映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』Conton Candy インタビュー

特集インタビュー
2024年10月24日 21時00分

人気アイドルグループ日向坂46の四期生全員が出演する映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』が、10月25日(金)に全国公開!全国150館、47都道府県全てで公開予定。

アイドルデビューからわずか2年の四期生にとって、本作は映画初出演となる。演技初挑戦の11人がメインキャストとして大抜擢され、東京を訪れた修学旅行生を等身大に演じる。今年5月に発売されたシングル楽曲「君はハニーデュー」で単独センターを務め、まもなく発売となる最新シングル「絶対的第六感」で藤嶌果歩とWセンターを務めるなど、次世代エースの呼び声が高い正源司陽子が、主演として映画を引っ張っていく。

監督を務めたのは、『私の男』『#マンホール』など数々の革新的な作品を世に放ち、最新作『658km、陽子の旅』が第25回上海国際映画祭のコンペティション部門において、最優秀作品賞を含む最多3冠に輝いた熊切和嘉。これまでの作品群とはまったく異なる青春劇を作り上げ、新境地を切り拓いた。

さらに脚本を務めたのは、『HIGH&LOW THE MOVIE』シリーズの福田晶平と、Netflixシリーズの『トークサバイバー』やSnowMan主演映画『おそ松さん』の土屋亮一。企画段階から11人に事前インタビューを行い、学生時代の思い出や、アイドルになる前のエピソード、東京への想いなどをヒアリング。それを基に、彼女たちのリアルな物語が盛り込まれた完全オリジナル脚本を作り上げた。

主題歌は、昨年リリースした「ファジーネーブル」がSNSを中心に約50億回再生を記録するなど、いま大注目のバンド・Conton Candyが本作のために書き下ろした「急行券とリズム」。疾走感あふれる爽やかなロックチューンがジェットコースターのような11人の青春の一日を彩る。

今回本作で、主題歌「急行券とリズム」を書き下ろした【Conton Candy Vo./Gt. 紬衣、Ba./Cho.楓華、Dr./Cho.彩楓】を直撃!曲作りや歌唱の際に意識したことや、MV撮影時のお話、映画を観て青春らしさを感じたシーンのほか、初のフルアルバム『melt pop』に収録された15曲の中で思い入れのある曲や、11月からスタートする全国ツアーへの意気込みについてもたっぷりと語ってくれた!
Q.「急行券とリズム」はConton Candyにとって初めての映画主題歌だそうですが、ファンの方や周りの方からの反響をどのように受け止めていますか?

紬衣:私はもともと坂道グループの皆さんがすごく好きで、母親もそれを知っていたので「よかったじゃん!」と喜んでいました。バンド友達でアイドルがすごく好きな子もいて、その子たちからもSNSで「おめでとう」と言ってもらいました。Q.日向坂46の四期生メンバー11人の個性が出ている、キラキラ感のある映画に仕上がっています。映画の台本を読んで「急行券とリズム」を作ったそうですが、曲作りや歌唱の際に意識したことについて教えてください。

紬衣:この曲を聴いた時に、四期生の皆さんが、この作品の撮影をすごく楽しい思い出として思い返してもらえる、そういう楽曲になればと思いました。キラキラした疾走感は残しつつも、でもちょっと懐かしい気持ちにもなる、そういうテーマをもって構造的な部分を作っていきました。

彩楓:タイトルに「リズム」と入っているので、ドラムのリズムの変化に特に気合を入れて作りました。東京の混沌とした街というのも一つのテーマだと思ったので、Bメロに忙しいフレーズを入れてみました。

楓華:歌詞が特徴的なので、歌が届くようなベースラインを意識しました。あと、コーラスも頑張りました。コーラスで曲が終わるというのが初めてだったので、かなり気合が入っています。早く映画館で聴きたいです。Q.映画の中で東京ならではの人混みのシーンがよく登場します。皆さん東京出身だそうですが、人混みは平気なほうですか?苦手ですか?

紬衣:今朝満員電車に乗って、それについて考えていて。テーマパークやお祭りなど、人が多くても楽しいところはすごく好きなんですよ。なぜそこは好きで、満員電車はダメなんだろうと。やはり楽しい目的があるからだなと気づいて。ライブハウスとかもそうじゃないですか。何かしら自分にとってメリットがあるから人混みも楽しめるんだ、ということに今日気づきました。
Conton Candy - 急行券とリズム [Official Video]|映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』主題歌

Q.「急行券とリズム」のMV撮影時のお話を聞かせてください。

紬衣:今回は初めての試みがあるMVで、車窓から見える景色の映像を流して投影するなかで演奏しています。Conton CandyのMVって過酷なものが多くて。めっちゃ暑いとか。

楓華:めっちゃ霧とか。めっちゃ夜中とか。

紬衣:今回は屋内での撮影だったので、めちゃめちゃ快適(笑)。すごく楽しかったです。あと私は一人で街に繰り出して歌うリップシンクのシーンもあるので、東京という街で撮影できてすごく楽しかったです。Q.完成した映画を観て、お気に入りのシーンや青春らしさを感じたシーンについて教えてください。

紬衣:私はやっぱり最後の海のシーン。

彩楓:あそこキラキラしててやばかった!

