映画『ブルーきみは大丈夫』稲垣来泉インタビュー

特集インタビュー

2024年06月13日 17時32分更新

子供のとき、おままごとや一人遊びの時に作り出した空想の友達が、もしも大人になった今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら・・・

ハリウッドの新進気鋭クリエイター、ジョン・クラシンスキーが贈る最新作は、そんな独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。『ブルーきみは大丈夫』が、大ヒット上映中。

音を出してはいけない世界で暮らす家族を描いた、シチュエーション・スリラーの傑作『クワイエット・プレイス』を生んだジョン・クラシンスキーが、最新作で選んだ題材は、“想像力豊かな子供にだけ見える不思議な存在”。

作品の中心キャラクターは、パープルブルーで大きなもふもふ“ブルー”。ブルーが友達だった子供は大人になり、彼の事を忘れてしまい、もうすぐ存在が消えてしまう運命にある。そんなブルーが出会ったのは、彼のような存在が見える少女ビー(ケイリー・フレミング)。ライアン・レイノルズ演じる、大人だけどブルーが見える、ビーの隣人の助けも借り、消えゆく“空想の友達”たちを助けようとする。果たして、少女ビーは、ブルーたちを助けてあげることはできるのか？ブルーと少女ビーたちに、どんな奇跡が待ち受けているのか？

「デッドプール」シリーズや、『フリー・ガイ』(21)をはじめ、キレキレのユーモア溢れるキャラで世界中を虜にしてきたライアン・レイノルズと、「ウォーキング・デッド」シリーズのジュディス役で注目を集めた天才子役ケイリー・フレミングが主演した本作。監督は「クワイエット・プレイス」シリーズで今までにない新たなジャンルを切り開いたジョン・クラシンスキー監督が担当。スティーヴ・カレル、マット・デイモンやエミリー・ブラントをはじめ豪華な俳優陣が、声優として集結。

日本語吹替キャストにはブルーの声にアニメ声優としても活躍する宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、ビーの声にネクストブレイク女優の筆頭である稲垣来泉が決定！

今回本作で、13歳の少女ビーを演じた【稲垣来泉】を直撃！日本語吹替版の声優に初挑戦した感想や、ビーとの共通点、宮田俊哉との共演秘話、イチオシのイマジナリー・フレンド(空想の友達)のほか、ニコラモデルになって初体験したことや好きなスイーツ、普段癒しを感じる瞬間など、気になる素顔が垣間見えるお話が盛りだくさん♪

かつて子供だったすべての人に贈る夢と感動の物語『ブルーきみは大丈夫』。この夏、ブルーが日本中を感動ともふもふで包み込む！

Q.日本語吹替版の声優に挑戦するのは今回が初めてだそうですが、出演が決まった時、どのようなお気持ちでしたか？

稲垣来泉(以下、稲垣)：今年の目標の一つとして吹替を掲げていたので、今回初の吹替で、ハリウッド映画の主人公の声を担当させていただけると聞いて、すごく嬉しかったです。プレッシャーもありましたが、楽しもうと思いました。

Q.普段は俳優として活躍されていますが、声だけで表現するうえで、難しかったことについて教えてください。

稲垣：自分がお芝居をしている時は、相手との距離によって声の大きさを変えるなど、自然とできていました。ですが吹替となると、ビーを演じている俳優さんの動きや表情に合わせて声を出さないといけなくて。声だけで相手との距離をつかんだり、感情を伝えたりするのはとても難しかったです。Q.ビーとご自身の共通点について教えてください。

稲垣：私は人と関わるのが好きなタイプなので、前半のビーちゃんとはちょっと違うなと思ったのですが、後半の踊っているシーンはすごくチャーミングで、あの元気さが共通点かなと思いました。ビーちゃんの本来の性格と私の明るいところが共通点だと思います。

Q.子どもの頃から明るい性格だったのでしょうか？

稲垣：3～5歳くらいの時に、家族でお花見に行ったのですが、人見知りをしない性格だったので、母たちが「来泉がいない！」とあたりを見渡していたら、お隣の知らない方のお膝の上でお菓子を食べていたらしくて。その頃からすごくわんぱくで明るい子でした。

Q.お仕事をしていく中で、自分の性格が変わってきたなと思う部分はありますか？

稲垣：性格はあまり変わっていないと思うのですが、中学生になって自立を意識するようになってきたので、前よりも時間を計算して動くようになりました。Q.これまで『映画プリキュア』や『劇場版オトッペパパ・ドント・クライ』、『漁港の肉子ちゃん』など、劇場アニメにも出演されてきましたが、声のお仕事について、どのようにやりがいを感じていますか？

