。そしてマオのMCへ。「これでやっと“シド初め”って感じがしたわ。2018年はシド15周年です。本当に俺らって節目節目で何か起こっていて、5周年でメジャーデビュー。10周年でツアーやって。そのあと一度緩やかになって、心配させて。去年は武道館2デイズから復活、みんなでまた歩き出してそのまま駆け抜けて。今年はこれからツアーも周って、勉強、仕事、他のバンドとか考える暇を全く与えないくらい“シド染め”な1年にするので覚悟していてください。スタートを素敵なみんなとこうやって祝えて最高です。そしてありがとう!それでは、大切なみんなに最後の曲です<光>」とラストへ。

光が会場中央のミラーボールに集まると、一瞬にしてZeppが満天の星空のように煌めく。ステージだけが照らされ、ただ4人だけを静かに見つめる観客。1音1音丁寧にシドの音を届けるマオ、Shinji、明希、ゆうや。シドとファンだけの世界がそこには確かにあった。歌い終えるとマオは大きく広げていた腕でファン一人一人を強く抱きしめるような仕草をみせ、スタートの時とは違う、涙交じりの大歓声がシドを包み込む。最後はお正月らしくマオの「よー!」の声で観客、スタッフ、会場全員で「パン!」と一本締め。

演奏後のMCでゆうやが「いやー本当にこんないいスタートのしかたないね。なんか本当に始まった感じ。よしこの熱量のままツアー先で待ってるぜ。ツアー盛り上がっていこうぜ!」と叫び、客席からそれに答えるように大歓声が起こり、ツアーの初日のような晴れやかな雰囲気が漂う中シド初めが幕を閉じた。

ラスト曲が<光>であっても、ライブが終わってしまった後に訪れそうなしんみりとした気持ちにならない。マオとゆうやもMCで話していたが、まさに“ツアー初日”のようなライブだったからだろうか。半分以上がインディーズ曲という15周年ならではのセットリストでオーディエンスを沸かせたシド。お互いが信頼し合っているから生まれるファンとの一体感。新年一発目から想像を遙かに超えるものを見せてくれたシドが、2018年ラストまでどう駆け抜けていくのか一瞬たりとも目が離せない。
2曲目<ANNIVERSARY>のコールとともに、赤と銀の紅…
体を動かさずにはいられないアッパーなナンバー<MUS…
最初に口を開いたのは明希。「すげー面白いセットリ…
先ほどのかみつくばかりの歓声が嘘のように静まり返…
「最後までぶっ壊れていきたいんだけどいいかー!今…
そしてアンコール最初のMCへ。「どうもありがとう!…
そしてマオのMCへ。「これでやっと“シド初め”って感…
<セットリスト>
1.chapter 1
2.ANNIVERSARY
3.XYZ
4.アリバイ
5.V.I.P
6.MUSIC
7.循環
8.ハナビラ
9.影絵
10.モノクロのキス
11.妄想日記
12.dummy
13.プロポーズ
14.眩暈

-アンコール-
EN1.必要悪
EN2.Dear Tokyo
EN3.one way
EN4.吉開学17歳(無職)
EN5.光

写真/今元秀明 文/大粒來絵里加
DVD&Blu-ray概要
【SID 日本武道館 2017 「夜更けと雨と/夜明けと君と」
リリース日:2017年12月27日(水)
<DVD/2枚組>
価格:10,000円(税別)
<Blu-ray/2枚組>
価格:12,000円(税別)
※DVD、Blu-ray ともに収録内容は同一です
※DVD、Blu-rayともに初回仕様分のみ、豪華パッケージ&32p写真集付き。(初回仕様分が無くなり次第、通常仕様出荷とさせていただきます)

・収録曲
<DISC1>日本武道館 2017 「夜更けと雨と」 (2017.5.12)
1.紫陽花
2.林檎飴
3.罠
4.アリバイ
5.妄想日記
6.妄想日記2
7.レイニーデイ
8.暖炉
9.ハナビラ
10.夢心地
11.バタフライエフェクト
12.ENAMEL
13.dummy
14.吉開学17歳(無職)
15.硝子の瞳
16.循環
17.プロポーズ
18.隣人
19.眩暈

<DISC2>日本武道館 2017 「夜明けと君と」 (2017.5.13)
1.ANNIVERSARY
2.laser
3.Re:Dreamer
4.cosmetic
5.CELEBRITY
6.ドレスコード
7.星の都
8.マスカラ
9.ミルク
10.Room
11.Graduation
12.Dear Tokyo
13.循環
14.one way
15.バタフライエフェクト
16.吉開学17歳(無職)
17.嘘
18.V.I.P
19.夏恋
20.光

ライブ概要
【SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018】
・2018年5月5日(土・祝) Zepp DiverCity TOKYO ~ID-S限定LIVE~/OPEN 17:00、START 18:00
・2018年5月6日(日) Zepp DiverCity TOKYO ~ID-S限定LIVE~/OPEN 15:00、START 16:00
・2018年5月12日(土) Zepp Osaka Bayside ~ファン投票LIVE(大阪編)~/OPEN 17:00、START 18:00
・2018年5月13日(日) Zepp Osaka Bayside ~暴れ曲限定LIVE~/OPEN 15:00、START 16:00
・2018年5月18日(金) Zepp Nagoya ~ファン投票LIVE(名古屋編)~/OPEN 18:00、START 19:00
・2018年5月19日(土) Zepp Nagoya ~暴れ曲限定LIVE~/OPEN 15:00、START 16:00
・2018年5月26日(土) 福岡DRUM LOGOS ~ファン投票LIVE(福岡編)~/OPEN 17:00、START 18:00
・2018年5月27日(日) 福岡DRUM LOGOS ~暴れ曲限定LIVE~/OPEN 15:00、START 16:00
・2018年6月2日(土) Zepp Sapporo ~インディーズ曲限定LIVE~/OPEN 17:00、START 18:00
・2018年6月9日(土) SENDAI GIGS ~昭和歌謡曲限定LIVE~/OPEN 17:00、START 18:00
・2018年6月15日(金) Zepp Tokyo ~ファン投票LIVE(東京編)~/OPEN 18:00、START 19:00
・2018年6月16日(土) Zepp Tokyo ~暴れ曲限定LIVE~/OPEN 15:00、START 16:00

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