映画『オオカミ少女と黒王子』池田エライザ＆玉城ティナ 2ショットインタビュー

特集インタビュー

2016年05月27日 14時30分

累計発行部数550万部を突破し日本中の女子の憧れ“ドキシチュ”連発で話題のコミック「オオカミ少女と黒王子」が二階堂ふみ・山﨑賢人W主演で映画化。公開に先立って行われた試写会では胸キュンシチュエーションが満載と早くも話題沸騰中！主演の2人はもちろん、二階堂ふみ演じるエリカの親友役に門脇麦、クラスメイト役には池田エライザや玉城ティナといった女の子達にも人気のキャストが参加している。今回映画公開を記念しエリカの友達“手塚愛姫”を演じた池田エライザと、同じく同級生の“立花マリン”を演じた玉城ティナの2人に作品について、さらに制服ファッションについて対談インタビュー！

Q.まずはじめに、完成した映画を観た時の率直な感想をお願いします。

池田エライザ(以降：池田)：「今まで自分が出ている作品を集中して観ることができなくて、「あーあれダメだなー、これダメだなー」って思いながら終わっちゃうことが多かったんですが、今回は青春ストーリーだったからか、やっぱりふみちゃんと賢人君の魅力にやられて、キュンキュンして一気観しちゃいました(笑)。心を持っていかれたなって感じでした。もう高校卒業してるのに、すごく高校生の気持ちで観ることができて、「あ！私、高校生じゃなかった」ってふと我に返った時に、凄く高校生時代に戻りたくなりましたね。」

玉城ティナ(以降：玉城)：「私も、台本読んだ時から知ってるはずなのに、ドSなセリフには「あ〜〜♡」って何とも言えない感じになっちゃいました。初めて観る女の子と同じ感じで、ワクワクドキドキしながら観ていたのですが、そういう女の子をキュンキュンさせる映画にマリンちゃん役として携われたことが嬉しいなって思いました。」

Q.作中でも、友達関係でしたが、お2人は普段から仲が良いですか？

池田：「そうですね！普段からプライベートでも食事に行ったり、遊んだりすることも良くあります。」

玉城：「この間もエライザがお誕生日で、お祝いしましたね。」

池田　：「そうそう！お互いのバースディはお祝いしますね。」

Q.作中では「イケてる女子な役」のお2人ですが、役作りの上で心掛けたことはありますか？

玉城：「渋谷に行って、色んな女子高生を観察しました。私自身が高校生の時にまったくイケてなかったので、マリンみたいに発言力の強い自分からグイグイいけるキャラクターの女子をじーっと観察していました。5人くらいでいる女の子達に気付かれないように横から見たり、会話を盗み聞きしたり (笑) そうですね。悪い奴なんです(笑)」

池田：「なんだろう。私もそんなにイケイケではなかったので、結構ギャルっぽい言葉に馴染めなくて、台本に書いてあっても「言わないでしょー」ってはじめは思ってました。でも、いざ現場に行ってみんなでいると結構「あ、言うわ！」って、「ウケる」とか言うわって思って。」

玉城：「わかる!! あ、なんとかなるなって、女の子がグループでいると意外と自然に言えちゃうんですよね」

池田：「そうそうそう！自分を美化するのやめよって思うと言っちゃってるんですよね。女の子同士でいると気が楽になるというか、本来の素の自分に近い言動になれるというか。」Q.最近では、女優業にも力を入れられているお2人ですが、お互いに刺激を受けているところや、お互いの演技を観てどう思われますか？

玉城：「私は、まだまだ演技は勉強中なので、今は、自分自身1つ1つの作品に全力です。ちょっと納得できなかったら、次の作品にいかせられるように努力しています。」

池田：「別の作品でも、1回ティナと一緒になったことがあるので、「あっ、こんなこともあるんだな」って思いました。やっぱり普段は、互いに素の部分も多く見ているので、その友達が一緒の現場で仕事をしているって、そのことが凄く面白かったですね。それにまたこれからも別の作品でお互い頑張って、また一緒に共演できたらなって、志にも繋がってワクワクします。」