稲垣：今までは「バブー」とか、短い言葉を話すだけだったのですが、今回はたくさんセリフのある役だったので、声の出し方を変えられるか不安でした。ですが、キャラクターに合わせて声色を変えるのは新鮮で、とても楽しかったです。

Q.宮田俊哉さんとのシーンが多いですが、共演していかがでしたか？

稲垣：すごく優しくしてくださって、「花粉症つらいよね」といったなんてことない世間話もたくさんしてくださいました。最初の2日は別々の収録だったのですが、1日だけ一緒に収録させていただいて。やはりご本人が声を出されているのを横で聴くと、気持ちがさらに高ぶりました。Q.今回いつも以上にご自身の声に集中していたかと思うのですが、ご自身の声を改めて聞いてみていかがでしたか？

稲垣：自分の想像していた声とは違っていて。ちょっと高かったです。「自分ってこんな声しているんだ」と少し不思議でした。

Q.ぬいぐるみや動物、キャラクターグッズなど、普段家で一緒に過ごしている「友達」はいますか？

稲垣：くまのぬいぐるみや、4年くらい前に母が買ってくれた恐竜のぬいぐるみと一緒に寝ています。恐竜のぬいぐるみは平べったくて、ブルーに似ています。もふもふして触り心地がいいです。

Q.カバンに「友達」をつけたりなどはしていますか？

稲垣：目がボタンになっていて、リアルな歯が生えているキーホルダーをリュックにつけています。白くてもふもふした子です。Q.作中でたくさんのイマジナリー・フレンド(空想の友達)が登場しますが、稲垣さんイチオシのイマジナリー・フレンド(IF)について教えてください。

稲垣：探偵のコスモです。騒がしいけれど、テンションが高い時の私みたいで好きです(笑)。あとは透明のキース。透明のIFもいるんだなと思って。私も透明のIFを作って、話し相手になってくれたら嬉しいなと思います。

Q.現実の世界でイマジナリー・フレンドが見えるとしたら、一緒にどんなことをしたいですか？

稲垣：動くのが大好きなので、一緒に戦いたいです。アクション系のアニメをよく観るのですが、キャラクターの動きを一人で真似しているので、相手をしてもらったり、教えてもらったりしたいです。Q.作品からどんなメッセージを受け取りましたか？

稲垣：自分は一人じゃない、ということです。必ず支えてくれる人、周りの人がいるからこそ生きていけるのだと思います。

Q.作品から影響を受けた部分はありますか？

稲垣：私もIF(空想の友達)を作ろうと思いました。まず一つは、恐竜のIFを作ろうと思って。恐竜の上に乗って遊んでみたいです。あとは、ブルーみたいにもふもふした大きめのIFと一緒に寝たり、もふもふに抱きついたりしたいです。イマジナリー力を高めたいと思います。

Q.「ビーのこんなところに注目してほしい」と思う部分について教えてください。

稲垣：前半と後半でビーの気持ちの変化が大きいので、そこに注目して観ていただきたいです。ブルーたちだけでなく、ビーも表情がころころ変わって、いろんな感情を持っています。それを声で表現できるように、監督とたくさんお話しさせていただきました。ビーの気持ちの変化に注目して観ていただけたらと思います。Q.SGSは15歳から25歳までの女の子を対象とした、原宿系のファッションサイトです。原宿や都内近郊で好きな場所や思い出の場所はありますか？

稲垣：SHIBUYA109です。お洋服がたくさん置いてあるので、母とよく行きます。

Q.ニコラモデルとしての活動をスタートさせましたが、ファッションに対する意識の変化はありましたか？よく着るファッションアイテムはありますか？

稲垣：丈の長いズボンなど、カジュアル系の服をよく着ています。

Q.動きやすい服がお好きなんですね。今日の衣装はどんなイメージで選びましたか？

稲垣：タイトルにちなんで、華やかなブルーの衣装です。小さいお花の柄も可愛いです。

Q.柄と無地だったら、どちらがお好きですか？

稲垣：ボトムスはシンプルな無地で、トップスは明るく派手なカラーにするのが好きです。

Q.ニコラモデルになって、初めて体験したことはありますか？

稲垣：空き時間に、周りが同い年くらいの子しかいないのがすごく新鮮で。一緒に学校の話やテストの話をできるのが新鮮です。同じ小学校に通っていた友達は「ニコラモデル、おめでとう」と連絡をくれました。Q.SGSでは最新のスイーツ情報も紹介していますが、好きなスイーツについて教えてください。

