映画『矢野くんの普通の日々』池端杏慈 インタビュー

特集インタビュー
2024年11月14日 19時00分

超不運体質な男子高生と心配性な女子高生をはじめとするクラスメイトたちの日常を描く田村結衣の人気ラブコメ漫画 「矢野くんの普通の日々」(「コミック DAYS」連載)が、ダンス&ボーカルグループ FANTASTICS のボーカルを務め、俳優としても活躍する八木勇征を主演に迎え、実写映画化。11月15日(金)に全国公開する。

本作の主人公で、なぜか毎日ケガまみれになってしまう超不運体質の高校生・矢野くんを演じるのは、ダンス&ボーカルグループ FANTASTICSのボーカルとして活躍する一方、多くのドラマや映画への出演を果たし、俳優として躍の幅を広げている八木勇征。本作で映画単独初主演を飾る。共演には“人気女優の登竜門”と言われるポカリスエットのブランド CMキャラクターのヒロインに抜擢され、本作が実写映画初出演となる池端杏慈(いけはたあんじ)。ケガまみれの姿を見てから、矢野くんをほっとけなくなる超心配性なクラス委員長・吉田清子(よしだきよこ)をフレッシュに演じる。そんな吉田さんに想いを寄せるスポーツ万能な学校一のモテ男子・羽柴雄大(はしばゆうだい)役を、2022年に全世界配信デビューを果たした7人組の男性アイドルグループ Travis Japanのメンバー中村海人が務める。中村は本作で映画デビューを果たす。さらに、白宮みずほ、伊藤圭吾、新沼凜空(にいぬまりあ)、筒井あやめ、フレッシュな追加キャスト陣が矢野くんのピュアすぎる初恋を彩る!

また監督は、映画「午前0時、キスしにきてよ」(‘19)、映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(‘23)の新城毅彦監督。これまで、数々の大ヒット胸キュン作品を手掛けてきた監督が、かつてないほどのピュアな高校生たちの青春を丁寧に描き出す。

今回、本作で吉田清子を演じた【池端杏慈】を直撃!吉田さんを演じるうえで苦労した点や、八木勇征、中村海人との共演秘話、完成した作品を観てキュンとしたシーンのほか、好きなファッションやヘアスタイル、原宿周辺で思い出の場所、いつも欠かさず持ち歩いているもの、高校生のうちにやっておきたいことなど、気になる素顔が垣間見えるお話が盛りだくさん♪
Q.実写映画初出演とのことですが、吉田さんを演じるうえで苦労した点について教えてください。

池端杏慈(以下、池端):矢野くんと清子ちゃん(吉田さん)がお互い思いを伝えあうシーンがあるのですが、そこの感情表現が難しくて。家で「どうしよう」と悩んでいる時に、八木(勇征)さんのお顔をネットで検索して、お面を作ったんですよ。そのお面を母につけてもらって、実際に矢野くんと演技しているようなイメージで練習したことがあって。それを何回かやっていたら、自分で感情を作っていくことができました。本番ではテストの時から自分で感情を作れて、監督からもしっかりOKがもらえたので、効果はあったと思います。大変だった時もありましたが、自分にとってこの撮影期間は多くの刺激をもらえました。

Q.吉田さんは人のお世話をするのが好きで、心配性という役どころです。ご自身もそういう面はありますか?

池端:ありますね。母が結構ケガしやすくて「料理していて切っちゃった」とよく言っていて、「大丈夫?」と声をかけています。私も心配性な部分が似ているのかな。Q.原作マンガや台本を読んでどのような印象を受けましたか?

池端:原作を読んで一番最初に感じたのは、田村結衣先生の描く絵が綺麗すぎる!ということでした。読んでいくうちに、矢野くんが不運な目に遭ってしまって。清子ちゃんが「矢野くんすぐ死んじゃうよ!」と言う台詞があるのですが、その通りだと思いました。本当にケガが多くて「大丈夫なのかな?」とマンガを読んでいても、台本を読んでいても思いました。台本に「矢野、転ぶ」「矢野、ここでつまずく」とかいろいろ書いてあって、どう再現していくのかワクワクしていました。

Q.これまで少女マンガにはどれくらい触れてきましたか?

池端:小学校の頃からずっと読んでいて、いろいろな少女マンガが一冊になったコミックスもたくさん買っていました。やはりキュンキュンする少女マンガが大好きなので、今回ヒロインという立場で演技させていただけたことが本当に嬉しかったですし、夢みたいです。Q.矢野くん役の八木さん、羽柴役の中村海人さんとは10歳くらい年齢が離れていますが、共演されていかがでしたか?

