TVアニメ「休日のわるものさん」石橋陽彩 インタビュー

特集インタビュー
2024年01月05日 16時55分 更新

森川 侑原作コミック「休日のわるものさん」(掲載「ガンガン pixiv」スクウェア・エニックス刊)がTVアニメ化!2024年1月よりテレビ東京、テレビ大阪、BS日テレにて放送を開始する。地球侵略を目論む悪の組織で“将軍”と呼ばれる彼は、地球防衛組織「レンジャー」と日々死闘を繰り広げる――。けれど、今日は休日。日々の激務に疲れた心身を癒すべく、パンダを見に動物園へ、アイスを買いにコンビニに。本作は完全オフモードで充実した休日を過ごす、そんな“わるものさん”の日常を描く、心癒されるヒーリングコメディだ。

主人公の“わるものさん”を演じるのは浅沼晋太郎。悪の組織の同僚 ルーニーには⻫藤壮馬、トリガーには中村悠一。6人の地球防衛組織レンジャーとして、アカツキレッドを石橋陽彩、ソウテンブルーを江口拓也、シノノメピンクを加隈亜衣、レイメイグリーン空・⻨を山村響、ヨイヤミブラックを梅原裕一郎が演じる。

今回本作で、アカツキレッドを演じた【石橋陽彩】を直撃!演じた役に共感する部分や、浅沼晋太郎とペアでアフレコをした感想のほか、印象に残っている休日の思い出や心が揺さぶられた瞬間、「これがあると癒される」ものなど、気になる素顔が垣間見えるお話もたっぷり☆
Q.原作マンガを読んだ感想を教えてください。

石橋陽彩(以下、石橋):読み終えてページをパタッと閉じて、なんて幸せな作品なんだろうと思いました。心がほっこりするでもないですが、ページを閉じて余韻に浸っている時に、幸せを噛みしめることのできる作品だと思いました。

Q.面白い作品はたくさんありますが、こんなに癒されるアニメはなかなかないですよね。

石橋:敵がレンジャーに向かって戦いに挑む場面ばかりで、敵の内側はあまり明かされてこなかったじゃないですか。それを見ることができるというのは、この作品の魅力の一つかなと思っていて。怪人たちもこうやって普段日常を過ごしているのかな、と思うとちょっと可愛らしく思えます。
Q.石橋さんご自身は、昔どのようなヒーローものを観ていましたか?

石橋:僕の世代でいうと戦隊ものの「ゴーオンジャー」や「シンケンジャー」、「仮面ライダー」とか。幼稚園の時に戦隊もののごっこ遊びが大好きだったので、戦隊もののレンジャーというキャラクターに声をあてることができて本当に嬉しいです。

Q.アカツキレッドは正義感が強く優しい性格で、極度の方向音痴という役ですが、演じた役とご自身とで似ているところや共感するところについて教えてください。

石橋:困っている人がいたら助けたくなる正義感というか、正しくあろうとする面では共感できました。あとは僕もレッドと一緒で道に迷うこともよくあって。スマートフォンで地図を見ないと目的地にたどり着けないんです。

Q.「自分とは違うな」と思うところについても教えてください。

石橋:なんだろうな?短冊にたくさん願い事を書くところですかね。物語の中でレッドは、七夕の日に短冊を10枚か12枚くらい、めちゃめちゃ書いているんですよ。いろんな願い事を書いているのですが、僕は一枚でいいかな(笑)。

一同:(笑)。

石橋:たくさん書いたら叶わなそうじゃないですか(笑)。一つの願い事に思いを込めたいと思います。Q.わるものさんとレッドの掛け合いも見ていてい面白いです。役作りで工夫した部分や演じていて難しかったシーン、楽しみながらやれたシーンについて教えてください。

石橋:レッドくんとわるものさんのほんわかとした日常のシーンがほとんどですが、レンジャーとして戦う事が本職なので、そこは自分の中できちんと切り替えて迫力を出すことを意識しました。レッドくんは可愛い面やかっこいい面、抜けている面などいろいろあるのですが、わるものさんは本当に悪の宿敵なんだと思わせるような細かな息遣いなど、迫力が出るように演じたので、ぜひ注目していただけたらと思います。