紬衣:11人みんなが、涙が出てきそうなくらい尊かったです。みんなが試行錯誤していた序盤と、最後に導き出した答えがまさに高校生すぎて、最高だなと。面白さもありつつ、最後は胸にグッとくるみたいな。

彩楓:卒業のシーンもやばかったよね。

楓華:エモかった。

紬衣:ドキ、キュンみたいな感じがしました。自分も懐かしい気持ちになりました。

楓華:みんなが別行動して、それぞれ楽しんでいるところが印象的でした。UFOキャッチャーで、みんなで頑張って景品を取るところもめっちゃ好きでした。まばたきしないで観ていました。Q.「片思い組」「推し活組」など、いろんなグループ、いろんなキャラクターが登場します。「この行動わかるな」「この人目線で映画を観ていた」などはありますか?

彩楓:茂みの中から男の子を観察しながら、2人で言い合いするシーンはテンポがよくて面白かったです。こういうのをやったことはないですが、やりたい人生だったと思いました。楽しそうでした。

紬衣:推し活の4人が揃った時の団結感がやばかったですね。ぬいぐるみを4人で掲げて「団結力!」みたいな。

彩楓:ぬいぐるみに「ズッ友」って書いてあったよね(笑)。

楓華:小西夏菜実さんが演じていたクールキャラの子。東京の学校から転校して、高校デビューして、髪をピンクに染めて頑張っていたけど、でもやっぱり素を出せたところが私は好きで。ギャップ萌えしました。ありのままの自分を出していいんだなと思えました。 Q.都内で憧れだったスポット、思い出のあるスポットについて教えてください。

紬衣:東京で生まれて東京で育ってきたけど、やはり「東京」を一番感じられると思うのは浅草ですね。やはり観光地ということもあって海外の方が多いというのもあるのですが、パッと後ろを振り向くとスカイツリーがあります。そこにいるだけで東京を丸ごと感じられる場所だと思います。

Q.浅草の昔からある街並みと、現代の都会的なスカイツリーと、両方楽しめますよね。

彩楓:私はスカイツリーかな。東京に住んでいるのに上ったことがなくて。上から景色を見てみたいです。

楓華:私もスカイツリーです。遠征から帰ってきて東京に戻ると、すごく安心するのですが、その大きい要素がスカイツリーなんですよね。スカイツリーを見るとなぜか安心します。Q.東京に戻るバスや飛行機の中からもスカイツリーが見えて、「東京に戻ってきたな」と感じますよね。10月9日(水)に、初のフルアルバム『melt pop』がリリースされました。印象的なモチーフのジャケット写真はどんなイメージをもって作られたのでしょうか?

紬衣:タイトルが『melt pop』なので、何かをメルトさせたいよね、というテーマがあります。良くも悪くも私たちのイメージとして付いた「ポップ」という要素を溶かしていく。「溶かす」ってなくなることではないので、自分がロックな曲を書こうが、ジャジーな曲を書こうが、ポップな要素という自分の強みでもあるものを、いろんなものに還元していきたいという思いを含めたアルバムです。ポップだけど、複雑な気持ちを溶かすイメージにしました。

Q.「ハートが溶けている」というイメージでしょうか?

紬衣:溶けているのは唐辛子の種なんですよ。皆さん「ぶどう」と言ってくれたんですが、実は唐辛子の種です。

Q.アーティスト写真は車の中で撮影されていますが、どんなイメージでしょうか?

彩楓:「このままどこにでも行こうぜ」みたいな(笑)。楓華がハンドルを握っています。

Q.普段、ご自身で車の運転もされているのでしょうか?