稲垣：「オニワッサン」を食べてみたいです。おにぎりの形をしたクロワッサン。あとは、流行りとか関係なく、シャインマスカットのパフェを食べたいです。シャインマスカットと、ピンクグレープフルーツと、いちごが好きです。私、1月5日が誕生日なので、いちごの日生まれなんです(笑)。

Q.10代のうちにやっておきたいことはありますか？今後挑戦してみたいお仕事や、プライベートでやってみたいことについて教えてください。

稲垣：友達と放課後、制服を着たままカラオケに行きたいです。青春でいいなと思います。あとは、友達と一緒にケーキをデコレーションしたいです。幼い頃に母親を亡くした13歳の少女ビー(ケイリー・フレミング)は、ある日、おばあちゃんの家で、“子供にしか見えない不思議なもふもふ“ブルーと出会う。ブルーが友達だった子供はもう大人になって彼の事を忘れてしまい、居場所が無くなったブルーは、もうすぐ消えてしまう運命に。少女は、大人だけどブルーが見える隣人の男(ライアン・レイノルズ)の力を借り、ブルーの新しいパートナーになってくれる子供を探すのだった。
吹替版本予告
Q.愛らしい空想の友達(イマジナリー・フレンド)に癒される作品です。稲垣さんご自身は、普段何をしているときに癒しを感じますか？

稲垣：朝起きた時に、布団にくるまっている状態がとても好きです。寝る前は布団が冷たいのに、朝になると自分のぬくもりを感じて、あの瞬間が好きです。お布団のふわふわ感が落ち着きます。

Q.稲垣さんと同世代の読者に向けて、見どころを教えてください。

稲垣：可愛いIF(空想の友達)がたくさん癒しをくれますし、前半と後半でビーの気持ちもガラッと変わります。感情移入しながら観ていただけると、より楽しくなると思います！

ありがとうございました。

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[プロフィール]
稲垣来泉
2011年1月5日生まれ。千葉県出身。
2022年4月11日より放送のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインの幼少期を演じる。2024年5月号より『nicola』専属モデルのニコモに加入。本作で日本語吹き替えに初挑戦。趣味は漫画、アニメ鑑賞、ピアノ。特技は早口言葉、どこでも寝れる事。

Q.日本語吹替版の声優に挑戦するのは今回が初めてだ…

Q.ビーとご自身の共通点について教えてください。稲…

Q.これまで『映画プリキュア』や『劇場版オトッペ …

Q.今回いつも以上にご自身の声に集中していたかと思…

Q.作中でたくさんのイマジナリー・フレンド(空想の友…

Q.作品からどんなメッセージを受け取りましたか？稲…

Q.SGSは15歳から25歳までの女の子を対象とした、原宿…

Q.SGSでは最新のスイーツ情報も紹介していますが、好…

幼い頃に母親を亡くした13歳の少女ビー(ケイリー・フ…

Q.愛らしい空想の友達(イマジナリー・フレンド)に癒…

映画概要
【ブルーきみは大丈夫】
大ヒット上映中
監督・脚本:ジョン・クラシンスキー『クワイエット・プレイス』シリーズ
出演:ケイリー・フレミング TV「ウォーキング・デッド」シリーズ、ライアン・レイノルズ『デッドプール』シリーズ、ジョン・クラシンスキー
声の出演:スティーヴ・カレル、マット・デイモン、エミリー・ブラント、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、オークワフィナ、サム・ロックウェル、ルイス・ゴセット・Jr
吹替え版声優:
宮田俊哉(ブルー)、稲垣来泉(ビー)、加瀬康之(カル)、浪川大輔(ビーのパパ)、三森すずこ(ブロッサム)、高島雅羅(ビーの祖母)

[“空想の友達”の仲間たち※五十音順]
上田燿司(アンドロメダス 3 世)、大塚明夫(コスモ)、甲斐田裕子(オクト・キャット)、神谷浩史(スーパードッグ)、桐本拓哉(アイス)、小山力也(スペースマン)、島﨑信長(マジシャン・マウス)、下野紘(スライムボール)、諏訪部順一(美術教師)、園崎未恵(ユニ)、高乃麗(アリー)、津田健次郎(ロボット)、早見沙織(ガミー・ベア)、平田広明(サニー)、本名陽子(石けんバブル)、麦人(ルイス)、森川智之(バナナ)
全米公開:5月17日
原題:IF
配給:東和ピクチャーズ

公式サイト:映画『ブルーきみは大丈夫』

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