映画『ALIVEHOON アライブフーン』吉川愛&青柳翔 Wインタビュー

特集インタビュー
2022年06月09日 19時00分

日本が生んだ、剛・速・美を競うドリフトレース。大地を揺さぶるエンジン音、猛烈な白煙、車輪をスライドさせながらコーナーを抜ける超絶ドライビングテクニックと全世界の度肝を抜いたアクロバティック&ダイナミックな競技──その魅力のすべてに迫る最高峰のドリフトエンターテイメント、映画『ALIVEHOON アライブフーン』が、2022年6月10日(金)に公開される。

本作は、e スポーツ日本一のレーサーが、リアルドリフトの頂点を目指すというオリジナルストーリー。主演に野村周平、共演に吉川愛、陣内孝則、青柳翔、福山翔大といった豪華俳優陣が出演し、映画『ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT』でもテクニカル・アドバイザーを務めた、ドリフトキング・土屋圭市が監修する。監督・下山天が企画構想に3年を費やし、世界トップレーサーたちの実走出演でCGゼロの大迫力のリアルドリフトを描ききる!

今回、本作のヒロインで、気は強いが何よりチームの絆を大切にするヒロイン・武藤夏実を演じた【吉川愛】と、現ドリフト日本王者の小林総一郎を演じた【青柳翔】を直撃!メカニックや「絶対王者」の役を演じるうえで工夫した部分や野村周平との共演秘話、撮影中に感じたドリフト走行の魅力のほか、SGS読者に向けた映画の見どころやアドバイスなど、ファン必見の対談インタビュー♪
Q.本作への出演が決まった時、どのようなお気持ちでしたか?

青柳翔(以下、青柳):下山天監督の作品をいくつか観ていたので、シンプルに「出てみたい」という気持ちでした。

吉川愛(以下、吉川):映画『ワイルド・スピード』が大好きでよく観ていたので、日本でドリフトの映画を作ると最初に聞いた時はどんな作品になるのかなと思いました。初めての役柄ということもあり、うまくできるかなと不安要素も多かったんです。でも、こんな経験できることはなかなかないだろうなと思ったら、楽しみになりました。

Q.主演の野村周平さんがかなり車に詳しくて、ドリフトシーンを軽々と披露していたそうですが、共演されていかがでしたか?

青柳:本当に楽しそうでした。「車や乗り物系が本当に好きなんだな」というのがとても伝わってきましたし、そこにかける情熱みたいなものが「この役と合っているんじゃないか」と思いました。

吉川: 野村さんは本当に目の前でドリフトをやられていて「普段からやっているんだな」と思いました。私のクランクインの日が、ちょうどチェイサーを運転するシーンを撮る予定で、隣に野村さんが乗っているということで「もし何かあったら野村さんに聞いてください」と言われました(笑)。わからないことを野村さんに聞いて、教えていただきました。Q.先日行われた一般試写会では、もともとお2人のファンという方から「吉川さんがいろんなジャンルの作品に出ているので、ドリフトや車の映画に興味を持ちました」「青柳さんの目の演技がピカイチでした。カーレーサーにしか見えない!」という声がありました。

吉川:え~。嬉しい!

青柳:ありがたいですね。目しか見えませんからね(笑)。ほとんどヘルメットをかぶっているので(笑)。

一同:(笑)。

Q.「絶対王者」というレーサーを演じるうえで、心がけた点はどういった部分ですか?

青柳:現場で運転を軽く教えていただき、あとは監督やスタッフさんが様々な技術や撮り方をこだわってやってくださったので「見える部分でどういうふうにやればいいか」ということを試行錯誤しながら撮影に臨んでいました。Q.吉川さんはメカニックの役でしたが、役作りで工夫した部分や難しかった部分はどこですか?

吉川:男性に囲まれて生きている子なので、なるべく女性らしさを出さないようにしました。口調だったり動きだったり、男の人に囲まれた「車好きの女の子」像を意識しました。

Q.監督から言われたことで、心に残っている言葉はありますか?