楓華:運転しています。たまに遠征の機材車としてハイエースも運転します。Q.アルバムを引っ提げた全国ツアー「Conton Candy ONEMAN TOUR 2024 “melt pop”」が11月からスタートします。北海道、新潟、四国、九州と各地を回りますが、意気込みを教えてください。

紬衣:初のワンマンツアーで、ワンマンで行くのは初めての場所もあるので、そういう意味では、Conton Candyがこの前来た時よりももっとかっこよくなって、大きくなっているぞというのを見せられる日になればと思います。アルバムを引っ提げてのツアーなので、アルバム収録曲をたくさんやるのですが、自分たちのツアーが終わってもなお、このアルバムのことをもっと好きになれる、そんなツアーにできたらと思います。

彩楓:この規模でのワンマンツアーは初なので、緊張しています。来てよかったな、これからもライブに行きたいなと思ってもらえるライブができたらと思います。

楓華:この『melt pop』は、今までのバンド人生をまとめたような一枚なので、それを引っ提げたツアーということで、バンド人生の軌跡をみんなに見せられたらと思います。
Conton Candy - BABY BABY [Official Video]
Q.15曲の中で、思い入れのある曲を教えてください。

紬衣:リード曲の「BABY BABY」です。この曲を作ろうと思ったきっかけが、自分がどん底に落ちていた時期があって、その時に、銀杏BOYZさんの楽曲にすごく救われました。私自身が誰かに救ってもらったように、自分のできる最大限の恩返しをしなきゃと思い、この曲を書きました。今人生のどん底にいるかも、光がなくて目の前が真っ暗かもと思っている人たちに届いて、少しでも救うことができればと思います。

楓華:私は「TOKYO LONELY NIGHT」が好きです。

彩楓:私は全部思い入れがあって、選べません(笑)。「2ビート」と言って、ドラムがドカドカしている曲とか、ラップ調の曲とか、収録曲は絶対みなさんマストで聴いてほしいなと思います。全ての曲から新しいConton Candyが感じられると思います。

Q.全曲、ドラムの音に集中して聴いてほしいのですね。

彩楓:隅々まで聴いてもらえたら嬉しいです。

ありがとうございました。Q.「愛のない言葉も嫌いだったあの人のことも」「嘘だらけのこの心で揺れる」など、ドキッとする歌詞も登場します。どんなイメージで作詞したのでしょうか?

紬衣:Bメロの「愛のない言葉も嫌いだったあの人のことも」は、自分の学生生活と重ねている部分もあって。まず「嫌いだったあの人」というのが、作中で(八嶋智人さん演じる)ちょっと疎ましがられている先生が出てきたと思うのですが(笑)、自分自身も、この先生苦手だったなとか、友達とぶつかり合ったなとか色々あったけど、今思い返してみると全部いい思い出というか。当時はマイナスに感じていたことも、今考えるとすごく小さなことだったなと思えて。「嘘だらけのこの心で揺れる」というのは、やはり東京という街って、いい意味でも悪い意味でも本当に混沌としている街だと思っていて。嘘っぽく見えるものって、世の中にたくさんあると思います。自分が見えている景色だけに限らず、いろんな情報とか。学生時代は周りに流されながら生きている部分もあると思うので、そういう子たちの見ている景色や心の中を意識して書きました。

Q.歌詞の中でこのフレーズが好き、などはありますか?