Q.山崎君演じる恭也(黒王子)を女性のお2人から見てどう思われますか？

玉城：「恭也君って漫画でも映画の中でもかなりヒドいことを言っているので、それに負けないエリカみたいな子がいるんだなってことにビックリしました。私も若い子でちょっとSな子が好きですっていうのを聞いたことがあるんですが、ここまでドSだといくらイケメンだとしても、めげちゃいそうですね。でも、高校生活にこういう人がいなかったので、いたらいたで刺激にはなるだろうなって思います(笑)」

池田：「たしかに、いたら仲良くなりたいよね」

玉城：「仲良くならない！話しかけもしないと思う！」

池田：「私は、仲良くなりたいかな。面白いこと言うやつだなーって、絶対好きにはなれないけど(笑)。言われたら腹立っちゃうしケンカしちゃうから、友達止まりで！」

Q.エリカの気持ちは分かりますか？

玉城：「たまにありますね。本当にツンとデレの“デレ”の何秒かのために生きてるんだなっていうのが。それを1度でも知ってしまうとまた「好き」って言ってくれるかもって思っちゃいますよね。だから精神的に強くなっていくんだろうなって思います。アメと鞭が上手なんでしょうね。」

池田：「「そこは同意見です。イケメンだから余計に「ズルい〜っ」て思っちゃって(笑)。」

玉城：「まさしく“黒王子”って感じ(笑)」Q.山﨑さん演じるドSな黒王子“佐田恭也”、吉沢さん演じる真面目で一途なタイプ“日下部憂”、鈴木さん演じるフレンドリーで誰にでも優しいタイプ“神谷望”。もし彼氏にするとしたら？

玉城：「私は断然、真面目で一途な日下部君。もし彼氏だったら、引き出しをたくさん持っていて、まだ知らない日下部君を探せそうなイメージがあるので。陰キャラだけどエリカをきっかけに凄く明るくなったりとか、これからもっともっと男らしくなったりとかっていう妄想を込めて日下部君で！　」

池田：「私はやっぱり彼氏だったら日比谷君かな。すぐ家に帰っちゃったり、こもりがちだから引っ張りだしてほしい「遊ぼうよっ」て。一緒にペット飼ったりとか(笑)。なんか楽しそうじゃないですか。あと自分の好きなこととか強要しても、素直に「面白そうじゃん！」って言ってくれそうだなって思って。」

Q.作中で一番キュンッとしたシーンは？
玉城：「私は「俺の反応をいちいち気にして、日々悶々と過ごせばいいって言うところ。ドSな言葉を使われるとキュンキュンしちゃいそう (笑)。だってそんなセリフ、聞いたことあります？好きだよって告白した返しがこのセリフにそこまで自信たっぷりで言える人ってあまりいないから、妄想の世界で考えて、凄くキュンとしちゃいました。セリフの中でも一番印象深いです。もし、好きな人にそんなこと言われたら、多分「はい！」って即答しちゃうかも(笑)」

池田：「単純じゃん(笑)」

玉城：「結局、好きになっちゃった人だったら、単純になっちゃうよ。」

池田：「私は、いっぱいキュンキュンなセリフはあるんですが、意外と日下部とエリカが2人で歩いてるのを見ている恭也がちょっと嫉妬しているところが可愛いなって。人って何を考えているのか、分からない時って多いじゃないですか。でも凄く人間ぽいというか、そういう感情にもなれるんだって。可愛いなって個人的にキュンキュンしちゃいました(笑)。凄くコアな部分かもしれないですが。」

玉城：「あの嫉妬してるシーンね。」

Q.作中では玉城さん演じるマリンが、恭也に“あごクイ”をされるシーンがありますが

池田：「あれ、あごクイなのかな？」

玉城：「私も台本で「顎を手にもって」って書かれていたので顎を上げられるくらいなのかなって思ってたら、結構ぐちゃぐちゃにされる、みたいな(笑)。隣にいたエライザもちょっとビックリ、みたいな(笑)。」

池田：「笑わないようにしなくっちゃって、必死でした(笑)」

玉城：「そう！とにかく、顔が崩れまくってたので。まぁ、私はそれは別に「うんっ、いいかな」って思ってたんですけど、あごクイじゃないですね。新しいジャンル”顔ぶちゅ”みたいな(笑)。だから“あごクイ”で胸キュンはあると思うけど、これは驚きでしかなかったです。トキメキよりかなりドS感強めで、私はドS感は言葉だけでいいかな〜。“顔ぶちゅ”はちょっと・・・・(失笑)」