池端:お2人とも周りをただ笑顔にしてくれるだけじゃなくて、一緒に盛り上げていこうという雰囲気があって。とても優しかったんです。お2人の柔らかい雰囲気が本当に素敵でした。八木さんは本当によく食べる方だなと思って。お祭りのシーンがあったのですが、やきそばとか、とうもろこしとか、チョコバナナを、平然と爽やかに何個も食べていて。「そんなに食べて大丈夫かな?」と思って見ていました。中村さんはすごく面白い方で、現場でも一発ギャグをやってくださいました。
Q.撮影中、面白かったエピソードを教えてください。

池端:エイプリルフールにちなんだことなのですが、4月2日の撮影の時に、八木さんに面白い嘘をつこうと思って、「八木さん、本当は昨日言いたかったことなんですけど、今朝、卵を割ったら中からひよこが出てきて」と言ったら、ちょっと沈黙して「え、まじ!?やばいじゃん」と言って信じてくれたんです。嘘だとわかっていてのってくれたのかとも思ったのですが、八木さんの演じる矢野くんを見ていても、ピュアだから本当に信じたんだろうなと思って(笑)。「いや、嘘ですよ。エイプリルフールです」とネタばらししたら「なんだー」と言われました。八木さんのピュアで面白いところを引き出せたと思います(笑)。Q.作中で吉田さんのヘアスタイルが何度も変わります。前髪を焦がしてしまってピンでとめたり、矢野くんとのデートでお団子ヘアにしたりされていますが、好きなヘアスタイルを教えてください。

池端:今回の映画のために8~9年ぶりくらいに前髪を作りました。「前髪がないほうが楽かな」と思って伸ばし続けていたので、前髪があるスタイルに慣れていなくて。制服を着ている清子ちゃんのノーマルのヘアスタイルも好きですし、お祭りのシーンでは浴衣を着て髪飾りを付けて、高い位置でお団子ヘアにするのですが、それが特にお気に入りです。

Q.矢野くんとのデートに行く前にいろんなファッションを試していて、ファッションショーのようでした。普段モデルとして活躍されていますが、ご自身はどんな系統のファッションがお好きですか?

池端:清子ちゃんは作品の中ではガーリー、フリフリしたものを着ることが多いですが、私はかっこいい系が結構好きです。ストリート系でもないですが、ダボッとした感じのボトムスに、上はピッタリとしたトップスを着ることが多くて。クールな感じのスタイルがお気に入りです。Q.初めてご自身の演じている姿を大きなスクリーンで観て、いかがでしたか?

池端:自分が自分じゃないみたいな感じでした。「矢野くん頑張れ、清子ちゃん頑張れ」という気持ちよりは「ここのシーンはそう言えばこうだったな」と見れば見るたびに、その時の撮影を思い出します。まだ実感がわかないというか、ふわふわした気持ちです。

Q.完成した作品を観てキュンとしたシーンについて教えてください。

池端:いっぱいあるのですが、最初に清子ちゃんが矢野くんに救急セットを取り出して「私、全力でサポートしたい!」と言うところ。あの台詞を言っている時にもキュンとしました。矢野くんも清子ちゃんもピュアなのですが、「矢野くんは絶対私が手当するから」というまっすぐな気持ちが、あのシーンから一番伝わってくると思います。
Q.SGSは10代から20代の女性に向けた原宿系のファッションサイトです。原宿や渋谷周辺、都内でお気に入りの場所、思い出の場所はありますか?

池端:放課後みんなで制服のまま原宿に行って、遊ぶことが多いです。やはり原宿は一番思い出というか、好きな場所です。私が雑誌「ニコラ」の専属モデルを務めていた時にイメージモデルをさせていただいていた、ブランドのお店が竹下通りにあるのですが、そこでイベントをやったり、私の写真が店頭でムービーとして流れていたりしました。お店の前を通るたびに、いろんな思い出がよみがえります。

Q.SGSは新作スイーツやコスメ情報も発信しています。今ハマッているスイーツや、よく使うコスメについて教えてください。

池端:コスメは韓国ブランドのものを使うことが多いです。友達ともよく「これよかったよね」と話しています。スイーツは、今「生ドーナツ」にハマッていて。ツイストっぽいものもあるし、フルーツやクリームなど色とりどり載せられているものもあるし、写真映えして可愛いなと思います。Q.今回女子高生役での出演で、ご自身も現在高校2年生だそうですが、高校生のうちにやっておきたいことはありますか?