Q.わるものさん役の浅沼晋太郎さんとペアでアフレコをされたそうですが、印象的だったエピソードを教えてください。

石橋:浅沼さんの僕の知っている限りの声はそんなに低くない印象だったのですが、マイクの前に立った途端、めちゃめちゃ低い声で「私は、悪の組織の幹部である」みたいな感じでお芝居されていて。声の張りというか、四方八方に低音が広がる感じがすごいなと思いました。後ろからずっと凝視して、毎回収録のたびに勉強させていただいていました。

Q.原作が映像化されるにあたって注目してほしいポイントや、魅力がアップした部分について教えてください。

石橋:映像が綺麗です。戦闘シーンはもちろん、日常のわるものさんと話しているところだったり、景色や天候だったり、本当にいろんな場面で綺麗な映像が出てきます。そして何よりお仕事や学校など日々の疲れを、この作品を観て癒されてくれたらと思います。Q.主人公の「わるものさん」は、ON・OFFの切り替えがしっかりしていて「仕事から離れることが大切」「休日はけっしてレンジャーと争わない」という考えですが、わるものさんの仕事に対する考え方についてどう思いますか?

石橋:ものすごくいいなと感じています(笑)。僕自身も改めて休日を充実させなきゃ、とこの作品を読んで感じました。今まで休日はだらだらしながら携帯を見てごはんをたべて終わることがほとんどだったのですが、家の周辺を歩いたり、カメラで風景を撮影したりするようになりました。最近は友達と一緒に近くのカフェに行ってコーヒーを飲むなど、これまで休日にしなかったことをやるようになりました。この作品のおかげで「今日充実できたな、土日が長く感じたな」と思うことが多くなりました。

Q.休日の思い出で、印象に残っていることを教えてください。

石橋:地元の友人たちと一緒に一泊二日で草津旅行に行って「休日ってこれだよな、刺激が足りていなかったな」と思いました。綺麗な景色を見て温かい温泉に入って、普段とは違ったところに行くというのが、すごくよかったです。「今年もどこか旅行に行こうぜ」みたいに連絡をとり合っています。

Q.草津、渋いですね(笑)。

石橋:癒しを求めていたんでしょうね(笑)。少し遠いところ、自分たちの知らないところで癒されたいというのがあって。移動中から既に楽しかったし、旅館で夜カップラーメンを食べたのも楽しかったし、何をするのも楽しかったです。Q.わるものさんはパンダが好きで動画を観たり動物園に行ったりしていますが、石橋さんは「これがあると癒される」といったものはありますか?

石橋:最近はもっぱら犬や猫の動画を観て癒されています。僕はもともと猫を飼っていたので基本的に動物が好きなのですが、犬がニコニコしながら走ってくる姿や、猫の不思議な動きなど、本当に可愛いなと思います。

Q.SGSは10代から20代までの原宿系ファッションが好きな女の子が読者です。原宿周辺や都内で、好きな場所や思い出の場所はありますか?

石橋:4歳から高校1年生まで、原宿にある歌とダンスの養成所に通っていました。ずっと原宿に通っていたので、思い出の場所がたくさんあります。竹下通りのクレープ屋さんでクレープを食べて、レッスン中に空き時間があったらファストフード店に行ったり、百円ショップでお菓子を買ったりしていました。第二の地元でもないですが、自分の中でマイカントリーのように感じます。

Q.ご自身は、普段どのようなファッションがお好きですか?