青柳:僕たちからしたら「車と車がぶつかる」、「何かにぶつかる」というのは危険だというイメージじゃないですか。でもドリフトの人たちは、そこを気にしていなくて。「すぐ直せる。チームがいるから」みたいな。「ドライバーだけではなく、チームで戦っているんだ」というかっこよさをすごく現場で感じました。それを監督に話したら、現場で突然セリフを追加してくれたのが記憶に残っています。

Q.どんなシーンでした?

青柳:野村君演じる紘一のレース前のシーンかな。野村君に「怖くないんですか?」みたいなことを聞かれて、それに対する受け答えが変わったかな。Q.吉川さんはいかがですか?

吉川:「自由にやっていいよ」と監督が言ってくださったので、自由にやらせていただきました。車のことが大好きで、映画に対してすごく熱い思いを持っている監督だなと感じました。

青柳:めちゃくちゃ撮影していましたもんね。カメラの台数とか。「車が走るシーンをけっこう撮っているな」と思いました。基本、ライブとかって映像より生のほうが絶対いいじゃないですか。ドリフトも、生で見るとすごいんですよ。音もすごいし。でもこの作品は監督がとてもこだわっただけあって「映像で観ても、生で見るのと別感覚で楽しめるかな」「生のドリフトと同格ぐらいの楽しみがあるかな」と思います。

吉川:エンジン音がすごくなかったですか?

青柳:いや、もうすごい。

吉川:全体的に体まで響いてくるというか。本当に乗っている気分になれるというか。すごいなと思いました。Q.撮影中に感じた、ドリフト走行の魅力について詳しく教えてください。

青柳:「並走する」というのは、相当技術が必要だと思います。そこも採点に含まれると言われているので「すごいな。魅力だな」と思います。それを映像で切り取るというのは、相当大変なことだと思います。それがこの作品の魅力の一つです。

吉川:私は(紘一のレースカー実走を務めた)中村直樹さんの横に乗せてもらった時に、煙がすごくて。

青柳:確かに、タイヤの擦れとかすごかった。

吉川:タイヤの擦れたにおいがすごくて。「こんなに煙がすごくて、よく周りが見えるな」と思って。煙が中まで入っていく中で「よく攻められるな」と思いました。

青柳:本当にそうですよね。夜も走っていましたもんね。「え?全然先が見えないけど」という。

吉川:すごすぎる。Q.紘一のレースへの思いと、それを支えるチームの方々の関係性がとても素敵でした。ご自身が仲間との絆を感じた瞬間や、チームで活動した思い出について教えてください。

青柳:劇団EXILEで活動していますが、絆みたいなものを感じたことはないですね(笑)。仲はいいですよ。

Q.チームと言うよりは「自分の目標に向かって一直線」という感じでしょうか?

青柳:言い方いいですね。そうしましょう(笑)。個人活動で得たものをチームに還元するといった感じです。

一同:(笑)。

吉川:私も実はそんなになくて。チームと言うのはなかなかないですが、マネージャーさんや事務所の方々とのチームワークは大事だな、と常日頃思っています。マネージャーさんがいるからこそ、いろんな仕事ができるし。本当にありがたいなと思います。

青柳:僕もそう思います。Q.SGSは10代から20代の女の子が読者層で「ドリフトに詳しくないけれど、豪華なキャストの方々のファンだからぜひ観たい」と言う方もたくさんいます。そうした読者に向けて、本作の魅力や観て欲しいポイントについて教えてください。

青柳:やはり「CGを使っていない」というのが単純に見どころの一つかな、と思います。生で見るのもすごいですが、生で見たときの迫力が映像として切り取られているので、そこを楽しんでいただけたらと思います。

吉川:私自身もそんなにドリフトの世界に詳しいわけではないですが、観ていて「車ってかっこいい」と思わせてくれる映画だと思います。車に関係なく、ストーリーもすごく面白いし、普段メカニックの方がしている動きを細かく見ることができます。「ドリフトをする前ってこういう作業をしているんだ」とか「ドリフトした後ってこういうメンテナンスをしているんだ」とか、そういうことを学べます。「すごいな、ドリフト。かっこいいな」と思える映画なので、ぜひ観てほしいです。

Q.もし10代に戻れたらやりたいことはありますか?10代のうちにやっておいたほうがいいことについて、読者に向けてアドバイスをお願いします。

青柳:べ・・・。やめとこ。

吉川:「勉強」って言おうとしました?