彩楓:2番のAメロの「弱かった私のことを救ってくれた日を きっとこの先、忘れることはないだろう」です。映画とリンクしているところもあって、すごくグッときました。

楓華:私はサビの歌詞にグッときました。「中毒性の香りが立ち込めた朝」からサビ全部ですね。いろんな捉え方ができる歌詞で、すごく好きです。▼▼ [プレゼントの応募はコチラ] ▼▼
映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』Conton Candy インタビュー記念“直筆サイン入りチェキ”/2名様
[プロフィール]
Conton Candy (コントンキャンディ)
Vo./Gt.紬衣(つむぎ)、Ba./Cho.楓華(ふうか)、Dr./Cho.彩楓(さやか)で構成される3ピースロックバンド“Conton Candy (コントンキャンディ) ”。
2018年に高校の軽音楽部で結成。
ライブハウスを中心に活動しており、音楽フェスやイベントに出演すると軒並み入場規制がかかるなど、バンドシーンの台風の目となっている。
1st 配信シングル「ロングスカートは靡いて」で、音楽配信サイト「Eggs」年間ランキングのアーティスト別・楽曲別ともに1位と二冠を達成。23年4月に配信リリースした「ファジーネーブル」はSNSを中心にバイラルヒットし、各音楽チャートを席巻するなど話題に。
2024年10月には初のフルアルバム『melt pop』をリリース予定、さらに11月からはConton Candy自身最大規模9都市9公演のワンマンツアー「Conton Candy ONEMAN TOUR 2024 “melt pop”」の開催が決定している。
ノイジーでポップなサウンドに、誰しもを惹きつける紬衣の歌声、そして双子のリズム隊が織りなす唯一無二のグルーヴが重なり、観るものを“混沌”の世界へと惹き込む。班長の池園は、修学旅行で東京の名所を巡る完璧なスケジュールを組み立てて、同じ班のメンバーたちと回るのを楽しみにしていた。待ちに待った自由行動の日、なぜか全員がバラバラに!気が付くと池園はスカイツリーの下で一人きり・・・。「まさかマルチバース?異世界転生?」と疑いながらも、計画をやり遂げようと東京観光に繰り出す。実は池園の願いとは裏腹に、班のメンバーはそれぞれの思惑を秘めて東京に来ていたのだった・・・。様々な革新的作品で常に世間を驚かせ続ける熊切和嘉監督が、最新作でタッグを組むのは、日向坂46四期生。11人のクセつよ女子高生とともに、青春の一日を追体験するジェットコースタームービー!
本予告
Q.「急行券とリズム」はConton Candyにとって初めて…
Q.日向坂46の四期生メンバー11人の個性が出ている、…
Q.映画の中で東京ならではの人混みのシーンがよく登…
Q.完成した映画を観て、お気に入りのシーンや青春ら…
Q.「片思い組」「推し活組」など、いろんなグループ…
Q.都内で憧れだったスポット、思い出のあるスポット…
Q.東京に戻るバスや飛行機の中からもスカイツリーが…
Q.アルバムを引っ提げた全国ツアー「Conton Candy ON…
Q.「愛のない言葉も嫌いだったあの人のことも」「嘘…
▼▼ [プレゼントの応募はコチラ] ▼▼映画『ゼンブ・オ…
班長の池園は、修学旅行で東京の名所を巡る完璧なス…
<Conton Candy>
公式HP:Conton Candy 公式HP
YouTube: Conton Candy
X:@Conton_Candy
Instagram: @contoncandy_official
TikTok: @contoncandy_official
アルバム概要
【Conton Candy 1st Full Album 『melt pop』】
▼初回生産限定盤
CD+Blu-ray [ダウンロードカード対応] / UXCL-343 /
価格:6,900円(税込)
▼通常盤
CD Only / UXCL-342
価格:3,300円(税込)

[CD共通収録内容] 全15曲
01. 相槌
02. ファジーネーブル
03. BABY BABY
04. ロングスカートは靡いて
05. 花びらと生活音
06. 急行券とリズム
07. もっと
08. 桜のころ
09. TOKYO LONELY NIGHT
10. 爪
11. baby blue eyes
12. アオイハル
13. moonwalk
14. my JAM
15. 好きなものは手のひらの中

[Blu-ray]
「Conton Candy ONEMAN TOUR “FORCE”」
Live & Documentary Video
※2024年6月22日(土) 東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO公演
01. 濁り
02. TOKYO LONELY NIGHT
03. 音の鳴る方へ
04. エンジェルスモーク
05. envy
06. ファジーネーブル
07. もっと
08. Darling
09. 花びらと生活音
10. baby blue eyes
11. アオイハル
12. リップシンク
13. ロングスカートは靡いて
14. プードル
15. 102 号室
En1. 相槌
En2. 好きなものは手のひらの中
※Blu-rayの映像がスマホで観られるオリジナルダウンロードカード封入!

【Tour情報】
Conton Candy ONEMAN TOUR 2024 “melt pop”
2024年11月9日(土):北海道・SAPPORO SPiCE
2024年11月16日(土):宮城・仙台 MACANA
2024年11月17日(日):新潟・GOLDEN PIGS RED STAGE
2024年11月23日(土):福岡・OP’s
2024年11月24日(日):広島・SECOND CRUTCH
2024年11月30日(土):愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO
2024年12月7日(土):香川・高松DIME
2024年12月8日(日):大阪・心斎橋BIGCAT
2024年12月14日(土):東京・Spotify O-EAST
▼チケット一般販売受付中
・イープラス
https://eplus.jp/contoncandy/
・ぴあ
https://w.pia.jp/t/contoncandy24/
・ローチケ
https://l-tike.com/contoncandy/

映画概要
【ゼンブ・オブ・トーキョー】
10月25日(金) TOHO シネマズ日比谷 他 全国ロードショー
出演:正源司陽子、渡辺莉奈、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実、
竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、清水理央、宮地すみれ、山下葉留花
小坂菜緒、真飛聖、八嶋智人
監督:熊切和嘉
脚本:福田晶平、土屋亮一
主題歌: Conton Candy「急行券とリズム」
配給:ギャガ

公式サイト:映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』
公式X:@zenbu_of_tokyo
公式TikTok: @zenbu_of_tokyo

©2024 映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」製作委員会

読み込み中です ...