石橋:基本はカジュアル系というか、レッドくんというよりはわるものさんに近い感じ(笑)、全身黒みたいなことが多いです。Q.わるものさんがアイスや肉まんなど、コンビニの食べ物を楽しむシーンもあります。石橋さんが好きなコンビニの食べ物について教えてください。

石橋:コンビニのメロンパンが本当に大好きで、カリカリしたものも好きですが、モチモチしてふわふわしたメロンパンも大好きです。あとは揚げ物系。仕事で疲れて、家に帰る前にコンビニで肉汁たっぷりの唐揚げを買ってきてパクッと食べるのが、幸せ溢れる瞬間です(笑)。

Q.石橋さんご自身が普段感動したり、心が揺さぶられたりする瞬間について教えてください。

石橋:僕はこれまで、お菓子やアイスをあまり食べてこなかったんです。最近家で小腹が空いたと思うことがあって、母が買ってきてくれたお菓子をパクッと食べたら「なんだこれは!めっちゃ美味しいじゃないか!」と。ある意味、心が揺さぶられたくらいの衝撃でした。普通の食事ばかり食べてきた身としては、お菓子の魔の魅力に気づいてしまいました。

僕は美味しいものを食べた時に「これを食べるために今月頑張ろう!」と思うきっかけになります。ほかに作れよ、という話なのですが(笑)、「食べること=趣味」で、いろいろなものを食べるのが好きです。食べ過ぎないように気をつけています。Q.わるものさんのような、悪の組織で「将軍」と呼ばれている怖い人物でありながら、パンダ好きな一面もある、ギャップのある人物についてどう思いますか?

石橋:僕、ギャップがあるキャラクターがすごく好きで。最近ギャップ萌えのキャラクターが多いですよね。学校では控えめな子が、家に帰ったらすごく明るくなるとか、何かのオタクをしているとか。知っていけばいくほどギャップが見えてくるというか。アニメも一話から観ていけば観ていくほど、主人公やキャラクターのギャップが出てきますが、僕としては大好物なので(笑)、どんどん世の中にギャップ萌えがあふれていったらと思います。

ありがとうございました。
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[プロフィール]
石橋陽彩(いしばし ひいろ)
2004年8月24日生まれ。千葉県出身。
2018年、ディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』の主人公“ミゲル”の日本語吹替版を担当し、声優デビュー。主な出演作品に、アニメーション映画「海獣の子供」“海”役(19)、Netflixオリジナル映画「タイラー・レイク -命の奪還ー」」“オヴィ・マハジャン”役日本語吹替(20)、テレビ東京系列「遊☆戯☆王SEVENS」主人公“王道遊我”役(20)。地球侵略を目論む悪の組織で
“将軍”と呼ばれる彼は、
地球防衛組織「レンジャー」と日々死闘を繰り広げる――。

けれど、今日は休日。

日々の激務に疲れた心身を癒すべく、
パンダを見に動物園へ、
アイスを買いにコンビニに。

完全オフモードで充実した休日を過ごす、
そんな“わるものさん”の日常を描く、
心癒されるヒーリングコメディ
TVアニメ「休日のわるものさん」主題歌入りPV
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アニメ概要
【TVアニメ「休日のわるものさん」】
2024年1月7日(日)25:30より テレ東、テレビ大阪、BS日テレにて放送開始

わるものさん:浅沼晋太郎
ルーニー:⻫藤壮馬
トリガー:中村悠一
レッド:石橋陽彩
ブルー:江口拓也
ピンク:加隈亜衣
空・⻨:山村響
ブラック:梅原裕一郎
原作:森川 侑 (掲載「ガンガンpixiv」スクウェア・エニックス刊)
監督:小高義規
シリーズ構成:後藤みどり
キャラクターデザイン:島崎知美
美術監督:松本浩樹(アトリエ Platz) 有本妃査恵(アトリエ Platz)
色彩設計:大野嘉代子
撮影監督:⻑野慎一郎(LIGHTFOOT)
編集:藤本理子(岡安プロモーション)
音楽:信澤宣明
音響監督:山本浩司
音響制作:ダックスプロダクション
アニメーション制作:シンエイ動画 × SynergySP

公式サイト:TVアニメ「休日のわるものさん」
公式X:@warumono_anime

©森川侑/SQUARE ENIX・今日は休日委員会

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