青柳:やめとこ。・・・英語。

一同:(笑)。

吉川:結局勉強なんですね。英語、確かに。必要ですよね。意外と。

青柳:意外と必要。やっておけばよかった。

吉川:それこそ本当にいろんな習い事をしたほうがいいですよね。

青柳:本当、そうなんだよね。

吉川:私はまだ22歳ですが、22歳になっても思うのですが、いろんな習い事をしていたほうがいろんな幅が広がる気がして。特技を見つけてほしいです。

青柳:確かに。その通りだと思います。

ありがとうございました。

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[プロフィール]

吉川愛
1999年生まれ、東京都出身。
映画では、『虹色デイズ』(18)、『十二人の死にたい子どもたち』(19)、『転がるビー玉』(20)、『のぼる小寺さん』(20)、『ハニーレモンソーダ』(21)などに出演。第45回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。TVドラマ出演作に、「初めて恋をした日に読む話」(19)、NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)」(19)、「恋はつづくよどこまでも」(20)、NHK連続テレビ小説「おちょやん」(20~21)、「カラフラブル ~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(21)、「古見さんは、コミュ症です。」(21)、「ヒル」(22)などがある。

青柳翔
1985年生まれ、北海道出身。2009年、舞台「あたっくNo.1」で俳優デビュー。
その後、劇団EXILEのメンバーとして活動する。映画では、『ふたたび swing me again』(10)、『今日、恋をはじめます』(12)、『渾身KON-SHIN』(13)、『サンゴレンジャー』(13)、『HiGH&LOW THE MOVIE』(16)、『たたら侍』(17)、『MR.LONG/ミスター・ロン』(17)、『jam』(18)、『ボクと君』(20)、『孤狼の血 LEVEL2』(21)などに出演。主なTVドラマ出演作に、「ろくでなしBLUES」(11) 、「生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔」(21)などがある。
また、WOWOW「アクターズ・ショート・フィルム2」では初監督を務めている。「チームに会えてよかった。もう一人じゃない」今、ゲームとリアルを超えて、最強の絆が生まれる e スポーツ日本一VS リアル王者の行方は?

解散の危機に瀕するドリフトチームがスカウトしたのは、内向的な性格から人付き合いが苦手だが、ゲームにだけは驚異的な才能を放つゲーマー・大羽紘一。実車でもその力を発揮する紘一だったが、彼の前に生死をかけてレースに挑む者たちが立ちはだかる。今、紘一の覚醒したテクニック・情熱・勇気、そしてチームワークは、バーチャルとリアルの壁をブチ破り、新たな極致へー
予告
Q.本作への出演が決まった時、どのようなお気持ちで…
Q.先日行われた一般試写会では、もともとお2人のフ…
Q.吉川さんはメカニックの役でしたが、役作りで工夫…
Q.吉川さんはいかがですか?吉川:「自由にやってい…
Q.撮影中に感じた、ドリフト走行の魅力について詳し…
Q.紘一のレースへの思いと、それを支えるチームの方…
Q.SGSは10代から20代の女の子が読者層で「ドリフト…
「チームに会えてよかった。もう一人じゃない」今、…
映画概要
【ALIVEHOON アライブフーン】
6月10日(金)より全国公開
出演:野村周平 吉川 愛 青柳 翔 福山翔大 / 本田博太郎
モロ師岡 土屋アンナ きづき / 土屋圭市(友情出演) / 陣内孝則
監督・編集:下山天
エグゼクティブプロデューサー・企画原案:影山龍司
監修:土屋圭市
プロデューサー:瀬木直貴・沢井正樹
脚本:作道雄・高明
音楽:吉川清之
主題歌:「Hunter or Prey」(NOISEMAKER)
製作:「アライブフーン」製作委員会(無限フィルムズ・福島民報社・ソウルボート)
製作協力:電通
後援:福島県・福島市・日本自動車連盟
配給:イオンエンターテイメント

公式サイト:映画『ALIVEHOON アライブフーン』
公式Twitter:@alivehoon_movie

©2022「アライブフーン」製作委員会

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