MBSドラマシャワー「ジャックフロスト」鈴木康介 インタビュー
特集インタビュー
2023年03月06日 18時00分
「高良くんと天城くん」「永遠の昨日」「飴色パラドックス」など多種多様なBLドラマを提供してきたMBSのドラマシャワー枠×KADOKAWAが手掛けるBL ドラマレーベル・トゥンクのコラボ・第6弾は、ついに初のオリジナル作品!新進気鋭の映画監督・安川有果と高橋名月が手掛ける“記憶喪失”BLが誕生!今をときめく若手俳優・本田響矢と鈴木康介の2人がW主演で挑む。
イングランドのおとぎ話に出て来る霜の妖精・ジャックフロスト。悪戯好きで寒さを運ぶと言われている。冬の東京を舞台に記憶を巡って心を揺らす律と郁哉の恋。煌めくほど切なく 震えるほどもどかしい 両片想いの物語を才能溢れる2人の監督がオリジナルで描き出す。
今回本作で、周りからはしっかりものと認識されているが実は少し抜けている、健気な性格の文具メーカーの営業マン池上郁哉を演じた【鈴木康介】を直撃!端麗な容姿と確かな演技力で注目の集まる鈴木。多くのドラマで全く異なる性格のキャラクターを演じ分け、2022年には5本のドラマに出演。本作が連続ドラマ初主演となる。インタビューでは本田響矢、森愁斗との撮影中の思い出や好きなファッション、恋愛観、ファンとのかかわりで大切にしていることのほか、Anonymouzのオープニング主題歌「夜行性」にちなんで、眠れない夜の気持ちの切り替え方についても教えてくれた!
Q.第1話、第2話の放送を終えて、視聴者からの反響をどのように受け止めていますか?
鈴木康介(以下、鈴木):ドラマシャワーのファンの方はもちろん、僕のファンの方や、世界中の方からいろいろな言語の感想が届いて、すごく反響がありました。「律のことをチラッと見る」など、監督と一緒に細かく作っていったシーンがあるのですが、そうした細かい演出に気づいてくださる方がたくさんいて。「すごいな、ちゃんと観てくれているんだ」と思いました。
Q.ドラマシャワー初のオリジナル作品で主演ということで、キスシーンやハグのシーンなど恋愛シーンもたっぷりありますが、プレッシャーはありましたか?
鈴木:簡単なシーンではないし、練習をたくさんしてできるものでもないんですよね。なので事前の準備をするというよりは、その場の空気を大切にして、ナチュラルでリアルなものになったと思います。
Q.劇中では回想シーンと現在のシーン、2つのシーンが描かれます。記憶を失う前の律と失った後の律で、本田響矢さんが1人2役のような感じでしたが、そんな本田さんを相手に演じてみていかがでしたか?
鈴木:難しそうだと思いました。スケジュールや場所の関係で順撮りではなく、回想シーンの前に現在のシーンを撮ることもありました。「今のシーンは記憶を失いつつあるけど、でもちょっと郁哉のことをいいなと思っていてください」と監督から言われているのを横目で聞いて、すごく難しいだろうなと思いました。
Q.演じていてキュンキュンしたシーンはありますか?
鈴木:カットがかからない時は、お芝居をアドリブでずっと続けていくのですが、そこに響矢くん演じる律の、想像もしていないような「チラッと見る」仕草が入るとドキッとしました。アドリブのシーンでけっこうドキッとしましたね。
Q.もし鈴木さんご自身が、律みたいな天才肌なタイプ、イラストレーターという才能があるけれど、仕事のこととなると夢中になってしまうタイプの人を好きになったらどう思いますか?
鈴木:難しいですよね。「今忙しいから会えない」と言われるとやはりつらいです。でも応援してあげないといけない。僕はそんなに器用ではないので難しいかも知れないです。2話でも「今ちょっと仕事がノリに乗っているからごはんを一緒に食べるの無理」と言われるのですが、そういうのも少し傷ついてしまいます。
Q.本作は「両片想い」という設定ですが、鈴木さんご自身が身近な人から片想いされたらすぐに気づくほうですか?
鈴木:どうなんだろう?「もしかして僕のこと好きなのかも…?」と思っていたら、その方は全然違う人が好きだったという経験があるので、見分けるのは苦手なほうだと思います(笑)。勘違いしやすいタイプかなと思います(笑)。
Q.律の弟・柊路役の森愁斗さんとは共演されていかがでしたか?