Q.“顔ぶちゅ”をされたシーンの時、マリンがまんざらでもない顔をしてましたが

池田：「あれ面白いよね♪」

玉城：「えっ、本当ですか？ヤバい(笑)。あのシーンは完璧に“無”でいこうと思っていたんですよ。でも原作ではその後に、手塚が「なにマリンちょっといいと思ってるんじゃねぇーよ」って言うので多分そういう風になっちゃったんだと思います。自然に、原作に忠実にいけたんです(笑)！」

池田：「あれされた後、何テイクかあったんですが、ティナが横で完全オフになっちゃってるんです。」

玉城：「そう！顔がオフになってるよって」

池田：「ちょっと下向きながら横に頭振るから(笑)」

玉城：「さすがに、あそこまで、ぐちゃぐちゃにされる事ってはじめてだったから、私自身もちょっとビックリして、放心状態というか、エライザもふみちゃんも、女の子もみんな笑っちゃって。」Q.普段からお2人は、胸キュン映画は観られますか？
池田：「なかなかないですね。ひとり暮らしなのであまり観すぎるとお家に帰って持て余しちゃうんですよね。」

玉城：「最近は、気持ちを入れ替えないとダメだなって時や、本当に「キュンキュンしたい」って時に観たりします。考えたら私が観た胸キュン映画2つとも山﨑さんが出ていました(笑)。でも、エライザが言うように、私もキュンキュンをどこへ発信していいのか、とりあえず、SNSに投稿することくらいしか出来ないから、あまり観すぎちゃうと持て余しちゃいますね(笑)」

池田：「そう、SNSだよね、とりあえず(笑)。でもやっぱりさっきも言ってたように、私も重たい映画を観がちなので、「地獄の黙示録」とか観た後とかに、胸キュン作品を観て、ちょっと救われるというか(笑)。なんと言うか現代に生まれて良かったなっていう幸福感に浸れます(笑)。そういう胸キュン作品を観ると高校生時代をもっと頑張れば良かったなって思いますね。恋愛面で(笑)！」

玉城：「確かに。私は、制服デートが夢だったな〜。」

池田：「私のクラスは全員女子だったから、なんか日下部君みたいな男の子をイジったりすることもできず、あのエグい感じのトークを聞いて「マジだね」みたいなのをしてみたかった。」

Q.作中で、一番共感できる女の子のキャラクターは？

池田：「私は、さんちゃんですね。一番好きなキャラクターです。共感できるというか、私も基本的に外から物事を見ている側なので、やっぱりさんちゃんが思っている事と同じような事を思うし、でもあの温かさって本当にエリカと仲が良くて、全部わかっているさんちゃんだからこそ、ああ言ってあげられるんだろうなって思う。麦ちゃんも凄くステキな人なので、そこもにじみ出ていたし、さんちゃんに一番キュンキュンしてました(笑)。」

玉城：「私は自分が演じたマリンちゃんかな。共感というか、原作でも映画でも探っていくともっとマリンちゃんって面白いんだろうなって思えました。開口一番のセリフも凄いし「両手縛って」みたいな(笑)。そこからはじまるし、インパクトとしては印象に残りやすいキャラだと思います。」