池端:仲のいい友達たちと、高校生のうちに制服で旅行に行きたいなと思っています。例えば、韓国に行ってみたいな。

Q.吉田さんはいつも救急セットを持ち歩いています。池端さんがいつも欠かさず持ち歩いているものはありますか?

池端:イヤホンです。電車の中などいろんな場面で、一人で音楽を聴いて、自分だけの空間に入るのが好きです。紫が好きなので、紫のイヤホンを持ち歩くようにしています。
Q.吉田さんは矢野くんだけでなく、羽柴からも好意を寄せられています。ご自身はもし身近な人から片思いされていたとしたら、すぐに気がつくほうですか?

池端:気がついてしまう気がします(笑)。結構周りを見てしまうというか、学校でも「今あの人落ち込んでいるな」とか「お昼ごはん食べて眠そうだな」とか、周りの人の様子を見てしまうので、自分でも気がついてしまう気がします(笑)。

Q.「あの人とあの人、仲が良さそうだな」みたいなのもすぐに気づくほうですか?

池端:気がつくほうですね(笑)。恋バナ系の話をするのも好きです(笑)。

Q.映画の見どころや魅力を教えてください。

池端:みんなが優しくてピュアで、悪い人が出てこないのがこの映画の見どころだと思います。観ていてあっという間だったな、みんながほんわかしているなと思いました。高校生活って一瞬しかない、その部分を切り取った映画なので、私も今高校に通っていますが、本当の学校とは違う青春を客観的に見れている気がしました。楽しく過ごしている学校生活、青春を描いているので、皆さん共感できると思います。Q.最後に、Z世代に向けてメッセージをお願いします。

池端:Z世代なんですね、私(笑)。Z世代の方はもちろん、世代を問わず、多くの方にこの映画を観に行ってほしいと思っています。映画を観て、共感できる部分もたくさんあると思います。矢野くんが「不運だから」ということで、自分のやりたいことを諦めてしまうシーンもありますが、今やりたいことがあって、夢に向かって受験など、頑張っている人もたくさんいると思います。「どうせ無理だしな」と思って諦めてしまいがちですが、自分を支えてくれる人、気にかけてくれる人って、絶対に周りにたくさんいます。しっかり夢に向かって、自分のやりたいことをやるために一緒に頑張っていきましょう!

ありがとうございました。

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[プロフィール]
池端杏慈
2007年9月8日生まれ。東京都出身。
2022年放送のTBS日曜劇場「オールドルーキー」でテレビドラマ初出演。
同年12月公開の映画「かがみの孤城」にて映画初出演となる。2023年4月より「ポカリスエット」ブランドCMキャラクターを務める。本作が実写映画初出演。心配性なクラス委員長・吉田さんは、毎日、なぜかケガまみれで登校してくる矢野くんのことが気になって仕方がない。
実はその原因は――超がつく不運体質だった!しかも、そのせいで“普通の高校生活”が送れずにいた。そのことを知った吉田さんは矢野くんの全力サポートを決意!一緒に過ごす中で、ピュアでまっすぐな言葉に惹かれていく吉田さんだったが、一方、矢野くんにも生まれてはじめての感情が芽生える――。
予告篇

Q.実写映画初出演とのことですが、吉田さんを演じる…
Q.原作マンガや台本を読んでどのような印象を受けま…
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Q.撮影中、面白かったエピソードを教えてください。…
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Q.最後に、Z世代に向けてメッセージをお願いします。…
心配性なクラス委員長・吉田さんは、毎日、なぜかケ…
【矢野くんの普通の日々】
11月15日(金) 全国公開
主演:八木勇征
出演:池端杏慈 中村海人 白宮みずほ 新沼凜空 伊藤圭吾 筒井あやめ
原作:田村結衣「矢野くんの普通の日々」(講談社「コミック DAYS」連載)
監督:新城毅彦
脚本:杉原憲明 渡辺啓 伊吹一
音楽:信澤宣明
主題歌:Yellow Yellow/FANTASTICS from EXILE TRIBE(RhythmZONE)
挿入歌:Staying with you/Travis Japan(キャピトル・レコード/ユニバーサルミュージックジャパン)
企画製作:HI-AX
制作プロダクション:ダブ
配給:松竹

公式サイト:映画『矢野くんの普通の日々』
公式X:@yanohibi_movie
公式Instagram: @yanohibi_movie
公式TikTok: @yanohibi_movie

©2024 映画「矢野くんの普通の日々」製作委員会 ©田村結衣/講談社

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