鈴木:楽屋では響矢くんと僕の2人きりで、2人のクラスという感じだったのですが、そこに毎回愁斗くんが転校生みたいな感じで入ってきました(笑)。新しい風が吹くみたいな。愁斗くんは若くてストイックでなおかつ歌もダンスもうまいので、いいなと思いました。「国民的弟」みたいな感じで可愛かったです。
Q.森愁斗さんが兄弟でやっているYouTubeチャンネル「もーりー【アホと弟】」は観ていますか?
鈴木:僕の母が「もーりーしゅーと」のTikTokを観ていて。母が一番「会いたい」と言っていました(笑)。それを愁斗くんに伝えたら「ありがとうございますとお伝えください」と言っていました。親孝行できたかなと思います(笑)。
Q.記憶喪失を扱った作品ですが、鈴木さんご自身は、記憶力がいいほうですか?
鈴木:すごくいいほうだと思います。今回1話から6話、現場に入る前に台詞を全部覚えていました。苦にならないというか、イメージしたら覚えられるので、台詞を覚えるのは人より早いかも知れないです。
Q.律はカラフルなニット、郁哉はジャケットや襟付きシャツという衣装でしたが、鈴木さんご自身は普段どんなファッションがお好きですか?
鈴木:一つのアイテムで完成するのが好きで。普通のニットだけどヒラヒラがついていたりとか。ワンポイントクセがあるアイテムが好きですね。
Q.今日(取材日)の衣装はどういったイメージで選んだのですか?
鈴木:郁哉をイメージしました。落ち着いた雰囲気を出したいというのと、あとは決めすぎず、でもゆるすぎず。自然体な様子を服で出せたらいいなと思いました(笑)。
本田響矢×鈴木康介W主演「ジャックフロスト」30秒予告(OP主題歌:Anonymouz「夜行性」)
Q.Anonymouzさんのオープニング主題歌「夜行性」を聴いていかがでしたか?
鈴木:「こんな曲かな」と頭で想像していたものが、そのまま主題歌になった感じです。ピッタリはまりました。「これしかない」という曲が主題歌になったので、僕自身運命を感じました。
Q.予告映像で毎回流れる「今日もきっと眠れない 深夜2時過ぎ だんだんと冴えていく夜行性」という歌詞のフレーズが印象的です。鈴木さんご自身が、深夜2時3時になっても眠れない時に、眠りにつくためにやっていることはありますか?
鈴木:眠れなかったら寝ないかも知れないです。寝れなくても焦りはないです。寝ずにドラマの撮影に行って褒められることもあります。集中力が増しているので「冴えているね」みたいな。逆にたくさん寝た時のほうが「え?眠いの?」と言われることが多くて。寝れないからダメとか、寝れてないから今日は一日しんどいかも、というのは考えないようにしています。それを考えたら、つらくなってしまいますし。「寝れない自分を寝れないなりに楽しむ」みたいな。前向きに捉えています(笑)。
Q.鈴木さんご自身は朝型と夜型どちらだと思いますか?
鈴木:本作の撮影では夜中のシーンもあったし、朝一番のシーンもあったのですが、朝イチのほうが好きですね。走るシーンは全部朝イチなんですよ。朝7時に走って、目が覚めるのが気持ちよかったです。逆に夜中のシーンは深夜3時くらいまでやっていたのですが、ベッドに入るシーンで本当に寝てしまいそうになりました(笑)。
Q.撮影現場はどのような雰囲気でしたか?
鈴木:1月下旬に撮影したので、寒さとの戦いでした。カイロを貼りあって、スタッフさんを含めみんなで乗り越えました。暑いのは我慢できるけど、寒いのはなかなか我慢できないので、みんなで助け合いながら頑張りました。3話の山中湖のシーンは、気温がマイナスだったのでサムサムな感じをぜひ観てほしいです。
Q.料理のシーンはどれくらい練習しましたか?
鈴木:みんなに振る舞えるほどの料理を作ったことがなくて。フライパンの振り方などをめちゃくちゃ研究しました。YouTubeでチャーハンの作り方やエプロンの外し方を観たりとか。普段はエプロンをしないのでエプロンを買って、何回もつけたり外したりして「いつもやっているんだろうな」と思わせるようにしました。
Q.実際にそういう研究をして「誰かにこんな手料理作ってもらいたい」などは思いましたか?