池田：「ポケットにうさぎのぬいぐるみとか入れてるしね。」

玉城：「そうなんですよ！実は、自分の中でマリンちゃんに対してのキャラ設定があって、そんな部分にも気付いてもらえたらなって思います。」

Q.学園ものということで同世代の人が多い現場だったと思いますが、現場の雰囲気はどうでしたか？

玉城：「武田玲奈ちゃんが18歳で同い年なのに敬語で話しかけられてびっくりしました。その後、4人組でご飯食べたりして、仲良くなりましたね。」

池田：「そうそう、あと2人でも、屋台とか行ったしね。」

玉城：「そうなんですよ。福岡での撮影のオフの時間も一緒に過ごしたりとか、エライザが福岡出身なので、色々教えてもらいました。」

池田：「やっぱり福岡へ行ったら屋台に行かないとでしょ。夕方から有名な屋台がいっぱい並んでいるところが開くので、撮影終わってすぐ行こうって。」

Q.高校生に戻れたとして、制服デートをしたいと思ったらどこへ行きたいですか？

玉城：「プリクラ撮りたいかも♪」

池田：「デートもいいけど学校の廊下で2人でおしゃべりとかしたいかも。でも、クラスは別々、みたいなこともやりたかったな〜。あ〜〜〜〜！」

玉城：「あ〜、わかるわかる！「あの2人、付き合ってるらしいよ」みたいなこと、聞こえてるけど聞こえないフリして聞きたい(笑)。」

Q.高校時代の制服の着こなし方へのこだわりはありますたか？

池田：「私が通っていた学校はスカートが長くて、袖はちゃんと2回折って、くしゃくしゃにしちゃいけないとか本当に厳しくて。髪も結ばなきゃいけないし、もちろん染めるのなんて論外だったし。だからその反動からか、放課後は、スカートを短くしたり、Yシャツのボタン外したりだとか、ワ〜〜って解放されてました。でも基本、着崩さずでしたね、寒いので(笑)。」

玉城：「私は沖縄から上京してきて東京で高校デビューだったので凄く意気込んでいたのですが、私が通っていた学校は、制服にオプションが何種類もあってシャツカーディガンもスカートも3種類ずつあって全部揃えたのですが、結局3ヶ月くらいで仕事が忙しくなって通信に移籍したので制服を着なくても良くなっちゃって....。だからもっと着ておけば良かったな〜って思います。それでも、毎日どれを着ようかなって考えたりしていた事は、すごく覚えています。学校にいる時は注意されちゃうので、登下校はスカートを短くしてみたり、靴下を変えてみたりとか、決まった制服だからこそ、ちょっと違ったところで他の人と差をつけたいなって考えている子、多いと思うので、もっともっと制服を自分流に着る事を楽しんでほしいなって思いますね。」

池田：「そうだね。今の制服って本当に可愛いのが多いし。」

玉城：「うん、多い。やっぱい制服は良いな〜って思います。この作品の制服も可愛かったので、さらに良いな〜っが募っちゃって」

池田：「確かに、可愛かった〜！役によってそれぞれ違った着こなし方してたし、カーディガンだったり、ブラウスにリボンだけだったりとか。」

Q.最後に、本作の見どころをお願いします。

池田：「手塚とマリンの暴走っぷりにも注目して観てください(笑)。現役の女子高生なら、この暴走っぷりも理解できると思います(笑)。」

玉城：「高校生ならではの、高校生だからこその空気感が現役の人にももちろん、高校を卒業してしばらく経っている人にもその当時の気持ちを思い出してもらえるような空気感がいっぱい詰まった作品なので、ぜひ楽しんでもらえたらなって思います。」

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[プロフィール]
池田エライザ
1996年4月16日生まれ
福岡県出身
ファッション誌「CanCam」の専属モデル。2009年ファッション雑誌「ニコラ」の第13回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得。2011年「高校デビュー」で女優デビューし、2015年には「みんな！エスパーだよ！」でヒロインに抜擢される。

玉城ティナ
1997年10月8日生まれ
沖縄県出身
ファッション誌「ViVi」専属モデル。TBSドラマ「ダークシステム恋の王者決定戦」でヒロインに。2015年「天の茶助」で映画デビュー。次回作では映画「貞子VS伽倻子」でホラー初挑戦。

映画概要
【オオカミ少女と黒王子】
5月28日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
キャスト:二階堂ふみ、山﨑賢人、鈴木伸之、門脇麦、横浜流星、池田エライザ、玉城ティナ、吉沢亮、菜々緒
原作:八田鮎子作「オオカミ少女と黒王子」(集英社「別冊マーガレット」連載)
監督:廣木隆一「ストロボ・エッジ」「娚の一生」「余命1カ月の花嫁」
主題歌:back number 「僕の名前を」（ユニバーサルシグマ)

[HP] 映画「オオカミ少女と黒王子」

公式ハッシュタグ：#オオカミ少女と黒王子

©八田鮎子／集英社 ©2016映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会

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