鈴木:今回はずっと僕が料理を振る舞っていたのですが、響矢くんは料理が得意らしいので、ぜひお弁当を作ってきてほしいです(笑)。
Q.10代から20代の女の子に向けて、注目ポイントや作品の魅力を教えてください。
鈴木:20代は新しい恋も始まるだろうし、失恋もするだろうし、「ジャックフロスト」の中にもそういったことがたくさん詰め込まれています。郁哉の考えに共感する人もいれば、律の考えに共感する人もいて、共感できる部分がいろいろあると思います。BL作品が好きな方はもちろん、BLを観たことがない方も楽しめる作品になっています。ぜひたくさんの方に観ていただけると嬉しいです。
Q.3月9日(木)にトークライブも予定されていますが、ファンとのかかわりで大切にしていることを教えてください。
鈴木:「あの作品面白かったよ」と言われるのが一番嬉しいので、常に面白い作品を届けたいです。昔から応援してくださっている方もいますし、僕のことを秘密で推している方もいます。「学校で鈴木康介のことを広めているんだよ」と言う方もいて。その方たちが胸を張って「応援しているんだ、推しなんだ」と言える存在になれたらいいと思います。「鈴木康介好きなんだ、センスいいね」みたいな。引き続き応援していただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
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[プロフィール]
鈴木康介
1997年12月19日生まれ。愛知県出身。
ABEMA「白雪とオオカミくんには騙されない♥」(2019)で注目を集め、WOWOW「ソロモンの偽証」(2021)、TBS「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」(2022)、ABC「彼女、お借りします」(2022)にレギュラー出演。2023年には、ABC「アカイリンゴ」にレギュラー出演、MBS「ジャックフロスト」では連続ドラマ初主演を務め、舞台「ウィングレス(wingless)-翼を持たぬ天使-」の出演を控えるなど、俳優の幅を広げている。趣味はファッション、映画鑑賞、特技はサッカー、スケボー。
イラストレーターの奥沢律(おくさわりつ)と営業マンの池上郁哉(いけがみふみや)。古びた喫茶店で知り合いやがて恋に落ち幸せな同棲生活を送っていた。しかし自由気ままに生きる律とそれに振り回される郁哉の関係に次第にすれ違いが生じる。ある冬の日の喧嘩の後、家を出た律はアクシデントに巻き込まれ意識を失う。目覚めると律は郁哉の記憶だけを失っていた。
二人の関係性をゼロからやり直したいという思いから郁哉は律に付き合っていた事実を伏せて共同生活を再開。ところが律は記憶を取り戻す為、自分の馴染みの場所に連れて行って欲しいと言い出す。気が乗らない郁哉だったが、二人で交際の軌跡を辿る“旅”を始めることになる。初めて出会った喫茶店、いつも散歩していた川辺の道、付き合う前に二人で旅した場所……。甘い記憶とほろ苦い記憶、二人の時間が郁哉の脳裏を過る。一方律は記憶を失ったまま、次第に郁哉に惹かれて行く自分に気付き――。
Q.第1話、第2話の放送を終えて、視聴者からの反響を…
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作品概要
【ドラマシャワー「ジャックフロスト」(全6話)】
出演:本田響矢 鈴木康介
森愁斗 祷キララ 松本怜生
脚本:安川有果 高橋名月 船曳真珠
監督:安川有果 高橋名月
原案:窓霜
音楽:坂東邑真
オープニング主題歌:Anonymouz「夜行性」(SME Records)
エンディング主題歌:miwa「Love me」(Sony Music Records)
制作プロダクション:ヒューマックスシネマ
協力プロダクション:NeedyGreedy
製作:「ジャックフロスト」製作委員会・MBS
<放送情報>
MBS 毎週木曜 25:29~
テレビ神奈川 毎週木曜 25:00~
群馬テレビ 毎週火曜 24:30~
とちテレ 毎週水曜 25:00~
テレ玉 毎週木曜 23:00~
チバテレ 毎週木曜 23:00~ ほか放送中
<CS放送>
LaLa TV:4月30日(日)より毎週日曜 23:00~
https://www.lala.tv/news/it9sg8jg5lck03ze.html
<配信>
・TVer、MBS 動画イズム、GYAO!で見逃し配信 1週間あり(全6話)
・Hulu、Paravi で見放題配信あり
・世界190以上の国と地域での放送と配信が決定!
<「ニコニコチャンネルプラス」情報>
チャンネル名:BL ドラマレーベル「トゥンク」公式チャンネル
BL ドラマレーベル「トゥンク」とのコラボコンテンツを展開する動画配信サービスニコニコの新機能「ニコニコチャンネルプラス」。
レーベル名の「トゥンク」は胸の高鳴り・ドキドキした時の擬音をイメージしており、このレーベルを通して世界中の視聴者へ「トゥンク…」というときめきを届けられるように、という思いが込められている。
URL:https://nicochannel.jp/tunku-bl/
月額料金:550円(税込)
入会リンク:https://nicochannel.jp/tunku-bl/my/membership-plan
©「ジャックフロスト」製作委員会・MBS
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